異端


【分類】
用語

【読み】
いたん、ヒアティ

【初出】
断章のグリムI 灰かぶり

【解説】
泡禍の起こす悪夢に耐え切れなくなり、発狂した潜有者、あるいは保持者の成れの果ての存在。
ここでいう泡禍はあくまで自身が抱える悪夢のことを指し、
他の人間が抱える泡禍の影響を受けた場合は異形となると思われる。
神狩屋断章による発狂はあくまで異形化であることや、潜有者が異形化した前例が今の所無いことが根拠)

異端化の傾向は人によって様々であり、
二年もの間誰にも気づかれず、人の姿を固持したまま完全に発狂していた斎藤愛や、
抱えた悪夢により不死の存在になり、盛大に人の道から逸脱していったた真喜多さやかと全く異なる。

狂気は神の悪夢を呼ぶ門のようなものであり、一度こうなってしまうと際限なく悪夢をまき散らしてしまう。
異形と同様に元に戻す方法が存在しないため、異端となってしまった人間は騎士の保護対象から一転、殺害対象となる。
同じの影響を受けながら違う道に落ちた者、というところから異端と呼ばれるようになった。

「ヒアティ」という単語は騎士団がまだイギリスにしかなかった頃に作られたスラングである。
異端を指す英語は本来heretic(ヘレティック)であり、当初はヘレティックと呼ばれていたが、
あまりにも身近で異端となる者が頻発したため、ある時誰かが皮肉を込めてhereticのhereの部分を
「ここ」という意味でhere(ヒア)と発音し、そしてhere-tic(ヒアティック)を短縮したのが始まり。
以降、「ここにいる異端」という意味でヒアティという造語が騎士団内の用語として浸透していく。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年08月04日 21:55