は:第二次島内探索結果報告書-重要参考資料物

は:第二次島内探索結果報告書-重要参考資料物



前記:この報告書では第二次探索にて発見された重要かつ今後の探索にて大いに役立つと思われる情報を記している。断片的情報が主に記されている為、今後の探索が重要事項と思われる。

①制御システム概要項目
回収場所:別惑星研究施設【ROG】
[システム0]生成炉(水温)-第一節:ルクス・アマルガム【堕落の巨人】
[システム1]生成炉(バクテリア)-第二節:エンティ・アマルガム【幻惑の悪意】
[システム2]生成炉(地熱)-第三節:ルイン・アマルガム【灼鋼の玄武】
[システム3]生成炉(水圧)-第四節:メガロ・アマルガム【崩砕の咢】
[システム4]生成炉(潮汐)-第五節:バラエナ・アマルガム【海嘯の権化】
[システム5]変換炉(電力→フォトン)-第六節:フール・アマルガム【凶刃の雷帝】
[システム6]変換炉(他エネルギー→フォトン)-第七節:ベラドンナ・アマルガム【朽果の魔女】
[システム7]増殖炉-第八節:ギズモ・アマルガム【忘失の地平線】
[システム8]統括・管理AI-第九節:[未入力]
[システム65535]-System error-
コメント:システム1で確認されたコードネームは云わば俗称みたいなものか?只の制御装置とは思えない代物だろう。---亡月

②別惑星環境再現型自然保護区及び特殊エリア分布位置
回収場所:別惑星研究施設【ROG】
【第一下層部:下層部中央区域モレグ】(海洋循環維持エリア)
自然保護区Ⅰ:光景遮断惑星【イルネス】
自然保護区Ⅱ:妖精魔構先駆惑星【リクジニア】
自然保護区Ⅲ:自然寵愛開拓惑星【アルタロス】
自然保護区Ⅳ~Ⅴ:海洋研究機構惑星【ルヴェリッサ】

【第二下層部:絶対監視区域【ティターン・プリズナード】】(危険生物飼育エリア)
自然保護区Ⅵ:龍神伝承信託惑星【ヤトミコ】
自然保護区Ⅶ:決戦雷鋼都市惑星【ユールドゥルム】
自然保護区Ⅷ:獣鬼煉獄熱帯惑星【パイロニアス】

【第三下層部:絶境極地区域【ガルガンチュアポケット】】(局地環境エリア)
自然保護区Ⅸ:氷哭崩壊惑星【エオス】
自然保護区Ⅹ:腐食循環回廊惑星【ディスケィド】改め【廃棄生物監視エリア】
自然保護区Ⅺ:幽顕機層高炉惑星【デキュビタス】

【最下層】
自然保護区[不特定]:最下層不開拓区域【ドーム・ジ・ルパラディ】
自然保護区[不明確]:最下層禁忌区域【アンダー・ジ・ピュルガトワル】

備考:
以下の自然保護区に関連し、制御システムや各施設が設置されていると考えられる。しかし大まかな分布位置は特定出来たが、各自然保護区の詳細情報は記載されていなかった(以前報告書の惑星概要は情報部にて情報収集され記載されたものである)。その為、惑星情報を把握したうえで探査する事が可能だが最下層に関しては全く情報が無い。探査中に情報を得るか現地にて確認するしかない状況の為、調査メンバー諸君には細心の注意を払ってもらう必要がある。


