しき(城)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 大化前代において、石で堅固に築いた城。とりで 「三百七十の人を百済に遣して城(シキ)を得爾辛に助築かしむ」 磯城・城
② 周囲を岩石でめぐらした祭場。 古語拾遺(嘉祿本訓)(807)「磯城(シキ)の神籬(ひほろき)を立てて、〈略〉斎(いは)ひ奉ら令む」
広辞苑 名詞 ①石で築いたしろ。石のとりで。 欽明紀「―を 得爾辛 (とくにし)に助け()かしむ」 磯城・城
②石で築いた祭場。 古語拾遺「―の 神籬 (ひもろき)を立て」
大言海 名詞 〔朝鮮語〕
シロ。琉球ニテ、() 宿 (スク)ト云フ。
欽明紀、九年十月「遣三百七十人於百濟、助 築城 (ツカシムシキヲ)於得爾( ニ)

大言海では朝鮮語とするが、「(いし)」を「し」ともいうから「 磯城 (しき)し(石)き(柵・城))」としてその意になりうる。

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附箋:人工物 名詞

最終更新:2024年10月05日 19:26