へ:機構島移動範囲の監視及び動向調査

へ:機構島移動範囲の監視及び動向調査


報告者:情報部管理官ヘリック
監視員及び通信者:ヘリック、亡月
現場調査員:エクト、ホムンクルス、アンニュイ、コール

前記:機構島の外観、地理について

座標:不規則に移動するため測定不能
面積:約164.0km²
海岸線:-
最高標高:約84m
分類:人工島
所在位置:大海(不規則的に移動しています)

概要


日時:A.P.240/10/14
場所:
  • 監視員及び通信者(情報部支部:外部組織対策課)
  • 現場調査員(惑星ウォパル:大海エリア及び機構島近辺)
情報部管理官ヘリックの指示のもと、機構島の監視及び動向調査が実施されました。今任務では情報部より任務要請を受けたアークス二名「コール」と「アンニュイ」も同行の上で開始されました。
今任務は偵察のみを目的としている為、機構島内部への潜入は実施しませんでした。また、機構島近辺の海底エリアに棲家を持つウォパル原住民も浮上し、野次馬となっていた為彼らから情報収集を行いました。詳細については下記を参照下さい。

時刻11:27~13:50

機構島の動向:西南に向かい僅かながら移動を続けている。前方付近に障害物は無し。
監視チーム:機構島の移動目的を解析中。戦闘機の遠隔操作により機構島の面積、最高標高の特定に成功。
現場チーム:水上構造機にて機構島近辺の外観観察、及び侵入口の複数発見に成功。侵入可能である場所(東部、西北部、南西部の3種)にテレポーターの設置に成功。
+ 音声記録:機構島外観について
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(一部省略)
ヘリック:あー、聞こえる?外観見せてもらったけど凄いね。本当瓦礫の塊って言うんかなこれ?

エクト:そうっすね。なんてか、俺が見た時より上昇してる気がするんすよ。

亡月:僅かながら浮上しているという事か?にしては活発的過ぎにも思えるな。

コール:勘弁してほしいな・・・私の活動場所がこんなデカブツの下なんて。

アンニュイ:んー・・・よく分からんけどさ、生物の島って言うの?明らかに禍々しさが半端ないってゆーかさ。

エクト:やっぱそう思うか。俺も違和感しか感じないんだよな。気分的にも良い気はしねえのは入った事があるからか。

コール:いや、私も不快感を覚える。まるで息をしているかの様に瘴気が出ている。と、具体的では無い表現だけど。

亡月:そのセンは合ってるかもな。この島からは膨大なフォトンの反応が確認されている。しかも・・・ははっこりゃ笑える。

ヘリック:どうしたの。しかも仮面で顔隠しちゃって。

亡月:これ、現代のフォトンとは違うね。マザーシップの反応そっくりだぞ。

ヘリック:え!?

ホムンクルス:んじゃあ、フォトナーが動力源って仮説は間違ってないって事?

エクト:可能性は高いな・・・。なぁナキさん、とりあえずテレポーターの設置だけで良いんだよな?

亡月:まぁ死にたくなかったらだね。

エクト:うん死にたくないんで帰りたい。

コール:うーん・・・残念ながら早く帰れそうには無さそうだ。

エクト:え?

アンニュイ:あー・・・ほら向こうの。

ホムンクルス:何かイカダが引きずり込まれてるんだけど。

エクト:えーーーと、ヘリックさんへ。俺たちバルロドス倒してきます。エクトより。

ヘリック:いってらっしゃい。

<記録終了>

時刻15:20~17:10

機構島の動向:西南へ約26km程進んだところで停止する。その後も動くことはなかった。
監視チーム:機構島の移動目的は解明できず。詳しい調査の結果、機構島に所在するフォトンはマザーシップのものと同一と断定された。
現場チーム:バルロドス討伐後、機構島近辺の海底エリアに住むウォパル原住民と接触。彼らから情報収集を実施するも決定的な手掛かりは無し。

+ インタビュー記録:ウォパル原住民カブラカン
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(一部抜粋)
カブラカン:ほなアンタラ!あのねーちゃんと同じアークスか!いやぁ~助かったわ、あの島何なん?わてら棲家を追いやられるかと心配だったさかい!

