あ(彼)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 代名詞 他称。話し手、聞き手両者から離れた事物を指し示す(遠称)。平安時代以降用いられ、格助詞「の」を伴って連体修飾語となることが多い。あれ。→あの ※竹取(9C末‐10C初)「あの書き置きし文」
※源氏(1001‐14頃)明石「あはとみるあはちのしまのあはれさへのこるくまなくすめるよの月」
広辞苑 代名詞 遠くのものを指していう語。あれ。多く「―は」の形で使われた。 源氏物語松風「淡路の島の―はと見し月」
大言海 代名詞 遠キ物事ヲ指シテ云フ語、(()()、ニ對ス)多クハ、あれト云フ。カレ 源、十八、松風 廿二 「メグリ來テ、手ニ取ルバカリ、サヤケキヤ、淡路ノ島ノ、あハト見シ月」
大和物語、中「濱千鳥、飛ビ行クカギリ、アリケレバ、雲立ツ山ヲ、あハトコソ見レ」
「あノ人」あノ山」

検索用附箋:代名詞指示詞

附箋:代名詞 指示詞

最終更新:2024年07月14日 23:43