ほ:旧名-「人工フォトナー第58被験者:グレンヴィル」鎮圧任務

ほ:旧名-「人工フォトナー第58被験者:グレンヴィル」鎮圧任務


任務概要
  • 任務目的:人工フォトナー第58被験者「グレンヴィル」の鎮圧
人工海底地区【ポスティハダル】中心部端末より引用:
都市部【グレンヴィル】島内中心部に設置されております。人工島総管理者である〇〇〇〇氏がそちらで住んでおり、また彼が作ったPrototype達が共に過ごしております。彼は極度の小心者であり、ダーカーの脅威を避ける為に堅牢な城に閉じこもっていると比喩されます。尚、この島にダーカーは侵攻する事は不可能です。また、島全域のフォトン管理を担う制御装置が存在しており、それらは機械樹【トレント・ヴァジュ】が管理しております。
大規模研究所群第一研究棟に設置された第19端末より引用:
58-69:都市部の名称から名付けられたグレンヴィルは、【深淵なる闇】封印に貢献した英雄の一人である。同時に、フォトンを扱う力を放棄した人物の一人でもあった。更なる脅威に向け、彼は非常に恐怖心を抱えながら研究に没頭した。理由としては自らの行った所業に後悔していたからだ。フォトンを失う事も恐れ、何としても再びフォトナーとしての権威を取り戻したかった彼は無謀とも云える研究に没頭し、皮肉にもその副産物が時代の発展に繋げたのだ。ルーサーも彼には一目置いていた。無論、私もだ。こうして幽閉している今も、我々を消滅しようと企む彼をどうにか改心させたいが希望は今の所見えていないのだ。
59-7:この記録は島を破棄した際に解読可能となるように設定してある。もし記録を見ている者がいたならば、我々の存在を知ってほしい。彼は依代を得ずに生き永らえる方法を見つけた。しかしそれは同時に、彼自身が狂気に呑まれる要因となったのだ。自らを被検体にするなど馬鹿げている。フォトナーとしての権威を維持する為とは言え、何故彼は惑星をも利用しようと企んだのか。グレンヴィルは我々をも支配しようとしていた。理由は分からない、我々が危惧している事を知っているからだろうか?不滅の身体を得た彼をどうにか止めねばならない。ルーサーに頼るしかない。どうしたとしても、結局私は彼を頼るしか無い様だ。とても情けない。
◇◇◇:コラプサーから逃げろ

現地メンバー
監視員及び通信者:ホオズキ
現地調査チーム:エクト、ホムンクルス、ミッケ、バク、ニル、マーレ、バティスト

任務状況記録
日時:A.P.240/10/23
+ ・10:49~
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独語を繰り返すグレンヴィルは調査チームに気づいた様子を見せ、咆哮を響かせました。グレンヴィルは巨大な水晶体に一体化した外見をしており、水晶体は各パーツ毎に螺旋状に回転しております。グレンヴィルの身体は水晶体ごしに薄く目視出来ますが、拘束されている様な状態です。
(グレンヴィルは同じく宙に浮いている4つの水晶体よりテクニックに似た攻撃を仕掛けてきました。属性は光に近く、旧式のテクニックと確認されています。)
エクト:っと!避けろ!

バティスト:随分とヤバそうな感じしてるよね?アレ。

ミッケ:デッケーなぁ・・・グラールの方で似たような奴はいたけどさ。

エクト:ホオズキちゃん!アレの解析どんくらい掛かる!?

[ホオズキ]:あわわわわわっ・・・な、何とか頑張るッス!遅くて10分は!

エクト:よし、早くて5分程度って認識だ!コイツの挙動を把握するぞ!

バク:じゃーアレだな、俺がひとっ飛びして撹乱してやるよ!

エクト:しゃあねえ、分析が終わったらグリトニルを試してみるか。界忌種じゃなくても一応効くらしいからな!

(バクはグレンヴィル本体へと飛行し、炎を纏った闘拳を脳天箇所に放ちましたがヒビ一つ付かず、小型水晶体よりナ・バータに近いテクニックが放たれました。)

バク:おわっと!?そうくるなら!

(巨大な氷柱を回避し、それらを蹴り飛ばしグレンヴィルに激突させました。しかし手ごたえは無いと思われます。)

ミッケ:ドケッッ!!!!当タルゾッ!!!!

