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ヴァンパイアハンター・かがみ

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匿名ユーザー

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      ――――――
   ヴァンパイアハンター・かがみ
      ――――――


夜の道を一人の少女が行く。黒尽くめの服装に身を包み、右手にソードオフショットガンを持ち、高らかに靴の音を響かせて。
彼女は狩人。それも主に『吸血鬼』と呼ばれる種族の殲滅を生業にしている。……そういう血筋の人間なのだ。

今宵も彼女は、人外の者を相手に戦いという名の輪舞(ロンド)を踊る。

「……ここ、か」
ようやく少女は言葉を発した。凛々しく美しい声を響かせ、ある家の前に立つ。
一般的に想像されがちな屋敷とは違い、やけに小さい。……とは言っても、普通の一軒家よりはかなり大きいが。
ショットガンを持ち替え、一度ポンプする。その後に懐からショットシェルを一つ取り出し、さらに装填した。
所謂コンバットロード状態にした後、彼女はその家の中に入った。……中はある程度手入れされており、彼女の苦笑を誘った。
「ご苦労な事ね。たった一人で掃除もしているなんて」
情報によれば、ここに住んでいるのはターゲット一人だけ。なんとなく、一人でせっせと掃除をするターゲットを想像してしまい、ため息をついた。
そして、今まで見てきた部屋よりさらに広い部屋に到着した時。……ようやくターゲットを発見した。……まずは挨拶代わりに一発。
00バック……中型獣用の大粒の弾達が奴の元に飛び……通過する。彼女は小さく舌打ちをした。
「やれやれ。いつもそうだよね、ハンターって……。私と会った瞬間にいきなり撃ってくるんだから」
青い髪、そして小さな体。……下手をすれば子供にさえ間違われるような容姿だが、相手はれっきとした吸血鬼。何十年どころか何百年も生きているかもしれない。
「まあ、これが私達の挨拶だからね」
「それじゃあ、今頃ハンター達は絶滅してるはずなのにね?……まあいいや。とりあえず口上とかはいいからかかってきなよ」
吸血鬼が中指を立て、それをクイ、クイ、と動かした。その瞬間、少女の腕が動いた。続けざまに二発撃つが、瞬時にかわされてしまった。
ソードオフ、と言ってもストックを切り詰めて取り回しを良くしただけなので、装弾数は元の5発のまま。……コンバットロードにより一発増えているので、残りは3発。
「むやみやたらに撃っても当たらないよ?……もっとよく狙わなきゃ」
「的が消えるのはどうしようもない事なのかしら、ねっ!」
こちらに近づいてきた所を、ショットガンの銃身で殴ってやった。……見事にクリーンヒットし、吸血鬼が吹っ飛ぶ。
「撃ってダメなら殴ってみな……ってね。はい、おしまい」
倒れた吸血鬼に銀の弾を打ち込み、命中させた。……と、同時に誰かに頭を掴まれた。
「やれやれ、酷いねー君は。こんな可愛い女の子を殴っちゃうなんて……」
……奴だ。やってしまった。少女は内心歯噛みしていた。先程撃ったアレは恐らくただの分身、というか身代わりだろう。こんな初歩の手に引っかかるとは……
「言っておくけど、その銃が火を噴く前に頭を握りつぶす自信があるからね。……にしても、意外と可愛い顔してるんだね、君って。可愛くて、とってもおいしそう……」
舌なめずりの音が耳元で聞こえる。……嗚呼、父さん。母さん。ごめんなさい。私は敵に捕まり食われてしまいました。と、少女が両親に懺悔した直後。

少女の首元に痛みが走り……その痛みはうずきに変わった。

「……っ、く……あ……」
体が熱い。吸血鬼の喉が一度動くたび、少女のうずきが大きくなる。そして……
「ふぁ、あは……ぁ……っ、んんっ、うあぁ……ん、あうぅ……」
いつしか、少女は血を吸われながら甘く切ない声を出していた。……まるで、愛する男に抱かれているかのような。
……しかしその時間も長くは続かない。ある程度飲んだあたりで、吸血鬼が口を離したのだ。
「……ぁっ」
名残惜しげな声を出してしまい、少女が慌てて口を抑える。が、それをはっきりと聞いていた吸血鬼は……
「いやー、何とも気持ちよさそうな声を出してましたねぇ、『かがみ』?」
「っ!?」
「あは、いきなり自分の名前呼ばれてビックリした?……血を吸うという事は『相手の全てを知る事』なんだよ、かがみん」
今まで晒していない自分の名前を突然呼ばれ、少女……かがみはうろたえた。
「それに、私自身もかがみの事を殺しちゃうのはもったいないからね。ちょっと『ツバを付けて』おいたから」
ツバを付ける、とは一体どういう事なのか?かがみにはそれが疑問でならなかった。
「ちょ、ちょっと!それってどういう意味なの!?」
「そのまんまの意味だよ。……大丈夫だよ。私はかがみを死なせるつもりはないし吸血鬼にさせるつもりもないから。人間のままでずーっと愛で続けてあげる」
その台詞の直後、かがみの体に大きな衝撃が突き抜け……気絶してしまった。

