論者と美琴が交差するとき
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論者と美琴が交差するとき
常識から外れた行為を行うこと。
自分では思いつかない事象。
非効率的な策略を行ってきたこと。
まさに愚の骨頂であるそれらに対し、彼らは決まってこう言う―
「ありえない」と。
◇ ◇ ◇
「はわわわ…!」
あ、ありのまま今起こったことを話します。
『わたしは森の奥から鋭い光が飛んできたと
思ったらケンシロウさんがそれを二本の指で受け止めていた』
思ったらケンシロウさんがそれを二本の指で受け止めていた』
な… 何を言ってるのか わからないと思いますが
わたしも何がおきたのかわかりませんでした…
頭がどうにかなりそうでした…
人間業だとか超反応だとか
そんなチャチなものでは 断じてありません
もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました…
わたしも何がおきたのかわかりませんでした…
頭がどうにかなりそうでした…
人間業だとか超反応だとか
そんなチャチなものでは 断じてありません
もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました…
「森の奥にハイエナがいるようだな…北斗神拳奥義二指真空把の前には無駄なことだ」
と、ケンシロウさんはその矢を投げ返しました。
その矢は真っ直ぐに飛んでいって、何処かの木に刺さったようです。
その矢は真っ直ぐに飛んでいって、何処かの木に刺さったようです。
「どどどうしよう…」
「なの。ここで待っていろ」
「えええっ!危ないですよ!?」
「心配はいらん」
「なの。ここで待っていろ」
「えええっ!危ないですよ!?」
「心配はいらん」
私の警告を聞かずにケンシロウさんは行ってしまいました。
物凄く怒ってるように見えたのは気のせいでしょうかね…。
それにしても…何であんな荒業が出来たんだろう…。
物凄く怒ってるように見えたのは気のせいでしょうかね…。
それにしても…何であんな荒業が出来たんだろう…。
「ううん、とりあえずケンシロウさんが戻ってくるまではここにいようかな」
彼が戻ってくるまで座っていようと思っていたところ、誰かが走ってくるのが見えた。
それもかなりの早さだ。全力疾走と見て間違いない。
それもかなりの早さだ。全力疾走と見て間違いない。
「女の子…?」
知らない制服だが、中学生ぐらいの女の子。
何故走ってるのか疑問に思い、声をかけようと思った。
何故走ってるのか疑問に思い、声をかけようと思った。
「そこの人!危ないから逃げて!」
「えっ、ええ!?」
「話は後!」
「えっ、ええ!?」
「話は後!」
よく分からないままに、半ば強引に連れて行かれてしまいました。
その時はまだ、たいへんな忘れ物をしたことに気が付かなかったのでした。
その時はまだ、たいへんな忘れ物をしたことに気が付かなかったのでした。
◆ ◇ ◇
「隠れてないでさっさと出て来い。
そんな殺気立った状態では気配が漏れているぞ」
「なかなか実力はあるようですなwww」
そんな殺気立った状態では気配が漏れているぞ」
「なかなか実力はあるようですなwww」
矢を放ったのはおそらくこの男。
殺し合いに乗っているのはほぼ明らか。
更に俺ではなくなのを狙ったことから、質が悪い。
殺し合いに乗っているのはほぼ明らか。
更に俺ではなくなのを狙ったことから、質が悪い。
「北斗神拳の前には矢など止まった棒にすぎん。貴様、何者だ」
「矢を止めるなんてありえませんなwww
名乗るほどのものではないですが我は論者ですぞwwwwwwwんんww」
「矢を止めるなんてありえませんなwww
名乗るほどのものではないですが我は論者ですぞwwwwwwwんんww」
不愉快な論者の笑いが耳に残る。
その男はポケットから包丁を取り出してまた笑い出した。
その男はポケットから包丁を取り出してまた笑い出した。
「どういうつもりだ?」
「我は優勝してヤーティが最強であることを証明するんですぞwwwwwwww」
「ならばその野望を断つまでだ」
「我は優勝してヤーティが最強であることを証明するんですぞwwwwwwww」
「ならばその野望を断つまでだ」
一子相伝、北斗神拳の構えを取る。
ここに、戦いの火蓋は切られた。
ここに、戦いの火蓋は切られた。
「我のターンですぞwwwww」
論者が包丁片手に斬りかかる。
攻撃極振りな為、一閃に狂いはない。
攻撃極振りな為、一閃に狂いはない。
「あたぁっ!」
ケンシロウはそれをかわすまでも無く、右拳を顔面に叩き込む。
軽くいなされ、論者は大樹に激突する。
衝撃で樹に亀裂が走る。
軽くいなされ、論者は大樹に激突する。
