すは

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 感動詞 人に注意したり、事態の進展に自ら驚いたりしたときに発する語。それっ。さあ 更級日記(1059頃)「すは、稲荷より賜はるしるしの杉よ」
平家物語(13C前)六「京中・六波羅、すは、しつる事をとぞささやきける」
広辞苑 感動詞 ①突然声をかけて相手に気づかせるような時、発する声。そらさあ 更級日記「― 稲荷 (いなり)より賜はるしるしの杉よ、とて」
②突然の出来事に驚いたり、あらためて気づいたりした時、発する声。あっ 平家物語4「―(きゃつ)を手延べにしてたばかられぬるは」。
「―一大事」
大言海 感動詞 ()はノ意カ〕
人ヲ驚カシ吿ゲ示スナドニ發スル聲。ソラ。ソレハ。驚破
著聞集、十七、恠異「すは見給ヘトテ、古狸ヲ投ゲ出シタリケリ」
更級日記(長元)長谷詣「打眠リタル(ヨサリ)、御堂ノ方ヨリ、すは稻荷ヨリ賜ハル、(シルシ)ノ杉ヨトテ、物ヲ投ゲラルルヤウニスルニ」
太平記、二、唐崎濱合戰事「すは取ラセント云フママニ」

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附箋:感動詞

最終更新:2024年11月17日 15:19