Dr.コラプサー

Dr.コラプサー



  • Dr.コラプサー死亡説について
虚空機関に所属し、多大なる犠牲者を生みながらもオラクル船団の発展に貢献した研究者「Dr.コラプサー」はルーサー暴走及び虚空機関解体後行方不明となり、情報部による大捜索にも関わらず手掛かりを掴む事が出来ませんでした。また、彼自身の情報は「フォトン循環効率向上に伴うアークスシップ自動修復機構の促進化の確立」についての論文を提出し実現まで発展させて以来、身元情報さえも一切不明です。
AP240.10.2:アークスシップ■■番艦に到着したキャンプシップにキャスト男性の遺体を発見。Dr.コラプサーと酷似しているが本人特定に及ばず。

  • 概要(虚空機関に残された資料を一部引用)
名称:Dr.コラプサー
特別管理機密資格:制限無し
所在:虚空機関本部-司令部及び総研究部
来歴:
A.P.231:虚空機関本部に抜擢される。それ以来の来歴は抹消されている。
A.P.236:惑星調査の進化学、生態調査を中心に多くの論文を提出しオラクルの知識向上に貢献している事が判明。
A.P.237:虚空機関職員ヤトノと衝突した上彼から殺害未遂を受け重傷を負う。これによるヤトノへの懲罰の抹消をコラプサー本人が実施している。
A.P.238.7:ダークファルス【敗者】撃破後、彼の捜索も行われたが身元確認できず。
+ 解明後データ
  • 解明後データ
B.P.元年:フォトナーの一人として惑星シオンとの対話実現に貢献。フォトンの存在、エネルギー転用に関した知識をシオンより得た際に積極的に研究を行う。
B.P.20年代:惑星シオンの外装建造の案に賛成し、マザーシップ建造に参加。
B.P.50年代:外宇宙調査団「オラクル」の設立時、アークスシップの元となった艦船24艦の建造に貢献。
B.P.400年代:シオン摸倣体の創造計画の立案を開始する。あくまで別のフォトナーの案を参考にしたまでと語っている。しかし多方面からの意見もあり創造自体は実施まで及ばず。
B.P.450年代:ルーサーが惑星ウォパルを自らの実験所として扱う中、コラプサーは惑星ルヴェリッサを自らの研究所とする。多くの惑星調査、環境調整、惑星改造を行う中それらの資料を収集する。惑星ウォパルに大海探査を兼ねた研究施設の建造を計画する。
B.P.500年代:人造全知存在の創造を本格的に開始。コラプサーは研究者の一人として参加。数多の人造全知存在を創造し、最初の全知存在は制御不能の為亜空間へと破棄した。その他にも約■■体ほどの失敗を繰り返すも制御可能な全知存在の創造に成功する。しかし人造全知存在がフォトナーの悪意、欲望を取り込んだ結果【深淵なる闇】に覚醒。【深淵なる闇】が眷属としてダーカーを生成し全宇宙規模の戦争を開始.その際コラプサーは対ダーカー兵器の開発を行うも【深淵なる闇】に及ばずであった。
B.P.???:【深淵なる闇】封印計画を実施。一人のフォトナーに全フォトナーのフォトンを取り込ませ、封印させる事に成功する。コラプサーは対ダーカー戦の尖兵の製造を一任。各惑星に住む人類に遺伝子改良を繰り返し多くの犠牲を生みながらも「ヒューマン」を誕生させる事に成功。
B.P.???:オラクル、全宇宙規模での放浪を開始。自らの肉体を捨てる事を考えるフォトナーが増える中、コラプサーはフォトン適性の高いヒューマンの肉体を依り代とする。
B.P.1000年代:オラクルが外宇宙調査からダーカー殲滅へと目的を変更する。コラプサーは独自に研究を進める。
新光歴元年:虚空機関に所属しながらも独自の研究を続け、ルーサーとは意見交換、知識提供を行う関係が続いていた。
A.P.90年代:惑星アムドゥスキアの原生種である龍族との交流が開始される中、龍族を利用した兵器開発を立案。
A.P.198年:【巨躯戦争】にてアークスは組織維持が困難な状態まで陥るもルーサーの技術協力の下でアークスの立て直しが行われる。これによりコラプサーを始めとする虚空機関による非人道的な研究が露骨となっていく。現地点で残存しているフォトナーはごく僅かと云われている。
俗称:
  • 外道の要
  • 純悪
+ 解明後データ
  • 解明後データ
  • エボリューター(進化を求める者)
  • 生餌愛好家
  • 悲劇戦慄者
  • 滅亡の一因
  • 愚劣の死に損ない
人物:
Dr.コラプサーは虚空機関に所属し、アークスの技術向上・惑星調査の全面協力・各惑星原生種の生態解析に貢献した人物です。非人道的な研究を行っており、龍族の実験も実施されていた事が判明しました。また、人体実験やフォトン感受性の向上、外部能力を取り込んだ個体の研究も行いアークスの戦力向上も積極的に行っていました。
本人の性格は非常に穏やかであり、何事にも否定的な言葉は決して使用せずに全て受容的かつ肯定的態度で接する人物であると記録に残されています。
種族はデューマンであり、諸説によると「延命処置の為に転生技術を利用して生き永らえている」「ルーサー同様にフォトナーの為、依り代を使って生きている」とも云われていますが明確な事実は不明です。
彼を心酔する者は少なくなく、彼の思想と外見だけでなく精神までも摸倣する者が増え影武者として何人か存在しているとの噂が絶えません。しかし影武者となる者達はDr.コラプサー本人の意向により敬語を徹底する事が義務付けられています。その理由は一切不明です。穏やかな口調を簡単に行うための彼なりの気遣いではないかと分析されていますがあくまで仮説となっております。
彼が着用しているパワードスーツは惑星調査や非常時戦闘用に搭載された外骨格装甲であり、本人曰く「顔色を伺われずに済む」と話されていたとの事です。

