[システム0]生成炉(水温):第一節-ルクス・アマルガム |
関連保護区:第一、第二下層部に該当無し。 |
制御システム稼働状況:稼働中。水温発生エネルギー生成システム正常。 |
システムガーディアン情報:詳細不明。 |
+ | ・14:11-現場班 |
【堕落の巨人】(通称ルクス)が突如、下部から這い上がるようにして出現。一定位置に集中して高出力フォトン反応が確認された事から、ダーカーの出現経過と同様のパターンと思われます。
動力炉の様な建造物とその周囲に配線コードが露出されていましたが、それらに接続されている為か固定位置にて微動だにしない状態です。外見は上半身のみで下腹部より下は存在せず、動力炉と結合された状態になっています。広大な研究室の約半分の体格で、大量の人体の骨格・肉体組織・皮膚組織が組み重なった様な形状で形成を保っています。 エクト:え・・・キッモ・・・。
ニル:ぎゃーーーーーーおばけだ!!!!!!!!
マーレ:わあああああああああ無理無理無理ホラーは無理ぃいいいいいいいい!!!!
バク:落ち着けって!!!あんなもんブッ飛ばせば同じだろ!
[ヘリック]:皆避けろ!
(ルクスは右手を振りかざし、調査チームに向けて叩き付ける動作を行いましたがそれを回避します。)
エクト:あっぶね!?皆大丈夫か!
コール:こっち側は大丈夫だ。なんなんだこいつは・・・キメラの様だな・・・。
クラルス:キメラというより、まるで人間を素材に造られたって感じですねえ。予想ですけど被験者を素材にしてそうですねェ・・・。
亡月:どこらかに司令塔はある筈だ。あの頭部っぽい箇所にまた上半身があるだろう?それが怪しい。
バク:にしても、どうやって出てきたんだ?ダーカーみてえなもんか。
(エクト、アンニュイ、バク、ニル、マーレ、フアンはルクスに対し近接戦闘を開始。他は後方にてテクニックによる攻撃にて支援を行っています。亡月はヘリックとの通信に集中。攻撃挙動は緩慢している為、回避しながら攻撃を仕掛けますが敵の再生能力は凄まじく、瞬時に回復されます。)
亡月:界忌滅牙が効いてないのか?やはりシステムガーディアンは界忌種とは違うようだな。
[ヘリック]:システムガーディアンは制御システムが動力源と予測している、それを壊すしかないか。
亡月:奴と直結した動力炉の様な機械を壊せばいけそうだが、奴によって覆われてしまった。何処かの施設にあるかもな・・・だが、位置特定出来ない今ではそんなことしてる暇も無い。あの動力炉を壊す以外妥当な案は無い。外部にいる連中はまだウォパルにいるのか?
[ヘリック]:今連絡を取って指示している。動力炉を裏から破壊する様に頼むことにした!
(ルクスは咆哮し、胸部から身体の一部だった部分が人体化し、人並みの体格をしたエネミーが4体がその場に立ち上がりました。)
エクト:んだよそれ!群衆がくっついた様なもんかよ!俺とバク君で対応するぞ!
(エクト、バクは小個体4体との戦闘を開始。ルクスは構わず両上肢を使い掴み掛ろうとします。)
ニル:任せて!忍法・分身の術!
(ニルは5人に分身し、ルクスに対し撹乱行為を行います。ルクスはニルに集中して上肢を振り回しますが全て回避され
ています。)
マーレ:ニルちゃん凄い!本当にNINJAだったんだ!
[ヘリック]:いや、あまり期待してはいけないかもな・・・。
マーレ:え?どうして?
コール:ああ、ニルちゃんの表情。結構青ざめてるから多分ルクスの見た目がキツイんだろう。
アンニュイ:あれはアタシも正直メンタルにくるなー・・・。
亡月:このまま時間稼ぎも行けるかどうかだな。正直接近はせずとも手の届く範囲内だぞコイツ。
アンニュイ:・・・上半身乗り上げている感じか。動かないとて攻撃範囲はけっこー・・・。
コール:流石に距離を取った方が良いな。クラルスちゃん、そっちのドアは?
クラルス:っ・・・!?ロックされている?緊急時だから?
