埼玉医大病院、心臓移植認定取り消される…手続きミスで

 心臓移植を実施できる国内7施設のひとつとして認定を受けていた埼玉医大病院(埼玉県毛呂山町)が、認定を取り消されていたことが3日、分かった。
施設移転に伴い必要な手続きを怠っていたためで、再認定には数か月かかる見通し。

 認定審査を行う心臓移植関連学会協議会などによると、埼玉医大は大学病院内にあった心臓病センターを、埼玉県日高市に先月開院した新施設に移した。移植チームの人員や設備などが基準を満たしているかどうか審査を受ける必要があったが、大半のメンバーに変更がなかったことなどから、大学側は新施設の再審査を申請しなかった。

 協議会は4月中旬、再審査の実施を決め、現時点で埼玉医大の新施設には心臓移植施設の資格がなく、新規の患者登録を行えないことなどを伝えた。大学は患者約20人に対し、取り消しの経緯のほか、近隣の認定施設である東大病院(東京都)などへの転院の可能性を説明している。

 埼玉医大は2002年10月に認定され、心臓移植を3件行った実績がある。関東地方では3施設が認定を受けていたが、東京女子医大(同)は医療過誤で02年8月から心臓移植を自粛しており、当面は東大のみが実施施設となる。
(読売新聞 より)

うっかりミスでは済まされないだろう。
医療ミスではなくとも、手術を待っていた患者にとっては残念なことでもある。
人の命を預かる病院なので、特に慎重に物事を進めて欲しい。
また大きな組織になると実際の現場、決定機関と事務がそれぞればらばらになっているので意思疎通もしっかり伝わりにくいのかもしれない。

会社・個人に問わず不正だけでなく人為的なミスによる不祥事も多い。
今までは報道されていなかったり、個人保護法もなく、
しっかりと業務に対するマニュアルもなかったのかもしれない。
仕事や普段の生活に限らず、
うっかりで信用落とさないように日ごろから気をつけたよいだろう。

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最終更新:2007年05月06日 02:12