長野県の諏訪湖の近くでかーなーり個性的な格好をした男が佇んでいた。
賢明なる読者諸君はお気づきだと思うが、この男は
ニコロワの書き手◆CppH18E08cである。
長野県にのみ限定した場合、諏訪子の帽子を被り初音ミクの格好をした馬岱……変態かつカオスチックな格好をしたこの書き手は彼以外にはありえないのだから。
「命拾いしたけど…どうするかなぁ…」
◆CppH18E08cこと俺ははフォテイを諏訪湖そのものである旅の扉へと送り込んだあと、この後どうするか考えていた。
一応言っておくと俺はマーダー志望だ。何故ならパロロワクロススレでよくネタにされるのはマーダーだ。ニコロワシリーズで言えば阿部さんや驚きの黒さや神(笑)が代表格である。
他ロワでも範馬勇次郎やアーカードや6/(神)などよく話題に上がるのはああいう危険人物だからな。
問題はどんなマーダーになるかだ。まがりなりにも格好はミクだからβのミクを再現しろって?
いやいや無理だって。俺はあそこまで狂えないし…。
だったら今から繋ぎ師に頼み込んで俺が狂うように繋いでもらおうか。
おおそれがいい、それで行こう!!今から繋ぎ師のところまで戻って俺が狂うように繋いでもらおうじゃないか!!
そう決めて繋ぎ師を探しに行こうとした時――
「フフフ、見つけたぞ」
またアイツが俺の目の前に現れた。
ブロンド色の髪、特徴的とも言える頭のてっぺんに着いたウンk…癖毛、そしてスク水。
先ほど俺に襲い掛かってきたあのスク水少女が自身の身の丈以上はある大鎌を両肩に抱えてやってきた。
首輪つきスク水少女――kskロワやLSロワの連中どころか大体の男の股間がマッハになるほどの萌えの対象ではあるが、今の状況で萌えてる場合じゃない。
まさかあんま時間がたたないうちに再び遭遇するなんて――なんて俺はついてないんだ…
「目の回復早いじゃないっすか……」
「ああ、ついさっき見えるようになったばかりだ。おかげでまだ目がチカチカする…」
「ま…また俺の尻を叩きに来たのかな?」
「いや、私はもうお前の尻に興味はない。叩き飽きたんだ…
それに男の尻より…女の尻を叩くほうが好みだからな」
そして目の前の少女は両肩に抱えていた身の丈以上ある大鎌を構えた。
「だからお前はもう お や す み」
明らかに死刑宣告です。本当にありがとうございました。
ヤバイ逃げよう。俺は背を向けて逃げ出した。
そして俺と少女の鬼ごっこが開始されたのであった――
んなわけないだろ。
俺は個性を出すために何になった?
マーダーだろ?逃げ出してどうするんだ?
マーダーはマーダーらしく………
「戦って生き残らないとなぁ!」
俺はいい武器が支給されてることを願ってデイバッグの中を漁った。
――
数分後、俺はやっぱり逃げていた。
「また逃げるのかヘタレ野郎」
「ちくしょーっ!」
「情けないと思わないか?私みたいな少女にこうも追い回されていて蝶☆情けないとは思わないのか?
それとも悔しいっ…でも感じちゃうっ…ビクンビクンなのか?」
ああ確かに悔しいさ。少女を目の前に逃げることしかできないなんてな。
でもな、普通の少女は巨大な大鎌をそんな軽々と振り回しませんからね!?さっきの時といい君はどういう身体能力をしてるんだ?
まあ、いい武器が支給されていたら何とか戦えたんだけどさ…
「こら人間!はやく逃げないと殺されちまぅですよ!」
「何で俺に翠星石が支給されてんだぁぁーっ!!!」
ええ、確かに俺の名前は『
◆CppH18E08cは大変な支給品を出していきました』だし…
翠星石を支給品として出したのは間違いなく俺ですとも!というかだから俺はこんな名前なのかね?
だからって本当に俺に支給しなくてもいいじゃないかぁーっ!!
何だこれは因果か、因果なのかこれはぁ!?分かった俺が悪かったぁ!!
