+ | 居住区エリア東端部 |
居住区エリアに到着。二名の痕跡があると思われる東端部へと進行します。敵性反応は無く、寄生エネミー(通称エネミーE)は海底林膨隆部より産出されたと思われ、所々に穴が形成されております。犠牲者達はこの現場である中心部にて発見されました。
エクト:現場到着したけど、ひっでえ有様っすねこれ。まだ血痕残ってら。
ホムンクルス:容赦無く殺すからでしょ。
ルナソル:あの時は仕方ありませんでしたから・・・。意識のある方も安楽死させる結果になったのは残念でした。
亡月:エネミーEは今も研究部で分析中だが、多分私がいなきゃ重要な部分は引き出さんだろう。さっさと採取せねばな。
バティスト:リアリストだねー博士って。
亡月:ほお?一応これでも楽観的な性格なんだけどな?
エクト:ねえお面くるくるしてんのはどういう反応?嘘なの?
亡月:じゃあ付けるわ。
エクト:えっそういうのアリなん?
[ヘリック]:談笑中すまんが二人の手掛かりはありそう?昨日の事だが、外に出てこないって事は内部で遭難してる可能性もある。
ホムンクルス:手掛かりは残念ながらここには無さそう。その東の方?そっちに行くしかないみたい。
エクト:しゃあねえこのまま進むか・・・てか、ラフィオとネグロ遊んでんじゃねえぞ!
ラフィオ:遊んでない!今日持ってきたカロリー〇イトでチョコ味とチーズ味どっちにするか決めてたの!ボクは遊んでない!
ネグロ:(ジャンケンの構えをしている)
エクト:ルナソルさんあの二人と手繋いでもらってもいい?迷子にならん様に。
ラフィオ:おい子ども扱いするな!
ネグロ:(「DQN」と書かれた看板を見せつける)
ルナソル:はい二人とも、一緒に行こ?
ラフィオ:うっ・・・はーい・・・。
ネグロ:(大人しく手を繋ぐ)
バティスト:エクトよりメッチャ言う事聞いてるね。
エクト:うるせえぞバティ。
居住区東端部へ到着。エネミーEの残骸が道中発見されました。大樹林が並んでいる場所で探索を続けると、地下へ繋がっている陥没穴を発見。
ヘリック:えー、周辺の敵性反応を調べたけど今んとこ大丈夫みたい。入ってみてくれ。
エクト:ねえヘリックさん・・・何ていうか結構深いんすけど。
[ヘリック]:何言ってんだお前。男は度胸だろ、な?みんなそう思ってるって。
エクト:思ってねえっすよ!?
バティスト:俺は信じてるよエクト!
亡月:何をしてるんだ早く降りろ。
ラフィオ:死にはしないでしょ。
エクト:いやいやいや!だって下なんか水流れてるよ!?やだよ濡れるじゃん。
ネグロ:(エクトを背後からドロップキックする)
エクト:うおおおおあああああああああああああああッッッ!!!??
(水しぶき音が鳴り響くもエクトの位置は確認できている。)
バティスト:ヘリックさーん!エクト生還!
[ヘリック]:いやあ良かった!
エクト:良くねえよ!因みに浅かったわここ!しかも周りが苔だらけなんだけど・・・。
ルナソル:それじゃあ、ロープ繋げたので、一人ずつ降りましょうか。
ラフィオ:ルナソルさん準備良いね。
ルナソル:皆さんの安全が第一ですから。
バティスト:うっかり手が滑っちゃったら俺が捕まえちゃうからね?
エクト:・・・・・最初からあったの?蹴る必要は。
ネグロ:(「なんとなく」と書かれた看板を見せる)
エクト:面貸せやネグロ、逃げんなオラァ!!!
ホムンクルス:ちょっと任務だから鬼ごっこしてんじゃないよ!
エクト:ごっこじゃねえ!!!!
ラフィオ:ん?なんかメッセージログ落ちてない?
バティスト:ほんとだ、開けてみよー。
エクト:おっまじで?
ネグロ:(エクトの肩に乗っている)
エクト:おいてめっ!
