へ:【黒衣】活動報告-②[アルターズ破棄式:04奇襲部隊]迎撃任務

へ:【黒衣】活動報告-②[アルターズ破棄式:04奇襲部隊]迎撃任務


オペレーター:ヤトノ(緊急事態に応じ現地赴任)
現地諜報部:タルタロス、アージェンタム、ストレイト
敵性対象即応部:サーベラス、ZATO-1(以降ザトーと表記)、ヴィズ

任務概要:
84番艦[ゲイルロズ]下層区画にて引き続き調査を続けたところ、東端部「難民集合地帯」にてコラプサーらしき人物の目撃情報と共にアルターズ難民の存在が確認された。現状況で保護されていないアルターズは少なくは無い為、彼らより有力な情報を得る必要がある。敵性反応に警戒しつつ、任務を遂行せよ。

任務状況記録
日時:A.P.240/10/23
+ [ゲイルロズ]東端部通行路:状況整理
  • 閉じる
ウスバ商業本拠地の後処理を現地情報部に赴任させた後、一同は現地情報部の提言により東端部へと調査に赴きました。東端部通行路を進みながら状況確認を取り、今後の調査方針について整理をしております。
  • 14:43
[ヤトノ]:それで、どうだ?今回の役割に一存は無いか。

ヴィズ:特に問題は無し・・・と言いたいところだけど、戦闘向きのタルタロスちゃんが諜報部役なのは何でかしら?

タルタロス:ん~?色仕掛けでもすればいいの?

[ヤトノ]:お前は私と一緒にいる時の様に振舞えば良い。

タルタロス:ええ・・・それって内縁の妻みたいにしろって事???

[ヤトノ]:冗談を言うならもう切るぞ。

タルタロス:嘘嘘嘘!

ザトー:まだマトモに質問出来てないからね・・・。

ストレイト:現場の人たちに聞くのも地道ですよね。

アージェンタム:仕方ないよ、これも積み重ねで手掛かりが見つかるもんだからさ。

サーベラス:それならば、この地区の悪党どもを洗いざらい吐いて貰って片っ端から尋問するのは如何でしょう?

ザトー:お前相変わらず丁寧語でとんでもない事言うよな、何でコイツと昔コンビ組んだんだろ。

サーベラス:不本意なコンビだったが私は不満ではなかったな。

ザトー:こっちは大ありだわ。死ぬかと思ったぞ。こいつが暴走しない様にお目付け役はしますけど、そうなってれば頼りになるのはヴィズさんですね。

ヴィズ:任せて頂戴、貴方達に引けを取らない働きくらいはしてあげちゃうわ。

サーベラス:オカマは何故力のある方が多いのでしょうね?

ヴィズ:アンタん所の子は別ベクトルだからね。

[ヤトノ]:現地に着いたら諜報以外の三人は待機で頼む。

サーベラス:了解しました。

ザトー:ヤトノさん、ゲイルロズに住んでいる人達は大体は聞いてましたけどここまで荒廃してるなんて聞いてませんでしたよ。それに一体どういう人に絞って聞いたら良いんです?

[ヤトノ]:組織に所属する連中は結局自分可愛さに口を割らないだろう、なるべく単独で商売をしている人物に当たるようにしろ。見分け方はそうだな・・・後ろ盾の有無を確認出来ない場合は期待しない方が良い。

ザトー:また無茶な要求を・・・。

サーベラス:仕方ない場合、拷問して吐かせても構いませんんか?

[ヤトノ]:無駄な死体は作らなければ問題ない。

ストレイト:なんだか不安になってきました・・・。

アージェンタム:僕、ヘリックさんの所のチームが良かったなぁ・・・。
+ 東端部「難民集合地帯」:現場情報収集
  • 閉じる
難民集合地帯は、荒廃した廃墟跡に難民達が移り住んだ事で住処として確立していった経緯があります。しかし住処と言っても最低限生活し得るラインを下回っている状況であり、秩序が存在せずほぼ毎日死亡者が出ている程です。元々ヴォイド難民や襲撃に遭ったアークスシップの放棄に伴う移民問題の被害者が多く、上層部にて未だに対応中の慢性的問題です。現地諜報部は商いを行っている人物に手当たり次第に聞き回り、即応部は集合地点にて待機しております。
  • 14:58
(諜報部)
アージェンタム:あー、それでですね・・・黒い恰好にフルフェイスマスクを着けた人物なんですけど。あ、いやキャストとは違うんですけどね。

部品を売っている老人:さあな、そんな格好の奴は長年見てきたけど知らねえな。第一、キャストなんて道具として上層区画の連中に持っていかれちまうんだよ!さぁ冷やかしなら帰った帰った。

アージェンタム:・・・はぁ、こちらはダメでした。

ストレイト:お疲れ様です、私も屋台通りを少し見たんですけど喧嘩してるみたいで入りづらくて・・・。

アージェンタム:これって公式な任務じゃないから、現地の情報部は協力してもらえないんですよね?

[ヤトノ]:ああ、他の者を巻き込まず、こうやって君達には敢えて後ろ盾のない生餌として潜入して貰っている所だ。

アージェンタム:生餌ってハッキリ言いましたよね!?

