ほ:模倣者【崩壊Ⅰ-エールプティオ】撃退任務

エマージェンシートライアル:模倣者【崩壊Ⅰ-エールプティオ】撃退任務


任務概要
  • エールプティオの撃退及び前線離脱
  • 対策部及びコ・ハナの安全確保

敵性対象のの身元情報について…該当情報無し

現地メンバー
監視員及び通信者:ホオズキ
現場調査員:エクト、ホムンクルス、ミッケ、バク、ニル、マーレ、バティスト

+ 15:24(メタリーエルス:エールプティオ衝突)
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エクト、ホムンクルス及びニル、マーレ、ハナを除いた一同はエールプティオと睨み合った状態を維持したまま5分程経過しておりました。ホオズキは只管エールプティオについての情報収集を行っていますが、高度セキュリティランクを要求するデータに含まれている事から、情報確保に難儀を示しております。
エクト、ホムンクルス二名は現場へと急行しております。
ミッケ:・・・ッおいバティ、お前はどう思う?

バティスト:何言いたいか分かるよ、入る隙が全然見えないよね。

バク:三人は何とか逃げれそうだ・・・このままあの二人と合流できりゃあな。

ミッケ:悪いが、俺に合わせて動いて貰ってもいいか?大体の攻撃は俺が対応する。

バク:粒子砲みてえな奴に気を付けろよ。

エールプティオ:小声で会議している様ですが、安心して下さい。なるべく聞かないようにしていますから。貴方達の努力を無駄にさせたくないですからね。

バティスト:煽ってんのかな?アレ。

ミッケ:悪意を感じねえ辺り、アレは本心で言っている。つまり・・・。

バク:最高に太刀がわりぃってな。

ミッケ:初めてかもな、あそこまで腐りきってんのは。

エールプティオ:ふむ・・・彼女が離れてしまっては困りますから、早速ですが終わらせて頂きましょうか。

(エールプティオが言った直後、左腕に装着された装着式粒子砲から3発放出され、ミッケはそれを回避しエールプティオへと猛攻を駆けて行きます。)

ミッケ:さっきよりは威力が無さそうだなぁ、オイ!!!

エールプティオ:おっと、察してくれたようですね。その通り、高出力を放つ為にはある程度時間が必要ですから。しかし・・・エンティ等の動かぬ者は良い的です。

ミッケ:・・・チッ。いちいち腹立つなテメェ!

(ミッケはエールプティオの溝に向けて正拳を放ちますが、エールプティオはこれを掌で受け止め、彼女の耳元に顔を近づけます。)

エールプティオ:私の身体が軋むのがよぉく分かります・・・そうですか、やはりビーストは素晴らしい。流石歴史に刻み込んだ被検体の結晶と言うべきでしょう。

ミッケ:ッ・・・ああ、テメェ。ぶっ殺されてぇようだなァ!!!???

(ミッケはナノブラストを使用。その勢いに任せ、エールプティオを蹴り飛ばします。エールプティオは瓦礫の中へと吹き飛ばされました。)

バティスト:おいおいミッケ!落ち着いたらどう?

バク:まぁ、今の言われ方でキレんなってのが難しいくらいだけどよ。俺だって同じこと言われたら噛み殺してるわ。

ミッケ:ダイジョウブサ、殺ス事ニ変ワリハ無ェケドナ。

[ホオズキ]:前方より高出力のエネルギー反応!回避ッス!

三人:あいよ!

(瓦礫痕の奥より、高出力の粒子砲が放たれ、後ろ側のゲートが破壊されました。)

バティスト:調べてる中でありがとね、ホオズキちゃん。

[ホオズキ]:常にモニターはチェックしてるッスよ!エクト君達ももう少しで来るッス!

バク:ッ・・・来るぞ!

(エールプティオは右手に装着された武装を展開させ、両上肢より鉤爪を装着させ、フォトンによる衝撃波を繰り広げながら三人に襲い掛かります。)

バク:あっぶなっ・・・!?何なんだよその武器は!

バティスト:クラスによる武器の制限を受けていないってことか。

エールプティオ:アークスが課せられた枷など、私には不要ですからね。

ミッケ:オォラ!!!!

(ミッケは巨大な瓦礫をエールプティオに投げつけ、そのまま回り込む様に走り抜けました。エールプティオは瓦礫をものともせずに斬り裂きます。)

バティスト:ああもう!着いて行くのに精いっぱい!