ホムンクルス:やっぱ仲良いじゃん。
エクト:ビンゴやんけ。
[ヘリック]:それじゃあ皆、本格的に捜索任務だ。
一同:了解。
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+ | 下層エリア:東部地下通路 |
周囲分析端末を参考に水上都市部へと進行中。周辺は苔と樹の根元が敷き詰められている状態であり、老朽化に伴い水没しているエリアが存在します。水没地の水深は深く、多数の海洋生物が生息しておりました。惑星ウォパルで確認されている種類が殆どである事は現地点で確認されております。
エクト:え・・・泳いだのここ?
バティスト:でも向こう行けば何かありそうだよねー。
ラフィオ:ふぉーーー、ねえこの水冷たくて気持ちいい!
ネグロ:(石を投げて水切りに挑戦している。)
ルナソル:皆さん遊びに来たんじゃないんですから。
[ヘリック]:とりあえずどっか進む道はない?
エクト:うーん、どうだホム?
ホムンクルス:ここは浅いな・・・行く道としたらここを進むしかないね。
亡月:ふむ・・・ここだけ地形が盛り上がっている様だな?一本道の様に出来ている。もう少し水面が上昇していたら危なかったかも・・・む?そうか。
エクト:どうしたナキさん?
亡月:この島、少しばかり浮かんだり沈んだりしただろう?多分それに伴って内部の水深度も変わっていくのだろう。
エクト:つまり島の動きに合わせて探索できたり進めたりするポイントが変わっていくって事?結構厄介だな・・・。
[ヘリック]:それは良い推察だな。早速だが機構島の動きを隈なく観察する様手配するよ。
ラフィオ:あれ?推察なのに実施しちゃうの?
[ヘリック]:手探りでやってる君達なら解るだろうけど、ベストな選択なんて全く分からないもんだ、だけどベターな方法は考えられるのがこの任務の強みなのさ。
バティスト:俺そういうのすっげー好きだよ。未知との遭遇ってやつ?ワクワクすんじゃん!
エクト:まぁ俺らも緊張感ねえよな~。
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+ | 下層エリア:別惑星環境再現型自然保護区Ⅲ【アルタロス:湖沼エリア】 |
水面上を抜けると、大型の機械扉を発見。三重のセキュリティロックが見られましたが機能しておらず、全て破損され開いたままとなっておりました。道中、多脚甲殻類の生物も数体確認されました。彼らは臆病な性格の様で、調査チームが通りかかると即座に逃げていきました。海底に生息する甲殻類同様危害を加えてくる事は無いと考えられますが、要分析対象として回収対象としました。
自然保護区【アルタロス:湖沼エリア】に到達。空間規模は約20m²と予測。錆び付いた壁面に古代文字が記されており、解析した事でエリア名が特定出来ました。内部は湿地帯の様にほぼ浅い水面で広がっており、木々に覆われおります。天井の穴から水流が降流しており、水流音が激しく鳴り響いております。この地点にて多数の生物も確認されており、攻撃性の高いエネミーは確認されておりません。エリア名から、非敵性生物を保護している領域である事が考えられます。端部には強度ガラスが張られており、監視目的の構成と思われます。丁度上層エリアには水上都市部の領域内である事から地形データ参照により第二次島内探索にて確認された【ボスティハダル】近辺領域である事が判明しております。しかし、瓦礫や所々通路が断絶している状況の為、進行ルートの特定は実際に調査しないと特定出来ないと思われます。
エクト:・・・すげえ満喫してるよ、この二人。
バティスト:なぁエクト腹減ったしこの魚焼いてかない?
エクト:ああ~いいっす・・・じゃねえ!ここ調べたら先行くからよ!
中央部にて固定端末を発見。アクセスを行うと【惑星アルタロス】に関連した情報と生物の生態情報、真正細菌浄化システム及びエネルギー生成技術、微生物による淡水化技術、環境維持システムの4項目について記録されておりました。真正細菌とはバクテリアの事を指し、大まかに言うと下水浄化システムの確立化の経緯が記されております。
この設備の制御装置は端末情報の冒頭に記されている「【システム1】生体炉:バクテリア」と考えられます。 亡月:バクテリア・・・?バクテリア駆動型モーターの理屈を模しているのか?これは。
エクト:フォトンを使えば良いのに古典的な使い方っすね。
亡月:あまり馬鹿には出来ないぞ。フォトン以外のエネルギーは例えばだが、この微生物達は土壌浄化の役割で自然循環に貢献をしているのは知っているよな?
