日曜日。バイトもなくやることもなく、とにかく暇な昼下がりのこと。
殺「主様、お茶を用意して頂けませんか?」
主「はいはい」
座布団を5枚重ね、その上に凜とした態度で座る殺生石。その横では他の子達が騒いでいる。
殺生石の様子をお茶の用意をしながら見てみる……周りの喧噪に彼女は耳を傾けない。ただ何もせずに座っているだけ……何が楽しいんだろ?
蛋「殺生石ー、これから黒曜石ちゃんの家行ってくるけど、一緒に行かない?」
殺「遠慮します」
そんな誘いを一蹴。普段はもっとやんわりと断るはずなんだけどなぁ。
蛋「そっか、残念……」
電「殺生石……」
蛋白石は単純に残念そうな顔を浮かべているが、電気石は何かを悟ったような目をしている。
その目線に対し、殺生石は睨みを返す。
殺「なんですか?」
電「……らぶらぶ?」
殺「妾に横文字は使わないで下さい」
電「ん、分かった……殺生石、がんば」
殺「何の事ですか? それより早く行かねば、蛋白石に置いて行かれますよ」
電気石が振り返ると、蛋白石はすでに玄関で電気石を待っている。
電「……いってきます」
蛋「早くーっ。あ、ご主人様ー、お土産の野菜いっぱい貰ってきますねー。あと/ ,' 3 `ヽーっも」
主「だからご主人様はやめてってばー……まぁいいや、なるべく早く帰ってくるんだよー」
蛋「はーいっ。じゃあ、いってきまーす」
玄関の扉が閉まる音。どうやら蛋白石達は足早に出かけてしまったようだ。
これで殺生石と二人きり……先日の夜を思い出し、身が縮まる思いだ。
だが、今回はいきなりすり寄ってくるような事はない。先ほどと変わらぬ様子で座布団に座っている。関係ないけど、座布団重ねるのって座りにくくないかな。
殺「主様、お茶はまだですか?」
主「あ、うん、ちょっと待ってて。今持っていくから」
お盆には殺生石の大好きないなり寿司を少しと二人分のお茶……彼女は暑かろうが熱い緑茶派なので、一つは湯飲みから嫌になるほどの熱気と湯気を放っている。僕のはただの麦茶だ。
主「はい、お待たせ。熱いから気をつけてね」
殺「平気です……はぁ、やっぱりだんな様の淹れるお茶は格別ですね」
お、二人っきりモードに入った。
先ほどまでの凜とした態度から、一気にほんわかな雰囲気に変わる。これも一種のツンデレってやつなのかなぁ……。
殺「お茶請けにはやっぱりいなり寿司ですね」
主「まぁ、緑茶には合うかもね」
僕もいなり寿司を食べる。一口サイズに作ったもので、自分としてはかなりの自信作だ。
でも殺生石にはそれでも少し大きめだ。1個を5口ぐらいでゆっくり噛みながら食べていく。少しずつ食べていくその様子は、なんだか好きな食べ物を少しずつ食べる子供みたいだ。
殺「だんな様」
主「ん……何?」
殺「わたくし、こうして現世に復活してから……今まで生きてきた中で一番幸せです」
……いきなり照れくさい事を言ってくるなぁ。顔赤くなってないかな、僕。
殺「もう自分の齢を数えるのもやめましたが、だんな様と出会う事が出来て、本当に嬉しいです」
主「そ、そう……ありがと」
殺「ふふふ。照れてるときの可愛らしいお顔、いつまでも見ていたいです……あら、だんな様。口元にお弁当」
くすくす笑う殺生石。この子は絶対羞恥プレイ大好きだ、間違いない。
そんなことはどうでもいい。僕は口元に付いたご飯粒を取ろうと手を伸ばす。
しかし、その前に殺生石が僕の蕎に寄ってきて……。
殺「んっ……」
……ご飯粒を舐め取ってくれた。
主「……殺生石、その……」
殺「わたくしの接吻が欲しいのですか?」
主「ちちち違うよっ! た、た、ただ……こういう事は恥ずかしいからあまりやらないでって」
殺「ふふっ、そのお願いはお受け致しかねます」
そんな意地悪な笑顔と共に、今度は僕の膝の上で座り始める。
殺「いつもは電気石にやってあげているのですから、こんな時ぐらいはわたくしもだんな様と接していたいのですよ」
主「んぅ……ま、まぁいいけど」
殺「ありがとうございます」
今度は嬉しそうに笑う殺生石。
なんだかその可愛らしい笑顔に釣られてしまい、彼女の頭を優しく撫でてみる。
殺「……だんな様」
僕の体に寄りかかる殺生石。とても幸せそうな顔だ。
……もう少し、この顔を見ていたい。
結局それから数十分、僕達は何もせず……いや、僕はずっと頭を撫でながら座っていた。
殺「主様、お茶を用意して頂けませんか?」
主「はいはい」
座布団を5枚重ね、その上に凜とした態度で座る殺生石。その横では他の子達が騒いでいる。
殺生石の様子をお茶の用意をしながら見てみる……周りの喧噪に彼女は耳を傾けない。ただ何もせずに座っているだけ……何が楽しいんだろ?