諏訪湖の近くを逃走する俺と翠星石。そして大鎌を振り回しながら追いかけてくる少女。
俺たちは逃げているうちにとあるホテルに逃げ込んだ。
そして◆CppH18E08cがホテルに逃げ込んで数分後、彼らは行き止まりのところで追い込まれていた。
「やっちまった……」
「ここ行き止まりじゃねぇですか!馬鹿じゃねーですか?」
「うぅ…ごめん…」
一方目の前のスク水少女は笑みを浮かべて…
「フフフ、はたまた追い詰めたぞ2人とも。
男のほうはこの大鎌で殺し、翠星石は私が満足するまでその尻を叩いてやる」
ひっと翠星石が小さく悲鳴を漏らす。
いつもは強がっている翠星石だが、やっぱり怖いらしい。
すると◆CppH18E08cは翠星石を庇うように大鎌を持つ少女の前に立ちはだかった。
「人間…」
「ほぅ、支給品とはいえローゼンメイデンを庇うか。なかなか素晴らしいものを見せてくれるじゃないか」
「どうせ死ぬなら…自分の出した支給品を庇って死ねば少しは個性的だろうなぁ…」
「そうかそうか…まあ安心しろ」
「死ねッ! その人形は私が尻叩きのために余すところなく使ってやるッ!」
少女が◆CppH18E08cに向かって鎌を振り上げる。
そして◆CppH18E08cに鎌の刃が突き刺さる寸前に第3者の声がホテル内に響いた。
「トリップは◆OGtDqHizUM……与えられた名前は影の唇蝶戦人…所属はらき☆ロワ…
姿はニコニコでは割と知名度のあるみなみけの南千秋…名前の割には可愛らしい姿をしてるのね
余談でしょうけどさっきの台詞は暗黒長門が朝倉涼子に止めを刺すときの台詞を改変したもの。中の人つながりかしら?」
「何だお前は、何故私の名前を知ってるんだ?」
「私は完全で瀟洒――知らないことなんてあんまりないわ」
「あなたは…
完全で瀟洒な繋ぎ師!」
突然現れた巫女はニコロワの書き手、◆jU59Fli6bMこと完全で瀟洒な繋ぎ師だった。
「あぁお前がが完全で瀟洒な繋ぎ師か…」
「あら、貴方が私のことを知っているなんてね」
「そりゃそうだ。自ロワのらき☆ロワは実質リピーターロワだし、ニコロワからも数名参加しているからな。
私だってピッピを書くためにニコロワを把握しに読みに行ったこともある。一応ニコロワのエース級の書き手くらいは知ってるよ。
むしろお前が私のことを知っていたことに蝶☆驚きだ」
「貴方はニコロワβで一回だけ書いているからよ。しかもその話は新鮮なマーダーアカギの初登場の話だから頭に残っているのよ
ついでに貴方の他のらき☆ロワ書き手も調べさせてもらったけど」
「あぁ…マーダーアカギ書いた人か…」
「…でその完全で瀟洒な繋ぎ師様が何の用だ?私に尻を叩かれに来たのか?こいつを助けに来たのか?対主催なのかお前は?」
「私の目的は完全で瀟洒な繋ぎ師として場を繋ぎ続ける事。
書き手バトルロワイヤルがスムーズに進むように、他の書き手を動かしやすくするのが私の仕事」
蝶戦人の問いに対し彼女は瀟洒に答えた。それに対し蝶戦人は怪訝な表情を浮かべ…
「なるほど、つまり場を繋ぐために私の存在は蝶☆邪魔だということか?」
「いいえ違うわ、逆よ。マーダーは序盤では重宝すべき存在…消すつもりはないわ」
「じゃあ何故私の邪魔をするんだ?」
「貴方が襲っているそこの大変な支給品さんもマーダー…序盤からマーダー同士が潰しあうのはあまりよくないと思うのよ」
「ほぅお前は扇動マーダーと言ったところか…でこいつを見逃せと?」
「スタンスは一応そういうことにしましょう…でも要件はちょっと違うわね」
繋ぎ師は蝶戦人の問いに少し間を置いて答える
「貴方はそこの大変な支給品さんとマーダーコンビを組んでもらいたいのよ」
「ちょ…蝶戦人さんとマーダーコンビ組むのかっ!?」
しばらく蚊帳の外だった◆CppH18E08cは状況を理解できずただ突っ立っている翠星石をバッグにしまいながら驚愕の表情を浮かべる。
「大変な支給品さん。それは貴方にとっても好都合なはずよ」
「好……都合…?」
「マーダーコンビは結構目立つわよ。
ニコロワシリーズで言えばガチぺったん、マーガリン、ファンタスティックフォー、トリプルステルス………
まあ活躍できるかどうかは貴方達しだいでしょうけど」
「あぁ…うん、いいなそれ。いいよマーダーコンビ!」
マーダーコンビという案に◆CppH18E08cは感嘆の声をあげる。
「影の唇蝶戦人さんはどうするのかしら?」
喜ぶ◆CppH18E08cを尻目に繋ぎ師は蝶戦人に問いかける。
「まあな…こいつの尻はもう叩いたし後は殺すだけだが…組んでも悪くないな。