エクト:原住民のあんたらも流石にアレ知らねえか。海底には無かったか?浮上する前とかさ。

カブラカン:たしか~・・・あった気もせえへん、海ん中は色んなモンが沈んでるさかいなぁ。

エクト:まじかー、そん中に紛れ込んでてもあのデカさは気付くんじゃねえかな。

アンニュイ:沈んでた位置にもよると思うよ。んー・・・あの島が浮上した場所ってなーんにも無いトコだったんでしょ?

亡月:正解。コイツが浮上した位置は海底エリアの存在しない。まさに海の墓地みたいな場所さ。んでコイツが浮上した際にポッカリ穴が空いちまって。それはウォパル調査委員会に丸投げしたさ。

ヘリック:あっ一応仕事分けるんだ。

亡月:面倒事はな。

ヘリック:わかるw

コール:面倒ごとだけ回すのは勘弁してほしいな・・・それで、君達も住処を追われている状況なんだろう?あの島が浮上した影響により海王種達が混乱している。

カブラカン:そうなんや!アレが浮かんできたせいでな、エネミー達がまた大暴れしとるんや!お陰でまーた怯えて住む日々に戻った訳や。せっーかくのぉアークスのアンタラがぎょーさん倒してくれてんになぁ。また迷惑かけるかもなぁ。

エクト:気にすんなよ。こういう時にアークスは働いてんだからさ。折角さ安全地区も出来てきた頃にこれだもんな、平和になるまで辛抱してくれな?

ホムンクルス:僕達に任せてよ。あの島もまた沈めてやるからさ。

コール:環境の破壊は最小限に留めないとね。

カブラカン:ああ!そや、それがいっちばんの頼みだったわ・・・。

エクト:頼み?

アンニュイ:沈める事が?

カブラカン:そや・・・あんな、あのぎょーさん立派な島が向かってる先に知り合いの墓があるんや。

エクト:墓?

カブラカン:マキローナって婆さんの墓があってな。わてら皆慕ってたんや。

ヘリック:ん?マキローナ?今マキローナって言ったよね!

コール:マキローナ!?それは本当なのか!?

カブラカン:おわ!?突然なんや・・・?

コール:その墓って研究所の近くに花が沢山咲いてる場所の事だよね?

カブラカン:せ、せやで・・・なんや、知っとるんかあんちゃん。

ヘリック:コールちゃん落ち着いて、気持ちは分かるよ。

コール:困った・・・非常にこれは困ったなあ、はは・・・。

エクト:マキローナ・・・どっかで聞いたような・・・。

ヘリック:まぁ担当じゃなかったからピンと来ないよな。

アンニュイ:勝手に話進められても困るよー・・・。

亡月:何だ何だ?島を止めるなら面白そうだから協力するが。

ヘリック:あー贔屓とか言わんでくれよ。どっち道止めなきゃいけないからな。その墓の原住民は、いさねお嬢の大切な友人の親代わりだった人なんだよ。一人のアークスを救った偉大な原住民さ。皆、情報収集が終わったら帰還して支部に戻ってくれ。一刻も早く機構島対策チームを正式に設立するぞ。いいな?

調査員一同:了解。

カブラカン:なぁ、お願いがあるんやけどな。

エクト:ん?

カブラカン:あの娘っ子には秘密にして貰えんか?多分心配で島を止めようとするかもしれへんのや・・・。マキローナ婆さんからぎょーさん聞かれとったんや、ほんま良い娘だって。まぁ、わては婆さんが死ぬ数日前に聞いただけでその娘っ子の事は知らんけどな・・・。

コール:ああ、勿論だ。必ず、必ず守って見せよう。家族の為に。
<記録終了>

※インタビュー記録に関連した情報に関しては104-海底地区調査任務:研究施設跡地を参照下さい。
最終更新:2017年12月22日 17:00