亡月:すっかりやられちまったなぁこりゃあ。応援呼ぶにも厄介だな。
[ヘリック]:亡月、爆弾はまだあるか?壁が脆い所を狙えれば避難は可能と思うぞ。
亡月:探すしかないな。地形を分析している間になんとか持ちこたえてくれよ。
[ホムンクルス]:こちら増援班!たった今第二下層部のテレパイプで飛んできたよ!
エクト:おう来たか!任務内容はもう知ってるよな!?
[ホムンクルス]:うん、でも制御装置がある場所は以前の資料にはハッキリ書かれてないんだよね?
亡月:見取り図は細かい箇所を書いていない役立たずだ!なんとか今いる所から裏経由のルートを見つけてくれ。ここまで一本道だったが何処かに別ルートがある筈だ・・・。
コール:っ・・・私達も囮になった方が良さそうだな。
(コールはルクスに炎系魔術を顔面部に放ち、モニター位置とは離れた場所に移動しました。)
エクト:コールさん無茶はすんなよ!だが隙は出来た!
(エクト、フアンはルクスの頭部の上半身部分に向けて攻撃し、首を切断させました。しかし一分も経たずに再生されました。)
フアン:いやこれは無理。
バク:え?何コイツ。
亡月:・・・ホムンクルス!出来れば急いでほしい!
[ホムンクルス]:分かってるよ!
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+ | ・14:28-増援班 |
増援班はセキュリティルームのテレパイプ設置場所より出発し、システム0:生成炉(水温)が設置されている施設を捜索しています。しかし手掛かりの無い状態の為、ランジュ、ミッケは現場班の応援へと向かい、残り3名でヤトノの指示の元動力炉へ向かうルートを捜索しています。
[ヤトノ]:こちらヤトノ。道中の界忌種は駆除しているらしいからすぐに着くと思われる。大丈夫か?
ミッケ:なんとか!しかしドアがロックされてんだっけ?
[ヤトノ]:亡月に爆弾にて破壊してもらう事にしてある。もし設置の余裕が無い場合は君達に任せる。
ランジュ:まぁそれくらいならお安い御用ね。
ミッケ:意外と脳筋だよなーアンタも。
ランジュ:シーカーとの戦いで不完全燃焼なの。
ミッケ:それは同意見!
(均衡維持施設へと向かう途中、複数体の界忌種が天井より出現。界忌種Hと同種と思われます。)
[ヤトノ]:余計な敵が現れたな。
ミッケ:さぁて肩慣らしといこうk
(瞬時、ランジュは敵周囲に向けて複合テクニックを放出し地形ごと凍結させました。)
ミッケ:えっ今何したん?
ランジュ:アイスフィールドね。ああやって前方に味方がいないと使えるのだけどね。
ミッケ:おっそろしい娘だな~・・・。
[ヤトノ]:もう少しで現場に到着する。頼んだぞ。
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+ | ・14:34-増援班 |
ホムンクルス、バティスト、タルタロスの3名は別ルートの捜索中です。ヘリックによる内部分析の結果、アビート・カウウスの螺旋階段付近にて陥没地帯があった位置より未確認施設へと移動可能なルートを確認。界忌種の存在は否定できませんが、ルートとしては自然保護区Ⅶ【ユールドゥルム】を介して均衡維持施設へと侵入する事が可能と判明しました。また自然保護区Ⅶからの場合、丁度ルクスの背後側から侵入可能であり、動力炉へとアクセス可能と思われます。
ホムンクルス:ヤトノさん!とりあえず陥没した所から行ってるけど、変な施設見つけたよ。
[ヤトノ]:モニター越しに見ているが、どうやら実験室の様だな。ここには生体反応は無いが注意して進め。そのまま北西に向かって行けば自然保護区へ行けるはずだ。
バティスト:なんか均衡維持施設って所を経由しないと行けないって聞いたけど普通にこっちから行けちゃったんだね~。
[ヤトノ]:彼らは正規ルートを選んだ結果、ルクスに出くわした様だ。それに自然保護区には強大なエネミーが棲息している。戦闘はなるべく避けながら行った方が良い。
タルタロス:私も戦う気分でも無いからな~、それにこのガキがリーダー面ってのも。
ホムンクルス:あ?なら帰ってればよかっただろ。
タルタロス:はっテメェが帰ってろよ。
ホムンクルス:あ?
タルタロス:は?
