い:第二次島内探索-第一下層区域【モルグ】調査任務

い:第二次島内探索-第一下層中央区域【モレグ】調査任務


監視員及び通信者:ヘリック
現場調査員: エクト(現場指揮)、ホムンクルス、バティスト、亡月、ラフィオ、ルナソル、ネグロ、キーン
追加調査員:コール、ミッケ(両名共に合流済)

前記:今任務の目的
目標ポイントの調査及び内部情報の確保
行方不明者ニルの捜索
敵性反応の対処

概要
界忌種G5体の殲滅に完了後、調査チームは下層区域【モルグ】に到着。このエリア周囲に各自然保護区へのアクセスが可能である事が判明しました。
自然保護区は合計5エリア存在しており、現在滅んでいない惑星も含まれています。

セクター1 別惑星環境再現型自然保護区Ⅰ【イルネス:文明遺跡】 現存惑星。惑星全体を覆う特殊大気層により光のみ遮断され、酸素が非常に薄く照明機が無ければ進行不可なエリア。近隣に設立された研究施設の環境状態は一般人に適した環境となっている。惑星に存在した文明及び遺物を回収し、自然保護区にそのまま設置したとされる。生息しているエネミーは視覚器が存在せず聴覚、嗅覚を頼りに行動している。凶暴性が高い為保護区内の探査自体は非推奨である。研究施設にはイルネスの惑星調査記録が保存されており、また惑星住民の進化過程を重点的に研究されていた事が概要にて記されている。
セクター2 別惑星環境再現型自然保護区Ⅱ【リクジニア:妖精神殿】 現存惑星。フォトナーの介入が無かったとされる惑星の一つである。「フォトンの存在しない星」であるが、「魔水晶」と呼称される物質を利用し、日常生活において必要な原動力として活用している。種族は多岐に渡り、獣人系・有翼系・有角系の人類が確認されている。このエリアはリクジニア原住民の主力である「守護妖精」「駆ける者」の関連情報等を記した研究施設と、その神殿だった建造物を再現し、魔水晶のフォトン操作による生成及び研究を行っている保護区である。唯一自然環境が存在しない保護区であり、制御システム保管区【システム6:特殊変換炉】が設置されている。
セクター3 別惑星環境再現型自然保護区Ⅲ【アルタロス:湖沼エリア】 非現存惑星。海洋生物が豊富に生息し、敵性生物が生息していないエリア。制御システム保管区【システム1:バクテリア】と関連性が高く、外部機構のほか真正細菌浄化システム及びエネルギー生成技術、微生物による淡水化技術、環境維持システムを活用して環境維持している。断崖絶壁に無数の滝、巨大樹が多く存在した湿地帯が半分以上占める自然に愛された星とも言われていた。惑星ナベリウスと比べ、どの地域も全て均等な天候変化があり、ダーカーの影響は受けていなかったが、光歴の時代にダーカーによる襲撃で滅んだと記録されている。
セクター4 別惑星環境再現型自然保護区Ⅳ【ルヴェリッサ:人工大海】 非現存惑星。フォトナー達が研究機構として活用されていた惑星の名称。惑星ウォパルの様に様々な研究施設が設けられたが、【深淵なる闇】出現後は放棄されブラックホールに飲み込まれている。非人道的な実験を行っていたとの噂が少なくない惑星だったという。環境としてはウォパル同様海洋惑星であり、海嘯現象が激しかったが、ダーカーが侵略する事が滅多に無かった事から海底施設を設けて海洋探査を兼ねて惑星研究を行われていた。エリアとしては巨大な水槽の様な施設で、水中には非敵性海洋生物が多数生息している。外部から海水を取り入れては排出を繰り返し、循環維持を施している。その為、水槽設備だけでなく、この下層部全体の水路もこのエリアが占めている事になる。貯水施設【TGH】とも関連しており、TGH破損により淡水との差別化は出来なくなっている。研究施設の方には淡水化機器が存在しており、現在も利用可能。エリア下部には海底の様なエリアになっており、こちらも内部施設から目視可能。制御システム保管区【システム3:生成炉(水圧)】が管理区に設置されており、水流レベルの操作は老朽化に伴い操作不能。
セクター5 別惑星環境再現型自然保護区Ⅴ【ルヴェリッサ:人工地下海岸】 上記に同じく。人工的に海岸と同様の潮汐現象を再現しており、甲殻類の原生生物が生息している。管理区では海洋内部を目視する事が可能であり、海洋生物の研究も兼ねていた。制御システム保管区【システム4:潮汐】と関連性が高く、潮汐を利用してエネルギーを生成している。【システム8:統括・管理AI】の管轄にて稼働されている事が判明しており、システム8によって潮汐の強弱や発動パターンなど管理されている。