エクト:ああ、基本中の基本だし。
亡月:それだけでなく電力生成の可能性も持ち合わせているのだよ。人工島での環境維持含めてね。
[ヘリック]:惑星アルタロスねえ・・・光歴に存在した星だね。断崖絶壁に無数の滝、そんで巨大樹が生い茂った湿地帯が半分以上を占める自然に愛された星だったよ。こうやって生で一部分の光景を見れるなんて二度と無いんじゃないかな。モニター越しでも嬉しい発見さ。
亡月:流石は惑星博士。自然オタクの言う事は違うね。
[ヘリック]:はははっ、そちゃどうも。それにしても端末データの内容は保存出来た?
エクト:よしオッケイ。あとはこのままヘリックさんに送信するだけっすね。
[ヘリック]:後でもいいや、とりあえず二人を見つける事が最優先で。
エクト:おっけい。どうせ二人とも観光気分なんでしょ。
バティスト:人の事言えないよそれ。
ルナソル:あっ・・・皆さんあれを。
ラフィオ:あれ?ダンゴムシが向こうに行ってる。
[ヘリック]:ふーむ・・・ダンゴムシはさっきの所にもいたし、何体かは今の環境外でも適応出来るって感じかな。
ラフィオ:そういえば、さっきの場所で見た魚もここにいる奴と似てないかな?
亡月:ふむ・・・言われてみればそうだな。外見はほぼ同一か?
エクト:うーん、メッセージログには何処に向かったかとか肝心な所は書いてないんだな。
ラフィオ:何となくだけどダンゴムシが向かってる方に行ってそうだよね。ボクらがいた所以外だと・・・あっちかなぁ。
バティスト:試しにあっち行ってみる?
ホムンクルス:そんな簡単に決めちゃっていいのかな・・・。
[ヘリック]:どっち道、手あたり次第探すしか無いしなあ。あと彼らの傾向を見るとまぁ・・・。
亡月:とりあえずダンゴムシが進んでる道に行こーって言うはずだ、あの嬢ちゃんは。
ルナソル:なんだか可愛いです。
バティスト:ルナソルちゃんも可愛いよねー。
エクト:いや俺の方がめっちゃ可愛いと思ってるし。
バティスト:はーーーー?俺なんて儚い感じとか綺麗に纏めた髪とかスゲー魅力的だなーって思うんですけどー?
エクト:へーーー?俺は引き込まれる目とか透き通る様な肌とか煌びやかな角がめっちゃ魅力的ですけどー?
ルナソル:あ、あの・・・二人とも・・・私・・・。
[ヘリック]:ネグロちゃん脛キック。
ネグロ:(二人に物凄く勢いのある脛キックを放つ。)
エクト:ンゴォオオオオオッッ!!!??
バティスト:おぎぃいいいっっ!!!
亡月:ほら早く行くぞ。
ホムンクルス:本当に大丈夫なの?この任務。
[ヘリック]:大丈夫でしょ。
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+ | 下層エリア:制御システム保管区【システム1:バクテリア】 |
未確認生物Aが進む先の途中にて制御システム保管区へと到達。前記にて発見された端末データ参照の元、この施設はバクテリアによるエネルギー産生及び動力調整を行っている事が分かりました。亡月による現場解析を行ったところ、正常稼働がされている事を確認。別惑星環境再現型自然保護区の各エリアに存在するバクテリアを利用している事が確認されており、システムの概要はバクテリアが産生させる発電菌を利用しエネルギー生成を行っているとの事ですが、詳しい仕組み等は専門機関での解析が必要となります。
通路全体は樹のツタに侵食されており、それに伴って閉鎖された各部屋が存在しております。
エクト:ねえ、あの子触れてないよね?触れてないよね!?