ストレイト:この任務って相当ヤバい奴って・・・本当だったんですね。しかし、ここにいる皆さんは様々な容姿みたいですね。

アージェンタム:他の惑星に住んでた人や、フォトン適性や戸籍も無い人だっているからね。出生不明ばかりで情報部も対応しきれず。

[ヤトノ]:アークスはあくまで惑星調査部隊だ。船を管理している組織が肝心なのだが、この有様だ。

アージェンタム:雑用が多いですからね。

ストレイト:情報部って大変ですね。

アージェンタム:うん、本当に。お勧めしないよ。

ストレイト:分かりました・・・そういえば、タルタロスさんは?

アージェンタム:そういえば・・・あ、あそこに!

(二人が向かうと、細路地近くで複数の男性に詰め寄られているタルタロスを確認します。アージェンタムが声をかけようとした際、タルタロスは油断しきった男性の一人の股間にめり込むような蹴りを入れ、その他二人も[編集済]しました。その間役2分程です。)

タルタロス:ごめんね~!裏事情に詳しいって言うから聞こうとしたら身体で払えってしつこいんで腹立っちゃった。

ストレイト:ご、ご愁傷さまです・・・。

アージェンタム:可哀想に・・・医療機関が充実してないのに残酷な。

タルタロス:私の心配は????

[ヤトノ]:そいつらから有益な情報はありそうか?

タルタロス:無いでーす。

[ヤトノ]:次に行ってくれ。

アージェンタム:はぁ・・・地道だなあこれ。

[ヤトノ]:その為に専門的な組織とし、集中出来る様にした。

アージェンタム:しかし、そのコラプサーって強いんですよね?

[ヤトノ]:ああ、本物は。

アージェンタム:本物・・・。

ストレイト:・・・?あの、すみませんあの子って。

タルタロス:ん~?何か機械がくっ付いてるね?

アージェンタム:追いかけますか?

[ヤトノ]:ああ、可能であれば話をしてみてくれ。

  • 15:08
(即応班)
ザトー:・・・・・・・・・やばい、暇だけど私達も何か情報収集しちゃダメ?

ヴィズ:何かあった時に慌てるよりマシじゃない?ヤトノさんに呼ばれても即座に対応できるようにってしないと。

ザトー:なんてか、やたらと視線がキツイ。

サーベラス:このような区域に立ち入る者など、よほどの物好きか人攫いくらいだろう。それに、怯えた目には慣れている。

ヴィズ:やめなさいよアンタ、アタシまで誤解されたらどーすんのよ。

ザトー:しかし、コラプサーらしき人物を見たって人は誰なんでしょうね。

ヴィズ:一応、総務部の子らしいわよ。ここに赴任してて調査に回ってた際に見かけたらしいの。とは言っても、一瞬目に入ったから安易に信じれないでしょうけど。

ザトー:そのついでに、無駄に悪党を懲らしめちゃってるし・・・はぁ。

サーベラス:溜め息が増えたな、斑鳩。

ザトー:お前のせいだ黒狗!

ヴィズ:仲良いわねアンタ達。

二人:良くない。

ヴィズ:あ、はい。

[シエラ]:あー、もしもしー?え~と、黒衣の方々でしょうか?

ザトー:その声、ああ艦長になったて噂のシエラちゃんだっけ?

サーベラス:ほぉ、こんな少女が各シップの管理をしているのか。

[シエラ]:ええ、これでもアークスシップのメインコンピューターも兼ねてるんですよ~、えっへん!

サーベラス:ではこのシップの治安問題についてどうにかして貰いたいものですねぇ?

[シエラ]:そ、それはええと~・・・私はあくまで船の機体維持がメインでして。

ヴィズ:ちょっと虐めてんじゃないわよ!寧ろこんなシップの管理担当にされたシエラちゃんの立場になりなさいよ。84体目に造られたのか知らないけど。

[シエラ]:ええ、仰る通りです・・・私、生まれながらに運が悪いのかなぁ・・・。アンスールのシエラなんて情報部の皆さんと集合写真みたいなの撮ってピースなんてしてましたし・・・うぅ。

ヴィズ:絶対それヘリックさん達よね。

サーベラス:このシップのシエラ殿はネガティブ思考だな。

ザトー:お前のせいだ、お前の。それでシエラちゃんは何の用かな?

[シエラ]:ああっと、すみません!ヤトノさんに送信する情報端末があるのですが、本人の意向で直接渡す方針でと言われて誰に渡すものかと・・・。どうやらヤトノさんお取込み中でしたので皆さんに渡そうと思って連絡を取りました!

ヴィズ:へ~、という事は中々良い情報が入ったのかしら?ヤトノさん手回しが早いわね。

[シエラ]:コラプサーの件なのですが・・・今、シャオは演算に集中している事から聞く事は難しくフォトナー自体も惑星シオンと同化した事から殆ど情報も無いに近い状況です。でも、私が最初から入っている知識の中と皆さんが調べているコラプサーの新しい情報と一致しない部分がいくつか有るんです。

ザトー:いくつか・・・?それは一体どういう事かな?