バク:同じく!

エールプティオ:君達みたいに未来に輝く若者達が眩しくて仕方ありません、とても新鮮な気持ちにさせてくれる。

バク:ゴチャゴチャとうるせえぞ!!!

(バクは右腕に炎を纏い、エールプティオに攻撃を繰り出します。)

エールプティオ:これは・・・龍族のちか・・・っ

(バクの攻撃はエールプティオの攻撃を受けながらも腹部に命中し、腹部は焼け爛れています。)

バティスト:ッ今だ!!!!

(バティスト、ミッケは隙を逃さずに猛攻を掛け、エールプティオの両上肢が欠損されます。)

ミッケ:ン・・・?何故避ケネェ?

バティスト:でも手応えはあったんじゃない?

エールプティオ:あぁっ・・・!痛い!全身に走るこの感覚ッ!やはりコレが無ければ生きているという自覚を失ってしまうッ・・・フフ・・・・!

バク:・・・頭おかしんじゃねーの。

バティスト:お、おい待て・・・。

[ホオズキ]:三人とも、今すぐ逃げるッス!やはりコイツ・・・太刀打ちする事自体無謀に近かったんス!!!

バティスト:何言ってんだよホオズキちゃん!あの子達を逃がす時間もう少し稼ぐ為にも・・・!

(エールプティオ周囲のフォトン反応数値が急上昇。エールプティオの身体が再構築されていきます。)

エールプティオ:構築、構築、構造原理の再演算。咎爪機装の情報再収集。身体原理演算終了。次演算・・・観察対象の戦闘不能までの所要時間。

ミッケ:ホオズキサン!エクトハ何時来ル!?

[ホオズキ]:あと5分程ッス!

ミッケ:引キ返セト言ッテクレ!バク、バティ・・・三人ヲ守レ!

バク:おい何言ってんだ!?お前を置いていくなんて・・・。

バティスト:ミッケ、数分で逃げてよ。ほらバク行くぞ!時間が無い!

バク:でもっ・・・!

ミッケ:足手マトイダ!!!!イケ!!!!

バク:・・・くっそ!

(バティスト、バクは現地より退避します。)

エールプティオ:お優しいですね、貴女も逃げれば宜しいかと。

ミッケ:ドッチ道、アノ娘ニ何カスルンダロウ?

エールプティオ:ご明察ですねぇ!

(エールプティオは床を斬り裂き、破片を飛ばしながら突進します。ミッケは破片に激突する事を気にせず、エールプティオへ突進を続け地面ごと闘拳を叩き付けます。)

ミッケ:ドウダ・・・!

エールプティオ:咎爪機装では・・・相性が悪い様ですね!

(ミッケの攻撃を防ぎ切ったエールプティオは鉤爪を変形させ、両上肢を外骨格を纏わせました。)

エールプティオ:やはり拳には拳が良い、闘争心・・・と云うのでしょうか?この衝動は止められません・・・!

ミッケ:ハッ・・・イッテロ!!!ホオズキサン!オレノ事ハ大丈夫ダ!他ノ皆ヲ頼ム!

[ホオズキ]:大丈夫な訳が・・・もう!早く逃げてくださいッス!

[ヘリック]:俺からも警告だミッケちゃん。遅れて悪かったな。

ミッケ:必要ナ役割ダロ?

[ヘリック]:断言させて貰う、今の君では確実に死ぬ

ミッケ:ナッ・・・?
+ 15:27(AEL:コ・ハナ避難)
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コ・ハナを保護する為マーレ、ニルはアポストルス研究施設[AEL]制御システム管理地まで移動しています。エクト、ホムンクルスも向かっている事から、移動途中に合流予定となっております。
[ホオズキ]:あの三人は今交戦中ッス!足を止めずに進むッスよ!

マーレ:このまま進んで二人に会えれば・・・!

ニル:アイツ・・・すっごいムカつく・・・!でも。

マーレ:私達じゃ太刀打ち出来なさそう・・・まるでグレンヴィルみたいに。

ハナ:ッ・・・待って!グレンヴィルは違う!あの人は騙されてた人・・・決して・・・。

ニル:ハナ・・・その人の事も知ってるの?

ハナ:ちがっ・・・その・・・。

ニル:グレンヴィルって・・・アタシ達、大きな研究所の地下で会ったんだ。今はいなくなったけど・・・アイツもフォトナーなんだよね?

