そして、阿部さん……いや、
ニコロワの書き手
ガチムチの素敵な兄貴はピンチに陥っていた。
ロワ早々ターミネーターを襲ったが、見事返り討ちにあいさらに自分の大事なナウイ息子が焼かれるという非常事態に陥ったのだ。
しかも股間の息子を回復させる核鉄はショターミネーターに奪い去られてしまう。他の回復アイテムも自分のデイバッグにはない。
だから、早くもターミネーターを捕まえて核鉄を奪い返して犯すべくターミネーターを追いかけていた兄貴だったが…
兄貴はさらにピンチに追い込まれていた。
「うぉぉぉぉあぁぁぁぉぉぉあぁぁぁぁぁぁ!!俺の両腕がぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
兄貴はさらなる他の書き手からの襲撃を受けていたのである。
その襲撃により兄貴の両腕は切断されてしまっていた。
これでは阿部さんと同じスタンスで行けるどころか、自慰もできない。
そして兄貴の両腕を切り落とした相手とは―――
「じゃあそろそろ死のうか…」
「待ってくれ
繋ぎ・SH・ナイツ氏!俺はニコロワ書き手のガチムチの素敵な兄貴だ!!」
両腕を失い、両膝を地面につける兄貴を見下ろしている少女は兄貴の自ロワの第2シリーズ、ニコロワβの書き手…
繋ぎ・SH・ナイツであった。
兄貴は襲撃してきた相手が繋ぎ・SH・ナイツであることを知り、何とか協力してもらえないかと頼む。
ガチぺったんしかりマーガリンしかり…ニコロワ的に考えてニコロワ書き手同士は協力すべきだと兄貴はナイツに訴えていた。
「ごめんね、兄貴さん。私は早く帰ってニコロワβを書かなきゃいけないの。繋がなきゃならないの!」
「お…俺だって同じ気持ちだぜ?俺はβじゃあまり書いてないが…」
「私はニコロワβが誰よりも大好きなの!
投下数だって大変な支給品氏やKX氏に負けないくらい書いてるもん!
ニコロワβを誰よりも一番愛してる書き手が優勝してニコロワβに帰らなきゃいけないの!
それは私なの!!」
「狂ってやがるぜ……流石はヤンデレ妹の姿をしているだけあるよ…」
「兄貴さんは前作でたくさん書いて気が済んだでしょ!?
後は私に任せて…死んで!!」
ナイツが包丁を振り上げ、兄貴に振り下ろす。
「まぁ…いいか。書き手ロワ2だってジョーカーとして活躍したし…
俺が書いてたニコロワだってもう完結したんだ…それに両腕や息子が使い物にならなくなったし…もう思い残すことはねぇ。」
自分がここで死ぬことを悟った兄貴は目を閉じた。
最後の言葉として「仕方ないね―――」と言おうとした時、第3者の声が響いた。
「待て、そこのメス野郎!ここからは俺が相手になるぜ!!」
「誰…?」
ナイツは兄貴に止めを刺すのを止めて声のする方向に視線を飛ばす。
そこにはパンツ一丁のギルガメッシュの姿をしたカオスロワ書き手、やおいが立っていた。
(どういうこと…さっき殺したはずなのに…)
ナイツは首を傾げる。
黄金の鎧を着てなかったのでよく見ないと分からなかったが、逆立った金髪からしてまさに自分が殺したはずの金ピカだった。
まあ目の前の男はナイツが殺したはずの書き手と同じ姿の別人であり、当人が殺したと思い込んでいた金ぴかはまだ生きているのだが。
「貴方はさっきの金ピカさん……まあいいよ今度こそ殺してあげるから!!」
ナイツは深く考えるのをやめ、目の前の我様を殺すことに専念することにした。
なあに、死ぬまで何度でも殺さばいいさ。
「ちょっと待った!支給品を確認させる時間くらいくれよ」
目の前の男が何か言っているが、無論時間を与える気などそんなものはない。
自分に支給されていた包丁を握り締め、ナイツはやおいに向かって駆けていく。
一方やおいは自分のデイバッグに手を突っ込んで漁っている。
「ちょっと待てって言ってんだろうが!これだからメスは…
メスが俺に向かってくる!でも
そんなの関係ねぇ!!」
■■■
「どういうことなの…」
繋ぎ・SH・ナイツは混乱していた。
目の前にはロンギヌスの槍(身の丈ほどの)を持ったやおいが立っている。
あのまま包丁を突き刺せば武器を取り出させることなくやおいを殺せたはず。
だが男が何か言った瞬間、男は自分より離れた場所へワープした。ナイツとの距離は最初対峙していた時の距離と同じくらいだ。
その結果、やおいに武器を取り出させることを許してしまった。これは一体どういうことなのか。
(もしかして…ワープ能力かな?)
