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こなたの厄日

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匿名ユーザー

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今日はかがみ・つかさ・みゆきさんがうちに遊びに来ている
一応勉強会という名目で
買ったばかりの漫画をペラペラめくりながら、皆の様子を盗み見る
つかさはまじめに勉強をしているようだ…よくみたら寝てるし
みゆきさんはなんかよくわからない難しい本をカバンの中から
引っ張り出して読んでいる。
『同性』という文字が見えたような気がするがたぶん気のせいだろう、みゆきさんだし。
かがみは私のアルバムをめくりながら、私の子供の頃の写真を抜き取っていた
なにしてんの
「ちょっとトイレ行ってくるね、あと飲み物でも取ってくるよ」
「あ、いってらっしゃいませ」
「ん、悪いわね」
「あ、りがとう…Zzz」
寝たまま返事した、すごいなつかさ

「~♪」
トイレを済ませて、なんとなく鼻歌でハレ晴れを歌いながら
階段をかろやかに降りていく
着地失敗して転んだ…痛い
ガラッ
襖を開けてお父さんの様子を見る
パソコンの前でうなっている、煮詰まってるみたいだね
お茶でも入れてあげるか
お盆に、冷蔵庫にあったQooを乗せ…よく見たらGooとか書いてある
パクリじゃないか、いまどきに言うとインスパイヤ?
そんなことを考えながら、今度はお茶を入れてお父さんの所にトテトテ向かう
「お父さん、はいお茶」
「お、悪いなこなた。入れてくれたのか」
「煮詰まってるようだからこのくらいわね」
「いやぁ、なかなかいいのが出なくてなぁ」
「ふ~ん…まあがんばってね」
任せろと腕を曲げてちからこぶを作る
それを横目に見ながらお盆をもって階段を上っていく
「飲み物もってきたよ~…かがみは?」
「お帰りなさい、かがみさんはトイレですよ」
「そう、あ…つかさ起きたんだ」
「うん、なんかいつの間にか寝ちゃってたみたいだね」
「むっふっふ、かわいい寝顔拝見させていただきましたぞ」
「もう、こなちゃん」
そんなやり取りをする私たちを、みゆきさんが笑顔で見守っていた

「かがみ遅いね?」
「本当だね」
「どうしたんでしょうか」
かがみがなかなか戻ってこない、大きい方だったのだろうか
そんなことを考えていると
ガチャ
「あ、かがみおかえり…ん?」
「ただいま」
なんだか微妙に落ち込んでいるみたいだ、というかなんか濡れてるんだけど
…お茶?
かがみは私を一瞥した後、自分のカバンを開けて旅行パンフを取り出した
「かがみん、ドイツ行きたいの?」
「へ!?うん。ま、まあね」
何を慌ててるのだろう
「こ、こなたならどこに行きたい?」
「ん?私ならやっぱり妥当にアメリカかな?」
「そうじゃなくて、ドイツ国内でどこに行きたい?」
「へ?…ん~私ドイツあんまり知らないからね、どこでもいいかも」
「じゃあ、勝手に決めても大丈夫ね」
「ん?どゆこと?」
「なんでもないわ」
「……??」
なんかよく話が見えてこないけど…
まあいいか
「…のカップルが一番多いところってどこかしら…やっぱり…同士」
なにかぶつぶつ言っているがよく聞こえなかった
「あ、私もちょっとトイレ」
つかさがすくっと立ち上がりそう告げた
「ん、いってら~」
「いってらっしゃい」
「いってらっしゃいませ」
何か一大決心をしたような顔で部屋を出て行くつかさ
トイレくらいでそんな顔せんでも
というか、かがみは早くお茶を拭くべきだと思う


そろそろ勉強するか、そんな気分になった(気のせい)のでテーブルに
数学の教科書とノートを広げてカリカリ(意味もなく)書いていると
「ただいま~」
「あ、おかえりつかさ…?」
「おかえりなさいませ」
「おかえりぃ~」
つかさが茶色い
…この双子はいったいなにをやってるんだ
トイレに何かいるんだろうか…私が行ったときは何もいなかったけど
「…まあいいか、ねぇみゆきさんちょっと分からないところがあるんだけど」
なんだかよくわからない妄想雑念を頭の隅っこに追いやりみゆきさんに質問を投げかける
「―――あり?」
みゆきさんがいない
さっきまで私の隣で、つかさにおかえりを言っていたはずなのに
キョロキョロと部屋を見回すが、いないようだ…おっかしいなぁ
ふと私の目の前に正座しているつかさと目が合った
「……何、つかさ?」
「へ!?な、なんでもないよこなちゃん」
急に頬を紅潮させて目を背けるつかさ
なんですかその恋する女の子的な反応は…
というか、つかさは早くコーヒーを拭くべきだと思う
「…はぁ」
深い溜息をつく、今日はなんだか皆の様子がおかしい
「溜息などついて…どうかいたしましたか?」
「!?」
気がついたら隣にみゆきさんがいた
忍者かあなたは…ジャポニズムも大概にしてほしい
「い、いや…なんかみんなの様子がおかしいなっておもって」
私のそんな言葉を合図としていたようにみんなが私の前方に正座し始めた
椅子に座っていたかがみも、その体勢のままジャンプして私の前に正座した
器用だねかがみん
「こなた!!」
「こなちゃん!!」
「こなたさん!!」
3人が同時に私の名前を呼ぶ
「「「……」」」
3人とも黙って互いを睨みつける、どうしたんだろ
Gooが気にくわなかったのかな?
すると3人は部屋の隅に移動して、作戦会議?らしきものをし始めた
ここからではよく聞こえない

