藤崎 智紀(ふじさき ともき、通称キヨトモ)とは、十三国世界活劇録の主要登場人物の一人である。
登場作品
プロフィール
北海道出身の大学院生で、専攻は哲学。
性格
掴みどころがなく飄々としており、表面的には社交的で明るい性格。だが陰で人知れず努力しているところは決して他人に見せたがらない。周囲にもその面は見せたくないというやせ我慢から本心を打ち明けることもあまりないことから悩みや困難に突き当たった際に相談できる相手も少なく抱え込みがちである。そのため打たれ弱くもあり落ち込み易く、また周囲には何を考えているのかわからないという印象を与える。
一方で意思を貫く力は強く、信念に従っての言動が目立つ。
その割に理屈屋で本音と建前を腹黒く利用、自分の倫理・道徳に反すると判断した場合、男女関係なく容赦ない辛辣な毒舌を放つことがある。元々は正義感が強いが、人の気持ちを察せず周囲を誤解させる言動をも発動する場合もあるため、二つ名は「空気ストッパー」「言葉で破壊する男」などとも呼ばれ、これも悩みどころである。たまに「トリックスターですから」と口走ることもある。 典型的現代っ子、諦めが悪い、天然、愚直な人物であり、また決して根が悪い人物ではないという周囲の理解はある。 勤勉で実力もあり、所属する哲学の講座における研究者としてのエース格でもある。しかし何を考えているかわからない人物として見られがち。周りからの評判は「よくわからないが気さくだけどすごそうな人」。周囲からのとっつきづらさは自覚しており、いつも考えていることは趣味に加えて自分の性格・評判、研究テーマなど。
自分の事があまりわかっていない割には、出来事や他人の事を見ぬいたり先の展開が薄々読めるという素質がある。講師のアルバイトの他に占いやカウンセラーのボランティアもしたこともある。
また、裏表がなく暴走しがちなエクリの諭し役に回る事もある。
能力
未発現。
人間関係
家族
核家族に生まれ、兄弟姉妹はいない。その代わりに愛鳥家であり、ミ・デアに来る前にはエクリに似たオカメインコを飼っていた。
その他
樋口泰斗は、彼の高校時代の先輩である。大学も同じであり、学部・学科は違うが会う機会はある。また、性格や境遇が似ている事から仲が良い。
一緒に飲んだりお互いにそれぞれの学問について枠を超えて語り合うこともある。
特技
中学から高校までバレーボール部に所属していた為、護身術程度ではあるものの、稀に石でもバレーボールのアタックを出せる。
英語・中国語・フランス語は論文を読める程度に身につけている。
信条
彼の信条は、次のような言葉に現れている。
- “Believe it or not(信じようと信じまいと)”
- 「知ることは力だが、知らないほうがよいこともある。しかし私は知りたい」
- 「夢は研究者になること」
- 「宗教は信じることからはじまる。哲学は疑うことからはじめる。ならばわたしは疑うことからはじめよう」
- 「真理や本当のことががすべてではない」
その他
- 自身が哲学を専攻している為か、ギリシアの哲人のような容姿と性格を持ったシリウス・レカ・パクラに対し、幾らか興味を持っている。
関連人物
- エクリ・レカ・チェール
- 十三国世界活劇録におけるパートナー