探査報告
日時:A.P.240/10/20
場所
+ 第一下層中央区域【モルグ】
  • 閉じる
  • 14:05
モルグの中心部に到達。端末データから各エリアの概要、島内の生物反応の統計データを確保する事が出来ました。
亡月、コールは端末データの解析を実施。他メンバーは現場調査を開始しました。
【モルグ】はアークスロビーの様な広場となっており、中心部には巨大な柱が設置されています。柱には端末が複数存在しており、そこからアクセスする事が可能です。
エクト:モルグってスゲエ縁起の悪い名前じゃねえか・・・死体安置所って意味でしょ。

ホムンクルス:ある意味、墓場って皮肉も込めてんじゃない?当時はどうだったか知らないけど。

エクト:ヘリックさん、ここ自体は特に無さそうだぜ。端末以外は。

[ヘリック]:無駄に広いってのに何も無いのも違和感があるな。長い年月で廃れてた雰囲気だけど。瓦礫もあんまり無いしね。

亡月:ヘリック、この柱自体が巨大な電子頭脳に近い構造をしている。

[ヘリック]:根拠はあるのかい?

亡月:推測だけどな。各制御システムの稼働状況をモニター上で確認する事が出来る。あと階層毎に生物の熱源反応の統計データもあるぞ・・・これは面白い、ある条件下以外ではあまり活用されない機能を搭載されている。

コール:惑星調査において生物の統計データは良く活用されるが、まるでこの島の生物を管理している様だ。

[ヘリック]:何せ研究所と別惑星の環境を兼ねた島だからね。だが面白い光景だ、ここは。

コール:ああ、ロビーと仮定して海洋施設、電子管理施設等を織り交ぜた場所と思う、私は。それに・・・。

亡月:・・・気づいたか。

コール:ええ、まるで監視されてるかの様だ。感知システムの機能は明確に分からないけど、カメラらしきものと集音機らしきものも存在する。ほらここには空調システムが。

バティスト:あ!ほんとだ~、あんま気にしてなかったな~!

エクト:えっ俺知らなかった。

ホムンクルス:多分みんな勘付いてたよ。ネグロちゃん狙って変なロボットが襲撃してきた時に確認に変わったけど。

ミッケ:みんな良く分かるなあ。俺は戦い専門だから良く分からんよ。

ネグロ:(『先ほどはありがとう』と書かれた看板を見せる)

ミッケ:ん?どういたしまして!

コール:私からも感謝するよ。この子は知り合いでね、以前から情報部で働いているけど今回で心配度が上がったよ・・・。

ネグロ:(『心配ない』と書かれた看板を見せる)

ミッケ:なぁに、前線は任せて貰って大丈夫さ。

エクト:途中参戦としては頼もしい奴が来てくれたぜ。

ミッケ:にしてもここはスゲエ不穏な空気だな。最初の調査と比べてこりゃあキッツイ。

ラフィオ:ミッケさんも思うの?

ミッケ:ああ、このゴゴゴゴ・・・って音?他の水の音や生物の鳴き声と違って気持ち悪いんだよな。呼吸音みてえ。

[ヘリック]:呼吸音ねえ、確かに呼吸パターンは人と同じなんだよね。他の動物と比べてみたけど。レム睡眠・ノンレム睡眠に入った時の呼吸パターンも表出されたから益々謎が深まるばかりだ。

ルナソル:・・・なんだかまるで、人が島になったような・・・なんて。

コール:それは・・・とても酷な事だ。

キーン:あの、僕は先に探査したいエリアがあるのですが・・・よろしいですか?多分ここで複数人調べれば充分かと思われますし。

エクト:ニルちゃんを助けに行きたいんだろ?キーン君。あーヘリックさん、ある程度熱源反応の確認をしながら各エリアの調査に向かっても大丈夫か?

亡月:おいおい、さっき散々なイベントに合ったのに行くのか?私は止めないがな、面白そうだ。ここは敵性反応が比較的少ない。テレパイプも設置し、今後も多くの局地用設備を置いておきたいと思うぞ。

[ヘリック]:モルグを仮の本拠地にねえ、面白いじゃんそれで行こう。

キーン:あっさりと・・・。

エクト:安心しろよキーン君。ニルちゃんが心配なのは俺らも一緒なんだ。

バティスト:そうそう、思いつめた顔したってつまんないよ?