ハナ:でも、彼は博士の様な恐ろしい人ではなかったの。どちらかというと、私達を家族の様に想ってくれてた人よ。

マーレ:家族・・・でもあの時、ううん・・・ごめんねハナちゃん、困惑させるような事言っちゃって。少し気になって。

ハナ:大丈夫だわ、でも彼に会った事にビックリしてるの・・・もう、昔のあの人じゃ無い事は二人を見て分かるわ。。

ニル:ねえ、コラプサーって一旦何なの?ハナの友達にあんな事して。

[ホオズキ]:コラプサーの情報を洗いざらい検索してるッスが、まるでひた隠しするかの様に雲隠れしてるッス・・・申し訳ないけど。

[ヘリック]:そらそうさ、ヤトノさんが長年探してて一部しか情報が手に入ってない程だ。必要な情報の殆どは抹消されている。だからこそハナちゃん、君が有力な情報源って事になる。

ハナ:・・・話したくないわ、あんな忌々しい記憶・・・二度と・・・!

ニル:ハナ、良いよ無理に思い出さなくても・・・大丈夫だから、アタシ達頑張ってコラプサーを倒してハナを助けるから!

[ヘリック]:でもなニルちゃん、その為にはハナちゃんから

ニル:無理に本人に聞かなくたっていいでしょ!?ハナだって辛いんだから!

[ヘリック]:・・・まあ、そうだな。

ニル:あっごめ・・・その、アタシと重なって・・・。

マーレ:今はとにかく・・・エッ君達と合流しよう?

ニル:うん・・・。

(三人が立ち止まっている中、エクトとホムンクルスが現地へと到着しました。)

エクト:皆大丈夫か!?

マーレ:エッ君!ほむほむも!

ホムンクルス:例のあいつが出たって事は、少しヤバそうだね。ヤトノさんはヤトノさんで向こうの任務ヤバそうだし。

[ヘリック]:近況は伝えてある。何かあれば言ってくれるだろう。

エクト:でもよ、こっからどうやって逃げるんだ?どっち道ハナを避難させてもここは島だ、簡単に追いつかれちまうだろう。

ホムンクルス:獣鬼種のいるエリアに逃げ込むとか。

エクト:いや死ぬから、見たでしょあの映像。

ハナ:・・・ラウムのテリトリーは博士も受け入れない筈・・・彼は元々フォトナーをも殺せるように改造されたって聞いた事があるの。

[ヘリック]:フォトナーも・・・!?なんて龍族だ。龍機兵の脅威は造龍を優位に超えているな・・・。

ホムンクルス:あの三人は?

[ヘリック]:交戦中だ、今ホオズキがオペレートしてる。三人が時間稼ぎをしている間にモレグへの最短ルートを特定させる。とりあえず君らは水中庭園まで退避してくれ。

一同:了解!
+ 15:44(水中庭園:合流及びエールプティオ襲来)
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一同はアルタロス:水中庭園へ到着。同時刻にバティスト、バクも別ルートより現地へ到着しました。現状況の報告を行い、ミッケが戦闘中である事も伝えた時、ホオズキよりミッケが戦闘不能状態に陥った事を通告されました。
バク:・・・おい、嘘だろ?俺並に強い筈のミッケがだろ!?

エクト:ホオズキちゃん!ミッケの状態は・・・?

[ホオズキ]:生命徴候は確認済ッス・・・でも、今のままだと危険な状態ッス。エールプティオはトドメを刺さずにこちらに向かってるッス。

ホムンクルス:誰かミッケさんを助けに行かなきゃ・・・!

エクト:待て、それじゃあ奴の思惑に乗っちまう可能性がある。このまま向かってきてるならハナを狙ってくる筈だ。足の速い奴でモレグに向かえばいい。んで・・・。

バティスト:エールプティオの相手なら俺も参加するよ。

ホムンクルス:僕も、久々の再会になるかもしれない。まぁ違うコラプサーかもしれないけど。バクは飛べるし、ハナちゃんを一番守れる可能性がある。

バク:ああ、ニルとマーレも居れば確実に逃げれるかもしれねえ。

ニル:任せて!

マーレ:・・・ねえ、思ったんだけどさ。

エクト:ん?

マーレ:エールプティオの反応って、突然現れたんだよね?

[ヘリック]:ああ・・・そうっ・・・まさか!?