衝撃で樹に亀裂が走る。
「んんwwww」
「どうした、それまでか」
「どうした、それまでか」
よろめく論者に、ケンシロウは余裕の表情を見せる。
「カウンターはありえないwww異教徒の極みですぞww」
対する論者も、血唾を吐き出しながら悪態をつく。
その決定的な実力差に論者はうろたえるが諦めを知らない。
二撃目の攻撃に合わせて、ケンシロウもまた腕を伸ばす。
その決定的な実力差に論者はうろたえるが諦めを知らない。
二撃目の攻撃に合わせて、ケンシロウもまた腕を伸ばす。
「五指烈弾!」
「!?」
「!?」
論者の動きが止まる。
ケンシロウは突き立てた指をゆっくりと引き戻す。
論者の両手、全ての指の秘孔を正確に突いていた。
次第に、論者の指が形を歪めてゆく。
ケンシロウは突き立てた指をゆっくりと引き戻す。
論者の両手、全ての指の秘孔を正確に突いていた。
次第に、論者の指が形を歪めてゆく。
「んんっ!?」
全ての指が爆散し、論者は血の雨を浴びる。
両手を何度見ても、本来あるべきものはない。
両手を何度見ても、本来あるべきものはない。
「あ、ありえない…………」
「そうなっては人を殺すことも無いだろう。自らの行いを反省しているがいい」
「そうなっては人を殺すことも無いだろう。自らの行いを反省しているがいい」
ゲームをプレイする上でとても大切な指。
それら全てを失ってしまった論者は、いつもの笑いをすっかり消失し、ただ痛みに悶え苦しむしかなかった。
今まで積み重ねてきた全てが失われたような気がした。
それら全てを失ってしまった論者は、いつもの笑いをすっかり消失し、ただ痛みに悶え苦しむしかなかった。
今まで積み重ねてきた全てが失われたような気がした。
そんな姿にした人物は既にいなかった…。
◇ ◆ ◇
近くにいた東雲なのを連れて、御坂美琴はビルの中へと駆け込んだ。
なかなかしぶとい青鬼から逃げたり隠れたりを繰り返してきたのだ。
しかし彼女の体力的に限界があったので、建物の中に逃げ込もうと思ったのだ。
なかなかしぶとい青鬼から逃げたり隠れたりを繰り返してきたのだ。
しかし彼女の体力的に限界があったので、建物の中に逃げ込もうと思ったのだ。
「あたしは御坂美琴。さっきはいきなりごめんね」
「え?いや大丈夫ですよ。わたしは東雲なのっていいます。ってあれ?」
「ん?どうかした?」
「え?いや大丈夫ですよ。わたしは東雲なのっていいます。ってあれ?」
「ん?どうかした?」
なんでもないですよーとなのは片手をブンブン振りながら誤魔化した。
実は先ほどのいざこざで片腕が取れてしまっていた。
手の位置には…豆鉄砲の発射口がむき出しになっていた。
実は先ほどのいざこざで片腕が取れてしまっていた。
手の位置には…豆鉄砲の発射口がむき出しになっていた。
「そんな怪物が…?」
「…信じられないわよね。あたしだって信じられないわよ…」
「…信じられないわよね。あたしだって信じられないわよ…」
化物に追われていたこと。人が殺されたこと。
美琴は唇を噛み締めながら伝えた。
あれは自分の力を見誤った。
あのとき冷静になれなかった自分が嫌で嫌で仕方なかったのだ。
星には謝って許してもらえるか…そんなことは分からない。
美琴は唇を噛み締めながら伝えた。
あれは自分の力を見誤った。
あのとき冷静になれなかった自分が嫌で嫌で仕方なかったのだ。
星には謝って許してもらえるか…そんなことは分からない。
「そういえば東雲さん、誰か待ち人がいるって言ってたっけ?」
「はい。ケンシロウさんっていうすごい頼もしい人で…。
襲撃してきた人のいる……森の中に行っちゃったんですけど」
「はい。ケンシロウさんっていうすごい頼もしい人で…。
襲撃してきた人のいる……森の中に行っちゃったんですけど」
殺し合いに乗るような危険な奴にも見境無く会いに行く…。
まるでアイツみたいな人だな、と思った。
おせっかい好きな奴ほど危なっかしいのだけれど。
まるでアイツみたいな人だな、と思った。
おせっかい好きな奴ほど危なっかしいのだけれど。
(アイツは今どこで何をしてるんだろう…って何考えてんのよあたし……)
そんなことはどうでもいい。
そのケンシロウという人が心配であるが、もしかしたらあの化物だってこの近くに居るかもしれない。
下手に出て行くのもあまり芳しくない。
ひとまずここは様子見という結論に至った。
そのケンシロウという人が心配であるが、もしかしたらあの化物だってこの近くに居るかもしれない。
下手に出て行くのもあまり芳しくない。
ひとまずここは様子見という結論に至った。
「あの化物が遠くに行くまでここにいたほうがよさそうね」
「ケンシロウさんが無事だといいんですけど…」
「ケンシロウさんが無事だといいんですけど…」
