霊子

霊子(れいし)とは、精神層の構成要素であり、物質層の原子に対応するものである。



概要

 物質層にあるあらゆる物体(生物を含む)が原子と呼ばれる小さな粒によって構成されているのと同様に、精神層にあるあらゆる物体(主にグリシー)は霊子によって構成されている。
 霊子の存在や霊子を使った魔法のしくみなどは波動世界という概念で説明されるが、通常このあたりを意識する必要はない。"我々の世界"で普通に過ごすだけなら量子力学を学ぶ必要が無いのと同じことである。

 原子の種類を表す概念として元素という言葉があるが、同様に霊子の種類を表す概念として霊素という言葉がある。霊素は全部で7種類あると考えられている。


原子と霊子

 両者の違いとして、存在するのほかに大きさ質量がある。

大きさ

 霊子は霊素によって異なる性質を持つが、共通して一定の大きさを持たない。ゆえに、無限に高い密度で集合できる。大きさを持たないのは単体の霊子として存在するときであり、例えばを形作る際には"一定の大きさ"になる。ただし依然として"霊子1個あたりの"大きさは不定なので、同じ大きさのでも構成する霊子の個数が異なるという状態があり得る。

質量

 霊子は物理学的な意味での質量を持たず、いくら高密度に集まっても時空を歪めない(重力が発生しない)。ただし霊子自体は霊的な引力を持ち、霊子どうしで引き合う(引力のみで斥力は存在しない)。
 魂を構成する霊子の量が多いとそれだけ霊的引力も強くなり、逆に"小さな"魂では引力が足りず自然に蒸発してしまう場合もある。

 霊子は大きさと質量を持たないので単体では互いにぶつかり合うこともないが、を構成するレベルまで凝縮されるとのようなものを構成し、他のなどとぶつかるようになる。この状態でも単体霊子とは干渉せず、空間の霊子を吸収できたり内部から霊子が漏れ出たりする。

保存則

 霊子には物理学でいう質量保存則も効かず、無から突然現れたり、空間を漂う霊子が消滅したりする。
 霊子はの中枢で生成され、単体で空間を漂ううちに消滅する。この星そのものに大きな霊的な引力があるので、霊子は基本的には地表付近に溜まる。宇宙空間に飛散する霊子もあるが、それらはすぐに消滅する。


霊素

 前述のとおり元素(水素とか酸素とか)に対応する概念として霊素なるものがある。元素は自然に存在するもので90種類ほどあるが、霊素は全部で7種類あるとされている。詳細は霊素を参照のこと。
最終更新:2020年01月19日 22:52