+ 模倣者
  • 模倣者
  • 【崩壊Ⅰ】エールプティオ
  • 【崩壊Ⅱ】クォーク
  • 【崩壊Ⅲ】ビックリップ
  • 【崩壊Ⅳ】サクリフィキウム











+ ■■■■________□□□□
  • 彼が許す事は無いだろう
インタビュアー:情報部特別犯罪組織対策班-パトリシア・プロナサン
対象者:元・虚空機関暗躍部対人班(現・情報部外部組織対策班)ヤトノ
日時:A.P.239.8.23
(一部省略)
パトリシア:では、彼は残された資料の通りの人物で間違いないと?

ヤトノ:ああ、機関の中では只々研究に没頭する研究者の一人だったがな。

パトリシア:質問なのですが・・・何故先ぱ・・・ヤトノさんはコラプサーの殺害を?

ヤトノ:あまり言いたくはないが、私の妻や娘を実験対象に選んだのが奴だったからだ。サーベラスやヘカトンケイルに搭載されている戦闘特化機構があるだろう?サーベラスに搭載される段階では成功率が決して高くなかった。何せ「どの体内兵器にも万能的に活用できる内蔵機構の開発」だからか、汎用性に伴いリスクは非常に高かった。ルーサーは私自体を使い捨てにしか考えていなかった為か二人をモルモットとしか思っていなかったんだろう。

パトリシア:それは・・・なんて。

ヤトノ:そう思うのも仕方ない。結局私はしぶとく生き残ったがその事実が判明した時には既に実験を実施した後でな。コラプサーをその際に殺しルーサーにも牙を剥いたが、結局多勢に無勢だった。

パトリシア:待ってください、コラプサーを殺したのですか?資料には殺害未遂と・・・。

ヤトノ:殺害未遂の方が話が通じやすいと思ったか、そう書かれているだろう。確かに私はアイツを殺した、確実に死亡した事も確認したが・・・後日幽閉された私の前に現れたのが奴だ。それで納得した、アイツはフォトナーだと。

パトリシア:コラプサー説はほぼ事実に近いと情報部の間で聞かれています。ただ、何故彼の資料だけがここまで少ないのでしょうか?

ヤトノ:元々、フォトナーというのは時代と共に消え失せた種族だ。我々に大きな課題を残してだが。コラプサーはルーサーの渇望するシオンもアカシックレコードも、ダーカーも責任感の一つも感じておらんだろう。そういう男だ、もし何故そこまでして時代発展と技術進歩、生命の解析に没頭しているのかと聞けばこう答えるだろう。「変わりゆく感動に浸りたい」とな。

パトリシア:では・・・貴方は虚空機関だけでなく、少なからず関与していた情報部にも恨みがあるのでしょうか?当時は支配下同然でしたから。

ヤトノ:言っておくが、私は関与していたらその全てを粛正する程の正義感は持っていない。現段階では私の子供が健やかに過ごせればいい。まぁ、その為だったら手段は選ばないが。

パトリシア:冗談はやめてください、先輩。

ヤトノ:少し融通が利いた方が身の為だぞ、パトリシア。
(記録終了)
最終更新:2018年07月28日 02:33