バティスト:喧嘩はやめよ!な!
[ヤトノ]:私の人選ミスだ、すまん。
バティスト:いや良いよ良いよ。お父さん大変だねヤトノさん。
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+ | ・14:35-現場班 |
氷系テクニックによる凍結、各部位の切断を目的に戦闘を継続中。しかしルクスの再生速度は非常に迅速の為、切断箇所も善戦虚しく瞬時に回復されます。また各部位から人型エネミーが出没し、それらの対応の間に再生されるのを繰り返されている状況です。
亡月の設置した携帯起爆装置にてドアは破壊されず、端末へのハックも行いましたがドア解除に至りません。 クラルス:イル・バータが全く効いてないですよ!やっぱりエネルギーがある限り無敵なんじゃ・・・。
エクト:動力炉を何とかすりゃあ倒せる筈だ!今はそれを信じるしかねえ。
ニル:うう・・・流石に分身は限界かも。少し喰らっちゃったし。
エクト:ニルちゃんは少し下がってた方が良いな。コールさん回復に回っててくれ!
コール:ああ、アンニュイさんも下がった方が良い。
アンニュイ:あーもーーー・・・久々にイライラする敵だなあー・・・。
マーレ:・・・なんかこの敵、苦しんでるように見える。
クラルス:沢山の人を織り交ぜた様な形態ですからねえ。少なからずその様な傾向も有り得ますね。
ニル:あの敵さ、助けてって言ったの聞こえたんだよね。
亡月:それは聞き間違えだ。気にしない方が良いぞ。
ニル:でもさハッキリと
亡月:あれはお前を殺すつもりで掛かっている。少しでも気を抜けば仲間も確実に死ぬぞ、いいのか?
ニル:むぐっ・・・。
コール:気持ちは分かるけど、仲間を守るつもりで戦うしかないよ。今は何とかしてだね。
フアン:エクト、私が蛇視で撹乱させている間に背後に回り込めそうかしら?
エクト:ああ、やってみるわ。
(フアンは敵の面前にて邪視を発動しますが効果は無かったのか、何事も無く右上肢にて薙ぎ払う動作を行いました。)
フアン:くっ・・・!
エクト:大丈夫か!?
フアン:やはりだめか・・・てっぺんの敵には効いた気はしたけど、どうやら視覚器は共用しているの?
エクト:なるほど・・・そういう事か。意思も身体も共用している集合体ってワケね。
[ヘリック]:遅れてすまない皆!ルクスの分析を行ったが・・・やはり奴は界忌種では無い。心臓核も存在しない事からその動力炉を壊すしかなさそうだ。
コール:それじゃあ手も足も出せないじゃないか・・・。
アンニュイ:仕方ない、アタシが囮になってどうにかするからもういっちょ背後に行って。奴に乗れば何とかなる筈。
エクト:待て。
アンニュイ:何。
エクト:その足で無茶言うな馬鹿。さっきのでヒビ入っててもおかしくねえだろ。
マーレ:ぬいぬいアタシの事庇ったせいで・・・。
アンニュイ:大丈夫だから・・・!こんな所でヘバってる場合じゃ無いでしょ。下に入るにも相手は俊敏なんだから、少しでも時間稼ぎしてバク君辺りに飛んで貰わないと・・・。
バク:・・・いいや、ケガ人は大人しく休んでてくれよ。やっと奴の動きも分かってきたわ、俺に任せてアンタらでどうにかしてくれよ。
エクト:お前もマトモに喰らってる癖によ・・・どう撹乱させても奴はこの通りに・・・うおっと!
バク:本当は変身してえところだけどよ、うっかりアンタらも潰してしまいそうだからよお!
(バクは頭部に向けて殴り込み、地面へと叩き付けました。ルクスは両上肢にてバクを掴み掛りますがバクはそれを飛行して回避しています。)
バク:今度こそ行けっぞ!
フアン:ええ、好機は逃しません!
(フアンが行動に取った時、ルクスは全身から一部となっていた個体大多数を動員させフアンに掴みかかろうとします。)
フアン:っ!?これじゃあまるで侵入域に敷き詰めたかの様に・・・!
バク:いやいやそんなのアリ!?なぁコイツ俺らの言葉もしかして分かってるとか無いよな・・・?