亡月:触れてない事を祈ろうな。
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+ | 下層エリア:別惑星研究施設[ROG] |
下層エリアにて初遭遇となる研究施設に到達。機械扉は全壊しており、施設名は傍の壁面に記されておりました。施設内は実験生物を保管する為のバリケードスペースや破損した巨大試験管が存在していました。植物により施設内はほぼ侵食されておりました。その為、端末装置の殆どは破損されておりますが3機ほどアクセス可能であり、そこから保存されているデータを入手する事に成功しました。
植物により研究施設内の他に制御システム保管区等の周辺エリアは侵食されており、施設内をツタで覆う様に存在し常時蠢く様な動作が確認されています。触れたりするだけでは無反応ですが、傷害行為を行うと反撃行動を図ります。あくまでツタ部分のみの為、本体の位置情報は不明です。
エクト:ねぇナキさぁんんん!!!!俺この先進みたくないんだけどォ!!
亡月:私達が行かなきゃ二人が危ないんじゃないのかよ。
ホムンクルス:行くしかないだろ。
[ヘリック]:周囲に敵性反応は無さそうだけど、唐突に出てくる可能性もあるし気を付けてくれ。
亡月:む?これは・・・。
エクト:えっ何見つけたの?
亡月:エネミー強化作用案、と書いてるな。なるほど・・・生物学的作用にて非敵性生物も対ダーカー生物兵器へと変貌させる、か。
ルナソル:あ、あの・・・この大きい試験管は・・・。
バティスト:割と新しいねこれ。
ネグロ:(多量の粘液が流れている場所に指を指している)
ラフィオ:うわっ・・・ナニコレ気持ち悪い。
エクト:ん?なぁヘリックさんもう一個メッセージログあったんだけど。
一同:・・・・・・・・・・・・・・・。
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+ | 下層エリア:別惑星研究施設[ROG]~東部地下水路施設 |
メッセージログの内容から、未確認エネミーの大型が存在する事が判明しました。周囲には敵性反応は感じられませんでしたが、ヘリックは急遽熱源反応の分析を開始。分析結果、調査チームから約10m先に熱源反応が集中されておりました。予測として巨大エネミーの可能性が高いと思われます。
エクト:・・・物音立てない様に。出口あるか?
バティスト:俺から見て右手側に。
亡月:まぁ今更だが・・・運よく起きてないのか分からんがね。
ラフィオ:あ、そうかあの白いアレがダンゴムシ?
ネグロ:(あーあれか、と納得した様子を見せる)
[ヘリック]:慎重に逃げてくれよ皆、あれの巨体とか絶対ヤバいからさ。
ラフィオ:ふぁ・・・へ・・・へっ・・・。
ルナソル:あ、あわわわわわっ!
ラフィオ:ヘーーーーーークションッッッ!!!
一同:あっ。
巨大未確認生物Aが接近。以後対象を未確認界忌種Fと称します。
ラフィオ:緊張しちゃうとクシャミ出ちゃうんだよね。
バティスト:あ、わかるー。なんか静かなタイミングでしちゃうよね~。
エクト:逃げるぞお前ら!!!!
ホムンクルス:ああもういっつもこれだ!!!
亡月:やれやれ・・・こりゃ面倒だ。
[ヘリック]:そっちは地下水路エリアへ続いてるぞ!そこまで行けば地理的に有利だ!
ルナソル:向こう全力疾走で来てます!ピンチですこれっ・・・!
ネグロ:(巨大試験管を割り、界忌種Fのもとに破片を散乱させる)
エクト:ナイスだネグロ!
バティスト:あれあんま効いて無さそう?
ホムンクルス:何事も無く走ってるじゃん!逃げよ逃げよ!!!
東部地下水路に到達し、地理的に有利な状況に置かれました。調査チームは臨戦態勢を整え、界忌種Fを迎え討ちました。
エクト:俺とバティ、ホムは正面で対峙!ナキさんは後ろで援護射撃!他三人は足を狙う!
バティ:へへっ、やっとアークスらしい事出来るじゃん!