(ナノブラストを使用し変化したミッケは飛翔し、グレンヴィルに目掛けて濃縮フォトンを纏った拳を放ちました。しかし対象にダメージが入った様子は見られません。)

バク:俺とミッケの攻撃に微動だにしねえな・・・。

ミッケ:ドウイウコッタ・・・?

グレンヴィル:アーク・・・アー・・・クス・・・じゃ、なっ・・・い・・・?

ミッケ:喋ッタ?

[ホオズキ]:二人とも、一旦攻撃を止めるッス!

グレンヴィル:おま・・・えは、龍ぞ・・く・・・ふふっくくく!

バク:なぁホオズキさん、コイツってフォトナーなんだよな?

[ホオズキ]:ええ、そのはずッス。

エクト:元フォトナーって事だけどな。

ホムンクルス:・・・!?アイツ地上に降下している?

(地上に降下したグレンヴィルは水晶体から自らの身体を解放し、組織を剥離する様に這い出てきました。)

エクト:内部は生体組織ってワケか・・・。

ホムンクルス:ってコイツここに囚われてるんじゃなかったのか!?

グレンヴィル:囚われ・・・?そうだ、私は閉じ込められている。この島のフォトンは私を二度と解放してくれない、そうさ私は一生!永遠に!死ぬ事も消える事も許されず!ここに留まっているのだ!貴様らは!?貴様らは何をしにここに来た!?ああそこの二人、そこの二人よ覚えているぞ!!!殺し損ねたお前達を!!!

[ホオズキ]:錯乱状態・・・ッスかね・・・?とにかく、無駄な刺激を与えずに対話を試みるッス。

エクト:・・・俺達はこの島を調査しに来たアークスだ。突如としてこの島が浮上して動いてる事は知っているか?

グレンヴィル:うごいて・・・いる・・・?そうか、だからか!だからか!!!ふふ、ふひはは、ひゃははははははは!!!!遂に!始まるのか!!!!

バティスト:あーもーいい加減何が言いたいのかハッキリしてくんないかなー?

マーレ:あのフォトン・・・嫌な感じがする。

ニル:あたしも思った。こそばゆい感じ。

グレンヴィル:私の造ったガーディアン達を貴様らは壊す事が出来るか?救世の意を込めた万物は全て悪意へと成り下がった!それもこれも全て、ルーサー・・・コラプサー・・・英雄・・・アークス・・・!!!!我が悲願を壊しやがって!!!!

[ホオズキ]:相当積年の恨みがあるみたいッス・・・ウチらもその内みたいッスよ、気を付けて。

エクト:ああ、解った。なぁアンタがグレンヴィルだろ?いくつか質問があるが、始まるってのは何がだ?

グレンヴィル:何故アークス如きに言わねばならぬのだ!?哀れな廃棄物共。。。ククッ無様に繁栄したというのか・・・ヒャハハ!

(グレンヴィルは調査チームの目の前へと接近しました。一同は武器を構え、厳戒態勢を維持しました。)

エクト:・・・やろうってのか。

グレンヴィル:・・・・・・・・この、フォトン。

(グレンヴィルはマーレに注視し、即座と接近を開始。ニルはマーレを庇う様に立ちふさがります。)

グレンヴィル:水・・・棲・・・・お、まえ。

マーレ:な、何で・・・何でアタシの事。

(バティスト、バクはグレンヴィルの首元に武器を突きつけました。)

バティスト:無視とは失礼だねぇ!

バク:手を出させねえぞ?

グレンヴィル:ヒヒッ・・・それは貴様らも一緒。ハハッ・・・ハハハハ!!!

(水晶体が一同を取り囲むように顕現しています。また、周囲フォトン数値が増加傾向です。)

ホムンクルス:やっば・・・この状態で撃たれたらキツイよ!

マーレ:・・・ね、ねえ!水棲族の事、どうして知っているの!?

グレンヴィル:このフォトンも、ウォパルが無ければ生きていけぬ身体も全て・・・全て私が定めた。成功したんだな!雲隠れとなった研究が遂に・・・!こうして現存されているなんて・・・ヒヒッ!

マーレ:げん・・・ぞん・・・?

