kskstの憂鬱

どーも、書き手達の祭典に一人舞い降りた場違い読み手、kskstでございます。
とりあえず、気絶したロリィタ氏を背負ってその辺の喫茶店にお邪魔しましたー。

さっきまでは適当にその辺を歩いてたが、ロリィタ氏がいるとなれば話は別だ。
読み手である俺はともかく、ロリィタ氏をみすみすマーダ-の餌にするわけにはいかん。
そんなわけで、自衛のために俺の不明支給品を確認しようというわけだ。
道路の真ん中でするのも忍びなかったんで喫茶店に入ったわけだが、夜の喫茶店にロリと男って組み合わせもなかなか無いな、うん。

じー、ごそごそ。

さて、とりあえずデイパックを開けたわけだが、一番上にあったのは一枚一枚がホッチキスで留められた手作り感マックスの小冊子でした。
地図か名簿かとでも思ったんだが、そんな考えは一枚目に書いてあったこの文でふっとんじまった。


敬愛なるkskst君へ

本日は書き手ロワ3に参戦してくれて誠にありがとう。
ラジオを楽しんでいる途中で、という形になったのは非常に心苦しいがこれも運命だと思って諦めて欲しい。
読み手である君にはいささか馴染めないパーティーだと思うが、精々楽しんでいってね☆


正直、この文を読んだ後、俺は紙を破り捨てたいという衝動を抑えるのが大変だった。
主催者は、ANI2to4ndEは俺の懐の広さに感謝するべきだろう。
これは……主催者から俺へのメッセージだ、とてつもなく悪趣味な。

何が運命だ、ラジオの途中で引っ張り出してきたのはそっちだろう!
俺はなけなしの勇気を振り絞ってスカイプ乱入したってのに、なぜこんな理不尽なパーティーに参加せねばならんのだ。
主催者め、心苦しいとか言うなら始めから呼ぶんじゃねーよ!
ついでに言えば文字まで手書きだ、こんなご時世なんだからワープロぐらい使えよ馬鹿!


ああ、糞、出来ればこんな突っ込みどころ満載な悪意の固まりは速攻で塵芥にしちまいたいんだが、俺はそこまで愚かじゃない。
主催者からのメッセージ。恐らくこれは俺のデイパックだけに入っているものだろう。
もしかしたら全員分準備しているのかも知れんが、そんな1%未満の可能性は端から気にしていない。
主催者が一つ一つ手作りしているなんて、笑えない冗談だ。
とりあえずは全部読んでやることにしよう。
もしかしたらこの冊子には何か重要なこと、例えば旅の扉の位置とかが書かれてるかも……

ぱらぱら……

次のページからは、どうやら俺の支給品の説明があるらしい。
ご丁寧に、下手くそな絵まで書いてやがる。えーと、なになに。


か弱い君でもこの書き手ロワを生き残れるために、少々手を加えてあるよ☆


余計なお世話だ、だが、少し感謝してやらんこともない。
まずは一ページ目、ふうむ、お星様みたいな絵が描いてあるぞ?ライトスター、と言うらしい。
どうやら、ニコロワにて登場したカービィの乗り物のようだ。
ただし、俺でも乗れる大きさに改造してあるみたいだが。
俺がksk『スター』だからって少し安直だな、もっと変なモンが来るかと思ったんだが。

うん?下にちっちゃく※マークがあるぞ?