ワープならさっきの出来事は納得できるだろう。
なんとも厄介な能力つき…
やおいの能力をワープと判断した繋ぎ・SH・ナイツは視線を横に映す。
そこには両腕を失いながらもよろよろと立ち去ろうとしている兄貴がいた。
どうやら金ぴかの乱入を好機とみて逃げようとしているようだ。
(逃がさないよ…私のために利用されてもらうから!!)
そしてナイツはとある行動に出る。
包丁を構えて兄貴に向かって走り出したのだ。
「な…なにっ!」
「逃がさないよ!!」
繋ぎ・SH・ナイツが考えた作戦。
それは兄貴の人質作戦。
兄貴を人質にすることでやおいの動きをうまく封じるというものである。
だがナイツはやおいの能力を間違って解釈していた。
それこそが人質作戦が失敗に繋がることとなる。
「阿部さんがメスに襲われてる!!でもそんなの関係ねぇ!!」
次の瞬間、ナイツが襲おうとしていた兄貴が離れた距離へワープしていた。
ナイツの頭はさらに混乱する。
「そんな…瞬間移動できるのは自分だけじゃ…」
「阿部さんを殺そうとした罪は重いぜ!」
やおいがロンギヌスをナイツに向け突撃する。
ナイツは横に飛んで突撃を回避する。
(なぁにあの能力…ワケ分からないよ。今の自分じゃ絶対に勝てない…)
「今は退散しなきゃ!!」
ナイツは槍を回避した後、自分のデイバッグを拾い、そのまま走り去っていった。
「逃がすか!…といいてえところだが、今はいい男を助けるのが先決だな。」
やおいはナイツを追いかけることより、兄貴を助けることを優先することにした。
流石は「やおい」なだけはある。
やおいは膝をついている兄貴の側へ駆け寄る。
「大丈夫かい?阿部さんの姿をした書き手、いや阿部さんでいいか。…って大丈夫じゃなさそうだな…」
「ああ……俺の両腕と息子はもうダメになっちまった…もう男狩りや自慰行為もできやしねえ…」
「阿部さん……」
兄貴は少し間を置いて再び口を開いた。
「俺の最後の願いだ…アンタ、俺を殺してくれ…」
「な…何言ってんだ阿部さん!」
「フフッ。さっき言ったとおり、手も息子も消失して自分の楽しみが全て奪われちまった…
だったらせめて……お前みたいないい男に殺されたいのがガチホモの性というもんだろう…?」
「なるほどな…」
「分かってくれたか…」
「アンタの両腕と息子が治ればいいんだな?」
「お前、何を……」
「阿部さんの手と息子が消えちゃった!」
――でもそんなの関係ねえ!
