二人はその後、エイレス隊長に報告に戻った。
ヴィスカとジョニィを捕まえられなかったこと。あのさらに地下にも何かがあるということ。イズールもトレンシスも、リンクリングの力で輪霊に助けられたこと。
それらは今回の件で特に重要なことだろう。
エイレス隊長「むう、ディスコの中では、そのようなことがあったか。
残念だが、今の我々の力では、その二人を捕えることはできないだろう。
そのため、この作戦は中止だ。君たちが無事に帰ってきてよかった。」
トレンシス「悪い人たちに、負けちゃったの?」
イズール「いいや、まだ負けてない。
俺たちはやつらの手がかりを、何か状況を打破する方法を見つけないといけない。」
エイレス隊長「ああ。
まもなく博士が加わっている銀鉱調査の作戦が行われるようだ。
その間に我々は、ヴィスカとジョニィの計画に関する情報と、それを食い止める方法を探らなければ。」
イズール「ひとついいか。ヴィスカとジョニィのいる部屋の前では、二人のダンサーと戦った。
その直前に、ヴィスカについて書かれた元職員の日記を見つけたんだ。」
エイレス隊長「なんだと。」
イズール「そこに、新宿シーランドの経営者、キャプテン・ゾードと関わりがあった噂があると書いてたんだ。」
エイレス隊長「キャプテン・ファーブ・ゾードに?
なるほど、確かに、新宿シーランドについては、空想世界警察でも確認が取れていない事項がいくつかある。
例えば、敷地だ。我々が知る拡張空間技術と違う点がいくつもある。固有魔法を使わず、ゲームマスター・ワルドの力も借りずに、どうやってあれを可能にしたか。
言われてみれば、異現技術ならば説明がつくかもしれない。」
イズール「つまり、次の目標は、キャプテン・ゾードで決まりか?」
エイレス隊長「ああ。これは非常に大きい収穫だ。よくやってくれた。
次の作戦まで備えておけ。リンクリングも、万全の状態にしておくんだ。」
ヴィスカとジョニィを捕まえられなかったこと。あのさらに地下にも何かがあるということ。イズールもトレンシスも、リンクリングの力で輪霊に助けられたこと。
それらは今回の件で特に重要なことだろう。
エイレス隊長「むう、ディスコの中では、そのようなことがあったか。
残念だが、今の我々の力では、その二人を捕えることはできないだろう。
そのため、この作戦は中止だ。君たちが無事に帰ってきてよかった。」
トレンシス「悪い人たちに、負けちゃったの?」
イズール「いいや、まだ負けてない。
俺たちはやつらの手がかりを、何か状況を打破する方法を見つけないといけない。」
エイレス隊長「ああ。
まもなく博士が加わっている銀鉱調査の作戦が行われるようだ。
その間に我々は、ヴィスカとジョニィの計画に関する情報と、それを食い止める方法を探らなければ。」
イズール「ひとついいか。ヴィスカとジョニィのいる部屋の前では、二人のダンサーと戦った。
その直前に、ヴィスカについて書かれた元職員の日記を見つけたんだ。」
エイレス隊長「なんだと。」
イズール「そこに、新宿シーランドの経営者、キャプテン・ゾードと関わりがあった噂があると書いてたんだ。」
エイレス隊長「キャプテン・ファーブ・ゾードに?
なるほど、確かに、新宿シーランドについては、空想世界警察でも確認が取れていない事項がいくつかある。
例えば、敷地だ。我々が知る拡張空間技術と違う点がいくつもある。固有魔法を使わず、ゲームマスター・ワルドの力も借りずに、どうやってあれを可能にしたか。
言われてみれば、異現技術ならば説明がつくかもしれない。」
イズール「つまり、次の目標は、キャプテン・ゾードで決まりか?」
エイレス隊長「ああ。これは非常に大きい収穫だ。よくやってくれた。
次の作戦まで備えておけ。リンクリングも、万全の状態にしておくんだ。」
二人は部屋を出て、いつもの職場に戻ろうとしていた。
しかし思わぬ来客があった。
卡維博士「好久不见(久しぶり)、イズール。」
イズール「ん、博士じゃないか。
聞いたぞ。トレンシスをこの作戦に推薦していたそうだな。」
卡維博士「ああ、それは理由がある。
シルヴィエ君とも話したんだけどね、トレンシス君の血筋と君の実力を見て、一番信頼できるコンビだから、絶対大丈夫だって結論に至ったんだ。
リンクリングがあれば、いざという時にも自分たちの力で切り抜いていける。そこを評価したまでだよ。
まあトレンシス君については、せっかくここで働いてるのに、外の仕事がほとんどできてないのが可哀想だって理由もあるけどね。」
イズール「今回の件で、トレンシスが俺をより頼ってくれるようになった。俺もその声に応えたい。
リンクリングについては、深く感謝させてくれ。再びモニャに向き合えたこと、トレンシスを救えたこと、全部含めてだ。」
卡維博士「気にしなくていいよ。それよりもトレンシス君、何か食べたいお菓子はないかい。私が買ってあげるよ。」
トレンシス「ほんとう!?