2人なら私の目的(尻叩き)も今までよりうまくいくかもしれないからな。うん、しばらくこいつと組むよ。
その代わり後でお前の尻を叩かせろ」
「最後のはともかく…意外と話が分かる人で助かったわ…ああ、それと蝶戦人さん。
◆jVERyrq1dUさんは残念ながら神(笑)じゃなくてKASの姿で来てるから…期待外れたわね」
「ちっ…神(笑)の姿だったら尻叩いてやろうと思ったのにな…
というかそこまでお見通しか。流石は完全で瀟洒でいらっしゃるな」
「神(笑)の尻を叩くとか度胸あるなアンタは…」
「それじゃ私はここで失礼させてもらうわね」
そう言うと完全で瀟洒な繋ぎ師はその場を立ち去る。
そして外で待機していた
HALのバトルマスターの元へと彼女は向かっていった。
「どうだレムーうまくいったか?」
「ええ、うまくマーダーコンビを結成してくれたわ」
「とりあえず◆CppH18E08cに相方が見つかってよかったぜ。
投下数も多いほうだしスタンスが濃ゆい◆OGtDqHizUM氏となら結構暴れられるに違いない。そして俺が山場作成!んぅまぁいっていうwwww」
「それにしてもあの2人お似合いじゃない?格好的に考えて」
「確かにwwwwスク水少女と奇妙な格好の三国志武将とか出落ちだろwwww」
何気ない雑談を交わしながら霊KASコンビは次なる山場を求め行く…
【一日目・黎明/長野県諏訪湖ホテル付近】
【完全で瀟洒な繋ぎ師◆jU59Fli6bM@ニコロワ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3、ゆっくり霊夢、ゆっくり魔理沙@ニコロワβ
【思考】基本:生き残り、ゆっくりを元の世界に連れて帰る
1:HALのバトルマスターと協力して火種を撒き、場を繋いで山場を作って殺し合いを促進させる。(要するに扇動マーダーみたいな感じ)
2:ハァハァ……ゆっくりかわいいよゆっくり
【備考】
※外見は博麗霊夢の服をきた十六夜咲夜
【HALのバトルマスター◆jVERyrq1dU@ニコロワ】
【服装】KASのマリオ服
【状態】健康
【装備】無し
【持ち物】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:優勝して神(笑)をGTEするっていう。
1:完全で瀟洒な繋ぎ師と協力して火種を撒き、繋ぎ師に繋いで貰い山場を作って殺し合いを促進させる。(要するに扇動マーダーみたいな感じ)
2:ハァハァ……神(笑)かわいいよ神(笑)
【備考】
外見と口調はまんまKASです。身体能力が上がっているかもしれません。
「というわけでたった今からお前は私と一緒に無差別マーダーとしてマーダーコンビをしばらく組むことになった。よろしくな」
「ああ、一緒に暴れまわってやろう。そういや俺が言えたもんじゃないが、変な格好だな」
「変な格好?何を言ってるんだ…萌え大賞をブッチギリでもらえるような蝶☆サイコーな格好じゃないか。お前のとは違うんだよバカ野郎」
「ははは…」
こうして個性的な格好である2人のマーダー街道は幕を開けた。
はたして◆CppH18E08cは書き手ロワで目立てるのか!?
【一日目・黎明/長野県諏訪湖ホテル内部】
【◆CppH18E08cは大変な支給品を出していきました@ニコロワβ】
【状態】健康 尻が痛い
【装備】諏訪子の帽子
【道具】支給品一式、翠星石@ニコロワβ、不明支給品0~2
【思考】基本:個性を出せるならどうなってもいい
1:影の唇蝶戦人とマーダーコンビとして活躍する
2:空気には絶対なりたくない
3:ニコロワ書き手はあまり殺したくはない
4:恩人は殺さない
【備考】
※外見はミクの格好をして諏訪湖の帽子をかぶった馬岱です
※フォテイと情報交換をしました
※諏訪湖自体が巨大な旅の扉になっていることを知っています
【影の唇蝶戦人@らき☆ロワ】
【状態】ダメージ小、ホムンクルス
【装備】キョンのワルサー@やる夫ロワ、ゾーリンの大鎌@HELLSING
【持物】基本支給品、不明支給品0~4
【思考】
基本、無差別に襲撃し、尻を叩いた挙句殺害する
1、◆CppH18E08cとマーダーコンビとして行動する
2、女以外は普通に殺すか
3、尻叩きの途中で邪魔したあいつら(KYM、フォテイ)はぶっ殺す
4、翠星石の尻は何れ叩く
【備考】
※外見は泉こなたのスク水を着た南千秋です
時系列順で読む
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最終更新:2009年05月19日 18:28