エールプティオ:そのまさか、ですね。

(突如、フォトン濃度の高い位置よりエールプティオが出現しました。)

エールプティオ:フォトンを介して移動する事は、フォトナーだけの手段では無い筈ですよ?

[ヘリック]:ハナを連れて逃げろ!エクト、何としてでも時間稼ぎをするんだ!彼女を安全な方へ!

エールプティオ:安全?ああ、何を言ってるんですか?私の目的も彼女の保護ですのに。

エクト:・・・言ってる意味が分からねえぞ。

エールプティオ:ハナ・・・と呼ばれているんですよね?改めて確認致します。まぁそうですね・・・彼女は多岐に渡る可能性を所持している。それらの解明の為にまた研究させて頂く必要があるのです。尤も、現地の研究施設は老朽化していますから・・・一部再建の必要はありますが。

(エールプティオが語りつくしている最中、突如ホムンクルスはエールプティオへ斬りかかります。)

バティスト:ホム!?そんな子だっけ?

[ヘリック]:やばっ・・!

ホムンクルス:・・・見た目をだいぶ変えたようだけど、やっぱりお前か。

エールプティオ:・・・君は、ディニティコス

エクト:・・・ディニティコス?

ホムンクルス:やっぱりなぁ・・・その名前で呼ぶのはお前だけだったな!!!死んだと思ったけど、こんなとこで何をしてるんだ!

エールプティオ:やれやれ・・・感動の再会と言うべきですのに、何故斬りかかるのです?

ホムンクルス:五月蠅い。機構島が浮上してから何故出没した?ここに何があるんだ?

エールプティオ:例え君でも明かす事は出来ませんよ。

エクト:ホム、そいつに話を聞くのは

[ヘリック]:いや、何か情報を掴める可能性がある。

ホムンクルス:島の中で発見した資料にはお前達の名前がいくつか見つかった。結局、証拠隠滅の為に動いたって事か?

エールプティオ:再活用ですよ、この様な素晴らしい宝庫を簡単に手放す筈がありません。

ホムンクルス:答えないならお前を殺すまでだ!エールプティオ!

エールプティオ:・・・その名で呼ぶのですか。昔は博士と親しんで呼んでくれましたのにね。

ホムンクルス:だから五月蠅いと言ってる筈だ!余計な口を叩くなら必要な事だけを話したらどうだ!?

エールプティオ:必要な事、ですか?そうですね・・・ディニティコス、貴方に大切な事を伝えましょうか?

ホムンクルス:は?

[ヤトノ]:待て!!!ホムンクルス!!奴の話に耳を傾けるな!

エクト:ヤトノさん!?

ニル:ヤトノさんが出てくるって・・・何か嫌な・・・。

バク:あいつの口を閉じらせるしかねえ!だったら!

ホムンクルス:待って!

(攻撃態勢を取る一同に、ホムンクルスは一喝します。)

ホムンクルス:・・・僕にとって大切な事って何だ?

エールプティオ:そうですねえ・・・まず質問ですが、何故貴方は私がヴォイドに居た頃貴方と関わっていた「コラプサー」であると思ったのですか?

ホムンクルス:・・・ハッタリのつもりで言ったけど、僕の当時の名前を言っただろう?

エールプティオ:もしあの方と記憶を共有していると言ったらどうでしょう?

ホムンクルス:人格浸食を受けるとて、記憶の共有は無い筈だ!あるとて個体が死んで記憶データの共有を施した場合には別となるけど。

エールプティオ:やはり、あの年で教えた事をしっかり覚えていたのですね。流石、流石です!いけませんね、この年になっても気持ちが昂るものです。

[ヤトノ]:ホムンクルス!そいつはもう敵だ!その事を念頭に入れろ!

ホムンクルス:分かっている!!!もうわかってんだよ!!!

エールプティオ:通信している相手は・・・そうですか、貴方の養父の彼ですか。少し残念です、君は・・・私より彼をと想っているのですね。

(エールプティオの言葉により、一同はどよめき困惑しています。)

ホムンクルス:・・・ああ、やっぱりか。

[ヤトノ]:ホムンクルス・・・。

ホムンクルス:ヤトノさん、ありがとう。でも、奴にどうしても言いたい事があるんだ。

エクト:ホム・・・。

ホムンクルス:今まで・・・試験管から生まれた僕は親の愛も知らなかった!道具として!実験体として!他人のフリをしたお前から散々な扱いを受けてきた!そして何だ?用済みになったら暗躍部の数合わせにされて?そこで変態共の相手もさせられ!逃げたら逃げたで何度も殺されかけて!今まで逃げる事しか僕の生きる道が無かった!ふざけんな!全部、全部お前が・・・お前が僕を造ったからだ!

