+ | 【第二下層部:絶対監視区域【ティターン・プリズナード】】セキュリティルーム |
フアンが近隣施設への偵察に向かっている間、調査チームはモニターに映された自然保護区を確認しエネミーの存在・現地の光景を目の当たりにしています。
モニターは合計で14個(その内3個は破損)設置されており、比較的鮮明に映されています。
クラルス:あの樹の根っこ・・・ボスティハダルで見た樹の根に似てませんか?
エクト:確かにそうだな、でも座標を見てもユールドゥルムって微妙に中央から外れてねえか?
亡月:あの巨大樹の事だ、歪に伸び進んで複数のエリアに張り巡らせたんだろうさ。
コール:それにしても、あまり話題にならない惑星とは言え実際に見ると凄まじいな・・・。
[ヘリック]:ユールドゥルムは当時人類同士の戦争が激しく、開発された戦闘兵器はモトゥブの機甲種以上の強靭さと狂暴性を持ち合わせていたんだ。それで惑星民は星を離れ、我々オラクルの元でひっそり暮らしてるって経緯がある。俺達は古代機構と呼称しているが結局の所機甲種と変わらないさ。もう一方のパイロニアスは厳しい環境が前提の惑星でエネミー自体が強いせいかダーカーの侵攻も難しかった所為でアムドゥスキア同様にダーカーへの対抗が確立している惑星だね。エネミー達の事は獣鬼種と呼称しているよ。
亡月:パイロニアスは存じているよ。奴らの遺伝子は強靭過ぎてな、それを使ったアルターズ改造はどれも失敗したと聞いた事がある。
エクト:なぁその実験にさナキさんって。
亡月:残念ながらそれは私が裏切られてアルターズに改造されている時期にどっかのアホ研究者が実施して食い殺されていたよ。滑稽だったわ。
エクト:自分に返ってきたって訳ね。
[ヘリック]:未だに収束してない問題だけど、その能力を頼らなきゃならない時代だ。それにパイロリアスの特徴なんだけどさ。
亡月:お?言いたい事は分かるぞ?獣鬼種はダーカー侵食も壊世の影響もフォトンも人工強化の施し等を受けていないにも関わらず、個体各々が強靭のため「惑星自体が壊世区域以上」と最近評された天然惑星と言いたかったか?
[ヘリック]:本当話すのが面倒な時に便利だね君。
バク:お!?つまりクッソ強い奴が居るって事か!
ニル:ねーねー、バクあのデッカイ奴も倒せちゃうー?
(セクター9を映されたモニター内には刺々しい甲羅を持った巨大エネミーが数体の全身甲殻状態の四足歩行型エネミーを薙ぎ払っている状況の中、突如として前者の約2倍近い二足歩行型エネミーが地中より現れ、数分も掛かる事も無く周囲のエネミーを肉塊と化し捕食行為を始めました。)
ニル:・・・・・えーとね、アタシ最初はカメの方を言ってたつもりだったんだー・・・。
クラルス:あちゃー凄い創作系ではスッゴイ人気出そうなフォルムが一瞬でミンチに。
バク:え?あのカメもさゼッシュレイダの2倍無かった?
マーレ:あの空間には私は行きたくないな~・・・。
コール:乾燥地帯は流石にキツイと思うな。
アンニュイ:というか、ユールドゥルムもキツいんじゃない?何となく属性的な意味で。
マーレ:確かに!ビリビリ~~~ってなっちゃうかもしれない・・・え、どうしよう私役に立たない・・・?
ニル:だ、だいじょうぶだよ!もう一個の部屋は多分水が沢山あるよ!
アンニュイ:・・・ヤトミコはウォパルやルヴェリッサと同じく水ばっかの惑星だよ。多分、大丈夫じゃないかな?
マーレ:おー!それなら安心だね!ヌイヌイも優しいな~。
アンニュイ:ぬいぬい・・・???
エクト:ようぬいぬいw
アンニュイ:は?
亡月:ヤトミコは私さえ聞いた事無かったぞ。詳しいんだな。
アンニュイ:え?んー、まぁ少し知ってただけ。
エクト:まーとりあえず、ヘリックさんフアンが戻ったら何処に向かえばいい?
[ヘリック]:このままセクターの方に行くとて、状況が掴めていないからね。結局ここも手掛かりは僅かばかりだ、試しに均衡維持施設に行ければいいが。
エクト:均衡維持施設ねえ。あーフアン、聞こえっか?
[フアン]:こちらフアン、通信機能に異常なし。
エクト:なら良かった。今どこにいる?