エクト:ッおい!今はそんな事聞きに来たわけじゃねえ!やめろ!

グレンヴィル:お前が生まれるまでに多くの犠牲が出たのだろう?私の研究では500の犠牲を出しても成功しなかったのだ・・・ああ、私の研究が・・・ハハッハハハハハ!!!!!

マーレ:ねぇ犠牲って・・・?やだ、そんな事・・・。

(瞬時、バクから発した炎が一同を包み調査チームごとグレンヴィルから離れた位置へと移動しました。そして大渦の炎が消えた現場には巨大な黒龍が顕現されていました。)

バク:[ワリィ、エクト。こんな奴の声聞くだけでもう限界だわ。]

ミッケ:それは同感だな。

エクト:ああ、ホオズキちゃん悪いが戦闘態勢で行くわ。一回ぶっ潰さねえとダメみてえだ。

[ホオズキ]:全く、メンバー考えた旦那さんにお説教ッスね。いいッスか皆さん?尋問出来るくらいケチョンケチョンにするんスよ!

ホムンクルス:もーいっつもこれだ!

ニル:マーレ!大丈夫?

マーレ:・・・・。
+ ・11:21~
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(黒龍化したバクの放つ火球により、巨大な水晶体は次々と破壊されていきます。)

バク:[チッ。最初からこうすりゃ良かったぜ。本体は任せたぞ、チョコマカと避けやがって。]

グレンヴィル:素晴らしい、あの被検体では得られなかった情報が詰まってそうだ!

バク:[ッ減らず口を!]

エクト:バティ、ミッケ!囲んで追い込むぞ!他は待機!まだ引き出しがありそうだ。

ホムンクルス:戦闘不能にならないでよね!

バティスト:それは俺も嫌だなーってね!

ミッケ:ナノブラスト切れちまったが・・・まぁいい!

(ミッケ、バティストはグレンヴィルに向け攻撃を仕掛けますが、グレンヴィルはそれらを回避、右上肢から生成した剣で薙ぎ払い衝撃波を放ちました。)

ミッケ:うわっ!

エクト:大丈夫か!?

(バティストはグレンヴィルの剣を受け止め、そのまま力の押し合いとなりました。)

バティスト:あっこれやば・・・無理!

二人:おぅら!

(エクト、ミッケはグレンヴィルに向け猛攻を仕掛けます。しかしグレンヴィルは寸前で避け、後退していきました。)

ミッケ:だーーーもう!

エクト:避けんじゃねえ!

グレンヴィル:こんなものか!こんなものかアークス!!!!

(バクの放った火球がグレンヴィルに命中し、その場で爆発しました。)

バク:[どうよ!俺の破壊力!]

エクト:ビビったわ!

バティスト:残念バク君、効いてないわアイツ。

エクト:ホオズキちゃんアイツの解析どう?

[ホオズキ]:あーうん・・・これはまさしく

ミッケ:なんだよ、勿体ぶらねえで言ってくれよ。気になる。

[ホオズキ]:ルーサーと一致してるッス・・・しかもアイツ以上ッスよこれ・・・。

四人:・・・・・。

グレンヴィル:死ねェェッ!!!!

(グレンヴィルは剣から斬撃を放出。一同は回避します。)

バク:[だったら!]

(バクはグレンヴィルに掴みかかろうとしますが全て回避されました。)

グレンヴィル:龍族が・・・調子に乗るなっ!ククッ・・・そうだ、そうだそうだ!

エクト:何か嫌な予感するな・・・。

グレンヴィル:この身体を捨て、新たな依り代を得るとしよう・・・私はフォトナーだ、下賤な者達に乗り移る事だけは許せなかったが・・・アレが動き出した今なら話は別だ。お前達と遊んでいても退屈なだけだからな・・・ハハッヒヒヒッ!!!

ミッケ:何言ってるか分かるか?

バティスト:分かんね。

グレンヴィル:我が計画を実行しよう・・・積年の野望をッ・・・今!!!

(グレンヴィルは剣で自らを貫き、血しぶきを周囲にまき散らしました。)

グレンヴィル:ガヒュッ・・・ひひっ・・・シオッ・・・ン・・・にっ・・・しゅく・・・ふ・・・っ。

(グレンヴィルはその場にて塵と化し、フォトン残滓も残さずに消失。)

エクト:・・・は!?

