いづれ神話の放課後戦争に登場する能力。
神々の頂点にして唯一の存在である全能神の権能。
作中では権能を納めた『残骸』と全世界に出力するための力に当たる『残滓』に分割されており、
これを統合した時に世界を自由に創造する力となる。
能力についての詳細
創造神
- ただ一柱で全てを創造した権能
- 全人類に任意の宇宙を一つ一つ与えるなどの桁外れの創造が可能。
- ただし残滓と残骸が合わさった完全な状態でなければ使えない。
あらゆる権能を持つ『唯一神』だが、特筆すべきはやはり世界の創造だ。
世界中の様々な神話においても、本当に何もない無の状態から、ただの一柱で世界の全
てを創造した神は滅多にいない。
世界改変
- 任意に世界を作り替える
- 空間単位での固有時間の操作や肉体を失っても生存している状態にした。
やがて空間の固定が解除され、俺はそれまで喰らったダメージを纏めて負う。
地上に叩き落とされた俺は死んだが生きていた。
ああ、たぶん天華の仕業だ。
世界を意のままにする『唯一神』。
その力は人の命も物理法則も超越していた。
跡形もなくなったのに、命だけが残っている。
異教の神々を許さない
- 自分以外の神を排斥する
- 完全な状態ではあった神話戦争以前では神々は地上に手が出せなかった。
「文字通り『唯一の神』──転じて他の神の存在を赦さぬ神のことです。『残骸』に遺っ
た僅かな権能でも、私に対して他の神が力を奮うことはできません」
天使達の主
- 全ての天使を支配下に置く
- あくまで天使を支配するだけであるため天使を宿した人間は支配の対象外。
ゆえにその権能が完全復活するとともに、バロールたちが顕現を保てなくなった。
さらに天使とはみな『唯一神』の手足に過ぎない。
その力を吸収してしまった師匠は、もはや『唯一神』に等しい天華に逆らうことすらで
きない。
残滓(ケイオス)
力の残滓
- 権能の無い純粋な力の塊
- 単純に力の総量が多いため、これを聖別銃弾に乗せれば雷霆にすら互角に渡り合える。
騙し取れたのはあくまで『唯一神』の力の残り滓のみ。
神話術式自体は不完全で起動しておらず、世界の理を意のままにするという『唯一神』
の権能は復活していない。
得られたのは権能とも呼べないただの純粋な力の塊。
先程はその力を銃弾に込めて放ったのだ。
『──ウヒヒヒ、力の残り滓程度で奴の『レガリア』に拮抗するとは、滓は滓でもさすが
は『唯一神』の力ってところか』
使用者との関連性
大聖女の場合(残骸)
だがたしかに『残骸』を『器』にするのは理に適っている。
大聖女の言う通り、元々は神の本体だったのだから。
神仙雷火の場合(残滓)
元々魔術適性が低い俺は魔力や『残滓』のようなエネルギーを、自分の内側で操る心得
がない。
神話代理戦争終結からの三ヶ月で訓練はしたが、まだ少々雑だった。
自分の手足の隅々まで行き巡らせるのは当然。
それ以外に、銃弾に込める『残滓』の量を微調整し、その威力を用途に応じて使い分け
ることも覚えた。
そうではなく、今度は『残滓』そのもので銃弾を成形する。
師匠が飛ぶ斬撃を魔力で生み出したように。
だが彼女よりも迅く。
斬撃より複雑な形の銃弾を造る。
上手く造れなければ力が四散し、まともな威力にならないだろう。
けれど、俺の人生の半分は銃とともにあった。
部品のひとつひとつを手入れしてきた。
元ネタ
ヤハウェ(ヘブライ語:יהוה)
ユダヤ教・キリスト教における唯一の神。出エジプト記20章7節によりみだり名前を発音することは禁じられている。
このためエホバ、ハレルヤ、エル、アドナイ、エロヒムなどの異称を多数持ち、また本来ヤハウェが何を意味するかは消失された。
ヘブライ語、フェニキア語、古代アラム語では四文字で示されることからギリシャ語では神聖四文字(テトラグラマトン(Τετραγράμματον))とも呼ばれる。
イスラム教ではアッラー、アッラーフと呼ばれる。
創世記によると六日間で天地創造を行い、七日目に休んだとされる。
カオス(古希:Χάος)
ギリシア神話に登場する神性。名前は「虚空」を意味する。
『神統記』において原初に生まれた神であり、カオスからエレボスとニュクスが生み出されたという。
同じく『神統記』によるとティタノマキア時はアイテル(上天)より上にあり、その後はタルタロスの手前に存在するとされている。
関連項目
唯一神の配下。
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最終更新:2020年04月26日 06:02