色違いのベビンネ

公園を散歩しているとタブンネがやってきた。
野生とは思えない無警戒ぶりで両手に抱いた卵を嬉しそうに見せている。
...せっかくだから悪戯してみますか。
「あ!あそこにオレンの木が!」
嘘ではなくそこにはオレンがあった。
タブンネは木もとに卵を置き木によじ登る。
「今のうちだな...。」
本物の卵を食用の無精卵とすり替えておく。永遠に卵を暖めているといい...w
「ミッミッミィ♪」
お馬鹿なタブンネちゃんは全く気付かず、オレンの実をクチャクチャ食っている。
俺は今日は何食わぬ顔でそのまま帰宅した。

数日後、本物の卵が割れベビンネが誕生...って色違い.....だと...!?
嬉しい誤算だ。タブンネのような下等種でも成長した
色違いなら高額で取引される。ついでにライモンでいつも世話になっている
ジャッジ君の所に行くと...
「このポケモンはすばらしい力をもっていますね。
中でも最も高いのがHP・防御・特攻・特防ですね。
最高の力を持っています。」
なんという優等生。タブンネじゃなかったら手持ちにいれてもいい程だ。
意気揚々に駅をでるとミィ!と威嚇するような声が足元から聞こえてきた。

「ミィィィィィ!!ミイッ!!」
この間のタブンネだ。威嚇するような声で
本能で我が子を見つけ出したらしい。
「そう怒るなよwほらっ!」
タブンネの目の前にボールを出す。チィ!と赤ちゃんが
小さな手で挨拶をした。
「ミィ!ミイィ~!」
嬉し涙を流し我が子の元へ駆けよるタブンネ。
だが待っていたのは待ち望んだ抱擁ではなく
鋭く研ぎ澄まされた爪の斬撃だった。
「ミギャアアッ!?」
「いい演技だったよ。ゾロアーク。」
ゾロアークは照れながら一声吠えた。
「さてママンネちゃんw君も家で飼っておくよ。
ただし我が子とは一生会えず奴隷としてなぁ!」
「ミイィィィィィ!?」
悲鳴をあげ抵抗しようとするママンネを
捕縛して俺は帰路に向かった。
ああ、今日もタブンネ達のおかげで楽しめそうだwww

「さあ今日からここが君のお家だよwママンネちゃん!」
防音処理を施した庭の物置小屋にママンネを
乱暴に蹴り飛ばした。ミギィッと声を上げている。
「じゃあまずこれまでの出会いを祝福して...。」
暴れるママンネの腹を踏みつけながら両手両足をきつく縛りあげる。
「ミイィィッ!?ミイィィィィィィィィィ!!」
ボンレスハムそっくりになったママンネが抗議の声を上げるが
俺は当然無視し本日のゲストを召喚した
「ではお願いします!妖精グループの皆さん!」
卵グループ妖精の♂ポケモン達が数匹入ってきた。
全員野生だがオボンの実を報酬として今回雇ったのだ。
「ミィィ!?ミイィィィィヤアァァァァァァ!!!」
悲鳴を上げようがゴロゴロ抵抗しようが子作りタイムには
関係ない。オス達は性欲のままに組み付き腰を振りまくる。
やがて存分に発散したらしくオス達は満足したように帰って行った。
「ああそうだwこれ今日の晩飯だからww」
安売りしてたオレンの実を置き白濁色まみれのママンネに
熱湯を浴びせながら物置小屋を後にした。

「ハハコモリ~。そっちはどう?」
家に戻り色違いに哺乳瓶の口にを当てているハハコモリに話しかけた。
俺の手持ち達も色違いの価値は理解しているため、
色違いの育児には喜んで協力してくれている。
手伝ってくれる皆の為にも高く売らないとな...。
「チィ!チィ!」
粉ミルクを飲み干し色違いちゃんはハハコモリとじゃれている。
ミキサーにかけたい衝動を我慢し留守と子育てはハハコモリ達に任せ
恒例のタブンネ狩りのため支度を始める。
帰宅する頃には、ママンネの方も卵を出産しているだろう。
リザードンに乗り空を飛んでいる時も俺は口のニヤニヤは止まらなかった。