やおいの掛け声と同時に、兄貴の失われた両腕が、ナウイ息子が、今までの惨劇なんか関係ないかのように再び再生した。
同時に今までの疲れが全快した気がする。
「お前は…」
「宝具【関係なき過去の事象(ハイ・オッパッピー) 】…俺の能力は全ての事象を関係なくする能力。
正確には物事を一歩手前の状態へ戻す能力だ。
それで阿部さんの両腕と息子を元に戻した………それなら死ななくてすむんじゃねぇのか?」
「金ぴか…ありがとよ」
「何、いい男が困ってるとこなんて放っておけないぜ」
やおいが兄貴に手を差し伸べ、兄貴は立ち上がる。
そして、自分のつなぎのチャックにてをかけて下げる。
そこには兄貴の立派な息子が輝いていた。
それに呼応してやおいも自分のはいていたパンツを脱ぎ捨てる。
「さて、お互い体力が全快したことだし、そろそろ…………や ら な い か」
「フフッ…いいぜ阿部さん。や り ま し ょ う」
「だが、近くに公園もトイレもない…どうする?」
「何言ってんだ。今はバトルロワイヤル中だぜ?ここでヤッたって誰も何もいわねえよ」
「ああ……そうだな。よしイクぜ!!」
「「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」
「ちょっと待て!巻き込むんじゃない!アッーーーー!!」
大阪中に2人の男の魂の叫びが響き渡ったのであった……
途中で近くを通りかかった男も巻き込まれたようだが……
そして数分後、元の服に着替えた2人は…
「やっぱり俺の息子を助けてくれた恩くらいは返してえ…。だからやおい、お前がどんなスタンスをとっているかは知らんが、協力させてくれ!」
「ああ、俺のスタンスを教えてやるぜ!
殺し合いやれって言われたよでもそんなの関係ねぇ!!」
「対主催か。分かったぜ…」
「そして、兄貴の息子を奪いやがったというガキも探して犯すぜ!!ていうかいい男は犯す!
ということでまずは人の多く集まるとこへ行くだろjk」
「ああ…次は大阪城だ…。ほら、アンタも行くぞ」
「ちょ……勝手に連れて行くなぁぁーっ!!」
こうしてガチホモ2人とそいつらに連行されている1人の不運な男のバトルロワイヤルは幕を開けたのであった…。
【一日目・黎明/大阪県】
【繋ぎ・SH・ナイツ@ニコロワβ】
【状態】健康
【装備】包丁@現実
【道具】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:全員殺して、ニコロワの続きを書かないと
1:とりあえずお城(大阪城)へ
※バッカーノとやおいを同一人物と思っています
【一日目・黎明/大阪県】
【やおい@カオスロワ】
【状態】いろんな意味で健康
【装備】ロンギヌスの槍(人間サイズ)@カオスロワ
【所持品】支給品一式、不明支給品0~2
【思考】
基本:『殺し合いをしてもらいます』でもそんなの関係ねぇ!
1:対主催しつつ男を掘るぜ
2:メスと行動するのは嫌だ
3:兄貴の息子の仇を討つ
4:大阪城へ行く
※外見は小島よしおコスのギルガメッシュ
※宝具【関係なき過去の事象(ハイ・オッパッピー) 】:あらゆる事象を関係なくすることができる
【ガチムチの素敵な兄貴 @ニコロワ】
【状態】いろんな意味で健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品0~2(回復アイテムは無い)
【思考】基本:息子の恩人であるやおいと行動を共にする。ムツは強制連行
1:あの餓鬼、次にあったら絶対犯す。徹底意的犯す。
2:とにかく男は掘る
3:女と行動するのはごめんだぜ
4:ああ……行き先は大阪城だ…
※ゲイボルグが使えるかは不明です。
※やおいが死んだり別行動を取る場合、阿部さん@ニコロワのスタンスに戻る可能性もあります。
【ムツ◆CFbBJSZQHE@アケロワ】
【状態】肛門が拡張、ケフィア塗れ
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品0~3
【思考】基本:不明
1:俺を勝手に連れてくなぁぁーっ!
※外見は御名方守矢です
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最終更新:2009年06月12日 21:53