◯バトルに挑みますか?
イズールとトレンシスは
イズール「………」
ヘンリー「来たようだな。」
イズール「お前たちはヴィスカの使いだな。用心棒か何かだろう。」
スミス「俺たちはジョニィの兄貴のとこから、このディスコにやってきた。
ジョニィの兄貴が、ここを通すなと言うもんでよ。」
ヘンリー「残念だが、お前たちはここで、死ぬ。」
イズール「お前たちがやろうとしていることはなんだ!
金眼と銀鉱が復活すれば、双方の現実だけでなく、全ての現実に危険が訪れる。
奴らは俺たちの現実など、都合のいい一時的な住処としか思っていない。
もし奴らが完全復活を果たせば、お前たちの目的や信念も踏み潰し、勝手な想造と破界を繰り返してまわるだけだ!」
ヘンリー「ああ。踏み潰す。
俺たちの理想は、全ての現実に、混沌と破滅をもたらすこと。
レットラジアはかつて、銀鉱の飛来により破滅を迎える間際に立たされた。」
スミス「お前たちの現実にある、空想世界も、我々の現実に存在している。
銀鉱が飛来する前、空想世界の存在が世に知らしめられ、インデール国周辺は文明の宝庫となった。
しかし銀鉱という異現の存在により、地は結晶化し、海は淀み、空想世界の脅威も現実へ溢れかえった。
俺たちの現実だけが、こんな仕打ちを受けるなんてあんまりだろう。」
ヘンリー「そしてヴィスカ様やジョニィの兄貴が結託し、双方の現実に眠る金眼と銀鉱を活性化、衝突させることで、他の現実に、同様の被害をもたらす。」
イズール「要するに、ただ同じ目に遭わせたいだけってか。
お前たちごときじゃ、金眼も銀鉱も手に負えたもんじゃない。全ての破滅をもたらすことで、自分達も犠牲になることに、ためらいはないのか!」
スミス「俺たちはただ、兄貴やヴィスカ様に従うだけだ。特にヴィスカ様に眠る力は、レットラジアでも最高峰のもの!」
ヘンリー「元暴力団の俺らでさえ、あの方にゃ敵わない。
全ての現実は、ウォルシュ様とヴィスカ様の力によって、滅びる!!」
イズール「…………こいつら、本気でイカれてやがる。」
狂気、憎しみ、興奮、それらに満ちた二人の顔は、もはや引き返せない愚か者とも呼べるものだった。
すると後ろでずっと聴いていた少年は前へ一歩踏み出した。
トレンシス「………どうして、そんなひどいことするの。
サンディエルは言ってた。みんなに迷惑をかけるのは悪いことだけど、自分の勝手な理由でひどいことをするのは、絶対に許しちゃいけないことなんだって。」
スミス「あ?
おい、子供は引っ込んでろよ。」
トレンシス「うっ………」
イズール「トレンシス……?」
トレンシス「どうしてみんな、他人にいじわるするの。どうしてみんな、悪いことばかりするの。」
イズール「トレンシス、お前……」
トレンシス「僕知ってるもん。いつもイズールさんやエイレス隊長が、悪い人を懲らしめるために、いい人を守るために………
僕を守るために……戦ってるって!」
イズール「……!」
トレンシス「僕嬉しかった。だけど、悪い人は全然いなくならない。
どうして、どうしてなの?」
ヘンリー「こいつ、何言ってんだ!
おい、はやくこいつら片付けるぞ!」
スミス「悪く思うなよ少年!!」
トレンシス「うわ!!」
イズール「ダメだトレンシス、退がれ!」
スミスの蹴りがトレンシスに放たれる。
しかしトレンシスの指輪は光り輝き、それを許そうとはしなかった。
目を開けると、どこか懐かしい背中が目に入った。
??????「お前と私、ようやく、共に戦う時が来た。」
トレンシス「!?」
スミス「あ!?なんだこいつ、幽霊!?」
イズール「…っ、こいつは!」
トレンシス「……もしかして、サンディエル!?」
サンディエル「私の名は、サンディエル。この世界に、変革と平和をもたらす、希望の象徴。
トレンシス、お前が私をここへ呼んだのだ。」
トレンシス「僕が、サンディエルを!?
