なす(為・作)

日本国語大辞典
広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
大言海 他動詞 ()るノ他動〕
(一)仕事ヲアツカフ。 ()。行フ。
源、十、榊 四十一 「ソコラツドモ給フ人ノ、キヌノオトナヒシメヤカニ、フルマヒなしテ、ウチ身ジロギツツ」
續古今集、十九、雜、下「埋モレヌ、後ノ名サヘヤ、トメザラン、なすコトナクテ、此世クレナバ」
新千載集、十六、雜、上「徒ニ、秋ノ夜ナ夜ナ、月見シモ、なすコトナクテ、身ゾ老イニケル」
爲・作
(二)比物ヲ變ヘテ、彼物ニ爲ス。 萬葉集、十九 四十一 「大君ハ、神ニシマセバ、アカ駒ノ、腹バフ田井ヲ、都ト奈之ツ」
「尼ニなしテ」無キモノニなす」水ヲ湯ニなす」取リなす」言ヒなす」見なす」
動詞活用表
未然形 なさ ず、ゆ、る、む、じ、す、しむ、まほし
連用形 なし たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても
終止形 なす べし、らし、らむ、ましじ、まじ
連体形 なす も、かも、こと、とき
已然形 なせ ども
命令形 なせ

日国と広辞苑は同じ見出し語の扱い。日国は「なす(生)」、広辞苑は「なす(成・就)」を参照。

検索用附箋:他動詞四段

附箋:他動詞 四段

最終更新:2025年09月15日 12:54