禁中なる者、門戸に禁有り、侍御者に非ずして入り得ず。故に曰く禁中。(
蔡邕)
禁中(省中)とは、
皇帝の起居する所。私的空間のこと。
皇后、
皇太后及び彼らに侍す者以外が進入するには特別の許可が必要であったため、禁中という。
未央宮、
洛陽宮等の深部、いわゆる
宮中のみならず、各地の
御苑等の帝室の私的空間はみな禁中とされた。その出入りには法的に厳しい制限があった他、内外で異なる法規が適用された。
漢代では、
孝元皇后(
元帝の皇后)の父、王禁の諱を避けて以降、
省中と称された。
- 禁中に職を持ち、禁中で寝起きする者
- その当番日に禁中に宿衛する者
- 詔よって召された場合に参上し、禁中の勤めを果たす者
の段階があった。
少帝弁光熹元年、
黄門が誅されると、それまで
宦官に占められていた
侍中、
侍郎(
黄門侍郎か)に士人が用いられるようになったが、彼等が頻繁に禁中を出入りしたために「機事頗る露わ」となり、
王允が対策を上奏した。侍中と黄門は出入りせず、賓客を通さなくなったのはここに始まると言う。
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関連項目・人物
参考
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最終更新:2015年02月09日 18:35