③研究者が残した手記
回収場所:廃棄実験生物管理室
※管理室にて発見された書物の内容はいずれも各惑星の情報を記したものであった。
・人工フォトナーについて
この手記に関してはこの島に現存するフォトナーの一人である私の書き留めであり、遺言に近いものである。この星で多くの生物の実験を重ね、人工的に我々と同じ様にフォトンを扱う人種の誕生を願い研究を進めていた。しかし、実験は失敗するばかりである。【深淵なる闇】に対抗する為の手段はほぼ無いに等しい。我々の様な宇宙を彷徨う民が犯した罪は非常に重い。しかし、今更引き下がれる問題では無い事は自覚している。ここの研究者の殆どは自らの欲望が常に関連している、私自身も探求心に駆られている状況だからこそ彼らを非難する事は出来ない。被検体には年齢問わずに活用する。理由は簡単だ、どの個体が比較的感受性が高いのか統合的に知る為にあるからだ。だが、当の管理者は少女のみを使った。しかも失敗しても少女達は死なずに現存している。エネミーの遺伝子も活用し、無理矢理適合傾向にさせたからだ。それが災いとなり、子供でありながらこの島のモルモットとして半永久的に生かされる事を少女達は知らない。その方が幸せだろう。万が一の為、アポストルスとの繁殖行為は敢えて不可能とさせた。理由は少女たちは破滅的行動を取る事が多いからだ。万が一必要以上にエネミーが増えてしまっては我々の研究に支障が出てしまう。人工フォトナーは現段階ではコラプサーが自らの遺伝子情報を組み替え、クローン同然の個体を生み出した。名称は私には教えなかった。楽しみをあっけなく公開したくないと、昔から良く分からん奴だった。今まで我々が手にかけた少女達も次第に狂い、結局アポストルスと変わらなくなった。結局、対ダーカー戦特化兵器の開発にはリスクが高かったのである。全知全能の複製を行っていた頃から結局我々は彷徨いながら星々を滅ぼし、毒を蔓延させる虫けらにしか過ぎなかったのだ。
・グレンヴィルについて
あそこには島を維持させるための装置が存在する。制御装置、AI等では無く、失敗作扱いとなった人工フォトナーもどきを動力源としているのだ。彼らは知能的に実用性は無いとてフォトンの性能は非常に高い。その為、有効活用を行ったという事だ。島の中心に位置するこの都市は名ばかりの只の要塞だ。管理者は臆病で卑劣だからこそ、ダーカーの侵攻を恐れた。我々も恐れていたが彼は異常だった。自らを守る為に要塞を作り、アポストルスにはダーカー細胞を捕食する機能を取り付けた。画期的な発明だと称賛された事はあったが、それに比例して狂暴性が増す代物だった。結局、力を与えれば良い物では無かったのだ。我々はエネミーを生み出している。狂った管理者と共に。そう感じればこの都市も歪にしか見えないのだ。
・(表記無し)
あとはお前たちでなんとかしろ

コメント:
無責任なフォトナーが本当多かったんだな。---ヘリック

そりゃあ、【深淵なる闇】を作るくらいにはな。---亡月

④モレグにて確認されたデータ
回収場所:第一下層部中央区域【モルグ】
(各々省略)
[システム0]生成炉(水温)
稼働中。水温発生エネルギー生成システム正常。
[システム1]生成炉(バクテリア)
稼働中。発菌現象に伴うエネルギー生成は順調。環境維持システムも正常。
[システム2]生成炉(地熱)
稼働中。地熱システムの限界値突破の危険性アリ。AIによる地熱エネルギー移行レベルのコントロールを継続中。
[システム3]生成炉(水圧)
稼働中。各施設にて老朽化の進行に伴い機能不全を起こしている問題が発生中。排水施設の稼働力の上昇により水没問題に対応。エネルギー生成機能は当初と比較し低下傾向。
[システム4]生成炉(潮汐)
稼働中。AI管理下のもと、潮汐現象のコントロールを維持。海洋循環維持機能は確立されている。
[システム5]変換炉(電力→フォトン)
現在稼働停止中。電力生成可能のエネミーが狂暴化した事で制御システムが破壊。供給は行われていないが蓄電機能は未だ活動している。
[システム6]変換炉(他エネルギー→フォトン)
稼働中。エネルギー元となる特異的物質群の機能が現在も維持されている。
[システム7]増殖炉
確認不可
[システム8]統括・管理AI
アクセス拒否
[システム65535]-System error-
-System error--System error--System error--System error--System error--System error-

※生物反応の統計データは詳細な情報解析の結果、A.P.120の時点で統計活動を停止していた事が判明した。その為、島に棲息しているエネミーの大まかな個体数は不明とされている。

コメント:
これは一つやられたな。中途半端な情報と憶測する時間を与えて真実に至るまでを手こずらせる作戦でも練ってるのか?って思ったね。だったら思う存分憶測をさせて貰うが。ここまで情報があれば充分さ。---亡月

寧ろ、誘いこんでいる様な不気味さを感じるよ。---コール
最終更新:2018年02月28日 14:06