第006話 旅と少女とピヨ彦 ◆gNcQxtXu5Y
皆さん、こんにちは。毎度ツッコミ役としてお馴染みの
酒留清彦です。
前回色々ありまして、今現在は銃をつきつけられています。早い話がピンピンチです。
銃口が震えてるような気がしないでもないです。このままだと勢い余って答える前に首がハジけちゃいそうです。むっちゃ怖いです。
「な、ないよ! 僕は乗るつもりはないって!」
情けないですか? そんなことしったこっちゃないですよ。この際誇りより命です。
「ほ、ホントなのね」
首筋の感触が消え去りました。なんとか一命は取り留めたみたいです。
「手荒なことしてごめん……あなた釘バットを見つめてるの見てて、怖くなっちゃって……」
振り向くと、小柄な女の子がいました。やっぱり釘バット、お前の所為かー!!
「いや、僕の方こそこんなもの見つめてるから」
ああ、今すぐにでも捨てたい。でも捨てると自衛策が無くなっちゃうし……マーダーに拾われたらやばそうだし……
とりあえずデイバッグに仕舞います。取り出しに難ありですが、携帯してて怖い人と見られるよりはマシでしょう。
女の子──
滝鈴音と名乗りました。高校一年だそうです──とは割とあっさり打ちとけることができ、僕と彼女の知り合いを探すため暫く同行するという形で話か決まりました。
「北西の方に小学校だから、そこに行ってみようか」
小学校ではありますが、学校というキーワードから高校生の鈴音さん(滝さんと呼ぶと、何故か怒られました)の知り合いが来るかもしれないという割かし単純な考えですが、適当にうろつくよりはマシだと思います。
「賛成! それじゃ早速いこ、ピヨさん!」
結構元気な女の子の様です。けれども、やっぱり年下の女性だしいざって時は僕が守らなきゃですね。ちょっとプレッシャー。
あ、ピヨさんってあだ名ですか?気にしてませんよ。慣れてますからチクショウ。
【E-07/トンネル付近/1日目・午前1時ごろ】
【男子15番 酒留清彦@ピューと吹く!ジャガー】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式 釘バット@Mr.FULLSWING
思考:1.小学校へ向かう
2.ジャガー、高菜、鈴音の知り合い、あといついでにハマーと合流
【E-07/トンネル付近/1日目・午前1時ごろ】
【女子7番 滝鈴音@アイシールド21】
状態:健康
装備:SW M19(弾数6/予備弾24)@CITY HUNTER
道具:支給品一式
思考:1.小学校へ向かう
2.セナ、ヒル魔、ピヨ彦の知り合いと合流
最終更新:2008年02月13日 13:21