[シエラ]:ええ、「コラプサーは情報部ヤトノによって消滅したフォトナー」として私の記憶データにあるんです。

サーベラス:確か・・・ヤトノ殿は一度彼を殺したが、復活したという話だったが・・・?意図的に違う記録を植え付けられていたのか?何故そんなバレるような嘘を。

[ヤトノ]:シエラ、君は生まれたばかり故にお喋りが過ぎる様だな。今後気を付ける様に。その記録だが意図的にそういう事にしたまでだ、予め伝えなかった事は謝ろう。

[シエラ]:ひゃわっ!?ヤ、ヤトノさん聞いてたんですか!?い、いつから・・・?

[ヤトノ]:それは良い。情報端末はザトーに受け取ってもらう。いいか?

ザトー:はいはい・・・言うと思いましたよ。まぁでも艦橋って行ってみたかったんですよね。立場上中々行けないものですし。

ヴィズ:アタシも行ってみたいわねえ。

サーベラス:犯罪者には無理でしょう。

ヴィズ:アンタもでしょ!

[シエラ]:アハハハ・・・と、とりあえず回収しに行ける際はお声かけ下さい!

ザトー:うん、ありがとね。ああヤトノさん、私達は本当に待機してるだけでいいの?

[ヤトノ]:いや、諜報担当の三人が不審な人物を見つけたらしい。サーベラス、三人の様子を見に行ってくれ。

サーベラス:ええ、では。

(サーベラスは建造物を転々と飛び移りながら移動して行きます。)

ザトー:ってまた目立つ様な行動をして!ああもう・・・!

ヴィズ:問題児を良く雇ったわねえヤトノさん。
+ 廃棄工業区:[アルターズ破棄式:04奇襲部隊]即応及び殲滅
  • 閉じる
諜報担当の3名は「右上下肢が機械部分で形成されているボロ切れの布を纏った少女」を追い、現在放棄状態の船体建設施設近辺に到達しました。
少女は既に施設内に進入しており、内部調査を行う必要があります。
また、彼女の身元特定を行いましたが特定する事は出来ませんでした。
  • 15:14
(諜報サイド)
[ヤトノ]:「非登録者」の可能性が高い。内部はどうなっているか分からない、慎重に潜入してくれ。

アージェンタム:ええ、でも中凄いくらいですね・・・。

タルタロス:え、怖いの?んじゃあ入ろうよ!

アージェンタム:ちょっと待ってください支離滅裂な事言ってません?

タルタロス:うるせえよ怯えてるサマを見せろっつってんだよ。

ストレイト:こ、こわい・・・。

[ヤトノ]:仲間苛めはやめなさい。どっち道入っていかなければならない、サーベラスが来るまでは監視体制を維持しろ。

アージェンタム:了解です。他の皆さんは?

[ヤトノ]:一応、集合地点で待機を維持させている。奴のやる事だ、何かあるかもしれない。

アージェンタム:嫌な予感って奴ですか・・・?

[ヤトノ]:まぁな、では階段を登り索敵しつつ潜入。

タルタロス:は~い、早くしないと追いてっちゃうぞ~?

ストレイト:ま、待ってください~。

(三人は内部へと潜入。物置らしき部屋から入った事から進入時に物音を立てる可能性が高く、慎重に行く必要があります。)

ストレイト:あ、向こうの方は明かりが付いている様ですね・・・。話し声が聞こえませんか?

アージェンタム:ほんとだ。これは・・・何やら物騒な雰囲気が。

タルタロス:あの声・・・聞いた事があるな。

アージェンタム:え?それは。

[ヤトノ]:こちらからは聞き取れん。人数は分かるか?

ストレイト:今、もう少し接近します。

(このまま接近を続け、通路らしき道に辿り一階の廃屋を確認しました。その先の階段は倒壊している為、崖に近い状態になっています。)

ストレイト:見、見えました・・・さっきの子含めて女の子が4人、黒い恰好の男性が二人・・・?

[ヤトノ]:こちらにも視覚状況を捉えた。あれはもしや・・・クォーク?

アージェンタム:クォークって?

ストレイト:あれ?あの子の胸に何か差し込んでます、アレはなんだr・・・あわわっ。

アージェンタム:あ、遠雷さんバランス崩しちゃったらッ・・・あ。

(ストレイトは現体勢からバランスを崩し、一階へと落ちていきます。落ちた際の衝撃音が響き渡り、一同の注目を浴びる形となりました。)

[ヤトノ]:・・・・・・状況を報告しろ。

ストレイト:え、え~と・・・相手は戦闘態勢になってるとおも、イマ・・ス。

(タルタロス、アージェンタムの二名はすぐさまストレイトの近隣に到達し、即座に戦闘態勢を整えています。)

アージェンタム:君が報告しなくていいんだって!!!サーベ・・・黒狗さんは!?

[ヤトノ]:あと数分で着く。それまで耐えろ。

タルタロス:私とオニ君とエンちゃんで何とかするしかないね~。

アージェンタム:コードネームの略称はちょっと分かりづらくなるので・・・。

(少女の一人が背部の機械を展開させ、プラズマ系高出力ビームを放ちます。三名はどうにか回避出来ましたが、建造物に大きな穴が空き施設が軋む音が響きます。)

アージェンタム:・・・一時退避は可能ですか?