            ***

「最っ悪だわ……」
翌日、かがみは朝の道を歩いていた。……あの黒装束ではなく、高校の制服を着て。

……あの後、目が覚めたら自宅のベッドに横になっていた。一枚の書き置き付きで。

『また会う事になるかもネ』と書かれた紙を握りつぶし、かがみは最大の屈辱を味わった。……初の任務失敗。おまけに、とある『おまけ』付きと来れば彼女が怒るのもわかる。
かがみの怒りは主に『おまけ』の方に向いているが。
「あいつ、なんて物を置き土産にくれたのよ……」
あの吸血鬼に血を吸われてから、一定間隔で体に変化が訪れるようになってしまった。それは……性的興奮。
度合いとしては日常生活を何とか送れる程度のうずきではあるが、それが今朝になるまで何度も続いているのだ。精神的な疲労は半端ない。
とはいえ、学校を休む訳には行かないのだ。……学生の本分は勉強にあり。父親の言葉を思い出し、『だったら学生に吸血鬼退治させるなよ』と突っ込みたくなるのを堪えた。
教室に着き、ドアを開ける。すると、二人の生徒……かがみの友達から声をかけられた。
「おーっす、柊ぃ」
「柊ちゃん、おはよう」
「おっす」
片方が片手を挙げ、もう片方は微笑みながら挨拶を交わす。
「柊ぃー、聞いてくれよ。何かさ、向こうのクラスに転校生が来たって話だぜー?」
「……転校生?どんな奴なの、日下部」
かがみの問いに、日下部と呼ばれた方……日下部みさおは『いやーそれがな?』ともったいぶるように話を続けた。
「見に行った奴の話だと、すんごいちっこいらしいんだと」
「ちっこい……?どれくらいなの?」
「んー、なんてーかこう、小学生位だとか何だとか言ってた気が……」
ふと、脳裏にあの吸血鬼が思い浮かぶ。……アレも確かそのくらい……って、いやいや。今は仕事の話は忘れよう。……忘れたくないけど。
「峰岸はその転校生を見たの?」
もう一人の、峰岸と呼ばれた方……峰岸あやのはかがみの問いに対し、『うん、一応ね』と答えた。
「どんな奴だった?」
「うーん、みさちゃんが言ったみたいに小さくて、あと、青い髪の子だったよ?」
……ちょっと待て?とかがみが固まった。この時、彼女の脳裏にはある可能性が生まれていた。
「ちょ、ちょっと見てくるわ」
動揺しているかがみを訝しげな目で見る二人を置いて、かがみはもう一度クラスを出た。
「柊ちゃん、その子がいるのはB組だよ!」
あやのがその転校生のいるクラスを叫ぶ。……早速B組に入り、転校生とやらを探した。子供のような外見だからすぐ見つかるはずだ。
そして……すぐに相手を見つけることが出来た。誰かと話している。
「……っあ……」
青い髪、子供のような容姿。そして……転校生がかがみに気づき、彼女の方を向いて……

「ん、おはよー。かがみ」

かがみの名を呼び、挨拶をした。その声には、聞き覚えがある。……というか、明らかに昨日の吸血鬼だった。
「なぁぁぁぁぁぁっ!?」
かがみの叫びがB組の教室に響く。……周りの生徒が全て驚き、固まってしまった。
「んふふ、また会ったね。かがみんや……って、おわっ」
さすがにこの場にいづらくなったのか、転校生=吸血鬼の手を掴み、クラスから逃げた。