根拠の無い発言だが、どうにもならない今は彼の無事を祈るだけであった。
◇ ◇ ◆
「なの…?」
一方その頃、役割を終えたケンシロウの目に少女の姿は映らなかった。
代わりに、草むらの中に落ちていた"何か"を拾い上げた。
代わりに、草むらの中に落ちていた"何か"を拾い上げた。
「これは…まさか」
誰かの左腕。
断面が綺麗に切り取られているが、血液や骨などの部位はみられない。
断面が綺麗に切り取られているが、血液や骨などの部位はみられない。
「精巧な作り物…支給品の類か」
彼は知らない。
わずかな時間のうちに、ちょっとしたいざこざがあったことを。
そして東雲なのと言う少女が、ロボットであることを。
わずかな時間のうちに、ちょっとしたいざこざがあったことを。
そして東雲なのと言う少女が、ロボットであることを。
あまり文明の発達していない世紀末を生きてきた彼に、その謎を解くことは出来なかった。
【C-4ビル内/1日目・黎明】
【東雲なの@日常】
[状態]:左腕が無い
[装備]:なし
[道具]:支給品、デュエルディスク@遊戯王、長野原みおのBL漫画@日常
[思考・状況]0:死にたくない
1:化物が去るまで待機
2:ケンシロウさんが無事だといいんですけど…
3:これはもしかして…!
※アニメ最終話より参戦
※青鬼についての情報を得ました。
【東雲なの@日常】
[状態]:左腕が無い
[装備]:なし
[道具]:支給品、デュエルディスク@遊戯王、長野原みおのBL漫画@日常
[思考・状況]0:死にたくない
1:化物が去るまで待機
2:ケンシロウさんが無事だといいんですけど…
3:これはもしかして…!
※アニメ最終話より参戦
※青鬼についての情報を得ました。
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明0~2
[思考・状況]0:脱出を試みる
1:化物が去るまで待機
2:星…
3:なんでアイツのこと考えてるんだろう?
※一期最終話より参戦
※ケンシロウについての情報を得ました。
[状態]:疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:支給品、不明0~2
[思考・状況]0:脱出を試みる
1:化物が去るまで待機
2:星…
3:なんでアイツのこと考えてるんだろう?
※一期最終話より参戦
※ケンシロウについての情報を得ました。
【C-4森/1日目・黎明】
【ケンシロウ@北斗の拳】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品、ヨーヨー@星のカービィ、マキシムトマト×3@星のカービィ、東雲なのの左腕
[思考・状況]0:『救世主』として殺し合いを終わらせる
1:なのは何処へ…?
2:レイと合流したい
3:この腕は一体…?
※アニメ34話より参戦
※腕に疑問を持ちました
【ケンシロウ@北斗の拳】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品、ヨーヨー@星のカービィ、マキシムトマト×3@星のカービィ、東雲なのの左腕
[思考・状況]0:『救世主』として殺し合いを終わらせる
1:なのは何処へ…?
2:レイと合流したい
3:この腕は一体…?
※アニメ34話より参戦
※腕に疑問を持ちました
【論者@ポケットモンスター】
[状態]:HA極振り、両手が大破
[装備]:なし
[道具]:支給品、モンスターボール(ガブリアス)@ポケットモンスター、キラーボウ@ファイアーエムブレム
[思考・状況]0:優勝以外ありえないwww
1:ありえない……
2:森を出て異教徒を倒す
[状態]:HA極振り、両手が大破
[装備]:なし
[道具]:支給品、モンスターボール(ガブリアス)@ポケットモンスター、キラーボウ@ファイアーエムブレム
[思考・状況]0:優勝以外ありえないwww
1:ありえない……
2:森を出て異教徒を倒す
※C-4森エリアに包丁@現実が落ちています。
※青鬼が付近を散策している可能性があります。
※青鬼が付近を散策している可能性があります。
【キラーボウ@ファイアーエムブレム】
必殺の出やすい弓。
必殺の出やすい弓。
| No.031:ディフェンス | 時系列順 | No.033:守る者、守られる者 |
| No.019:善か悪か? | 東雲なの | No.063:Just truth in my heart |
| No.019:善か悪か? | ケンシロウ | No.059:SILENT SURVIVOR |
| No.011:自由への逃走 | 論者 | No.048:役割理論理 |
| No.006:図書館の謎 | 御坂美琴 | No.063:Just truth in my heart |