ストレイト:そんな事したら住民に被害が及びます・・・!私がどうにかします!

アージェンタム:罪悪感は感じなくていいからね!

(ストレイトはカタナを抜刀し、急接近する少女二名と対峙します。)

タルタロス:変な機械で撃ってる子はオニ君お願いね~。

アージェンタム:は、はい!

(タルタロスは黒ずくめの男性にツインダガーで斬りかかりましたが、男性は避けずにこれを受け止めます。)

タルタロス:何・・・?

男性:貴方は逃げてください。もう用は済んだのですから。

(もう片方の男性はフォトン操作による瞬時移転動作を発動させ、その場から消失しました。)

タルタロス:なっ・・・!さっきの奴見覚えがあるってのに!

[ヤトノ]:気を付けろ隻眼!そいつこそ本命だ、模倣者が一人「クォーク」だ!

タルタロス:クォーク?誰それ?

クォーク:私の名前を知っているという事は・・・話している相手は、ヤトノでしょうか?

タルタロス:違うって言ったら?

クォーク:少々焦りますね。彼以外が知っているとなると複数しかいませんから。

(クォークは右腰に装着していた剣を取り出し、それを蛇腹剣の様に展開させタルタロスに攻撃を仕掛けましたがこれを回避します。)

タルタロス:ッチ・・・!グリゴロスかこれ?

クォーク:ああ、ワイヤードライスとして運用しているんですよね。アークスの貴方達は。本来の使い方を貴方達の身体に教えてあげましょう。

[ヤトノ]:ッ・・・用心しろ!隻眼!アレは只の蛇腹剣ではない!

(斬りかかった蛇腹剣をタルタロスは回避しきれずツインダガーで受け止めますが、激突時強力な電撃が生じタルタロスはまともにダメージを受けてしまいます。)

タルタロス:ガッ・・・!!??ァグッ!!!

(タルタロスは感電に近い状態に陥り、その場から動けずに跪きます。)

クォーク:油断大敵でしたね。

ストレイト:隻眼さん!!!わとっ・・・!

(ストレイトは少女二名と交戦中。大鉈を持った人物と双銃剣を持った人物で構成されており、翻弄するかのように連携を維持しております。)

タルタロス:自分の心配でもしてなよ~。でも私ヤバイかも。

アージェンタム:一発が強力だな・・・。

クォーク:それにしても貴方・・・何処かでお会いした事がある様な。お名前をお聞かせ願いますか?

タルタロス:・・・はっ!誰が言うかよカス!

(クォークが接近している最中、タルタロスが交戦する瞬間に設置した掘削式地雷が発動し、強烈な爆発と共にフォトン不全現象を放つ粒子が放散されます。)

タルタロス:掛ったな!と言っても動けないのは変わりやしないけど・・・。いっつつ・・・。

(タルタロスは足を引きずるように後退していきます。)

クォーク:なるほど・・・これではフォトンリアクターも馬鹿になってしまいましたね。範囲も踏んだ者のみが適用される、分量も考えていますね。

タルタロス:服が少しボロっただけか・・・。

クォーク:待機を解除してもいいですよ。私の代わりに頑張りなさい。

(動かずにいた少女4人目が多数のブレードが装着されたナックルを振りかざし、タルタロス目掛けて急接近します。)

タルタロス:チッ・・・!

[ヤトノ]:そのまま降下し、武装を展開しろ。

(天井が崩壊。上部よりサーベラスが急降下しタルタロスに襲い掛かろうとした少女を急襲しパルチザンで背部から貫きます。)

サーベラス:間に合ったようですね。

タルタロス:来てくれると思ってたよクロ君♪

サーベラス:油断して大物から狙うのは控えた方が良いですよ。

クォーク:大物?それは私の事ですか?クロ・・・いえ、サーベラス

タルタロス:何で知ってんの?

サーベラス:やはりな。

[ヤトノ]:元ヴォイドか。

クォーク:女子供も構わず殺害する辺りも、貴方らしい。

サーベラス:ああ、この子か?一目で理解出来る、明らかに死にたがってるでないか。全く、貴様はどの様な改造を施したんだ?

クォーク:その子の身体に聞いてみた方が良いかと思われます。何せ、彼女も外の人間との交流は新鮮かもしれませんから。

ナックルを装備した少女:・・・たすけ、て・・・。ころ・・・し・・・て・・・。

サーベラス:さぁどうだがな、私が殺しかけたのも原因と思うぞ。

ストレイト:黒狗さん!後ろ!

(背後より襲撃してきた大鉈持ちの少女の攻撃をサーベラスはパルチザンで受け止めます。)

大鉈持ちの少女:よくもっ・・・よくも妹を!

サーベラス:姉妹だったのですね、安心してください。貴女も楽にしますから。

ストレイト:この子達を殺さない方向とかはないのですか・・・?