大多数の意見を反映して好きなようやりましたw
「ただいま~wちゃんと卵産んだかな?」
帰宅するとハハコモリが5つの卵を見せてくれた。事前に回収してくれたらしい。
「ありがとさん。じゃあ手筈通り頼むわ。」
リビングを後にしママンネの元に向かう。ドアを開けると
案の定鼻息を荒らしながらこちらを威嚇している。
「流石に嫌われちゃったか~wまあこれでも見なよww」
小屋に置いてあったテレビにスイッチを入れると、
リビングでくつろいでいるハハコモリと気持ちよさそうに抱かれている
色違いの姿があった。
「ミイィ!?フミイィ!ミガー!!」
我が子の無事な姿に安心しているのが半分、
本来自分がいるべきポジションを他のポケモンに取られ
憎く感じるのが半分といったところかな?
「ここで本日のお楽しみでーすw」
ハハコモリからあるものを持ち出してきた。生みたてホヤホヤの
ママンネちゃんの卵だ。
「ミイッ!?」
無理やり作らされたとはいえそれでも大切な子供達。
縛られたながらもテレビの前に手を伸ばそうとするが届かない。
卵がどうなるかあらかた想像がついているのだろう。
「落ち着けよw今から面白くなるんだからw」

置かれた卵を不思議そうに見つめる色違いちゃん。
とここで卵に頭突きをし始めたじゃないか!
「ミイィィィィィィィィィ!?」
突然の事態にうろたえるママンネ。色違いは卵を
ボールと思っているらしく転がし遊んでいる。
「子供は時に大人以上に残酷だからね~w」
俺が虐待するより効果覿面じゃないだろうか?
無邪気な心に弄ばれた卵は段々ヒビが入っていき、
遂に叩き割れ中身を撒き散らした。
「ミギャアアァァァァァァァァァァァ!!?」
ママンネの絶望が叫びとして小屋中を満たす。
愛し合っていただろう相手と作った子に、
自分の子を殺されるのはどんな気分だろうか?
「叫んでいる場合じゃないよママンネちゃんw
まだ色違いのターンは終了してないんだからさww」
ハハコモリが次に用意した卵を見てママンネの表情が凍りついた。
まだ善悪がわからない年頃故に色違いの
やる気は全く衰える様子はない。
「ミイィィィーーーーーーー!?!?」
結局最後の卵が割れる頃には
ママンネはショックのあまり気絶してしまっていた...。

ママンネが小屋にやって来て数週間がたった。
既に全身は痣と擦り傷だらけで瞳は絶望の色で濁り始めている...。
「今日はこのくらいでいいかなwあとこれメシだからww」
カビの生えたパンをママンネに捨て去り小屋を後にし、
急いで書斎に戻る。今回はこれからが本番だからだ。
「ミギ...ミィィ.......」
空腹に耐えられずカビパンを口にするがすぐに戻してしまう。
元野生とは言え腐りかけを食するのは堪えるようだ。
それでも飢えを凌ぐため涙目になりながら頬張ろうとするが...
パッ
「チイッ!チィ~♪」
ここで突然映ったのは、
めでたく離乳を済ませた色違いがオボンの実に齧り付いている姿だ。
口についている果汁が新鮮さと瑞々しさがテレビ越しに伝わってくる。
「ミィ...ミイィィィィ..........。」
来てしばらくこそ色違いの元気に喜んでいたが、
卵割り事件を境に少しずつ見る目が変わってきたようだ。
今では怒りと嫉妬の感情が感じられ始めているようだ。

不満をパンにぶつけるべくパンの袋を探ると違うものがあった。
赤と白で彩られた球体、モンスターボールだ。
両手が縛られているためおでこで開閉スイッチを押すと...
「ミ...ミフィ...............」
タブンネだ! 自分以上に傷だらけの同胞を見て息を呑む。が、
すぐにママンネはボロンネに癒しの波動を打ち始めた。
手が使えない以上狙いが定まらず効果が落ちてしまうが、
少しずつボロンネの傷が癒え表情が安らいでゆく。
「ミイ......!ミイィ...!」
動けるまで癒えたボロンネはママンネに感謝の気持ちを伝え
ママンネの縄を解いて癒しの波動をお返しした。
「ミィ.....ミミッ!」
傷跡も消えすっかり元気を取り戻したようだ。
2匹のタブンネはお互いの喜びを分かち合うように、
ぎゅっと安らぐように抱擁を交わしたのだった....。
「めでたしめでたし...今のうちだけだがなw」
監視カメラから始終を覗いていた俺がツッコミを入れる。
あのボロンネは峰打ちで徹底的に痛めつけた後、
捕獲した♂のタブンネだ。
「2匹とも仲良くしなよw後のお楽しみがかかっているんだからww」