エクト:・・・あっ。
亡月:ありそうだな。
コール:もしかしたら。
ニル:メッチャ喋ってるもんねアタシら。
[ヘリック]:うん君達声デカイしね。
クラルス:結構作戦とかも喋ってますし。
一同:・・・・・・。
エクト:ねえ応援ってまだ?
[ヘリック]:もうそろそろだった筈・・・。
[ランジュ]:ええ、その通りよ。少しドアから離れて頂戴。
亡月:お、来たようだな。
(突如、ドアの向こうから爆発音が聞こえた矢先にドアが吹き飛び、前方の敵の一部個体へと激突しました。)
ミッケ:あっちち・・・脆くなりゃあ一発で壊せると思ったがキツかったなこれ。
ランジュ:相当頑丈だったわよ、今のドア。
エクト:おいおいやっと来たかよ!
ミッケ:うっひゃ~!何だよ今度の敵!
[ヘリック]:てか避難できるんじゃないこれ?
エクト:確かに!皆にげzz
(空いたドアは謎の肉組織の様な生体物により、塞がれました。)
一同:・・・・。
[ヘリック]:・・・あー、これルクスと同様の反応だね。この施設自体がこいつの支配下か。
エクト:・・・うん、ホム達に期待するしかねえなこれ。
ランジュ:さーて、と。アイスフィールド!
(ルクス周囲が氷に包まれ、次第にルクスは凍結していきますが凍結部分は砕け散ります。しかし挙動は緩慢になりつつあります。)
ランジュ:継続して何回でも掛けてあげる。
ミッケ:さーて、本気出すかぁ!ナノブラストォォッ!!!
(ミッケは咆哮し、光り輝くと同時に金色の獅子の様な姿へと変貌しました。)
ミッケ:コノ姿ハアンマ見セタク無カッタケド、仕方ネェ!
クラルス:わぁ~~~~~!!!メ、メメメメメスケモになりましたよぉ!!!
亡月:静かにバータ系でも撃ってろ。
バク:へぇ、一回手合わせ願いたいもんだ。
ミッケ:終ワッテカラダ、本気デ行クゾ。
バク:ああ、勿論!
(ミッケ、バクは両側方より互いに上肢を狙い、蹴り飛ばし壁へと打ち付けました。)
エクト:今度こそ行けるな!んじゃ三人も行くぞ!
フアン:ええ、急ぎますよ!
(エクト、フアン、ニル、マーレは緩慢となった好きに脇下より抜け、動力炉へ向け飛び降りて行きました。)
亡月:こっちは雑魚の対応か・・・絶えず出しやがって。
コール:複数体ずつ出てくるからな・・・隙を見せたくないんだろう。
アンニュイ:足はアレでも、雑魚の相手くらいだな出来るよ。
[ヘリック]:あんまり無理はしないでくれ。次に響いても困るからね。
アンニュイ:出来れば次の次の次の次まで休みたいな。
[ヘリック]:無茶言うなって。
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+ | ・14:50-増援班 |
ホムンクルス率いる3名は自然保護区Ⅶへ到達。内部は巨大建造物が崩壊した廃墟の光景に敷き詰められた光景であり、古代機構が蔓延っています。3名はヤトノの指示のもと移動し、均衡維持施設へと至る研究及び監視施設を発見。同時に内部に「システム5:変換炉(電力→フォトン)」の存在を確認。
バティスト:んーと、3つ目のシステム発見?
ホムンクルス:だね、あとで詳しく調べないといけないや。今んとこ界忌種は数体しか出くわさなかったから良いけど・・・。
[ヤトノ]:む、その前方のフロアから行けるが待て。人型の生体反応を確認。気を付けろ・・・この反応は?
バティスト:人型?もしかして人型界忌種?
タルタロス:へー、今度はぶっ殺してやらないとね。
ホムンクルス:厳戒態勢で進むよ。
(3名は厳戒態勢のまま進み、フロアへと侵入。そこには長髪を結った白髪灰色の肌をした青年が立っています。)
ホムンクルス:っ・・・誰だ!?
男性:・・・お前たち、アークスか。
バティスト:おいおい、相手は丸腰?武器くらい構えたらどうなんー?
男性:この島にアークスは近づかんと思ったが、少数で動いていたのか。それなら彼らも刺激されん事も把握しているという事は頭の良い司令塔がいるのか。
タルタロス:独り言じゃなくこっちの返事してほしいんですけど~?