[ヤトノ]:対象の分析が完了した。サーベラス、お前の予想通りだったな。彼女らはアルターズ、それも使い捨て前提で造られたアルターズ破棄式だ。

ストレイト:アルターズって確か・・・あの二人も。

アージェンタム:多くの子供が犠牲になった狂気的な実験だよ。

(アージェンタムは兵器を抱えた少女の武装をランチャーにて破壊する事に成功しました。敵対象は爆発に伴い動けずに立ち尽くしています。)

アージェンタム:破棄式は結構前に起きた暴走事件以来もう確認されなかった筈・・・。

[ヤトノ]:こいつらが簡単に放棄するとは思わんからな。

タルタロス:破棄式はまだ人の形はしているけど、キャストとは違ってほら・・・あの子みたいに無理矢理機械を内蔵させてるの。だーかーらー。

(タルタロスは感電効果が軽快し、ストレイトと交戦していた双銃剣を持った少女の腹部にめり込むほどの蹴りを突き出し、壁に激突する程の衝撃を与えました。)

タルタロス:殺してあげるしかないの。

ストレイト:くっ・・・。

クォーク:ふむ・・・この様に看破されては困りましたね。折角の計画が少し遅れてしまいそうです。皆さん、一時退却しましょうか。

大鉈持ちの少女:お前は・・・お前は必ず殺す!

(ナックル持ちの少女以外の敵対象はその場から退却しました。)

[ヤトノ]:奴らを船から逃がすな!

アージェンタム:仲間は容赦なく見捨てるのか・・・。

サーベラス:破棄式、か。皆さんここから退避して下さい。

ストレイト:え?でもこの子から何か聞き出す事とか出来そうでは。

タルタロス:破棄式の性能知らないもんねー。この子自爆機能あるから。

ストレイト:え。

アージェンタム:にににに逃げましょう!!!!

(4名はその場より即時退避。その1分後、工業施設は大破し塵一つ残さず焼野原状態になりました。)

  • 15:28
(即応サイド)
[ヤトノ]:斑鳩、白金聞こえるか?諜報担当がクォークと破棄式に遭遇した。

ザトー:あー、やっと連絡してくれましたか。

ヴィズ:後回しでいいとか言わなきゃ良かったわ・・・。

[ヤトノ]:どうした?

ザトー:丁度・・・!アルターズ破棄式らしき人物3名と接触!

(ザトー、ヴィズは突如集合地点にて民間人を殺害しようと襲撃してきたアルターズ破棄式らしき3名と接触中。右上肢がライフルになっている少年、背部と連結されたガトリング砲を持った少年、上半身が異形となっている少女らしき人物が目視できます。現地点で対応するザトーとヴィズを無視して民間人を狙って攻撃を仕掛けてきます。)

ザトー:何で民間人を狙って・・・もう!

ヴィズ:お仕置きが必要の様ね・・・一型!

(ザトー、ヴィズはそれぞれに対峙。ザトーはアルターズ二名と交戦状態となっております。)

ライフル持ちの少年:邪魔をするな!あのお方の計画を邪魔しやがって!

ザトー:うるさい!無実の人を襲っておいて!

[ヤトノ]:ここの治安維持部は殆ど機能していない。赴任している情報部を要請する!

ヴィズ:人員的には期待できそうにないけど!

(アルターズ3名はザトーとヴィズの攻撃に圧倒される形となり、その内二名は遠距離戦へと移行しました。)

ザトー:こうして民間人諸共撃ってくるのか・・・!

ヴィズ:埒が明かないわね!

(ザトーはライフル持ちの少年の右下肢を切断し、ヴィズは上半身機械の人物の腹部に正拳を放ちました。)

ザトー:これで被害率は下がるか?

ヴィズ:手応え無いわね・・・。

ライフル持ちの少年:こんなとこで死んでたまるかよ・・・。

ザトー:死にたくなかったら出しゃばらなきゃ良かったんだよ。

ライフル持ちの少年:出来たら苦労してねえんだよ!

(ライフル持ちの少年は銃撃をザトーへ向け放ちつつ仕込み剣を取り出し、ザトーに攻撃を仕掛けますがこれを回避し急所を斬り付けました。)

ザトー:何かしら理由はあったみたいだけど、私達は負けるわけにはいかない。

ガトリング持ちの少年:・・・え?博士?そんな筈は!?どうして!?僕たちは任務に従えば助けてくれるって・・・。

ヴィズ:何の話かしら?

ガトリング持ちの少年:嫌だ・・・ちゃんとアイツらを殺すから、まだ切り捨てないで・・・お願い・・・おねが

(突如、三名の身体が眩い光に包まれたのち爆発が生じました。ザトーとヴィズは爆発に伴い吹き飛ばされ、民間人十数人程が巻き込まれました。)

[ヤトノ]:二人とも、大丈夫か!?

ヴィズ:・・・・っクソッタレ。

ザトー:私達は大丈夫です。私達は・・・。

[シエラ]:緊急通達です!大変です!工業区の管制を乗っ取られてしまいました!

[ヤトノ]:どういう事だ?シエラ。

[シエラ]:ええーと・・・原因は今解析中ですがたった今唐突なハッキングに合いまして・・・!こんな事出来るのって・・・相当な技術が無ければ・・・。

ザトー:さっき黒狗から模倣体の事は聞きましたけど。

[ヤトノ]:ああ、現状況で管制を奪える者は奴しかいない。

ヴィズ:良く分からないわねえ、そのコラプサーって。元々アークスの技術に貢献してたんでしょう?まぁ非人道的な実験してたのは事実だけど。わざわざ自らの立場を揺るがすなんて。

ザトー:研究者はそんなものに興味を示さない、求めるのは結果ばかりなんだ。

[ヤトノ]:シエラ、管制を奪われた区域で変化が生じたら報告してくれ。一同をそちらに向かわせよう。

[シエラ]:了解です!一先ず皆さんには工業区の核融合炉管理地区に向かってもらいたいと思います!