……サンディエルなら、絶対負けないよね!!」
サンディエル「ああ、お前が望む限り、私は人々に希望を与え続けよう。
さあ、力を貸す。この戦いを勝利におさめようぞ!!」
イズール「………」
ヘンリー「来たようだな。」
イズール「お前たちはヴィスカの使いだな。用心棒か何かだろう。」
スミス「俺たちはジョニィの兄貴のとこから、このディスコにやってきた。
ジョニィの兄貴が、ここを通すなと言うもんでよ。」
ヘンリー「残念だが、お前たちはここで、死ぬ。」
イズール「お前たちがやろうとしていることはなんだ!
金眼と銀鉱が復活すれば、双方の現実だけでなく、全ての現実に危険が訪れる。
奴らは俺たちの現実など、都合のいい一時的な住処としか思っていない。
もし奴らが完全復活を果たせば、お前たちの目的や信念も踏み潰し、勝手な想造と破界を繰り返してまわるだけだ!」
ヘンリー「ああ。踏み潰す。
俺たちの理想は、全ての現実に、混沌と破滅をもたらすこと。
レットラジアはかつて、銀鉱の飛来により破滅を迎える間際に立たされた。」
スミス「お前たちの現実にある、空想世界も、我々の現実に存在している。
銀鉱が飛来する前、空想世界の存在が世に知らしめられ、インデール国周辺は文明の宝庫となった。
しかし銀鉱という異現の存在により、地は結晶化し、海は淀み、空想世界の脅威も現実へ溢れかえった。
俺たちの現実だけが、こんな仕打ちを受けるなんてあんまりだろう。」
ヘンリー「そしてヴィスカ様やジョニィの兄貴が結託し、双方の現実に眠る金眼と銀鉱を活性化、衝突させることで、他の現実に、同様の被害をもたらす。」
イズール「要するに、ただ同じ目に遭わせたいだけってか。
お前たちごときじゃ、金眼も銀鉱も手に負えたもんじゃない。全ての破滅をもたらすことで、自分達も犠牲になることに、ためらいはないのか!」
スミス「俺たちはただ、兄貴やヴィスカ様に従うだけだ。特にヴィスカ様に眠る力は、レットラジアでも最高峰のもの!」
ヘンリー「元暴力団の俺らでさえ、あの方にゃ敵わない。
全ての現実は、ウォルシュ様とヴィスカ様の力によって、滅びる!!」
イズール「…………こいつら、本気でイカれてやがる。」
狂気、憎しみ、興奮、それらに満ちた二人の顔は、もはや引き返せない愚か者とも呼べるものだった。
すると後ろでずっと聴いていた少年は前へ一歩踏み出した。
トレンシス「………どうして、そんなひどいことするの。
サンディエルは言ってた。みんなに迷惑をかけるのは悪いことだけど、自分の勝手な理由でひどいことをするのは、絶対に許しちゃいけないことなんだって。」
スミス「あ?
おい、子供は引っ込んでろよ。」
トレンシス「うっ………」
イズール「トレンシス……?」
トレンシス「どうしてみんな、他人にいじわるするの。どうしてみんな、悪いことばかりするの。」
イズール「トレンシス、お前……」
トレンシス「僕知ってるもん。いつもイズールさんやエイレス隊長が、悪い人を懲らしめるために、いい人を守るために………
僕を守るために……戦ってるって!」
イズール「……!」
トレンシス「僕嬉しかった。だけど、悪い人は全然いなくならない。
どうして、どうしてなの?」
ヘンリー「こいつ、何言ってんだ!
おい、はやくこいつら片付けるぞ!」
スミス「悪く思うなよ少年!!」
トレンシス「うわ!!」
イズール「ダメだトレンシス、退がれ!」
スミスの蹴りがトレンシスに放たれる。
しかしトレンシスの指輪は光り輝き、それを許そうとはしなかった。
目を開けると、どこか懐かしい背中が目に入った。
??????「お前と私、ようやく、共に戦う時が来た。」
トレンシス「!?」
スミス「あ!?なんだこいつ、幽霊!?」
イズール「…っ、こいつは!」
トレンシス「……もしかして、サンディエル!?」
サンディエル「私の名は、サンディエル。この世界に、変革と平和をもたらす、希望の象徴。
トレンシス、お前が私をここへ呼んだのだ。」
トレンシス「僕が、サンディエルを!?
……サンディエルなら、絶対負けないよね!!」
サンディエル「ああ、お前が望む限り、私は人々に希望を与え続けよう。
さあ、力を貸す。この戦いを勝利におさめようぞ!!」