無礼menの音楽隊(ぶれいめんのおんがくたい)は、清瀬桜李による小説作品である。無礼menシリーズ一作目に当たる。
あらすじ
渋谷の駅前でストリートライブをしながら将来のミュージシャン人生に向かって努力を重ねていたトランペット奏者の路場風雅、通称ロバ。ある日、そんな彼の腕前を買って自社のプロダクションに登用したい、と述べる女性が現れる。二つ返事でその提案に乗ったロバは、プロダクションがあるというドイツのブレーメン市にやってきた。しかし、そこで彼を待っていた現実は……
概要
グリム童話集にも収録されて世界的に知られる童話『ブレーメンの音楽隊』をベースに、現代の日本の若者を主人公に据えた小説。
裏話
この小説は厳密には桜李のオリジナル作品ではない。元々は彼が高校時代に文化祭で上演したクラス劇の脚本を小説風にリライトしたものである。その為、一部登場人物の描写は彼の高校時代の旧友のイメージをもととしている。
又、組曲"Die Bremer Stadtmusikanten"はこのクラス劇に際して劇中BGMとして作曲した作品群であるが、これらは依頼を受けて作曲した訳ではなく、脚本を読んだイメージから、勝手に作曲して勝手に演出担当者に提出し、それが本採用されてしまったというだけの話である。尚、この採用によって、本来二種類上演されるはずだった劇のうち、一方の脚本に沿ったストーリーは没となってしまった。
登場人物
主要登場人物の名前は、原案である童話に登場する動物達の名を苗字に含んでいる。
関連項目
外部リンク
- E★エブリスタ版 - 原案となるクラス劇台本も収録されている。
- K-PROJECT本部版 - ドイツ語の拡張ラテン文字表記に対応している版。