[フアン]:どうやらルートとしては均衡維持施設を介して行かないと各セクターには入れない構図になっているみたい。
エクト:結局、そこに行くしかねえって事か。まぁ保護区の中には入りたくなかったしな。
[フアン]:だけど均衡維持施設には界忌種が蔓延っている。侵入の際には戦闘態勢で入った方が良いかもしれないね。
エクト:よし、了解した。ヘリックさん俺らはこのまま均衡維持施設に向かうわ。
[ヘリック]:はいよ。増援は何時でも呼べるから教えてくれよ。どうやら外部ではちょくちょくと界忌種が出没してるらしい。
クラルス:縄張りを少しずつ広げようとしてるんですねえ。多分海中から占領していると思いますから、海王種達も避難しちゃったりしてますよ。予想だけど。
コール:海王種はダーカーとの戦闘時、群れを避難させる傾向が見られる。ウォパルの縄張りを奪われ続ければ生態系の破壊に繋がりかねない。
マーレ:・・・何とかして解決してあげなきゃ。
バク:なぁに、原因をさっさとブチのめしてやろうぜ!
ニル:あたしもやる気出すし!
[ヘリック]:んじゃ皆、無理しないでな。
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+ | 【第二下層部:均衡維持施設-進入経路】 |
調査チームは均衡維持施設に到達。内部はモニターで映された内容と同様であり、界忌種の住処と化していました。ヘリックは内部に棲息する界忌種の討伐を指示。フアンと合流を終えた所で討伐開始となります。
(前方にヘイダグオ6体の他に未確認界忌種H4体を確認。また最奥部の方にも中型の未確認界忌種Iも確認されました。)
エクト:そんじゃあ動きはさっき言った通りだ。俺とアンニュイとバク君は正面突破で。ナキさんとクラルスちゃんは後方支援で。フアンは撹乱を目的に動いてくれ。んで他は待機で、何かあれば動いて貰うからな!
ニル:合点承知!転ばないようにねー!
マーレ:コールは何があっても攻撃に参加しちゃだめだよ。
コール:心配性だなあ・・・。
クラルス:あの奥のエネミー触手ですよぉお・・・ここに来てやっと本物の触手が見られましたよぉお!!!これは参考資料としてですね・・・
エクト:働けや。
クラルス:あいたぁ!?酷くないですか!?
エクト:喋る暇が合ったらバータ系テクを敵にお見舞いしてくれよな。んじゃ行くぞおめえら!
バク:先制攻撃は貰ったぜ!!!
(こちらに突進する界忌種Hの素性目掛け、炎を纏った拳でストレイトチャージを放ちました。これにより1体は吹き飛び、頭部は損壊されました。)
バク:おおっと!
(背後から襲い掛かる界忌種Hに回し蹴りにて対抗します。他個体に対し、アンニュイは抜刀術にて上腕部を切断させます。)
アンニュイ:あーもう・・・そんな前に出たら危ないってさー・・・。
バク:おっとワリィワリィ!なんせやっとの戦闘だからなあ。
(飛び掛かってくる界忌種Hをエクトが対応し、壁へと吹き飛ばします。)
エクト:まーどうせ戦略なんざ具体的に考えてなかったけどな!クラルス!
クラルス:もー呼び捨てだったりじゃなかったり安定しないですねぇもう!
(クラルスは壁にめり込んだ界忌種Hに対しイルバータを発動し凍結させました。)
クラルス:おお?本当に氷属性が弱点なんですね。
アンニュイ:良いねこれ。あのエネミー全然再生しない。
亡月:何徹して開発したと思っている?安心して戦ってくれ。
フアン:さてと・・・私はヘイダグオを減らしていきます。
(蛇視を使用し、フアンはヘイダグオ群に奇襲をかけました。)
エクト:しっかし狭ぇなここ!なんでこんなとこに屯ってんだこいつら?
亡月:モニターで見たところ、こいつら苔を食ってたみたいだ。以外にも健康的なんだな。
コール:感心してる辺り余裕なようだな。
ニル:あのタコさんってタコ焼きにしたら・・・
一同:いやいやいや。
ニル:えー・・・。
[ヘリック]:あー・・・この状況だと順調に行けそうだね。
ニル:タコ・・・。
[ヘリック]:タコ買ってきてあげるから我慢してね。
ヘイダグオ群、界忌種H群の殲滅完了。残すところ界忌種Iのみとなりました。
エクト:何かコイツ、触手の動かし方すげえ嫌だよな。
バク:・・・なんか寒気してきた。
フアン:は?何言ってんですか早く倒しましょう。
アンニュイ:しっかしリーチが長いと厄介・・・うおおっっ。
バク:っとあぶねえ!
(バクはアンニュイを庇った事で界忌種Iの触手により捕縛されました。)
バク:うわああああああ!!!離せやこのやろっ・・・なんかヌメヌメしてっぞこいつ!?
エクト:なっ・・・バク君大丈夫kギィっ!?
(エクトも同様に捕縛され、宙へと晒されました。)
[ヘリック]:まずい!二人を助けないと!
亡月:まて・・・何かおかしい。
コール:こんな時に何言って・・・
マーレ:エッ君ーーー!なんかタコ足が服の中になってるよー!!!
エクト:えっちょっ待て何してんだこいつ!?
ニル:バク足開かされてんじゃん!!アハハハハッ!!!!
バク:ニルゥウウウウウウウ!!!!何笑ってんだテメーーーー!!!!助けろよ!
エクト:何してんだよ女性陣!?助けろy・・・ングッ!