蛋「殺生石ー、これから黒曜石ちゃんの家行ってくるけど、一緒に行かない?」
殺「遠慮します」
そんな誘いを一蹴。普段はもっとやんわりと断るはずなんだけどなぁ。
蛋「そっか、残念……」
電「殺生石……」
蛋白石は単純に残念そうな顔を浮かべているが、電気石は何かを悟ったような目をしている。
その目線に対し、殺生石は睨みを返す。
殺「なんですか?」
電「……らぶらぶ?」
殺「妾に横文字は使わないで下さい」
電「ん、分かった……殺生石、がんば」
殺「何の事ですか? それより早く行かねば、蛋白石に置いて行かれますよ」
電気石が振り返ると、蛋白石はすでに玄関で電気石を待っている。
電「……いってきます」
蛋「早くーっ。あ、ご主人様ー、お土産の野菜いっぱい貰ってきますねー。あと/ ,' 3 `ヽーっも」
主「だからご主人様はやめてってばー……まぁいいや、なるべく早く帰ってくるんだよー」
蛋「はーいっ。じゃあ、いってきまーす」
玄関の扉が閉まる音。どうやら蛋白石達は足早に出かけてしまったようだ。
これで殺生石と二人きり……先日の夜を思い出し、身が縮まる思いだ。
だが、今回はいきなりすり寄ってくるような事はない。先ほどと変わらぬ様子で座布団に座っている。関係ないけど、座布団重ねるのって座りにくくないかな。
殺「主様、お茶はまだですか?」
主「あ、うん、ちょっと待ってて。今持っていくから」
お盆には殺生石の大好きないなり寿司を少しと二人分のお茶……彼女は暑かろうが熱い緑茶派なので、一つは湯飲みから嫌になるほどの熱気と湯気を放っている。僕のはただの麦茶だ。
主「はい、お待たせ。熱いから気をつけてね」
殺「平気です……はぁ、やっぱりだんな様の淹れるお茶は格別ですね」
お、二人っきりモードに入った。
先ほどまでの凜とした態度から、一気にほんわかな雰囲気に変わる。これも一種のツンデレってやつなのかなぁ……。
殺「お茶請けにはやっぱりいなり寿司ですね」
主「まぁ、緑茶には合うかもね」
僕もいなり寿司を食べる。一口サイズに作ったもので、自分としてはかなりの自信作だ。
でも殺生石にはそれでも少し大きめだ。1個を5口ぐらいでゆっくり噛みながら食べていく。少しずつ食べていくその様子は、なんだか好きな食べ物を少しずつ食べる子供みたいだ。
殺「だんな様」
主「ん……何?」
殺「わたくし、こうして現世に復活してから……今まで生きてきた中で一番幸せです」
……いきなり照れくさい事を言ってくるなぁ。顔赤くなってないかな、僕。
殺「もう自分の齢を数えるのもやめましたが、だんな様と出会う事が出来て、本当に嬉しいです」
主「そ、そう……ありがと」
殺「ふふふ。照れてるときの可愛らしいお顔、いつまでも見ていたいです……あら、だんな様。口元にお弁当」
くすくす笑う殺生石。この子は絶対羞恥プレイ大好きだ、間違いない。
そんなことはどうでもいい。僕は口元に付いたご飯粒を取ろうと手を伸ばす。
しかし、その前に殺生石が僕の蕎に寄ってきて……。
殺「んっ……」
……ご飯粒を舐め取ってくれた。
主「……殺生石、その……」
殺「わたくしの接吻が欲しいのですか?」
主「ちちち違うよっ! た、た、ただ……こういう事は恥ずかしいからあまりやらないでって」
殺「ふふっ、そのお願いはお受け致しかねます」
そんな意地悪な笑顔と共に、今度は僕の膝の上で座り始める。
殺「いつもは電気石にやってあげているのですから、こんな時ぐらいはわたくしもだんな様と接していたいのですよ」
主「んぅ……ま、まぁいいけど」
殺「ありがとうございます」
今度は嬉しそうに笑う殺生石。
なんだかその可愛らしい笑顔に釣られてしまい、彼女の頭を優しく撫でてみる。
殺「……だんな様」
僕の体に寄りかかる殺生石。とても幸せそうな顔だ。
……もう少し、この顔を見ていたい。
結局それから数十分、僕達は何もせず……いや、僕はずっと頭を撫でながら座っていた。