+ | 総指揮代理、今後の探査方針について |
エクト:と、言う事で今日はわざわざ集まって貰って悪いが少し重い話になる。
亡月:まぁ察してるが。
クラルス:何ですかね?こうやってチームの皆さん全員いますし。
ミッケ:てか任務は今日行かねえの?
ランジュ:貴女・・・まだ全快はしていないでしょう?
ニル:任務無くてもアタシはハナの所に遊びに行ってもいーでしょー?
バク:ああ、俺も俺も。
マーレ:アタシもー!
コール:まず君達は話を聞きなさい。
バティスト:何かもうお母さんしてるねコールさん。
コール:やめてくれ、老けてしまいそうだ。
エクト:単刀直入に言うぞ、ヘリックさんが謹慎処分受けた。
(一同はそれぞれのリアクションを取り、大絶叫を上げました。)
エクト:うるせえ!!!「ええええええ!」って反応期待してたけど声でけえよ!
ラフィオ:いやボクは流れ的に。
ネグロ:(遅れながら「そんなー」と書かれた看板を取り出す。)
エクト:おせえって馬鹿。
ルナソル:しかし・・・ヘリックさんが居ない状況では今後の任務はどうなるんでしょう・・・?
アンニュイ:そうだぞ、特に給料とか。
エクト:いや給料はヘリックさんじゃなく情報部からだ。まぁ、俺が代理で総指揮責任者として頑張るしかねえ。ヘリックさん本人から頼まれた。そんな訳で全部の指揮は俺が担当する。オレペレーターはホオズキちゃんに頼んである。そうなると、分担しての潜入任務はより難しくなっちまう。外部から応援頼む余裕もねえからな。
ヤトノ:その場合はフアンにもオペレーター代理を担ってもらう予定だ。
フアン:ええ、ヘリックさんの様に器用な事は出来ませんが。
ホムンクルス:でもさ、ミッケさんやアンニュイの様に負傷者が出れば人員の影響とか出ちゃうし。僕が思うには本当の少数精鋭で一部隊ずつ出動するのが一番かなって。そうすれば皆確実に休めるでしょ?ただでさえ他の任務行けなくなってるし。
フアン:私はそのまま同時進行の任務があるので、それはそれで助かります。
亡月:お、研究時間が増えるんなら嬉しいな。
キーン:私も、孤児達の世話に集中出来ますね・・・。
ホムンクルス:うん、皆忙しそうだしそれで行こう。
エクト:まぁ急がねえとヤバいんだけど、現に探ってみたが寧ろ変に刺激しなきゃいいんじゃねえかなって思うしな。
ランジュ:それか思うのだけど内部の住人達をもっと知っていったらいいんじゃないかと思うわ。敵性反応はあるとて、ハナちゃんやラウムの様な敵視してない住人もいるかもしれない。
クラルス:そうですよね、人型界忌種とかは凄く危険ですけど流石に全員が全員って訳ではないでしょうし。水上都市でしたっけ?
エクト:ああそうだな、元々研究所とグレンヴィルを調べてからそこ行く予定だったからな。ただ・・・。
亡月:水上都市へのアクセスをどうするか、だろ?そんな事があろうかと携帯型カタパルトを用意している。持っていくといい。
エクト:準備はえーなおい!
ホムンクルス:んじゃあ次の任務は交流可能な住人探しってなるの?
ミッケ:オレも明日くらいから行けそうだぞ。
エクト:嘘つけ、お前あと5日くらい待機って言われたぞ。
ミッケ:いやあメディカルセンターもすげえよな、骨折れてもすんなり治るし。
アンニュイ:アタシはあと一週間かなあ。
コール:明日からもう復帰可能と聞いたが。
アンニュイ:うおおおおおいい!?それ言わないでって!
マーレ:ぬいぬいが大きい声出すの初めて見たかも!
アンニュイ:しゃらーーーっぷ。
バク:・・・なあ、さっき言ってた事だけどマジで俺は個人的にラウムの所に行きてぇんだけど流石に一人はダメか・・・?
エクト:気持ちは分かるけどよ、敵性存在がそこからどう狙ってくるか分からねえからな。
バク:だよなぁ・・・。サシで色々話してえって思ってたけど仕方ねえか。
ニル:あいつ、コラプサーみたいのがまた出てくるかもしれないし。
(情報部司令カスラと連絡を終えたヤトノは一同のもとへと向かいました。)
ヤトノ:ニル君の言う通り、過度な接触は危険を伴うが・・・事が変わる前に彼女との接触は続けた方が良いだろう。
ニル:・・・情報を抜き取れって事でしょ?