            ***

「あ、あんた……どういうつもりなのよ!?」
近くの女子トイレに逃げ込み、かがみはようやく口を開いた。
「もー、どうしたのかがみってば」
「どうしたもこうしたもないでしょ!なんであんたが私の学校に来てんのよ!」
「……あれ、言わなかった?ツバを付けておいたって」
ニヤリ、と独特の笑みを浮かべて吸血鬼がかがみに近寄る。
「な、何よ……」
なんとなく気圧されてしまい、かがみは後ずさってしまった。……今度は吸血鬼がかがみの手を引き、二人で個室に入る。
「かがみ、今すっごく気持ちよくなりたいでしょ?」
「な、そんな訳ないじゃない!」
吸血鬼の発言に顔を真っ赤にするかがみ。『そんな事言っていいのカナ?』と、吸血鬼の手がかがみのスカートを捲り……ショーツ越しに秘所に触れた。
「ひゃうぅっ」
口から発せられたのは甘い声。……吸血鬼が少し触れただけで、かがみの秘所は熱くなってしまった。
「かがみにはね、血を吸う時にちょっとした術をかけておいたんだ。……ここがどうしようもなくうずいて、でも気持ちよくなろうとしてもなれないっていう呪いをネ」
「……っ!?」
かがみの顔が赤くなる。……実際の所、このもどかしさに耐え切れずに昨日の夜に自慰をしてしまったのだ。
しかし、ある程度の快感は得られるものの、絶頂までとは行かない。その苦しみで昨日は辛い思いをしていたのだ。
「その時に出るフェロモンを頼りにここまでたどり着いたってワケ。……それとね。面白い事を教えてあげるよ。かがみはね、私がいなくちゃ満足に絶頂出来なくなっちゃったんだ」
「っど、どういう意味、よ……」
「そのままの意味だよ。私がイカせない限り、かがみはイケない体なんだよ。……どういう意味かわかる?」
「ふざっけ、元に戻しなさい、っ!」
くにゅ、と入り口を弄られてしまい、かがみの台詞が途中で止まった。かがみを触っていない方の手で人差し指を振る。
「チッ、チッ、チッ。私はね、気に入った物は全て手元に置かないと気が済まない性格なんだよ……まあ、昨日の夜からお預け食らってるっぽいし、今は楽にしてあげるよ」
かがみのショーツを下ろし、露になったそこに屈んだ吸血鬼が顔を近づけた。

ちゅる、ぢゅっ、くちゅ……

「やっ、やめぇ、っあぁぁっ!」
大きな音を立て、吸血鬼がかがみの秘所に食らいついた。たまに『ぢゅるぅぅっ』と吸い込むような音が聞こえる。
「……うん、やっぱりかがみのおつゆはおいしいよ。ツバ付けた甲斐あった」
「何をバカな事、うんっ、ふあぁぁっ!」
唇で、舌で。吸血鬼はひたすらにかがみの味を堪能し続ける。……しかし、かがみの快楽はまだ一定以上上がらない。
「ね、ねぇ、ねぇ!」
「何?私は朝ごはんの最中なんだけど」
「そ、そうじゃなくって!……んっ、私……私ぃぃ……っ!」
かがみの中で葛藤が生まれた。『もっと気持ちよくなりたいよぉ!』と叫ぶ自分と『こんな奴に頼める訳ないわ!』という自分。
しかし、吸血鬼の舌が蠢き、かがみを嬲るたびに後者の自分は勢力を弱めていく。
「……どうしたの、かがみ?……まさか、『私、イキたいんです!』とか言いたいんだね?」
「……ぁ……ぅ……」
ニヤケ顔をした吸血鬼の質問に、赤い顔をさらに赤くしてもじもじするかがみ。『可愛いねぇ』と呟き、吸血鬼は立ち上がった。
「それじゃあ、私に言ってごらん。『私をイカせてください!』って。……ちなみに、この学校では『泉こなた』という名前で通ってるから、ちゃんと『こなた様』も付けてね」
「…………う……く……」
吸血鬼……こなたの言葉に、かがみは一瞬迷ったが……
「……ぃ…………ぃ……」
「んー?もっと大きな声で言って?」
「……イカせて、ください……っ!」
「……それは、誰に対して言ってるのかな?」
もはや、かがみに余裕なんて物はなかった。ついに、こなたへ服従の言葉を唱えてしまう。

「こなた様、お願いします!私を、柊かがみをイカせてください!」

「あいあい、了ー解っ、と」
かがみの懇願に応じ、こなたはかがみの首筋に歯を立てた。……その瞬間、かがみの体に快感の電流が走る。
「うあぁぁぁっ!?」
そのままこなたは手でかがみの秘所を弄り、蜜をあふれさせた。
「あぁぁっ!んあぁぁぁっ!はうぅぅ、あはぁぁぁっ!」
何度も体を震わせ、快楽の二重奏に意識を溶かされてしまった。……そして。
血を吸われながら、ぐちゅぐちゅとすさまじい勢いで秘所をかき混ぜられ、ついにかがみは……