エールプティオ:でも君は今も、生きている。私の元の人格はそれなりに実力のあるアークスでした。数多の実験に耐え抜いた君でしたら様々な局面に立ち向かえると思ったのです。君は決して逃げてはいない、私は知っていますよ。ずっと見ていましたから。貴方がどの様に生き、学び、心を形成し、そして・・・私の前に立っている。実験は大成功と言えるでしょう、貴方を候補として推薦したい程に。今後も成長が楽しみです。

ホムンクルス:・・・ックク、アハハ・・・・・・ハハッハハハハハ!!!!そうだったな!お前はまともに話を聞かない奴だった、何で忘れていたんだろうなあ・・・クククッ・・・。

エールプティオ:貴方と再会出来ましたが、喜んではくれなかった事に・・・とても悲しく思います。今日はこの辺にしておきましょう、時間を置いてから改めて話をしましょう。ホムンクルス(私の愛しき小人)。

(エールプティオのを中心としてフォトン濃度が急上昇し、突如としてエールプティオの反応が消失しました。)

エクト:・・・エールブティオ、消失。

[ヘリック]:こちらも、反応無し。

マーレ:ほむほむ・・・。

ホムンクルス:僕は大丈夫・・・さ。ミッケさんの元に行こう。

バティスト:・・・俺が行くよ。

エクト:俺とバクも着いて行く。ニルちゃんとマーレちゃん、ハナをモレグまで連れてってもらっていいか?ホムも着いて行ってくれ。

ニル:うん。

マーレ:分かった。
+ 15:51(メタリーエルス:ミッケ救助)
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エクト、バティスト、バクはミッケの元へと急行し、現地へ到着しました。
メタリーエルス内部は崩壊に近い有様で、ミッケはナノブラストが解除された状態で倒れていました。応急処置を行った所、意識は少しながら残っています。
エクト:ミッケ!大丈夫か!?

ミッケ:わりぃ・・・ヘマしたみたいだ。

バク:無茶しやがってよ・・・腕完全に折れてんじゃねえか!

ミッケ:多分肋骨も数か所やられた・・・くっそ、ありゃあ確実にやべえな。元々時間稼ぎで一人ずつ潰れるもんだと思ったが、何だお前らピンピンしてんじゃん。

バク:いや、あの・・・。

バティスト:うん・・・向こうが何か消えたし。

ミッケ:え?何それオレ、苦労損?

エクト:・・・かすり傷はしたんじゃね?

ミッケ:殺すぞ。

バティスト:まぁ無事でよかったね。

ミッケ:だけどよ・・・あいつ変に引っかかる事言い残していったんだよ。

バク:何だそれ?

ミッケ:確か・・・・

「我らが崩壊ならば、貴方達は救済」とか。

+ 15:51(水中庭園:花畑)
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(会話のみ)
ホムンクルス:そういえば、花を摘みに来たんでしょ?あいつもいないし少しは良いと思う。

ハナ:ありがとう・・・その。

ホムンクルス:気にしないで。ごめんね、変なところ見せて。まぁ・・・薄々と感じてはいたけど。

マーレ:ほむほむも、造られたんだね。てっきり、ヤトノさんがお父さんだと。

ホムンクルス:お父さんだよ、でも本人に向けてそう呼んでないけど。

ニル:呼ばないの?

ホムンクルス:・・・実の父親がいる間は、そう呼べないから。

マーレ:・・・真面目だね。

ホムンクルス:別に・・・。

ハナ:・・・コラプサー、博士は悪意を持たないの。相手の言う事も全て否定せず、可能性に着眼点を置いて肯定する人なの。だから・・・貴方への想いは多分。

ホムンクルス:そうだね、今となってはどうでもいいさ。

(突如、マーレはホムンクルスを強く抱擁し、ホムンクルスは驚くを隠せずにいます。)

ホムンクルス:ちょっ・・・・!マ、マーレさ・・・。

マーレ:・・・ごめんね、アタシがこうしたいの。

ホムンクルス:泣かないでよ・・・僕なんかの事で。
最終更新:2019年01月06日 00:54