ヤトノ:ああ、そこに変わりは無い。
ニル:アタシ、目的はハナを助ける事だからね!そこは分かってねヤトノさん!
ヤトノ:ああ、そこは承知の上だ。だが自分の命を優先にしてくれ。
ニル:・・・。
(ニルは無言で俯いています。)
バク:もうその辺で頼みますわ、ヤトノさん。
エクト:あーわりぃ、ヤトノさんこれ普段からだから。
ホムンクルス:前々から言いたかったけど、ヤトノさん言い方ってのを治したらどうなの?
ヤトノ:お前が言えたものじゃ無いだろう、善処はするが。エクト、お前の管轄であるから今までの姿勢では通用しないと思え。私もフォローし切れない部分はある。
エクト:はは・・・努力しますって。
クラルス:あのー、資料は色々読ませて貰ったんですが・・・この島って何で浮上したのかとか原因さえも分かんないですよねえ?
亡月:そういえばそうだな。
クラルス:そこさえ解っていけば、何かこう・・・漠然とした部分が見えてくるんじゃないかと。
コール:そうだね、界忌種達が今後どう動き出すのか。縄張りを拡げようとする危険性も高い。
ホムンクルス:先日みたいな島外周囲の界忌種討伐班と島内調査班で分かれるのが丁度いいかなって思う。他のアークスの対応すると変に噂立っちゃうし。
マーレ:ほむほむって参謀みたい~。
ホムンクルス:褒めても何も出ないよ。
バティスト:照れてんの?
ホムンクルス:照れてない。ってかさ!話が脱線するよりは良いでしょ!
アンニュイ:んで、いつ任務行くの?
エクト:明日行く予定で。選抜を考えていたが、えーと・・・俺、ホム、アンニュイ、クラルス、ルナソル、フアン、ネグロの7人は確定だな。
キーン:私も行きたいのですが、申し訳ございません。まだまだメンテナンスを継続しなければと。
エクト:まぁ気にすんなって。んで3名は外部の界忌種討伐に回したい。
ニル:ねーねー、アタシ達大丈夫だよ。
バク:ああ、暴れ足りねえし。
エクト:言うと思った。
ニル:というかさ・・・アタシ、ハナの所に泊まっていこうかなあ。
エクト:は!?
ニル:決めた!あそこ結構ベッドもフカフカだし泊っていくよ!荷物だってワープとかキャンプシップあるから沢山持っていけるもんね!
バク:おいおいそれはアブねえぞニル!
亡月:そうそう流石に。
バク:俺も泊まりに行くぞ!
亡月:うんそうだよな、君そういう子だった。
ホムンクルス:さっき危険だからとか言ったんだけどなあ・・・。
ヤトノ:止めても行くのだろう?
エクト:えっいいんすか?
ヤトノ:強制はあまりしたくないからな。
ニル:よっし荷物準備しなきゃ!
マーレ:アタシも行きたいな!ねー良いでしょコール?フォトンも備えておきたいからさ~。
コール:全く・・・落ち込んでたと思いきやこれだ。
バク:あー・・・その、マーレ大丈夫なのか・・・?ほら、あいつが。
マーレ:んと・・・大丈夫!進まなきゃわからない事だって沢山あるし、逃げてなんかいられないからさ!
バク:・・・へっ任せておけ!俺とニルで絶対守ってやるからよ!という事だリーダー!俺とニルとマーレの三人はお泊りすっから!
バティスト:・・・ぷふっ、なぁエクト言ってもいい?
エクト:え?あ、駄目だめんどくさくなる。
バク:あ?何だよ人の顔見てよ。
バティスト:何でも無いよ。
バク:いやあるだろ!?んだよ!男同士隠し事なんてひでえじゃねえか!
クラルス:男の子一人と女の子三人・・・しかも寝泊まりだなんて・・・。
バク:・・・・あっ。
ミッケ:すげえ、一瞬で赤くなった。
ネグロ:(「タコ顔」と書かれた看板を取り出す。)
バク:は、は~~~~~~~~??????ちげーーーし!何だよ別に何も考えてねーーーし!馬鹿にすんじゃねえ~~~~~!!!!
ルナソル:あ、あのバク君?あんまり暴れちゃったら・・・きゃっ。
バク:おわっ!
(バクの肘がぶつかった事でルナソルはバランスを崩しましたが、寸での所でバクが抱きかかえる形で掴みました。)
エクト:あら~~~。
バティスト:これやばくない?