ザトー:寄りによって・・・。

ヴィズ:アタシ達無事に帰れるかしら・・・?
+ 廃棄工業区内部[核融合炉管理地区]:メルトダウン阻止
  • 閉じる
黒衣一同は合流後、ヤトノの指示にて工業区内部に存在する核融合炉管理地区へと赴きました。長年放置された事もあり、環境維持システムは継続中である為に自然物が生い茂っている状況です。巨大施設の侵入は容易でしたが内部は要塞の様な建造物が支配している状態です。近年製造されたと思しき風格を感じさせます。
  • 15:49
[ヤトノ]:何だアレは・・・?シエラ、工業地区の情報は無いのか?

[シエラ]:え・・・?すみません、私の視覚モニター上では普通の古びた工業地区にしか見えません・・・。

サーベラス:こちらの視覚データは確認出来ているんでしょうか?

ザトー:いや・・・待って、やっぱりかこれ。

サーベラス:何か解ったのか?

ザトー:こりゃあ、あのクソ博士も使っていた手口じゃないか・・・監視システムへのハッキングを行ったうえでの視覚ジャック・・・!

[シエラ]:視覚ジャック・・・!?それじゃあ私が見てきてたのは・・・。

アージェンタム:どうやら昔から企んでたんだね。

[ヤトノ]:敵性反応も複数体だが確認された。内部構造は全くもって不明だ。何が来るか分からない状況だ。

ザトー:はは・・・ここも機構島が絡んでるのは勘弁ですね。

ストレイト:コラプサーは一体何がしたいんでしょうか・・・?

ヴィズ:やーっぱ皆聞くわよねえ、それ。

タルタロス:うーん・・・もしかして私達の行動全部分かってて敢えて混乱させる・・・とか?

一同:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

タルタロス:えっどうしたの皆?

ヴィズ:アンタさぁ、たまに当たってほしくない様な予想言うわよね。

ザトー:となれば私達は遊ばれてそうだな。

[ヤトノ]:すまないが、別の方で問題が起きた。落ち着いて聞いてくれ。

ザトー:ああ、はい。

[ヤトノ]:お前たちのいる所からだがな

[シエラ]:メルトダウンですッッ!!!!!市街地一帯が吹っ飛ぶ規模のメルトダウンが起きちゃいますッッ!!!!

一同:は?????????????????


  • 15:57(核融合炉管理地区)
(一同は現地へ向かいながら状況確認をしております。)

ヴィズ:えーーー・・・・つまりどういうこと?

[シエラ]:丁度そこは・・・アークスシップの動力炉近辺施設でして・・・。

アージェンタム:え、ちょっと待ってください!つまりアークスシップ自体が危険じゃないですか!?

サーベラス:その様ですね。

[ヤトノ]:その施設が丁度メルトダウン予定地だ。

サーベラス:良く分かりましたね。ハッキングされていたんでしょう?

[シエラ]:先程何とか工業管理システムの正常化を施そうとした際に発覚したんです。メルトダウンを防ぐには第4層に設置されている管理地区に突入し、高出力コアの暴走を止めるしかないです。しかし、管理システムは未だ暴走状態のまま・・・私は正常化を続けますが、それでは間に合わない可能性が高いです。

ストレイト:私達が潜入して止めるしか無いですね・・・。

タルタロス:ハッキングとか得意な子っているの?

ザトー:一応、私は出来るよ。あー・・・そういえば黒狗もだろ。

サーベラス:勘弁してくれ。苦手ではないが面倒なんだ、無駄に疲れる。

ザトー:緊急事態だからな。夜刀さん、実行するならば黒狗が適任かと。

[ヤトノ]:そういう事だ、黒狗のハッキング能力は予め知っている。やれるか?

サーベラス:命令であれば仕方ありません。

ストレイト:皆さん、ここの様ですね。

ザトー:どうやら着いた様ですね。核融合炉管理地区・・・でしたっけね。

[ヤトノ]:第4層まではスムーズに行けるらしいな。

サーベラス:ええ、容易に飛び降りれば。

ザトー:ええ、確かに・・・は?待て、ここから飛び降りろって!?

(一同がいる位置は管理地区第一層であり、一本の巨大な柱を中心に各階層に工業施設が設置されております。これらも近年建造されたと思われます。その為、空洞部分が目立つエリアである事から理論上飛び降りる事で第4層へのアクセスは可能です。)

アージェンタム:今の時点でメルトダウンが起きるまでの時間って分かりますか?