※聞こえない部分は皆様の妄想力で補ってください
「…私の方…な…」
「…私が一番…ゃんをうまく扱え…」
「…引き際…切ですよ…」
「…勝…ね」
「…勝負…法は?」
「…体に聞きま…」
不穏な言葉が聞こえた気がする
「…どうす…の?」
「…ないよ」
「…「○○もっとぉ」と言わせ…○の部分に…人がこな…というのは…」
「…それいいかも」
「…まりだね」
「…では…でいきま…」
どうやら終わったようだ
3人がクルリとこちらを向く、目が燃えているもとい萌えている
一歩一歩足並みを揃えてこちらに向かってくる
それに合わせて私はあとずさる、そしてベットに突っかかりポフッと座ってしまった
「アッー!!」
なぜかセバスチャンが外を飛んでいる、何でいるんだ
「こなた、ちょっと服脱いでくれる?」
「り、理由は?」
「理由なんてないよこなちゃん」
「そうですね」
理由がないなら服脱がせたりしないだろ
「やだよ」
「「「……」」」
「「「実力行使」」」
「な!?」
無理やり私の服に手をかける3人
「ちょ!!さ、3人とも落ち着いて!!わーなんで服脱がすの!?助けてお父さーーーーーーん!!」
そう叫んだ…はずなのに、唯一頼れる存在である父は助けに来ない
その間にも私の服は漫画みたいにポンポン飛んでいく
そしてついに私は生まれたままの姿に
「あぅあぅあぅぅ~」
「「「ハァハァハァハァ」」」
3人の目がやばい、獣のようだ
いや、獣のほうがまだかわいいかもしれない
そう感じるほどに彼女らの目は危険だった
私の手は大事な部分を隠しているので今襲われたら抵抗できないだろう
「やさしく…してね?」
何を考えたのだろう、今の3人に、火に油をぶっかける的な発言をしてしまった
「「「ぶっほぁああぁぁ!!」」」
3人は吐血して膝を地面についた
「こなたぁああぁあぁあああ!!」
「こなちゃああぁぁぁあぁあぁぁああん!!」
「こなたさぁあぁああぁあぁん!!」
3人がルパンみたいなポーズで襲い掛かってきた
私の脳内ではド○クエの戦闘BGMが流れている
「にょぉおおぉわぁああぁあぁぁあ!!」
あっという間に拘束され、全身を弄られる
「ふぁ、や…やめ…んあ!!」
「あ~やわらか~い!!」
「こなちゃんのおしりこなちゃんのおしりこなちゃんのおしり!!」
「こなたさんあなたの肌はまるでシルクのようですね」
こういうのは慣れてない(当然だけど)から、気持ちいいというよりくすぐったかった
「くぅ~~~っ、んは!!」
やばい、このままでは3人の思う壺だ
だんだん弄り方が激しくなってくる
さらに体中にキスの嵐
「はぁ、はぁ…ん!!…うあ、はぁ」
意識が遠のく…あ…
プッツン

「……」
「「「??」」」
バァァアァン
3人は吹き飛ばされた
「な、なんなの!?」
「え?え?」
「こ、これはいったいどういうことでしょう」
こなたの後ろには真っ黒なオーラが漂っている
「…!!」
「こ、こなちゃん?」
「こなたさんの戦闘力が!!測定不能です!!」
みゆきの眼鏡がパリンと割れた、なんだその眼鏡は
「貴様らの血は…何色だあぁああぁぁあぁぁぁああぁあああ!!」
「こ、こなたが壊れたぁあ!?」
「こ、こなちゃん!!私たちが悪かったから!!落ち着いて?ね?」
みゆきの姿はすでになかった
「みゆきがいない!?」
「やっぱりゆきちゃんはSI☆NO☆BIなの!?」
こなたがズン、ズン(ズンドコ♪…すいません)という足音を響かせながらこちらに向かってくる
口からは白い煙が出ている
「コファーコファー」
「と、取り合えず逃げるわよ!!つかさ!!」
「う、うんお姉ちゃん」
「NIGASUKA!!」
瞬動でも使ったかのようなスピードでこちらとの距離を詰めたこなたは2人をいとも簡単に拘束した
「「きーーーーーやーーーーーーー」」
その日
泉家には柊姉妹の喘ぎ声が響いたという
「ご愁傷様ですかがみさん、つかささん」
そういいつつみゆきはその光景をビデオに収めていた

ちなみに後日談、そうじろうは数日間こなたに口を聞いてもらえなかったという
自業自得です

【 fin 】




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  • gooってwww -- 名無しさん (2012-10-12 18:52:18)
  • すばらしき百合コメディ2部作! -- 名無しさん (2011-04-13 11:02:19)
  • いやぁこのこなたはモードBだろwww
    昔だったらV-MAX発動だな(古~っ!!) -- 名無しさん (2010-04-08 00:48:43)
  • 戦闘力数値は、フОーザを超えました……。
    -- 名無しさん (2010-03-22 00:59:38)
  • こなたの戦闘力53万!! -- 名無しさん (2010-03-22 00:53:57)
  • キレたこなたに襲われてもいいかなー、と思う自分がいる。 -- 名無しさん (2010-03-21 16:15:44)
  • ズン、ズン(ズンドコ♪…の部分に思わず爆笑。何すんだ作者。
    キレたこなた怖ーーー! -- 名有りさん (2009-07-18 17:33:13)
  • 非常に、キャラの壊れぐあいがサイコーでした。 -- 名無しさん (2008-07-31 01:47:05)
  • いや、三人の壊れ具合も凄いけど一番凄いのは
    こなただな!
    つか、そうじろう、こなたを助けようぜ! -- 名無しさん (2008-07-21 23:43:59)
  • 結局そうじろうは助けなかったんですね(汗)
    こなた哀れ(;´Д⊂) -- 名無しさん (2007-07-27 19:10:41)

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