コール:出来れば私も一緒に現場に向かってもいいか?惑星調査員としての使命感もあるけどね。

亡月:探求心旺盛なこった。私はコイツの解析に忙しいからな。頼んでおこうか。

[ヘリック]:ではモルグ待機チームと探査チームで分かれてくれ。

一同:了解。
+ 第一下層中央区域【モルグ】中央機械柱
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待機班:亡月、ラフィオ、ルナソル、ミッケ
探査班:エクト、ホムンクルス、バティスト、ネグロ、キーン、コール
申請機器:局地式熱源反応感知器、マップ掲示機(3D搭載)、ネフィリズ・サーチネクト
  • 14:27
亡月が申請していた機器の物資配達が完了するまで、待機班は中央機械柱の分析を実施しています。分析中に確認されたのは上記にて記されている様に各制御システムの稼働状況、各階層の生物反応の統計データの他にも各セクターにて行われた研究結果も記録されておりました。研究結果は残念ながら半分以上が破損している事が確認されており、断片データに関しては推測にて読み取る他ありません。
亡月:さて、コイツの分析が終わるか物資が来るか、はたまたエクト達が変な界忌種を連れ込んでくるか・・・どれに賭ける?

ミッケ:変なの連れ込んでくる。

[ヘリック]:変なフラグ立てないでね。あと、今物資班が向かってる最中だ。1時間足らずで来れると思うから、その間分析を続けてくれ。

亡月:ああ了解した。そうだラフィオ、ホム辺りに連絡を取って状況を確認しててくれ。多分エクトはヘリックと連絡を取る事だろう。

ラフィオ:うん、わかった。でも何を話せばいいの?

亡月:なに、向こうがどうなってるのかをその都度教えてくれって言えばいい。

ラフィオ:ふむふむ。

ミッケ:そういやあ博士さんは何を頼んだんだ?最後のネフィリ・・・ナントカって奴。

亡月:ああ・・・アレは情報部本部で厳重に管理されてしまった私の黒歴史みたいな物でね。元々は数多く存在するアルターズのレベル特定、詳細な性能特定の為に開発したんだ。しかし、応用すればどの相手にも使えるから「異端的な人物」までも簡単に特定出来てしまうというデメリットがあるんだよ。

ミッケ:へぇ、良く分からないけどヤバそうってのは分かったよ。

ルナソル:・・・・っ。

亡月:おっと安心してくれ。これは敵にしか使わないし、今の面子にちょっかいかける気は無いさ。(狐の面を被る事なく撫でる動作を行う)

ミッケ:ルナソルちゃんの角って自前?すっげえかっこいいな!

ルナソル:そ、そうですか?私はミッケちゃんのお鼻可愛いと思う・・・。

ミッケ:か、カワイイはちょっと慣れてないな・・・ははは。

[ヘリック]:あっルナソルさん君より年上だから。

ミッケ:えっ!?失礼ですが何歳・・・?

ルナソル:ひ、秘密だから駄目です(恥ずかしそうに人差し指を口元に添える)

ミッケ:・・・ま、まぁ俺ヘリックさんが現役のオッサンてのも最近知ったし、うん。

[ヘリック]:誤魔化す様に俺をディスったよね!?

ラフィオ:あーもしもーし、ホムさん生きてますか~?こちら待機班。

ミッケ:もうちょいマシな呼びかけ無かったのかい。

[ホムンクルス]:生きとるわ能天気娘。

ラフィオ:ああ良かった。今こっち物資が来るのを待ってるとこだよ。ホムさん達は?

[ホムンクルス]:ああ、エクトとバティストさんが喧嘩してる。

ミッケ:いやなんでだよ。

[ホムンクルス]:何ていうかエクトの褐色肌が自前なんだけど「日サロ」っぽいと言われたのが発端でガバディ始めてる。

ミッケ:仲良いじゃねえか馬鹿なの?

[ヘリック]:あの野郎俺の応答無視してるのはそういう事か。

  • 14:42
中央機械柱の分析完了。各制御システム、各セクターのエネミー状況の把握に成功しました。分析内容については追々報告予定です。セクター内のエネミー状況については探査班に報告済です。
ラフィオ:ホムさーん、そういえば今どこにいるんだっけ?

[ホムンクルス]:セクター4だよ。ここは島全体の水域に関連しているエリアだからね。今そこの巨大水槽の前かな。多分研究所も近くにあると思う。

ラフィオ:なんかイメージ的に水路とでっかい川だらけーって思ったけど。

ミッケ:水路を川と思うのは何となく分かる。

[ホムンクルス]:ん?待った。ネグロちゃんが何か拾って・・・これはメッセージログ・・・?

ラフィオ:それってもしかして。

ルナソル:ニルちゃんって子のお手紙ですか?

[ホムンクルス]:・・・やっと手掛かりが見つかったよ。ナキさん、僕たちはこのまま探査を継続する。敵性反応があったら助言お願い。

亡月:ああ、本当は任務までにグリトニルを支給したい所だがアレは結構燃費も製造費も馬鹿に出来なくてな。まぁ戦術さえ確立してればお前達で何とか出来るだろう。

[ホムンクルス]:無理だった時は逃げるから大丈夫さ。
最終更新:2017年12月20日 02:20