バク:・・・・・・・・・・・・・。
ルナソル:あ、ありがとうバク君。その・・・手が・・・胸に。
バク:えっ・・・・ンンンンン!!!!???
(バクはルナソルを離し、後退りし間もなく声も出さずに鼻から大出血を起こしました。)
ラフィオ:凄い!声を出さずに気絶した!!!
フアン:何度目ですかね?
エクト:数えてねえよ・・・。マーレちゃんはいいんかな?
コール:危険があればすぐ連絡するんだ。
マーレ:はーい。
エクト:そんじゃ三人は状況見て配置を決めるとするか。ある意味待機組か。
(ルナソルの適切な応急処置により、バクは問題なく意識を戻しました。)
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+ | 他組織との連携 |
エクト:他組織の事だが、まーこれは俺とか情報部関連の者が解ってればいい事か。
ヤトノ:【黒衣】は引き続きコラプサー模倣者の捜索を行う。だがシーカーもまた君達の現場に現れる可能性も高い。
ランジュ:対峙した時、何というか・・・私達を殺す気が全くなかった。
ホムンクルス:遊ばれてた気がする。
バク:へえ、俺も戦ってみたかったなあ、そいつ。
バティスト:隙を突かれるから気を付けた方が良いよ。
アンニュイ:カタナ使いねえ、映像は見たけどうーーん・・・流派の概念は無さそうだけど従来のアークスの動きとは全く違う、でもどこかで見た事あるかも。
エクト:え、まじで?
アンニュイ:でもワスレタ。
エクト:キレそう。
ヤトノ:応援を呼ぶ際にも、こちらに連絡をして構わない。そこは留意しておいてくれ。
エクト:了解っす、ヤトノさん。
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+ | 敵性存在の動向 |
エクト:まー俺らの敵をざっくりまとめると、まず界忌種や各エリアの惑星原生種達、人型界忌種改め「レガトゥス」、システムガーディアン、行方の分からないグレンヴィル等のフォトナー、あとさっき言ったコラプサーとシーカーって所だな。
亡月:そこにアルターズ破棄式も追加で。
フアン:私もそういえば初耳ですが、破棄式とは何でしょうか?
亡月:ただの魔改造だよ。使い捨てに特化したらしいが、絶-破棄式の様な巨大兵器の心臓核として使われる為にシンプルな改造を施している。アルターズとは言え機械的技術が露骨にある。そもそもアルターズという括りじゃなくても良い筈なのに、連中はそう呼んでいるんだ。どうかしている。
ヤトノ:アルターズを絶-破棄式という兵器の心臓に必要だと考えたからではないか?
亡月:解剖した結果としてはそのセンもあるが・・・ん?ああ、少し分かってきたぞ。
フアン:アルターズなら余計に詮索されない、そう判断したのでは?
亡月:おっと、先に言われちまったか。
エクト:人権確保の出来てない孤児を狙ったわけか・・・。
マーレ:酷い・・・そんな事するなんて。
ホムンクルス:でも、今そんな孤児を頑張って保護している状況だからね。ダーカーの襲撃で市民の調整が大変なんだけど。
ミッケ:その破棄式ってのが、島に来る可能性ってありそうか?
エクト:無いとは言い切れねえ、その時は何とか相手するしか無いが・・・現地のエネミーも暴れ出すし止めて欲しいとこだな。
ヤトノ:向こうも派手な事はしないだろう。今まで隠密に行動している連中だ。姑息な手段を選ぶ可能性がある。だがゲイルロズの件は引っ掛かるが、我々を勘付いて仕掛けてきたと考えている。奴らの行動は何となく想像出来るのも腹立たしいな。
亡月:腐れ縁って奴かい?
ヤトノ:私をお前や奴と一緒にするな。
(ヤトノは亡月を睨み、亡月はそれを煽るかの様に歪な笑みを浮かべます。)
クラルス:い、一触即発・・・。
エクト:ま、まあ敵襲とかあればすぐ応援を呼ぶって事で!
ホムンクルス:うん!それでいこう!!!
バティスト:・・・ねぇミッケ。
ミッケ:何だい。
バティスト:毒は笑える範囲で吐くようにしよ。
ミッケ:わざわざ吐く必要も無いだろ。
ネグロ:(「ヘリックさんに話があるけど何処にいるの?」と書かれた看板をホムンクルスに見せる。)
ホムンクルス:ん?あ~今家にいると思うよ。
ネグロ:(「了解」と書かれた看板を取り出す。)
エクト:んじゃ時間指定とかはまた随時連絡するから今日は各員自由で!お疲れさん!
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