[ヤトノ]:炉心温度の上昇値から予測だが、45分といったところだ。ここまで急いでもらったが更に頑張ってもらうぞ。黒狗、斑鳩は冷却装置の再稼働を行う為に管理室でハッキングをしてもらう。道中にて奇襲を受ける可能性を考え、他の者達が援護に当たれ。冷却材まで融解が生じると水蒸気爆発が起き、そこからはドミノ倒しの様に連鎖爆発が起きると思ってくれ。

ザトー:仕方ない。エリアマップの構図は何となく把握は出来ました。という事で黒狗。

サーベラス:ああ、言いたい事は分かっているぞ。

(二名は第一層の崖寸前に立ち、飛び降りる準備をしています。)

ヴィズ:仕方ないわね、時間も無いしアタシらも落ちるわよ。

ストレイト:だ、大丈夫かな・・・一回死ぬかも。

サーベラス:壁蹴りを繰り返せば地面への衝撃は和らぎます。まぁ努力で何とかなるでしょう。

アージェンタム:一緒にしないでくださいよ・・・。

ヴィズ:んじゃあガイドワイヤー貸してあげる。白鬼ちゃんと遠雷ちゃんの二人が必要かしら?

ストレイト:ありがとうございます。

アージェンタム:はあ・・・割と覚悟してました。

タルタロス:二人が無事に管理室に行ければクリアって事だよね?

ザトー:まぁ・・・そっからどうにかハッキング成功すればいいけど。

[シエラ]:敵性反応接近中!第二層からです!

サーベラス:数は?

[シエラ]:3名です!クォークと遭遇した際にいたアルターズと同反応と思われます!

タルタロス:へえ、んじゃ私とシロさんでどうにか出来そうじゃない?

ヴィズ:どうにかじゃないわよ、殺るのよ。

タルタロス:キシシッ!

[ヤトノ]:下品な笑い方してんじゃない。では、状況開始。

(サーベラス、ザトー、ヴィズ、タルタロスは一気に降下。他二名はガイドワイヤーを使用しつつ降下していきました。)

ヴィズ:アタシと隻眼は第二層で敵とぶち当たるわ!最下層で敵と遭遇したら二人が来るまで対応してて頂戴!

ザトー:了解!

  • 16:03(残り39分)
(ザトー、サーベラスは一気に最下層まで到達、そのまま管理室へと向かいます。ヴィズ、タルタロスは第二層に到達し、敵性反応が確認された位置の近隣へと移動中。ストレイト、アージェンタムは第三層まで降下中です。)
  • 16:04(残り38分)
(ヴィズ、タルタロスサイド)
ヴィズ、タルタロスは第二層にてアルターズ破棄式の三名と対峙しております。敵は工業地区で遭遇した三名と一致しています。
ヴィズ:さぁてと、アルターズトリオとご対面かしら?

タルタロス:全部自爆すんのかなあ?

ヴィズ:物騒な事言わないでよ。

(大鉈持ち、粒子砲持ち、双銃剣持ちの三人と対峙しております。)

大鉈持ちの少女:妹の仇・・・!

タルタロス:結果的に妹ちゃんの人生ぶっ壊したのは改造したあいつらじゃないのー?

ヴィズ:煽るなや。

  • 16:08(残り34分)
サーベラス、ザトーは管理室内部に到着。
内部端末にアクセスすると冷却機能は破損しておらず、機能停止状態である事を確認しました。
(サーベラス、ザトーサイド)
ザトー:良かった・・・冷却装置は壊されてないな。

[ヤトノ]:やはりな、重要施設の場合どの様なセキュリティ状態でも緊急発信はされるようになっている。メルトダウンの場合は警報が鳴ってもその時既に遅しであったが。

サーベラス:斑鳩、出来そうか?

ザトー:直接端末と直結してハッキングするしかないだろう。何せハッキングを受けている状態では端末操作じゃ通用しない!黒狗、背中を預けるぞ。

サーベラス:いつもの事だろう?

ザトー:ああ、そうだな。

(ザトーは管理システムに自らの電脳システムを直結させ、ハッキングを開始しました。現状況では敵性反応は確認されておりません。)

サーベラス:しかし・・・フォトンの重圧縮に伴う爆発を利用したエネルギーなど、今時使うとは。

[ヤトノ]:ああ、確かに今現在あまり使われない技術だな。しかし、それが動力炉を破壊する規模である事から、絶対に防がなければならない。

[アージェンタム]:あのーすみません!今第3層にいるのですが、ここのエネルギーを活用している理由が分かりました!

[ヤトノ]:ああ、言ってみてくれ。

[アージェンタム]:不規則に光る設備が目立ったので、敵性反応が確認されてない事を把握しつつ覗いたのですが・・・ここはアルターズである子達を改造していたみたいです。

サーベラス:やはりな。

[ストレイト]:でもここは跡地となっております。でも証拠隠滅でメルトダウンを起こそうとはしてないかと。

[ヤトノ]:証拠隠滅でシップ自体を巻き込む筈はない。デメリットが高すぎる。時間稼ぎと予想しているがな。黒狗、進捗はどうだ?

サーベラス:さあ、画面上は変わらず。斑鳩も微動だにしません。

[シエラ]:お二人共!注意してください!敵性反応が突如出現!数体・・・いえ!40・・・?

[ヤトノ]:何・・・?

(ザトー、サーベラスのいる管理室の外側より設備内に設置されていた警備ロボが稼働し、二人に接近しています。)

[ヤトノ]:迎え撃て。

[アージェンタム]:僕達も向かいます!

