潜有者


【分類】
用語

【読み】
せんゆうしゃ、インキュベーター

【初出】
断章のグリムI 灰かぶり

【解説】
神の悪夢が意識に浮かび上がってしまった人間を指す呼称。
理屈としては浮かび上がった悪夢の泡が尽きれば助けることが出来、
実際によくばりな犬アリとキリギリスでは泡が浮かんだ潜有者達は生存している。

ただし、浮かび上がった悪夢により発狂し、異端となってしまった場合はこの限りではない。

泡禍は潜有者から物理的、あるいは精神的に近いところにいるから影響を及ぼし、
怪現象や異形化の中心となっていくため、保護の対象ではありながら要注意人物として警戒される。

神の悪夢を抱えている状態であるため、断章の効果に対しある程度の耐性を持つことになる。
これを利用し、灰かぶりの泡禍の際に鹿狩雅孝は潜有者の疑いのあった白野蒼衣に対し、
田上颯姫食害を使い記憶操作を受けても神狩屋を認識出来るかどうかを実験した。
蒼衣は何事もなく神狩屋を認識するが、同時に行っていた時槻風乃による『見立て』から、
潜有者ではなく保持者であると判断が下された。


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最終更新:2011年08月04日 21:48