あれから2匹のタブンネは日を増すごとに仲良くなり、
見事夫婦として結ばれたようだ。
今タブンネ夫妻の元には3個の卵があり
慈愛の目で見つめ交代で暖めあっている。
と、ここでドアが開き俺のサーナイトがニコニコ顔で
果物を抱えやってきた。
夫妻が初めて会った日以来、
俺は顔を出さずあえてサーナイトに代理を頼んでいる。
サーナイトは俺と違い夫妻の前では嫌な顔一つもせず
懸命に奉仕をし尽くしているのだ。
「ミイッ!ミミッ♪」
夫妻は歓迎の声を上げ礼を言いながら果物を受け取っている。
2匹の愛の結晶。同情し主の目を盗み自分達の力になってくれる味方。
穏やかに流れるな時間。平和ボケのせいだろうか...?
サーナイトの口元をニヤリと笑っていたことに
2匹は全く気付く様子はどこにもなかった........。

数日後...
ピシッ!ピシッ!パリン!
あっ!タブンネが生まれたぞ!
朝の陽ざしを浴びながら3つの卵同時に産声を上げた。
夫妻は喜びの顔に満ち溢れ、側で手伝っていたサーナイトも祝福している。
ボロンネ改めパパンネは生まれたての我が子を舐め、
ママンネは早速母乳を与え始めていた。
5匹の家族は今幸せな時間を過ごしていた。
これが人生最後になるとも知らずに...。
と、ここでサーナイトが念力である物を用意した。
電子レンジに電動ミキサーにガスコンロの三点アイテムだ。
野生出身のタブンネが知るはずもない代物であり
サーナイトが夫妻にタブンネの子供達が生まれた時に使う
お祝い用のおもちゃですよと虐待愛好会流のジョークで説明し、
それぞれの道具にベビンネをセットする。
「チィ?チチ?」
生後間もない赤ん坊は不思議そうに自分が入っている容器に
ぺチぺチ叩いたり頬ずりしたり様々だ。
これから始まる惨劇など夢にも思わないだろう。
夫妻はワクワクと嬉しそうに見つめている。
...........................................................カチッ
「チギィィィィィ!?」
「チギャッ!!」
「ピギィ!ピイィィィィ!!」
スイッチの音と共にベビンネのワルツが奏でられてゆくw
必死に動き回る姿はベビンネの命を賭けたダンスのように...
夫妻が吃驚した表情の直後やめさせようとするがもう遅い。
金縛りによって夫妻は指一本も動かせなくなってしまったからだ。
もちろん金縛りを放っている黒幕は..........。

「やっぱタブンネちゃんの不幸は俺らの幸せだよなww」
小屋に足を運んでいる俺が一部始終を覗くながら
ほくそ笑んだ...。
ワルツに夫妻の悲鳴も重なり今や一家一世一代の大合唱は、
夫妻の喉が枯れ果てゼエゼエ息をつくまで続き
ベビンネジュース、ベビンネの丸焼き、ホカホカベビンネの
3点が出来上がっていた....。
涙も流し尽くし息も絶え絶えの夫妻が力尽きかけた時、
「ひっさしぶり~w元気だったかなタブンネちゃんww」
ここで俺が登場!さあネタばらしの時間だ...!
「実はさ~、色違いちゃんがある程度育ってもうすぐ
オークションに賭けるから最後にミィアドレナリンたっぷりの
肉料理をたらふくたべさせたくてねwww」
前者はおまけ程度の物で本音は虐待愛好会のHPで見られる
ミィミィ動画に今回の動画を投稿するためだけどなw
水槽子タブンネやバースデータブンネの動画に心奪われた
俺は先人達に憧れ挑戦してみたのが目的さ。
「それからサーナイト。もう演技はいいよ。ご苦労さんw」
心の仮面を外したサーナイトは夫妻に冷徹な表情を向け
電磁波を放ち麻痺に至らせた。
「ミギッ!?ミイィィ!?」
未だにこの馬鹿共は裏切られた現実を受け入れられないらしい。
サーナイトはに向けて必死に懇願するように鳴くが...
「さぁタブンネちゃん...お肉になる時間だよ...!」
包丁を片手に切り裂きジャッ○の如く俺は構えた...。