男性:名を名乗る立場でも無い。ルクスを目覚めさせた原因も察するが、これ以上干渉しない方が良い。ロクな事も無いからだ。
ホムンクルス:こちらの質問に答えて?ここで何をしているんだ?
男性:お前達に言う事も無い、だがそれでは納得しないだろう。私を見逃す代わりにルクスを止める方法を教えるが、どうだ?
[ヤトノ]:どうせ話す気も無いだろう、それに時間も無い。聞くだけ聞いておけ。
ホムンクルス:・・・では教えろ。
男性:あの指を指す方には多くのドアが存在するが、それに構わず奥まで進み、右側のドアに行け。そして階段を降りていけばルクス生成核がある筈だ。
バティスト:迷わない様にご丁寧にどーも。
男性:では私は行くとしよう。この島に深く関わるな、これは忠告だ。
ホムンクルス:それはもう知ってる。
[ヤトノ]:今報告があった。その生成核の付近に人型界忌種が現れた。急いでくれ。
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+ | ・14:55-現場班 |
動力炉を今後ルクス生成核へと呼称。生成核付近に到達後、突如として人型界忌種「クラディア」が出没。戦闘開始となり生成核へと到達する事が叶わずの状況となりました。
クラディア:あーらあら、凄い残念そうな顔だ事、可愛いねえ。
エクト:おいおいここでかよ・・・!
ニル:・・・ねえ、キミってさこの島にずっと棲んでるんだよね?
クラディア:んー?ああ、質問したい事ぜーんぶ私分かるから言わなくてもいいよ~?
ニル:え?
[ヘリック]:そいつは相手の思考を読み取る事が出来る!気を付けて!
フアン:・・・聞いてはいけないよ、ニルちゃん。
クラディア:ふーん、出来れば仲良くなりたいんだね~私達と。それに?一番はハナもお姉さん達も助けたい?あはははははははは!!!!あの忌々しい龍族もか!!!反吐が出る!
ニル:・・・ラウムの事も知って
クラディア:当たり前だ!あいつはあのゴミを守る為と称して結晶を介してモレグに行けない様にした!お陰で遠回りするしか無くなった!あーあ折角壊れない玩具をアポストルスと監禁させて捕食鑑賞をまたやりたかったのになぁ。
エクト:っこれ以上口を開くんじゃねえ!
フアン:チッ!
(フアンはナイフを投擲しますが、クラディアは避けずに脳天へと受けます。)
フアン:避けないだと・・・。
クラディア:ほーら私はほぼ不死身なの。あのゴミと同じよ、だから壊れないお遊び人形としては優秀なの。全く、龍族なんかに媚び諂って滑稽ね、ふふっ。
マーレ:・・・許さない。
ニル:っ・・・おい。
クラディア:んー?怒っちゃった?でも可愛いねえ、赤の他人が苦しんでるだけで傷つくなんて。ああそうか、同じ境遇だから同情しちゃったんだ?私達よりはマシだけどねぇ!
ニル:これ以上、ハナの事を悪く言うなっ!!!!
(ニルは飛翔し、クラディアへと攻撃を仕掛けますがクラディアは回避しニルの腹部を貫きます。)
マーレ:ニルちゃん!?
(貫かれたニルは木の葉と変化し、頭上にニルが出現しクラディアを下方へ向けて蹴り飛ばし、自らの身体を陸地へと移動させます。)
ニル:忍法・空蝉の術だ!こっちは考えずに発動できるもんね!
エクト:なぁニルちゃん、あいつの言う事は。
ニル:分かってるよ、ああやって隙を打とうとすんでしょ?アタシ、難しい事分かんないけどハナが辛い目に合ってきた事は理解してるつもり。そして分かった、今ので。アイツはハナを傷つける奴だから絶対に許しちゃいけないって。
(下方に落とされたクラディアは飛翔し、一同の前に再度出没しました。)
グラディア:ああ本当、本当にクソ生意気なガキ!お前もアポストルスに生きたまま餌にしてあげる!あのゴミの様に!
ニル:アタシが相手する、だからエクトは機械を壊してきて!
エクト:ああ、解ったぜ!
マーレ:ニルちゃん、私も協力する!
ニル:っうん!