ミッケ:おい・・・どういうこった。

ホムンクルス:ねえ!何が起きたの?

バク:・・・分かんねえ。

エクト:戦闘面ではバクも居たお陰かこっちが有利と思ってた。だが逃げたとは思えねえ。

[ホオズキ]:・・・敵反応、消失。ここの調査は後にして、一旦戻りましょ。

エクト:その方がいいな・・・まず。

バティスト:ああ、あの子の事もある。
+ ・12:10~
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(一同はテレパイプを介してパンドリディエールまで戻り、敵反応がいない事を確認したうえで状況確認しています。)
エクト:マーレちゃんは大丈夫かい?アイツの言った事デタラメかもしれんけど。

マーレ:う、うん!大丈夫!

ニル:なんか、人の命を粗末にするやつってどの時代にもいるんだね。

バク:お陰様で龍族との関係悪化にもなったからな。とっ捕まえてブッ潰さなきゃ気が済まねえ!

ミッケ:熱くなりすぎんなよ。ウォパルと言えど、マーレちゃんにとっちゃ辛い所だろ?

マーレ:元々・・・アタシは何で生まれたんだろうって疑問に思ってた事もあったから。それを知るきっかけになるかもしれないし!辛い事がもっとありそうだけど、知らないままでいるよりは全然良いと思うんだ。

ニル:・・・マーレ、アタシも一緒に知るから大丈夫だよ!そうすれば一人じゃないし、あたしもマーレも昔苦労したんだなって流してやればいいんだ!

エクト:ははっ・・・めっちゃ前向きだなニルちゃん。

バティスト:その方が良いさ、いやな事ばっかじゃ俺もキツイし。

マーレ:ニルちゃんありがと・・・元気出たよ!それに、今はコール達を助けなきゃ・・・!

ホムンクルス:ああホオズキさん、ナキさん達は大丈夫なの?

[ホオズキ]:旦那さんによると、なんとか今脱出口を探してるみたいッス。敵反応もあって油断も出来ない状況ッスけど・・・。

エクト:しっかしまぁ・・・肝心のオブジェクトみたいなのも消えたんだっけ?困ったな・・・待つしかねえってか。

ホムンクルス:あのエリアに行くまでのルートは確保できてないし。まぁ頑張ればいけそうだけどね。まっすぐ行ければの話だけど。

マーレ:コール大丈夫かな・・・風邪ひきやすいからあのエリア空気悪そうだし・・・。

バティスト:苦労人だねえ・・・。

ニル:アタシも!言っちゃえばあたしやキーンさんが遭難した時と一緒だし。あたしは絶対助けに行きたい!

ミッケ:俺は構わないぜ?まぁヘリックさんはどう言うかな。

バティスト:もうバク君頑張って穴こじ開けて行くってのはどう?

バク:ええ・・・ちょっとキツイぜそれ。

エクト:え?いやいや頑張ればいけんじゃない?

ミッケ:オレもナノブラストは連続で使えないけどよ、龍族ってアレが本来の姿じゃねえの?

バク:いやあ・・・なんていうか・・・。

ニル:そうだよ、いっつも思うんだけどさデッカイドラゴンになれるんだから勿体ないじゃん!

マーレ:あの姿もすっごいかっこいいよね!

バク:・・・・腰痛くなるの、アレ。

一同:ええ・・・・。

[ヘリック]:あ、皆いるか?さっきホオズキから聞いた。大丈夫そうなら急ぎで向かってほしい。ルート解析は亡月がしてくれた。

エクト:おおヘリックさ・・・ってマジ!?ナキさんどんだけ余裕あんの!?

[ヘリック]:余裕が無くても他の事をする奴だろアイツ。という事でユールドゥルムを介する事になるが頑張ってくれよ。

エクト:了解、今の面子でも大丈夫そうだな。

ミッケ:ああ、あの兵器が沢山いる所だろ?腕が鳴るぜ。

バティスト:でも俺やほむほむが行った時はそこまで敵反応は無かったよね?

ホムンクルス:バティストさんまでその呼び方・・・まぁいいや、確かにそうだね。

エクト:どっち道、グレンヴィルが何をしでかすか分からなねえし、行くしかねえな。
最終更新:2019年01月05日 21:45