「ひゃあぁぁぁぁ……ぁぁんっ!!」


絶頂を迎えた。……首筋から二筋の赤い線が現れ、それが制服の襟につく前にこなたに舐め取られた。
ある程度血が出なくなるまで舐め、その後にこなたは力尽きて洋式の便器に座ったかがみの秘所にあふれた蜜を舐め取り始めた。
「……っあ、ぁ……」
相当強烈な物だったのだろう、心ここにあらずといった感じで、反応があまりない。……太腿に伝っていった分まで舐め取り、ようやくこなたは口を離した。
「……ふう、デザートまで美味だとは……。やっぱり選んだ甲斐があったヨ、かがみん」
虚ろな目のかがみの頬にキスを一つして、こなたはトイレの個室から出て行った……


         ***   ***


私はその時――怒っていた。
泉家に遊びに来ていた私こと柊かがみは、友達である泉こなたのPCを彼女がいない隙に無断で(悪いとは思っている。ごめん、こなた)使っていた。
その時に、あるテキストを発見した。……アイコン名は『VHかがみ』。……どういう事だ、とそのテキストファイルを開いた所……

「こ、こぉ……こぉぉぉぉなぁぁぁぁたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」

私は絶叫した。この叫びで窓を割ってやる、くらいの意気込みで絶叫してやったのだ。
「……な、何なのかがみん、いきなり大声出し、てぇっ!?」
「こぉなぁたぁ、これは一体どういう事かしらぁ……?」
テキストファイルを開いてみると……それは、所謂性的内容の含まれたショートストーリーだったのだ。おまけに私とこなたの実名まで出してやがる。
おまけにその内容が……私がこなたに犯される、という物。これは怒らない訳がない。
「はっ、そ、それはぁ……!かがみ酷いよ!私のパソコンを勝手に使うなんて……」
こなたは瞳を潤ませ、上目遣いで睨む。……普段の私ならそこで静まるだろうが、今回は相手が悪い。
「そぉんな事はどうでもいいのよぉ……。……何でっ!私がっ!こなたにっ!襲われてんのよっ!!」
一言怒鳴るたびに私が顔を近づけ、こなたが体を一歩引く。……というかこなたはマジで泣きそうだ。
「消しなさい!今すぐ消しなさいっ!」
自分でも鬼のような形相だとわかる顔で、こなたに詰め寄った。が……

「む、無理だよぉ……オリジナルはもうひよりんに渡して、作画の段階に移っちゃってるもん……」

……いま、なんといいました?
「……作画?」
「う、うん。ひよりんがさ、『先輩、ちょっと漫画の原作を書いてくれませんか?』って頼んできたからさ。私とかがみをモデルにして、ちょちょいっと」
「……ちょちょいっと?」
「あ、で、でも。作画段階では名前は変わるから安心してね」
ああそう。名前が変わるから安心……

「できるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!」

「ひゃうぅん!」
二度目の絶叫に、こなたは身を小さくして怯えた。
「くっくっく……念仏は唱え終わったかぁ~?」
両手の骨を鳴らしながら、修羅の如きオーラを背にこなたの元に近づく。(参考:3巻148P左四コマ目)
「あ、や、やめ、かがみ……」


泉家から、こなたの大きな悲鳴が響き渡った。


注:翌日、一年D組に嵐が巻き起こりましたが無害です。

「ううっ、酷いっスよぉ、柊先輩ぃ……」



















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  • 設定がネ申 -- 名無しさん (2012-08-09 21:03:38)
  • この作品のかがみが可哀想すぎる・・・俺もハンターこなたの
    話に同意します・・・ってか、かなたが吸血鬼ってwww
    血吸われてもなんとも無さそうww -- 名無しさん (2008-11-15 22:05:21)
  • それじゃ何も変わってないじゃないすかwwwww
    あくまでこなたがハーフでハンターっていうお話です -- 名無しさん (2008-11-15 10:39:25)
  • つまり

    オタクなバンパイアはんたーに
    からかわれ弄られオモチヤにされる
    ツンデレヘタレ吸血鬼の
    乱れっぷりなお話ですね、
    わかります -- 名無しさん (2008-11-15 01:13:01)
  • ↓の人に激しく同意。吸血鬼と人間の間に生まれた者には吸血鬼と戦う力があります
    -- 名無しさん (2008-11-14 12:44:07)
  • かがみが可哀想・・今度はこなたがハンターの話を書いて下さい
    そうじろうは人間でかなたさんが吸血鬼というハーフもので! -- 名無しさん (2008-11-13 19:21:57)
  • これはなかなか、良い作品ですね。
    続きをよろしくお願いします! -- 名無しさん (2008-11-09 22:35:42)
  • これ結構好きなんだけどなー。続きマダー? -- 名無しさん (2008-10-07 21:09:22)

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