kskの名に恥じぬよう、通常の三倍のスピードが出るよ
ただし、ブレーキは無いから注意してね☆


…………俺に死ねというのだろうか。
こんな棺桶みたいな乗り物で何をしろと?ス○ッガーさんみたいにビグザムに特攻でもしろというのか?
ちょっと妄想してみる……


「kskstさん、何をするつもりですか!?」
「止めるなロリィタ、男には意地ってもんがあるんだ、お前をここで死なせるわけにはいかない」
「ふん、そんなオモチャでこの書き手ロワチートの一人である俺を倒せると思っているのか?」
「出来るか出来ないかじゃない、やるかやらないかだ!受けろよ!俺のkskを!
スタアアアァァァァダストオオオォォォォォ・インパクトオオオオオオオオ!!!」


kskstの特攻がロリィタを救うと信じて……ご愛読、ありがとうございました



……無いな。最後なんかソードマスターヤマトネタだし。
ここは死因・母乳とか・裸だったりする、なんでもありの書き手ロワだ。一つめはセカンドだが。
こんなありきたりの特攻で死ぬなんてありえんだろう、書き手ロワの常識的に考えて。
何か素晴らしい使い道はない物か。色々考えてみるが、ろくな使い道が思い浮かばん。

ええい、保留だ保留、次、行ってみよう。

次の支給品は、あの世界的に有名なポケットモンスター、略してポケモンだった。
どうも、主催者はひ弱な俺のためを思ってまともな武器はよこしてくれないらしい。
せめて小銃くらい持ってりゃ安心出来るんだが、全部ハズレアイテムよりはマシってもんだろう。
それにしても……これは……

何が出てきたと思う?伝説のポケモンか?はたまたコイキングあたりのハズレか?
いいや、驚く事なかれ、主催者はとてつもなく微妙なチョイスをしてきやがった。
当たりなら諸手を挙げて喜ぶし、ハズレなら大いに悲しめばそれで事足りる。
しかしこいつは喜んで良いモノなのだろうか、確かに弱くはないだろうが強いって感じもあまりしないぞ。
非常に反応に困る、困った物だ。

「それでも……守りたい世界があるんだあああああああ!!!」
「うるせえ!少し黙ってろ!」

しかも、何故か鳴き声の代わりに保志ボイスで電波っぽいことを叫んでやがる。
「保志」→「☆」→「スター」ってことか?なにもそこまでこだわらなくても良いだろうに。
その姿は可愛いというよりは……なんというか、摩訶不思議系だ。形容しがたい。
薄紫のフォルム、その真ん中には宝石のような物が埋め込まれている。
目もない、鼻もない、口もない、無い無い尽くしだ。
そもそもこいつはどうやって飯を食うのだろうか。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「次は圭一かよ……とりあえずお前はもう何も喋るな。いや、鳴くな」

さて、あんまり焦らしても俺の描写力には限界があるので、そろそろ正解を申し上げよう。
俺の第二の支給品は全国図鑑№121、なぞのポケモン、スターミーだった。
ただし、覚えている技は

・スピードスター
・こうそくいどう
・りゅうせいぐん
・みずてっぽう


バグってるってレベルではない。
スピードスターはまだいい、許そう。
だが、次の二つは何だ?スターミーがこんな技を覚えるなんざ、聞いたこともない。
おおかた、俺の名前にちなんで主催者が謎の技術で覚えさせたんだろうが。

しかし、なぜ最後がみずてっぽうなんだよ!?
「kskst」ネタが思い浮かばなかった?じゃあせめてハイドロポンプくらい覚えさせとけよ!!!

「こんなチートぞろいの場でみずてっぽうなんざあっても役に立つかーーー!!!」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」

はあ、はあ、ついカッとなってやってしまった。今は反省している。
今の大声でマーダーに見つかると非常にまずいが、まずその心配はないだろう、と思いこんでみる。
しかし、ここまで『kskスター』で揃えて最後の最後にみずてっぽうは無いだろ、みずてっぽうは!