サーベラス:仕方あるまい、番犬らしく働こうか。

(サーベラスは微笑みながら武器を構えます。)

  • 16:16(残り26分)
(ヴィズ、タルタロスサイド)
ヴィズ:・・・・あー、シエラちゃん聞こえる!?あいつの反応本当に無かったの!?

タルタロス:うっわー・・・まじか。

[シエラ]:エリアを解析してから動体反応は三名だけでした・・・そんな、まるでぽっと出てきたように。

(アルターズ破棄式である三名の残骸の上に立っている人物は、突如として出現し三名を薙刀にて切り裂き、爆破に巻き込まれましたが物動じせず君臨しています。)

タルタロス:やっばいなー・・・私死ぬかも。

[ヤトノ]:大丈夫か?

ヴィズ:アタシが本気出しても無理っぽいね。

フルフェイスマスクの和服男:・・・・あー、くす?

ヴィズ:ん?そうですけど?

フルフェイスマスクの和服男:えくと、いない。か?

タルタロス:アイツなら島の方ですけどー?

ヴィズ:こら余計な事言わない!

フルフェイスマスクの和服男:そう、か。

(フルフェイスマスクの和服男は工業地区にいた男同様に、高出力フォトンによる転移を行いその場から消失しました。)

タルタロス:・・・え?何だったの今?

ヴィズ:さぁね・・・。

[シエラ]:あれぇ!?分析する前に消失しちゃったあ・・・。

ヴィズ:お疲れシエラちゃん。

タルタロス:私達も皆の所向かうね~。

  • 16:25(残り17分)
サーベラス、アージェンタム、ストレイトが交戦している最中、ザトーは管理室のハッキングに成功し、冷却装置の再稼働に成功させました。その際の妨害行動やウィルス伝播等は受ける事はありませんでした。
ザトー:無事、完了しました。

アージェンタム:残り17分。何とかなりましたね。

[ヴィズ]:あら、間に合ったようね。

サーベラス:またハッキングされそうだが大丈夫か?

[シエラ]:大丈夫です、どうやらザトーさんがハッキングした事で私からのアクセスも可能になったみたいです。あとは正常化を図りますのでご安心ください。

[ヤトノ]:皆ご苦労だった。それじゃあ一旦外に出てくれ。

サーベラス:こんな所、長居はしたくはないですね。
+ 廃棄工業区外部:模倣者【崩壊Ⅱ-クォーク】即応
  • 閉じる
一同が工業地区を現地の情報に後処理を任せた後、外部の廃墟地帯で彼らを称賛するかのような拍手を行う人物が一名立っています。目視にてクォークである事を確認しました。
[ヤトノ]:警戒しろ。何をするか分からんからな。

ザトー:・・・クォークと言ったか。一体何を目的にこんな事をした!?

クォーク:素晴らしいですね、皆さん。折角いらして頂くという事で、少しばかり力量を観察しておりました。

ヴィズ:へえ、観察する為にこんな大掛かりな事をしたってワケ?

クォーク:半分は正解です。元々、段取りを整理する為に戯れをさせて頂いておりましたが。まさかここまで頑張ってくれるとは思いませんでした。

サーベラス:質問があるのですが、よろしいかな?貴方達の目的は?

クォーク:そうですねぇ・・・全て伝えては面白みも無いですし、協力者達に申し訳ないですから。「進化と創造」とでも言っておきましょうか。

ヴィズ:は?

アージェンタム:そんな・・・やってる事と逆じゃないか!アルターズの子達をまるで使い捨ての様に・・・。

クォーク:カンナ、アルゴ、マイト、リース、クリン、ミキ・・・とても可愛い子達でした。ビックリップはその内三人を予定より早く解放させてしまいましたが・・・。

[ヤトノ]:ビックリップ・・・か。

ストレイト:狂っている・・・フォトナーの中じゃ特に。ルーサー・・・いやそれ以上に。

クォーク:流石に彼には負けますよ。それに、私はあくまで模倣者。あのお方に近付く事さえ叶いません。それと・・・サーベラス。

サーベラス:・・・。(返事をする事なく、武器を構えます。)

クォーク:おっと、嫌われている様ですか・・・とても悲しい。貴方には後ほど伝えるべき事がありますが、まだその時ではありません。その時まで、待っていてくださいね・・・ではこれにて失礼します。

ザトー:待て!

(ザトーの一声を無視するかのように、クォークはフォトンによる転移を行いその場から消失しました。)

[ヤトノ]:初日から目的対象を掴んだが、予想以上に厄介だ。

ザトー:・・・島の皆も、模倣者と直面したんでしょう?

ヴィズ:ええ、こんなのが何人いるんだか。

ストレイト:何といいますか、あの人。自らのやっている事に悪意は無い様な素振りでした。まるで、正しい事をしていると思いながらも私達に言われた事も受け止めながらも自らの価値観を崩さない。そんな感じがしました。

タルタロス:まぁ、研究者ってそんなもんだよ~。ねえパパさん。

[ヤトノ]:全く、否定は出来んな。皆ご苦労だった。各員本部へと帰還してくれ。

一同:了解。
最終更新:2019年03月05日 02:32