に:島内生物報告書-エネミーH~I、ルクス

に:島内生物報告書-エネミーH~I、ルクス


前記:今作戦において始めてシステムガーディアンと接触されたが、その個体自体未だに不明な点が多く存在する。その為、記述される報告書内容は現段階にて確認された情報のみであり、今後の報告書にて随時追加される予定とする。

確認用語
  • 獣鬼種
自然保護区Ⅷ:獣鬼煉獄熱帯惑星【パイロニアス】にて確認されているエネミーを指す。

人型界忌種Bについて
任務記録より引用-人型界忌種B:違法調査部隊救出任務にて確認された個体「クラディア」とは別個体の模様。全身が鱗に覆われており、頭部や四肢末端は甲殻上になっており、背部にはブレード上のヒレが大きく膨隆している。声は籠った様に聞こえ、非常に攻撃的と思われる。
個体名:ネズヴェル
甲殻類エネミーを掛け合わせた人型界忌種である事は判明しているが、それ以外の情報が非常に少ない為今後鉢合わせた際には細心の注意が必要と思われ、単騎での戦闘を避ける必要があると思われる。

・界忌種Hについて
任務記録より引用-未確認界忌種H:二足歩行型で上肢が極端に短く、ヘイダグオに似た鱗に覆われている。手足の爪は約4層重なった形状となっており、それぞれが独自に発達しているのか独特な動作をしている。爬虫類の様な外見をしているが尻尾は三本所有しており、先端はブレード状になっている。
個体名:イクチオール
資料を参照した結果、獣鬼種と海王種を掛け合わせたエネミーと判明しました。他個体の合成実験は殆ど失敗しており、この個体のみが獣鬼種の合成獣の成功例と思われます。しかし、海王種の遺伝子が優位となってしまった結果の為か皮膚組織は非常に脆弱です。しかし、それらを補う再生機能を備わっており、狂暴性は獣鬼種の特性を引き継いでいると考えられます。基本的に群れで行動する事が多く、身体の柔軟性から局地的なエリアにも侵入可能です。
コメント:
ハッキリと合成したと記述されているのはコイツくらいだっけ?確かに脆そうな感じだったね。---エクト
成功例というよりは、生存例だったんじゃないのか?---亡月

・界忌種Iについて
任務記録より引用-未確認界忌種I:デヅルモビル程ではないが、それに次ぐ全長を持つ。人型を思わせる二足歩行型だが、上半身は蛸の口部と脚部の様な触手7本程で形成されている。下肢は未発達なのか機能しておらず、触手を利用して歩行する。
個体名:イソメル・オウバウロ
詳しい観察を行った結果、全身が触手で人型を形成していた事が判明しました。元々は水棲界忌種でしたが、発見した個体は陸地での移動を目的に形態変化を及んだと思われます。吸盤は一般生物の蛸等と比べると吸着性はあまり強くなく、危険性はとても低く、あくまで壁をよじ登るといった行動に活用されると資料に記述されておりました。基本的に攻撃性はありませんが、外敵が現れた際には触手で縛り上げ、粘液を放出し外敵の戦意喪失を目論む習性があるとされています。
コメント:
粘液・・・粘液・・・。---エクト
あれは流石に同情するよ。---コール

・ルクスについて
任務記録より引用-
  • モニターに映された情報より
均衡維持システム稼働。[システム0]生成炉(水温):制御解除。
システムガーディアン具現化機構:正常。
フォトン生成機能:正常。
循環維持機構動作確認:不明。
AI制御機構:不能。
第一節具現化型均衡維持兵器:ルクス・アマルガム。
【堕落の巨人】起動。
  • 外見など
【堕落の巨人】(通称ルクス)が突如、下部から這い上がるようにして出現。一定位置に集中して高出力フォトン反応が確認された事から、ダーカーの出現経過と同様のパターンと思われます。 動力炉の様な建造物とその周囲に配線コードが露出されていましたが、それらに接続されている為か固定位置にて微動だにしない状態です。外見は上半身のみで下腹部より下は存在せず、動力炉と結合された状態になっています。広大な研究室の約半分の体格で、大量の人体の骨格・肉体組織・皮膚組織が組み重なった様な形状で形成を保っています。

個体名:【堕落の巨人】ルクス・アマルガム
[システム0]生成炉(水温)のエネルギーを利用して具現化したと考えられる、一番最初に遭遇したシステムガーディアンです。多くの人体を組み合わせたな外見に、非常に巨大な図体が特徴的です。言語機能は確認されており意思疎通は可能ですが、調査チームに対し非常に殺意性を表しており今作戦では討伐に及ばなかった為、今後の任務において再び遭遇する可能性が高いと思われます。攻撃に対し再生速度は他界忌種と比べ非常に高く、人型の分離個体も放出する為多数での連携を実施しなければ討伐は不可能と考えられます。また、ルクスを具現化させていた動力炉が他のエリアに設置されているのかも、確認する必要があると共にシステムガーディアン自体の特性を調べる必要があります。制御システムは合計で9つある事から、今後ルクスの様な強力な個体が複数存在すると思われます。
コメント:
あの制御システム・・・壊したらシステムガーディアンも消えるのでは?---コール
あーうん、私も検討したが「制御」って名前を付けるくらいだ。その方針は嫌な予感がするから却下させて貰うよ。---亡月
最終更新:2019年01月22日 04:06