部屋をダイエットする
掃除はダイエットに似てます。太る理由を考えてみて下さい。これはすぐにわかると思います。
食べ過ぎると太る。
運動不足だと太る。
この二つに大別されると思います。部屋が汚くなるのも同じ理由なのです。
食べ過ぎに該当するのはモノの買いすぎということ。
運動不足に該当するのはモノを維持しすぎだということです。
なので大事なのは
取り込む、維持、捨てるのさん点です。この3つに絞って考えるとスッキリします。
取り込む
物を買う、貰うなど、部屋の中に何かが入ってくるというイメージで捉えます。
極論を言えば、何も買わなければ維持できるのですが、そうもいかないので。
- 捨てるのにコストのかかるものはなるべく買わない。熟考して買う。
金銭的コスト:PC(処分代がかかる)
物理的コスト:大きな物や家具(処分しに行くのが大変)
心理的コスト:エロ関連(捨てにくい)
高い物(せっかく買ったのに・・・)
維持する
部屋を大掃除しても一週間ですぐ戻る。なんてことは良くあります。部屋を綺麗な状態のまま保つというのは、終わりのない作業なのでとても難しいです。なので、少ない作業で効率よく維持することを考えましょう。
よく言われる話ですが、ホコリ取りやぞうきん掛けは上から下に降りるようにやりましょう。先に床を綺麗にしてから棚の上を綺麗にしても、棚からホコリが落ちて床がまた汚くなります。下から上は効率が悪いということです。
掃除が、ゴミを取り除く作業(掃除機掛けやぞうきん掛け)だとすれば、片付けはモノの再配置といったところでしょうか。パッと見て、どんな部屋を汚いと感じるのでしょうか? 個人差はありますが、一番大事なのは歩ける場所や座る場所があるかどうかというあたりだと思います。ついつい床にモノを置きがちですが、出来る限り棚の上や机の上に置きましょう。2、3分の作業でそれなりに見栄えが良くなります。
まず、床にモノを置かない。床にあるモノを収納スペースに仕舞う。それが困難な場合はモノが多すぎるということです。捨てることを検討しましょう。
一時置き場をつくっておきましょう。カゴや箱や棚など、なんでもいいです。その場所は何を置いても良い場所と決めます。
大事なのは、その一時置き場以外にはモノを置かないということです。一時置き場がモノで溢れかえってこれ以上置けないなんてことになってしまう場合はまず一時置き場から元の置き場にもどしたり捨てたりしましょう。
捨てる
これが一番の難関、モノを捨てるというただそれだけなのに何故か出来ない。
一度捨てると習慣化するというのはあります。新古書店(ブックオフ)に売りに行くのに抵抗があるという人は一度やってしまうと、以外と慣れてしまいます。
想い出の品を捨てるのに抵抗があっても、一度捨てると他も捨てられます。
現状やこの先に自信が無いと捨てられないというのがあります。心理的な不安としてはこれが一番大きいのかもしれません。「想い出の品は捨てられない」というのは逆に言えば将来それを越える想い出が出ないんじゃないかということを恐れているのかもしれません。
あまり大事にしすぎるといつの間にか想い出がモノによって規定されてしまう危険があります。想い出はいっぱいあるはずなのに取ってあるモノに関連した想い出しか、自分の思い出に含めない。無意識のうちに
脳がそういう処理をしてしまうかもしれません。
未来への不安や自信の無さからモノが捨てられないパターンでは、逆説的ですが捨ててしまえば自信がつくと考えましょう。捨てた自分を褒めることが次に繋がります。
以下細かい話は箇条書き
定番の格言
実際に無くしたことを想像してください。そしてそれを買い直すことを考えてみてください。「まあ、買い直さないだろうなぁ」と思ったら捨ててしまいましょう。
- 自分の市町村のゴミ出しの種別と曜日は常に見える位置にメモしておく。
捨てる曜日をハッキリしておく。
もし引っ越しをするならば何を持っていくか、という視点で物を捨ててみる
コレは無条件で捨てない、などの思考停止を起こさない。必ず一つ一つチェックする。まとめてスルーはしない。
サイズをシュリンクしようとして裸ディスクにしない。結局本当に要らなくなった時に売りに行くことが出来なくなるから。
最終更新:2010年07月07日 16:37