(エクト、フアンは生成核に向かいますが道中ルクスの一部個体が奇襲を掛け、行く手を阻みます。)
エクト:邪魔すんじゃねえ、くそ!
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+ | ・14:57-現場班 |
幾度無い氷系テクニックを受けた事で、ルクスの再生速度が遅延化傾向となっています。しかし一部個体の出現は絶えず行われています。
ミッケ:さーて、あいつらが向こうで何とかしてくれれば終わるんだけどねえ。俺はあと1時間はいける。
バク:んじゃ俺は2時間。
ランジュ:張り合うとこじゃない!
コール:・・・?今声が聞こえなかったか?あいつから。
バック:え?聞こえた?
ランジュ:・・・うめき声の様に感じるけど。
ルクス:ォ・・・ォオオ・・・イギ。。。ギ
アンニュイ:意思疎通は難しいんじゃないかな?
ルクス:ヒッヒヒ。
亡月:ん?
ルクス:イッヒヒヒヒ!!!ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒギギギギギギギギギギギギギギギッ!!!!!!!!!!!!!
コール:ッ・・・。
[ヘリック]:笑っている・・・?
ミッケ:っ・・・うっせえな・・・!
ルクス:オマエラ・・・オレヲ・・・コロセナイ・・・!!!オレハドコ・・・ドコニデモイル・・・・!!!ヒヒッ・・・!!!オレヲ・・・スクエ・・・スクッテクレ・・・!!!ギヒヒヒッ・・・・!!!
バク:な、なんだよ・・・どういうこった・・・。
ルクス:イマノ・・・イマジャオレ・・・シネナイ・・・シネナイ・・・ラクニ・・・ラクニシロ・・・キュウサイ・・・・キュウサイ・・・・!!!
ランジュ:気分が悪くなるわね。
ミッケ:ああ、さっさと楽にさせたいけどな。
ルクス:アア、コロシテクレナイ。クソックソッ・・・。ハラ、ヘッタ。エイエンニエイエンニ・・・ハラガ・・・アア、
ウマソウダナ ヒヒッ
亡月:ッ!おいヘリック!アイツらに早く壊せって言ってくれ!
[ヘリック]:もう言った!
(ルクスを纏った凍結箇所は全て溶けだし、集合体の一部達が暴れ出し暴れるような挙動を見せてきます。)
コール:気を抜いたら確実に・・・。
バク:クッソ・・・!
ランジュ:全く、消耗戦は嫌いなんだけどね!
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+ | ・15:07-現場班 |
エクト、フアンは生成核の元へ到達しましたが、多数の一部個体により進行が難しい状況となっています。
一方のニルとマーレはクラディアとの戦闘中。これまでのアークスが使用していない水系テクニックにより苦戦している状況です。
フアン:これは本当に厄介・・・はぁ!
(一部個体を薙ぎ払うも、二人を囲うような態勢を保ちます。)
エクト:なぁフアン、生成核まで飛ばせばいけそうか?
フアン:もう一人欲しいかな。
エクト:だよなぁ。
クラディア:たかが一回助けられたからって、そこまで深入りするなんてね。本当に愚かね、それで自分が滅んでも仕方ないね!
ニル:うるさい!絶望したからって、ハナを傷つけて良い理由なんて絶対に無い。
マーレ:この島も、貴女達も・・・絶対に止める!
クラディア:止めてどうするの?命令されてここに来たくせに。じゃー貴方達の仲良しさんなハナちゃんを?どう助けるの?
ニル:それはっ・・・。
クラディア:ここでしか生きられないんだよ?ずーっと閉じ込められて、いい?私達はね惑星までなら大丈夫なの。でもあの子は
この島から出ただけで死ぬの。
ニル:っ・・・!?
クラディア:あらー?凄い動揺してるなあ。
マーレ:余計な嘘を付かないで!そんな証拠も無いのに・・・!
クラディア:ふーん、じゃあ自分で事実を確かめてみたら?
(クラディアは攻撃を止め、その場から立ち去ろうとしています。)
ニル:どこに行くんだ!
クラディア:飽きちゃった。どうせそろそろ邪魔者も増えちゃいそうだしねーふふっ。
(クラディアは別フロアへと進行し、その場から去っていきました。)
マーレ:・・・ニルちゃん、エッ君達を助けに行こう。
ニル:・・・うん。
包囲されたまま一部個体を倒していますが、更なる増員を確認。
エクト:おいおいマジかよ、そんな増えてどうするってんだ!