亡月:関節部分を狙う様にな。こういう虫系は決まって無駄に硬い。
(ネグロ、ルナソルによる奇襲攻撃にて脚部の関節部分を破壊。しかし破壊部位より再生し始めました。)
ホムンクルス:再生すんのかよ・・・!
亡月:やはりな・・・島の上で戦った界忌種同様に核があるみたいだ。
エクト:え!?あの装甲っすよ!きつくないすか!
亡月:そんな事だろうと開発しといたんだよなぁ、これをよぉ!
エクト:うわ超楽しそう。
ホムンクルス:やっぱ研究者って変人ばっか。
(おもむろに大型機関銃を出現させ、亡月は特殊弾倉を装填させます)
亡月:これは対界忌種専用重装兵器「ギガント:グリトニル」さ!実験に付き合いな、デカブツ!
[ヘリック]:ははっ・・・中々皮肉の入った兵器じゃん。
(グリトニルにて銃撃開始。貫通する様に着弾し、界忌種Fの突進が静止しました。同時に身体を大きく回転させ、周囲を薙ぎ払う様に攻撃を仕掛けました。ルナソル、ネグロはこの攻撃を無事に避けました。)
ホムンクルス:ッ・・・気を付けて!何か仕掛けてくるぞ!
(界忌種Fは突如として衝撃波を放ち、周囲の柱も崩れ落ちていきます。調査チームは回避態勢に移行。)
エクト:やっべ避けろ!
亡月:いちいち仕舞うのが面倒なんだよなあ。
バティ:あれ普通の武器みたいに仕舞えるの?めちゃ便利じゃん。
ラフィオ:攻撃は確かに効いてるね、思ったけどあれってさ丸くなったりしない?
(柱が倒れた後、界忌種Fは球体状に変化し突進を仕掛けました。寸前にネグロは囮役として誘導し、壁際寸前にて回避に成功。壁にめり込み、態勢を整えない状況になっています。)
亡月:さぁて、心臓部から狙っていきかね。
エクト:楽しそうだねナキさん。
(心臓核部に着弾。界忌種Fは倒れこみ生命反応の停止を確認しました。)
[ヘリック]:いやあ、お疲れ。通常ならAISじゃないと太刀打ちが辛い相手だったけど界忌種用の武器が開発されてて良かったよ。
亡月:まだ試作型だったしな。このエネミーくらいだったら弱点露出させるまでの耐久戦で何とか出来そうだけどな。
ホムンクルス:それは絶対に勘弁して・・・。
バティスト:わかる・・・第一グロイし。
亡月:グロイけど少し採取しないとな。
[ヘリック]:採取が終わったらその先に進んでみて貰うか、丁度前方に一本道があるね。
ルナソル:まるで、誘われてるかのようですね。
バティスト:キーン君とニルちゃんもそっちにいんのかなぁ?
エクト:ま、行くとこはそっちしかねえしな。
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+ | 下層エリア:東部地下水路施設~水路施設破損跡 |
地下水路を道なりに進むと、通路内が半壊し下部が水没した地帯に到達。通路が破壊されている事から向こうへの進行は不可能と思われます。ヘリックの見解によると、現地点から別のセクターに繋がっている可能性が高いと言及されております。上部には別施設から老朽化に伴って陥没部分から水流が流れていました。
エクト:おいおいマジか・・・。
亡月:仕方ない、そのフロアに進んで見るしかないな。
ラフィオ:そのニルって人大丈夫だと良いなぁ・・・。
エクト:なぁに、頑丈さなら俺ら以上だよ。龍三郎さんのお墨付きだしよ。
バティスト:ああ聞いた!龍のじーさんの腰痛悪化させるのが上手いんでしょ?
エクト:待てどういう覚え方してんの!?
ホムンクルス:伝え方って本当大事だね。
[ヘリック]:大先輩の印象崩していく君達のそのスタイル、俺嫌いじゃないよ?
一段下のフロアに入り、進行を続けると研究室を発見。「廃棄実験生物管理室」と書かれており、内装は端末と生活日常品が揃っており、仮眠の出来る空間も存在しております。また書斎の横に膨大な資料が並んでおり、内容は機構島見取り図・古代文字で解析に多大なる時間を要すると思われます。
亡月:今読んだ時点ではサッパリだが・・・多分この島の創設者について書かれているかもな。
エクト:え?早速黒幕が判明しちゃう感じ?
