潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、その名の通り大腸に潰瘍やびらんができる疾患で、発症の原因がはっきりとは分かっていません。
また根治も難しく、症状がなく安定していても、何かのきっかけで炎症を再発してしまうことも多くあります。
そのため、1973年に特定疾患に指定されました。いわゆる難病です。
また根治も難しく、症状がなく安定していても、何かのきっかけで炎症を再発してしまうことも多くあります。
そのため、1973年に特定疾患に指定されました。いわゆる難病です。
特徴
症状
下痢・腹痛・発熱・血便などが主な症状としてあげられる。
炎症の分布が特徴的で、腸管下部から連続的に上部に広がる形を取る。炎症自体は浅く広い。
炎症の分布が特徴的で、腸管下部から連続的に上部に広がる形を取る。炎症自体は浅く広い。
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症状の度合によって概ね3段階に分けられている。
:軽症
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:中等症
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:重症
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:軽症
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:中等症
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:重症
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難治
再発の危険性のある難治・不治の病気治療では、完治や根治と言う事が難しいため、以下のような言葉でその時々の状態を示す。
:活動(期)
|腸内に炎症が起き、病気が活発になっている状態。
:寛解(緩解)(期)
|病気の症状が軽減または消失し、状態が安定している状態。治癒とは異なる。
潰瘍性大腸炎の他に、がん・白血病・バセドウ病・精神分裂病・喘息などの病気においても使われる言葉。
:再燃
|一度寛解まで状態が安定したものの、再び炎症を起こし活動期になってしまうこと。
がんなどでは「再発」などと言われる。
:活動(期)
|腸内に炎症が起き、病気が活発になっている状態。
:寛解(緩解)(期)
|病気の症状が軽減または消失し、状態が安定している状態。治癒とは異なる。
潰瘍性大腸炎の他に、がん・白血病・バセドウ病・精神分裂病・喘息などの病気においても使われる言葉。
:再燃
|一度寛解まで状態が安定したものの、再び炎症を起こし活動期になってしまうこと。
がんなどでは「再発」などと言われる。
罹患者
若年成人に多く発症し、罹患者数は年々増加傾向にある。最近では高齢発症も増加傾向にある。
この要因について、食の欧米化や生活様式の変化を指摘する声もあるが、確証はない。
この要因について、食の欧米化や生活様式の変化を指摘する声もあるが、確証はない。
合併症
:大腸癌
|潰瘍性大腸炎の罹患者は、そうでない者に比べ大腸癌のリスクが高くなる。
大腸癌は未分化で浸潤性が強く、悪性度の高いことが多い。
:強直性脊椎炎
|
:結節性紅斑
|
:壊死性膿皮症
|
:ブドウ膜炎
|
:虹彩炎
|
:原発性硬化性胆管炎
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|潰瘍性大腸炎の罹患者は、そうでない者に比べ大腸癌のリスクが高くなる。
大腸癌は未分化で浸潤性が強く、悪性度の高いことが多い。
:強直性脊椎炎
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:結節性紅斑
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:壊死性膿皮症
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:ブドウ膜炎
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:虹彩炎
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:原発性硬化性胆管炎
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歴史
:1859年
|イギリスで発見されたらしい。正式な報告があったかどうかは要出典。
:1875年
|世界で最初の報告とされているのが、「原因不明の非特異性炎症性腸疾患」の報告らしい。こちらも要出典。
:1929年
|国内で初の10例の報告。1928年という説も。
:年
|
:1973年
|厚生省特定疾患・潰瘍性大腸炎調査研究班が発足。
:1975年
|厚生省(当時)が、クローン病と共に潰瘍性大腸炎を特定疾患(難病)に指定。
:年
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:年
|
:1999年
|潰瘍性大腸炎の患者登録者数が5万人を超える。
:年
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|イギリスで発見されたらしい。正式な報告があったかどうかは要出典。
:1875年
|世界で最初の報告とされているのが、「原因不明の非特異性炎症性腸疾患」の報告らしい。こちらも要出典。
:1929年
|国内で初の10例の報告。1928年という説も。
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:1973年
|厚生省特定疾患・潰瘍性大腸炎調査研究班が発足。
:1975年
|厚生省(当時)が、クローン病と共に潰瘍性大腸炎を特定疾患(難病)に指定。
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:1999年
|潰瘍性大腸炎の患者登録者数が5万人を超える。
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