フアン:っエクト後ろ!
エクト:おめえもな!
(お互い背後に襲い掛かった一部個体を斬り裂きます。)
エクト:あーーもう!早く来いよあんのクソガキ!
ホムンクルス:だーれがガキだって!?
(ホムンクルス、バティスト、タルタロス三名が到着。一部個体達を殲滅していきます。)
バティスト:これで、形勢逆転かな?
タルタロス:ルートを作らなきゃね!
エクト:うっしゃ行くか!
(合流した5名は生成核へと進行、道中の一部個体達を倒しながら進みます。)
ホムンクルス:対人戦闘はヤトノさんから鍛えられてるからね!
タルタロス:なんか殺りやすいんだよね~。
バティスト:エクトの元カノおっかねえな。
エクト:お前それわざと言った?ねえ?わざと?
タルタロス:え?だからセフレだって~w
フアン:ほらエクト、戦闘中に落ち込まない。
エクト:落ち込んでねえよ!くそが!
ホムンクルス:お、一気に強くなった。
バティスト:ある意味鼓舞だよねこれ。
フアン:ノーコメントですね。
(生成核付近に巨大な一部個体が出現、一同の行く手を阻んでいます。)
エクト:ほんっとうにコイツら嫌い。
バティスト:わかる。
ニル:みんなーーーーー!!!!
(ニル、マーレも現場に到着。一部個体の攻撃をかわしながら全速力で向かってきています。)
エクト:よし、それじゃあおめえら!あのデカブツに攻撃!ニルちゃん!こっち来い!ぶん投げてやる!
ニル:オッケー!!!
(マーレはバータを放出し、地面を凍結させ一部個体を転倒させます。)
マーレ:ニルちゃん今の内に!
ニル:よっし!
(ニルは転倒した隙を突いて走りぬき、一部個体の頭部を足場に転々と進んでいきます。)
マーレ:あ、私ヤバイかも。
(一部個体がマーレに襲い掛かりますがホムンクルスの援護にて一旦退避しました。)
マーレ:ほむほむ~~!
ホムンクルス:あれ?本当にそれ固定なの?
(フアン、バティスト、は大型一部個体、タルタロスは付近の一部個体複数と戦闘態勢を取り、ニルが大きくジャンプした所をエクトは思い切り更に投げ飛ばします。)
エクト:いっけぇえええええ!!!
ニル:投げ方雑!!!!ぬおおおお・・・・!!
(生成核付近の端末へと激突。端末のモニターには生体設定画面が映されています。)
バティスト:だ、大丈夫かなニルちゃん・・・止め方。
エクト:あ
バティスト:あ、じゃねえよお前。
ニル:ん~~~~~・・・あ、これ電源ボタンっぽいな~。ボチっとな。
(ニルがボタンを押した後、生成核は稼働を停止。一部個体達も塵となっていきました。)
エクト:ええええええ!?今のでいいの!?
バティスト:いやでも終わったね~。
タルタロス:みんなお疲れー☆
マーレ:やったーーーー!!!!
ホムンクルス:マーレさん持ち上げないで、僕のプライド壊れる。
[ヤトノ]:良くやった、皆。
エクト:いや~やっとひと段落ってか。
ニル:・・・・。
エクト:おーいニルちゃん、戻ろうぜ。
ニル:う、うん、わかった!
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+ | ・15:18-作戦終了 |
生成核が稼働停止した事により、ルクスは動作を停止。徐々に塵と化していきました。
ルクス:アア・・・キエル・・・オレガ・・・キエテク・・・・。ヒヒッ・・・マタ、マタデテキテヤル・・・。
亡月:出来れば二度と出てくんな。
[ヘリック]:皆お疲れ、大丈夫だったかい?
バク:いやー結構きつかった。
アンニュイ:お腹空いた。
コール:昼摂った筈なんだけどなあ・・・。
クラルス:なんだか、また出てきそうな気配でしたね。
ミッケ:だなあ、まぁ出てきても返り討ちにしてやるよ。
[ヘリック]:ルクスに関しては詳しく調べないとな。一旦皆帰ってきてくれ。メディカルセンターを手配しないとね。
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