クラルス:おほおおおおおおおおおお???ここここれは・・・・・!
(界忌種Iの触手は男性陣二名の服の中に侵入してきています。)
エクト:やっやべおい・・・はなっ・・・!
バク:み、見てんじゃっ・・・ねえ・・って!
ニル:ねーねーなんであたしの目隠すのさー。
マーレ:ごめんね判んない。
コール:お前も隠すんだ。
亡月:判ったぞ。こいつ雌だ。ほら雌の場合は比較的小さく同じ大きさの吸盤が2列に並ぶんだ。いやーモテて良かったな二人とも。
二人:良くねえわ!!!!!助けろよ!!!!食われたらどうすんだよ!!!!
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+ | 【第二下層部:均衡維持施設-システムガーディアン】 |
均衡維持施設本部に到達。内部はモニターに映されなかったエリアで、他研究室と比べ広く、下部には動力炉の様な建造物が底の見えない部分にまで伸びています。巨大なモニターと端末が唯一あり、それ以外の設置物は全て破損されていると思われます。端末を調べると、今まで確認されなかったアクセス情報が表示されました。内容は「均衡維持システムの制御解除及びシステムガーディアンへの出力供給機能」でした。これらの操作が可能ですが、責任者クラスの研究者では無いと操作できず、今現在所持していたIDチップでは承認されませんでした。
亡月:やはりこれでは駄目か。まぁ変に弄るつもりもないが。
エクト:あー・・・ヒデェ目にあった。
バク:アンニュイさんとフアンさんに助けられなかったら色々ヤバかった。
アンニュイ:目に毒だし。
フアン:同意見です。
[ヘリック]:均衡維持って意味をまず理解してないから、何を目的にしてるんだろうね。
ニル:ねーこれってさ、ラウムが言ってた守護獣とか?
コール:守護獣かい?
ニル:うん、制御しすてむ?を守る為に守護獣がいるとしたら、均衡を守るのもさ。
亡月:・・・っそうか!ラウムの言っていたシステムガーディアンというのはここの事か!やっと繋がってきたぞ。
バク:ニルおめえ頭良いじゃねえか!今回だけ。
ニル:一言余計だ!
クラルス:だとしても、こんなスムーズに重要そうなお部屋に入っちゃって良かったんですかね?もっとこう、絶対に入れたくない様にしそうな気はしますけど。
[ヘリック]:そこで特に何が出来る訳じゃないもんね。
エクト:だなあ、端末は結局見るだけって感じだしな。アクセス制限で微々たるモンだけという。
亡月:・・・いや、待て。
(亡月は端末にて一部操作可能な箇所を発見。それはシステムガーディアンが位置する場所を表しております。)
エクト:おお!そこに制御装置を支配してるエネミーが確認できるって事か!
亡月:今の所稼働しているシステムガーディアンは・・・表記が遅いなコイツ・・・むっパイロニアスとユールドゥルムには既にいるのか?第一下層部は・・・。
マーレ:あれ・・・そこって。
ニル:そこってハナが大丈夫だって言ってた所じゃない・・・?
亡月:確証出来る程でも無いが、もしかしたら眠っているかもしれん。
ニル:だとしたらすぐに行かなきゃ!
マーレ:ニルちゃん落ち着いて!まだ決まったわけじゃないよ。
ニル:でも・・・。
マーレ:ここの任務が終わったら真っ先に行こう。ね?
ニル:うん・・・。
クラルス:全部で4つの反応ですかねこれ・・・詳しくは他のデータと照らし合わせた方が良さそうです。
[ヘリック]:ん?なぁそっち変な反応無いか?
(突如、施設内にて激しい揺れが生じました。)
エクト:うわぉ!?
アンニュイ:なになになに?も~・・・。
バク:え?島で地震?
亡月:こんな設備だ!揺れてもおかしくない!
フアン:・・・ネフィリズの反応、凄まじく出ています。数分前まで無かったのですが。
コール:ッ嫌な予感がする・・・。
[ヘリック]:皆気を付けろ!厳戒態勢は崩さない様に!
(けたたましい警告音が鳴り響きます。)
[ケイコク][ケイコク][システムガーディアン][システムガーディアン][カドウ][ボウソウ][セイギョ][フノウ][フノウ]
エクト:はぁ!?さっきまで鳴ってなかった癖によお!
コール:まるで、私達を誘いこんだかの様に・・・!
クラルス:・・・?モニターに何か映ってます!!!
モニター画面:
均衡維持システム稼働。[システム0]生成炉(水温):制御解除。 システムガーディアン具現化機構:正常。 フォトン生成機能:正常。 循環維持機構動作確認:不明。 AI制御機構:不能。 第一節具現化型均衡維持兵器:ルクス・アマルガム。 【堕落の巨人】起動。
助ケテクレ
助ケテクレモウヤダヤダヤダヤ ダヤダヤダ 出シテクレ
孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
オ前ラモ味ワエ 逃ガサナイ
#endregion9
最終更新:2019年01月05日 21:22
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