じゃあ、ミーアポテトスティック、食べたいな。」
卡維博士「わかった。すぐそこに売ってるはずだから、今から買いに行こうか。」
トレンシス「やったぁー!!
ありがとう、お姉さん!」
卡維博士「?、うん、どういたしまして。」
イズール「レフィスは最近どうだ。もう17歳だろう。」
卡維博士「うちの義娘はほぼ自立しちゃってるよ。なにか買ってあげようとしても、「自分で買えるからいい」って断られるんだ。」
イズール「蛇の首に行く作戦に、彼女も加わるそうだな。久しぶりに一緒に作戦に参加できるから、これを機に一緒に時を過ごしてやれ。これは子育て経験上級者からのアドバイスだ。
その間は俺たちが、ウォルシュの派閥にいたやつらをなんとかしておく。
そっちは頼んだぞ、博士。」
卡維博士「うん。それじゃあお菓子屋に行って、ちょっとだけ茶会っぽくしようかな。」
トレンシス「わーい、おやつタイムだー!」
しかし思わぬ来客があった。
卡維博士「好久不见(久しぶり)、イズール。」
イズール「ん、博士じゃないか。
聞いたぞ。トレンシスをこの作戦に推薦していたそうだな。」
卡維博士「ああ、それは理由がある。
シルヴィエ君とも話したんだけどね、トレンシス君の血筋と君の実力を見て、一番信頼できるコンビだから、絶対大丈夫だって結論に至ったんだ。
リンクリングがあれば、いざという時にも自分たちの力で切り抜いていける。そこを評価したまでだよ。
まあトレンシス君については、せっかくここで働いてるのに、外の仕事がほとんどできてないのが可哀想だって理由もあるけどね。」
イズール「今回の件で、トレンシスが俺をより頼ってくれるようになった。俺もその声に応えたい。
リンクリングについては、深く感謝させてくれ。再びモニャに向き合えたこと、トレンシスを救えたこと、全部含めてだ。」
卡維博士「気にしなくていいよ。それよりもトレンシス君、何か食べたいお菓子はないかい。私が買ってあげるよ。」
トレンシス「ほんとう!?
じゃあ、ミーアポテトスティック、食べたいな。」
卡維博士「わかった。すぐそこに売ってるはずだから、今から買いに行こうか。」
トレンシス「やったぁー!!
ありがとう、お姉さん!」
卡維博士「?、うん、どういたしまして。」
イズール「レフィスは最近どうだ。もう17歳だろう。」
卡維博士「うちの義娘はほぼ自立しちゃってるよ。なにか買ってあげようとしても、「自分で買えるからいい」って断られるんだ。」
イズール「蛇の首に行く作戦に、彼女も加わるそうだな。久しぶりに一緒に作戦に参加できるから、これを機に一緒に時を過ごしてやれ。これは子育て経験上級者からのアドバイスだ。
その間は俺たちが、ウォルシュの派閥にいたやつらをなんとかしておく。
そっちは頼んだぞ、博士。」
卡維博士「うん。それじゃあお菓子屋に行って、ちょっとだけ茶会っぽくしようかな。」
トレンシス「わーい、おやつタイムだー!」
イズール「銀鉱……ウォルシュの派閥……蛇の首……
なんとしても、止めなきゃならない。」
なんとしても、止めなきゃならない。」