同日・夜
「ミィ~♪ミミッ!」
「おかわりいっぱいあるからたくさんお食べw」
口一杯焼き肉を頬張りご満悦の色違いちゃん。既に3人前を平らげている。
「ミィッ!ミミミッ?」
とても口にあったらしくこれは何の肉と聞いてきている。
良個体値とはいえ、疑う気配は微塵も感じられないようだ。
「これは君の源で出来てるのさっ!」
ミィミィ動画の返信コメントを見ながら俺はそう返事した...。

「初めまして○○様。私が落札した××でございます。」
今俺が話している相手はネットオークションで色違いを競り落とした
聞けば彼はタブンネ虐待愛好会の古参の会員で愛護団体の妨害も物ともせず
破格の値段で競り落としてくれた。まあ俺としては高く買ってくれるのなら
誰でも構わないのだがw
「お会い出来て光栄です。それではこちらの契約書を…」
手続きを済ませて行きようやく引き渡しだ。もう色違いの糞尿の始末や
散らかした部屋の掃除や俺のポケモンのストレスの心配にも開放されるんだ!
「サインの確認が済みました。こちらがの商品になります。」
「ミィ~。」
ボールから出した色違いは状況を理解していないらしく呑気に床にゴロゴロし始めた。
思いっきり蹴り飛ばしたいが我慢我慢。もうこいつは俺のポケモンではないのだから。
「失礼ですがもう好きにしても構わないのですか?」
「はい!煮るなり焼くなり好きにしてください!」
××氏は待ってましたと言わんばかりにボールに手を掛けた!
出てきたのは別の痣付きの色違いのタブンネだ。だが様子がおかしい…。
こちらの4Vを見た途端ギラギラした目を大きく開き足程の長さのマランネ
いきり立たせ4Vに飛びかかってきた!
「ミイィィィィィィィィ!?」
突然の事態に慌てふためく4Vだがそんな猶予はもう与えられないようだ。
痣付きが自身のマランネを4Vの股に無理矢理捩じ込んだからだ!
「ミギイィィィィィィィィ!?」
激痛に耐えられず絶叫と共に股から血を垂れ流している。今まで甘やかした分
反動でいい悲鳴で泣いてくれるじゃないかw
あと俺に助けを求めてるがどうでもいい。お前もう用済みだしなwww

「私が出したタブンネは海外産でしてね。いわゆる国際孵化により色違いの
子供を出やすくする方法なんですよ。」
そういえば国籍の違うポケモン同士が卵を作ると色違いの子供が生まれやすくなる
と聞いたことがある。飽きられない程度に出せばいい金になるだろうな。
「だからこの色違いが欲しかったんんですねw」
「ええw色違いのタブンネは愛玩用だけでなく通常のタブンネよりもミィアドレナリン
の分泌量も蓄積量も遥かに多いですから需要が非常に高いんですよ。」
一匹でいいから食べてみたいなぁ色違い。っと足元になにか当たったようだ…。
「これは…卵?」
「ああ、もう一つ目を産みましたかw」
転がってきた先を見ると痣付きが馬乗りでピストン運動を繰り返しており4Vは既に
白濁色まみれになっていた。うわっ汚ねえなおい。
「お見苦しい物を見せてしまい申し訳ありません。痣付きも相当溜まっていたようでw」
「あははww男なら当然ですよねwじゃあ時間も推していますしこれで…」
小切手は既に受け取った。桃豚の世話から解放されて足取りも軽くはずむぜw
あばよ!子供を産む部品ちゃんwww

数ヵ月後_
「チィッ!チィッ!チィッ!チィッ!チィッ!チィッ!チィッ!」
「すごい!色違いのタブンネがこんなにたくさん!」
「喜んでいただいて何よりです。ある方から色違いのタブンネを売却して
下さったお陰でこの通りですよ。ハハハッ!」
「いい買い物をしましたねwところでこの子達のママさんは?」
「ああ、あの子なら地下室にいますよ。リモコンは…ほら!」
「ミヒッヒヒッ!ゲへへアァ~…。」
そこには数匹のタブンネ達が白濁色まみれになりながら、
激しく乱交を繰り広げていた…。
「タブンネの強みの一つに近親相姦を行っても寄生児が誕生する危険性が
非常に低い事があるんです。おかげ様で色違いを繁殖に苦労は少なく済みましたよ。
ミィミィ動画の方に色違いの調理動画が投稿して置きましたので
もしよろしければ視聴を頼みます。タブンネの不幸で食事がおしくなりますな!」

最終更新:2014年09月29日 18:16