(一部省略しています。)
エクト:そんじゃ、全員集まったみたいだし、色々と聞いていくわ。こっちの方針として任務に参加って事だけど今までのアークスの任務と違って、今回は上層部の奴さん達が変に目を付けている事案なんだよ。だからそういう事で不都合が出る可能性があるって事は前もって言っておくけど、初っ端からはアレだったか?
バティスト:べっつにー?オレは別に気にねえよリーダーさーん?
エクト:ははっ、オメェはそう言うと思った。
ホムンクルス:資料に目を通してもらったけど、今回の任務は色々と面倒なんだ。
亡月:なんせ、島の内部にはあの偉大なるフォトナー様がいるかもしれない?フォトナーが残した負の遺産?オラクルを脅かすドキツい兵器?仮説を立てればキリが無い。しかも内部を見なきゃあ全く分からないと来た。従来の「前もって用意された情報」なんて無いんだ。探究心が湧くんじゃないかな?
エクト:おいおい・・・ナキさんあんま煽んなよ。
アンニュイ:いいんでない?まー・・・余程の覚悟が無いとあんな不気味な島に入ろうなんて考えないと思うけど。
ランジュ:私は大丈夫ですよ?ウォパルが平穏になるならこの力も本望ですし。
亡月:ああ、「煌珠六花のランジュ」か。思い出したぞ。散々幾多の組織に狙われつつも全て返り討ちにしたというな。天性の能力ってのはさぞ便利なんだろうね。
エクト:クリフのおっさんには許可取ってるのそういや?命の保証は出来ねえし。
ランジュ:言っておきますが、本気を出そうと思えばクリフ以上の実力を出せます!
エクト:うん知ってる。ねえホム。
ホムンクルス:敵が可哀想になるもんね。
バティスト:おねーさん可愛いよね。
エクト:バティは座ってろ、な!
ルナソル:ふふっ・・・相変わらず苦労が絶えないですね、エクト君。
エクト:いやぁ・・・今回も世話になっちまうなルナさん。
バティスト:ねぇエクト!あのおねーさん誰?ランジュさんも美人だけどさ、ミステリアスですっげえ可愛い。
(小声でエクトの耳元で囁いています。)
エクト:残念ながらバティスト君よ、あっちのおねーさんは彼氏持ちだ。
バティスト:え・・・・・・。
ルナソル:か、かかか彼氏だなんて・・・っ!せ、せんせぇとはそんな・・・えへへ・・・。
ホムンクルス:もう収集つかねえぞこれ!だからお前リーダー似合わないんだよ!
エクト:今更ぁ!?
アンニュイ:あっ自覚あったんだ。
(ポテチを食べている。また、食べこぼしたのを見たルナソルがティッシュを与えている。)
亡月:それはそうと・・・そちらのメガネのお嬢さんは何を描いてるのかな?
クラルス:えっ!?わ、私ですか?
亡月:スケッチブックかそれ?
エクト:何それ気になるんだけど。
ランジュ:ほー・・・わぁ、すっごーい。
ホムンクルス:まさかの棒読み。
クラルス:わーーーー見ないで下さい!これまだ途中なんですから!
ルナソル:どんなの描いてたんですか?
ランジュ:でも普通に人の絵だったような?
エクト:良いじゃん言っちゃえよクラルス先生。こんな時に描いてる先生も先生だし。
クラルス:仕方ないじゃないですか!こんなにも創作欲を駆り立てる様なメンツが揃っている状況で我慢だなんて・・・酷すぎますぅっ!せめて設定画くらい描かせて下さい!!!
エクト:えぇ・・・あ、うん・・・なんかごめん。
クラルス:機構島というならば未開拓の地・・・エネミーが居なかったと言いますが居ないと断定はされない筈です!もしかしたら隠れ潜んで私達の様な獲物を捕まえようとしている筈ですよぉ・・・しかも海王種に分類されるエネミーが存在すると仮定するならば、そう気持ち悪い触手や独特の生殖器を持った恐ろしい生物達が・・・ふひひひ・・・。
ルナソル:せいしょ・・・お、女の子がそんな言葉使ったら・・・。
(赤面になり顔を隠している。)
バティスト:・・・エクト、オレ初めてかも。こういうタイプの女の子・・・。
エクト:うんお前が震えてるの初めて見た。
亡月:意外にも使えるんじゃないか?発想は飛び抜けているが良いセン言ってると思うが?
アンニュイ:ん?エネミーが隠れ潜んでるってとこ?
亡月:良く分かったな。そうそう流石に何も居ないってのはおかしいだろ?だから内部調査にあたってもしかしたらエネミーが単に見つからなかっただけという事もあるし、そう考えればリスクは高まると思うぞ。
アンニュイ:ふむ・・・それなら一層覚悟が必要かもしれないね。
エクト:あっ!言い忘れてたわ!
一同:?
エクト:まーそんな感じで、機構島自体すっげえ危険だけどさ・・・それでも行く気はある感じ・・・?っていう意思確認。
一同:軽いわ!
<記録終了>
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