亡月:浅はかだぞエクト君。創設者が悪の根源であると確定される証拠も無い、虚空機関の関連者・今も隠れ潜むフォトナーの誰か・はたまた上層部のお偉いさんかもしれないぞ?
[ヘリック]:おいおい全部の可能性当たってたらどうすんの君?
亡月:その時はその時さ。なぁに、今回ばかりは当たりが含まれてるかもな。ハハッ!
ホムンクルス:やけに楽しそうだね亡月さん。
[ヘリック]:そりゃそうさ。彼女の目的は創設者の思惑を解明する事だしね。
亡月:解明出来たら良いがね、頭の可笑しい天才の頭脳は宇宙の全てを理解するに等しく至難だ。
ラフィオ:いやあここって誰か使ってたのかな?なかなか快適。なんか台所みたいな所もあるし。ゲームでいうセーブポイント?
ルナソル:この寝具・・・フォトンのみで形成されてるのかな?物理的な感触が一切なくて不思議な感じ・・・。
エクト:なぁヘリックさんこの寝具って何気に新発見じゃね?
[ヘリック]:新発見どころかどうやって維持させてんだそれ・・・?
亡月:解析対象だなこれも。
ラフィオ:ん・・・?ねえヘリックさん、なんか写真がある。
[ヘリック]:写真?光歴の時代に開発されてたっけか・・・?
亡月:この現像技術は当時からあったらしいな。カメラまで発展したのはもう少し後だろうな。
ルナソル:白衣の男性と子供が沢山・・・。
エクト:・・・・。
ホムンクルス:お前が何考えてるか解るけど、あまり憶測しない方が良いと思う。
エクト:それも、そうだな。
バティスト:なんてたって深淵なる闇を生み出す原因だもんね、フォトナーって。
エクト:だが、ヒューマンの生みの親でもある。胸糞わりぃな。
ネグロ:(メンバーのもとに駆け付ける)
[ヘリック]:ネグロちゃんどうした?向こうで何があったかな。
ネグロ:(モールス信号にて「巨大生物出現」と伝達)
[ヘリック]:巨大生物!?君達!厳戒態勢で向かってくれ!
エクト:おいおいまたかよ!
フロアに出た調査メンバー達は、下部の海中より出現した大型の界忌種を発見。大型界忌種はメンバー達の居るフロアまで飛び移り、全力疾走で接近してきました。すぐさまメンバー達は安全地帯の確保のため即座に移動を開始。進んだ先は「水上船管理区」であり、前方は崩落に伴い行き止まり状態になっていました。
ホムンクルス:船とか言っておいてただの空き部屋じゃん!
ラフィオ:やっぱさっきの部屋に隠れてたら良かったんじゃ。
エクト:と、思うじゃん。こいつ軟体生物だからさっきの隙間とかも普通に通ったし柱ぶっ壊したじゃん。
ラフィオ:ボクたちの冒険はここまでか・・・。
バティスト:不吉!まだあきらめないでよ!
ネグロ:(エクトに手を合わせてる。)
エクト:それご愁傷様ですって意味じゃないよな?なあ?
亡月:喧嘩する暇があれば斬りかかってこい!
エクト:無理無理無理!あれデヅルモビルじゃん!毒一発で即死じゃねえか。
ルナソル:わ、私が気を引かせます!ある程度は頑丈ですから!
バティスト:ちょっと待ったそれなら俺も行くからさ、女の子に無理させたくないしね。
エクト:しゃあねえな・・・よりによって脳筋パーティだしよお!
ラフィオ:ねえねえ、あのレバーって何だろ。
ホムンクルス:おいおいあまり無暗に引いたらアブナイから。
ネグロ:(おもむろにレバーを引く)
[ヘリック]:あ
一同:え
(水上船管理区の床自体が落下。そのまま床だった構造物は水上船として海上を水流に従い進行していきました。)
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