いやいや落ち着け俺、こんなに動転してどうする。
もしかして主催は俺を馬鹿にして楽しんでいるだけなのかもしれない。
ならば反応するだけ無駄だ、COOLに行かなければ。COOLになれ、俺。


「なんだ!誰か居るのか!?」

はい、俺のCOOLタイム終了~、やっぱり誰かに俺の大声は届いていたようだ。
まずい、まずいって。マーダーだったら非常にやばいぞ。
ポンコツのお星様と保志ボイスの微妙なポケモンでチート揃いの書き手ロワの方々に勝てる気がしない。

「喧嘩を……喧嘩をやろうぜ……!」

こら待てスターミー、相手を煽るようなことをほざくな。
こんなときにカズマの台詞を出さなく立って良いだろうに。

「う、う~ん……あれっ、ここは?」

あ~あ、遂にロリィタ氏までも起きちゃったよ。
さっきの相手はもう入り口まで来てるし、事情を説明している暇はない。
俺は一体どうすれば良いんだ!?
いや、まだ危険人物だと決まった訳じゃない、とりあえずは話を聞こう。

がらんがらーん

「…………なんだお前ら?」

新しい登場人物はkskでおなじみ、ガイバーの格好をしていました。はい。
それに今の声、どこかで聞いたような気が……そうそう、杉田だ。
シルバーソウルだったり目隠れ金髪な解体狂だったりヘタ錬金術師だったりする、あの杉田の声だ。

…………いや、ちょっと待て。
俺は何か大事なことを忘れている気がする。とっても大事な。
いや、むしろ頭がその可能性を考えないようにしている気すらするぞ。

「す、すいませ~ん。突然ですが、どちらの出身で?」
「……kskロワだが?」

既に嫌な予感はマックスです。助けてえーりん。
いや、もしかしたらMUwCM75A2U氏こと、高速収録変態道氏かもしれない。彼の容姿は深町昌だったし。
それに、もしかしたら他のksk書き手の皆さんがガイバーユニットを装備してるだけかも知れんしな。
疑ってかかるのは良くないぞ、俺。平和的に行こうぜ、平和的に。ははは。


「……ちなみにご容姿は?」
「…………キョンだ」


わーい。こんなに早く二人目の同ロワ出身者と出会えて嬉しいなー(棒読み)……って。


「めちゃくちゃバリバリ危険人物じゃねーかあああああああああ!!!!!?」


拝啓、感電氏へ。ラジオには行けそうにありません。

【1日目・早朝 長野県 喫茶店】

【kskst@kskロワ?】
【状態】目の前のkyonを非常に警戒
【装備】小冊子@書き手3
【道具】支給品一式、不明支給品1、ライトスター@ニコロワ?スターミー@書き手3
【思考】
1:こいつ絶対危険人物だって!!!
2:感電氏達は無事だろうか……。
3:とにかくロリィタ氏は死んでも守るべきだろJK

※自身を読み手と認識しています。
※もう一つの支給品が「kskst」ネタかどうかは不明

支給品解説
【小冊子@書き手3オリジナル】
主催者から読み手として特別出演してくれたkskstへの愛がこもった手作りの小冊子。
kskstへの気持ちのこもった謝罪文、分かりやすいkskstの支給品解説などが書かれている。
他に何か書いてあるのかは不明。

【ライトスター@ニコロワ?】
ニコロワにてちょっとだけ登場したカービィの乗り物。
主催者によって通常の三倍の速さが出るように改造されているが、ブレーキはない。

【スターミー@書き手3】
「kskスター」ネタとして主催者が勝手に改造(バグ)したスターミー。
鳴き声の代わりに保志ボイスが出る。
覚えている技は
・スピードスター
・こうそくいどう
・りゅうせいぐん
・みずてっぽう

うっかリリカルロリィタ @kskロワ】
【状態】全身にダメージ大、疲労中、精神に深い傷、
【装備】地球人専用専守防衛型強化服 @kskロワ
【持物】無し
【思考】
1:とりあえず状況を把握したい
2:??????????

【備考】
※外見はスク水を着たキョンの妹です

【必殺の土下座通信士 @kskロワ】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
1:??????????

※外見はkyon、もといキョンです。ただしガイバーユニットは始めから装着済み。
※ゲームに乗っているかどうかは次の書き手にお任せ。

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長野県がこげちゃう! うっかリリカルロリィタ ゆっくりした結果がごらんの有様だよ!!!(前編)
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最終更新:2009年05月22日 19:34
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