皇后卿也。(応劭)
秋は収成の時、長は恒久の義。故に
皇后の官名に以て為す。(顔師古)
目次
歴史
将行は故の秦官。漢もこれを継ぐ。
景帝中六年、更名して大長秋と為す。
成帝鴻嘉三年、皇后の詹事官を省き、
大長秋に併合する。
位
(前漢)
一人、秩二千石。
或いは中人(奄人、
宦者)を用い、或いは士人を用いる。
席次
詹事の下。
(後漢)
宦者、一人、秩二千石。
職掌
(前漢)
(後漢)
中宮(
皇后)の命を奉じ宣うことを職掌とす。凡そ
宗親に給賜し、及び宗親の
謁見に当たる者、これを関通す。中宮が出れば則ち従う。
皇后の
法駕の出に当たり、則ち
中謁者、中宦者の職の吏が
詹事を権兼し奉引す。
訖れば罷める。
宦者の誅の後、
尚書が選兼し職吏一人が奉引すると云う。
属吏
大長秋丞
(前漢)
一人、秩六百石。
(後漢)
宦者。一人、秩六百石。
属官(後漢)
前漢の属官は不詳。
宦者。一人、千石。
馭を主る。
前漢の
中太僕。中興して「太」を省き、秩を減じて大長秋に属す。
中章を報じるを主る。
宦者、一人、秩六百石。
三人、秩四百石。
宦者。五人、六百石。
中文書を主る。
中宮私府
中藏幣帛諸物、裁衣、被補浣者ら、皆主る。
宦者。一人、六百石。
宦者。一人。
中宮藏府令が有り、秩千石。儀、御府令に比す。
宦者。一人、六百石。
宮人を主す。
宦者。一人。
宦者。一人、六百石。
中黄門冗従を主る。
宦者。
中宮の清署を主る。
宦者。一人、六百石。
宦者。一人
六人。
中宮薬長
宦者。一人、四百石。
皇太后・太皇太后
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関連項目・人物
詳説
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最終更新:2015年01月18日 22:16