犬養 賢二(いぬかい けんじ)とは、無礼menシリーズの主要登場人物の一人で、鬼悪党の主人公でもある。バンド“ブレーメンの音楽隊”のメンバーであり、担当はドラム。
登場作品
プロフィール
宮城県仙台市若葉区に生まれ、高校入学を機に上京していた。高校卒業後は防犯コンサルタントのアルバイトをする傍ら、学生時代にバンドをやっていた経験を活かす手立てはないかと模索していた。
そんな時に従妹の五十鈴百恵が自宅に転がり込んできた。というのも彼女の両親(犬養にとっては伯父伯母に当たる)が何者かに刺されて重体だというのである。そして百恵に事件を解決するよう無理矢理頼まれた犬養は嫌々これを承諾し、高校時代の友人であった笹森申太郎とともに調査を始めるが、一番の心当たりであった人物が倒れているのを発見すると、本格的に捜査をする事になる。この時に被害者の甥であるプログラマーの木島晴臣も加わり、どうにか(ハッピーエンドとは到底言い難い終わり方ではあるが)事件を解決させた。
その後、その時の心労を癒すつもりでドイツの劇場巡りをしていたところで“黒の女”に出会い、ブレーメンで音楽団に入る事を決める。だがこれは詐欺であり、支度金とパスポートを詐取されてしまう。五十鈴夫妻の事件の直後だったこともあり、自ら進んで被害を負わせた相手を探し出そうとするのだが、これが全て空振りの徒労に終わってしまう。
最早これまでか、と思い入水自殺を決意するが、その時に路場風雅と出会い、彼に説得されて再び“黒の女”を追い詰める事とした。その後、猫田沙恵、鳥居香奈恵の二人も加わり、どうにか“黒の女”達を追い詰め、改心させる事が出来た。
現在はバンド“ブレーメンの音楽隊”のドラム奏者として活動している。
その他
- 原作となる文化祭クラス劇の脚本においては苗字しか存在しなかった。
- 又、演じられずに廃案となったもう一冊の脚本において「犬養が元防犯コンサルタントであり、ピッキングが得意である」という設定が存在したが、その設定が鬼悪党における犬養のアルバイトとして採用されている。