「気高き屠畜」作戦

「気高き屠畜」作戦



作戦概要
一、「【猟犬】幹部、狂信の紅鷹」の身柄を拘束。生死は問わず。
二、「核棲神」関連資料の奪還、及び保有者を拘束。生死は問わず。
三、グラール太陽系よりの入植者「ミッケ」の保護及び救出。


人員
ヤトノ:「情報部、外部組織対策班」所属
エクト:「情報部諜報員」所属
サーベラス:「特別監視対象アークス」対象者
ZATO-1:「特別監視対象アークス」対象者

A.P.239/9/26
状況報告-ヤトノ①
惑星モトゥブ採掘場跡にて【猟犬】らしき組織の目撃情報が通達された。我々情報部は急遽出動し、現場を急いだ。しかし、動員されたアークス4名の通信反応が途絶えてしまった。襲撃を受けた時点で途絶えており、緊急事態である事を想定し、上記4名にて現場を急ぐ事となった。

任務状況記録①

採掘場跡エリアに到達し周囲状況を確認すると、既にダーカー種や機甲種達は殲滅されている所だった。調査部隊4名は行方不明者の探索を開始。痕跡を調査していくと、どうやら【猟犬】は極秘に開発していた機甲種マインドコントロール技術搭載型兵器を作動させていた事が判明。それに伴い統率する事が確立された機甲種群を利用し、自分達に襲撃したダーカー達を迎え撃ったと思われる。

+ 音声記録:現場アークスとの通信①
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ヘンリエッタ:近辺に孤立状態のアークスを確認。通信を推奨します。

エクト:マジか!俺が喋ります。

ヤトノ:生存者か?

ザトー:いやぁ皆死んでなきゃいいけど。

[アークス?]:あー、やっと繋がった?一応アークスって名義だけど助けてくんねえか?

エクト:一応?一応って何だよ。まぁいい位置は特定してっからな、俺らは情報部だ。お前さんを助けに来たぜ、そのまま行くから待ってろよ。

[アークス?]:いや待て、前もって言っとくわ。

エクト:あん?

[アークス?]:オレら、囲まれてんだよね。しかも4人瀕死のアークス抱えてさ。

エクト:は!?ってそりゃあ行方不明のアークスか!ってお前さん誰だ?

[アークス?]:ミッケって名前だ。まぁ偶然居合わせてガラの悪い連中にブチのめされてたコイツらを拾ったってワケ。

ヤトノ:ミッケ?入植者か。

[ミッケ]:そうそうそれそれ。一応ここじゃない太陽系から来たんだぜって、今言っても仕方ないよな。

ヤトノ:お前達、最優先に救助しろ。彼女はグラール太陽系からの入植者。もしもの事があったら宇宙問題になりかねん。

ザトー:嘘でしょ・・・?

サーベラス:やれやれ、と言いますか。

任務状況記録②

リリーパ族の住処となっていた採掘場跡の巨大施設内部に到達。ミッケの警告していた襲撃者達は既に去っている状況であり、数名の亡骸も確認した。それぞれ【猟犬】に所属している違反アークスである事は確認出来ているが、傷の状態からアークスの所持している強力な武器にて殺害されたと思われた。

任務状況記録③

調査部隊4名の周囲に突如としてトランマイザーと思われる機甲種が出現。しかしその3体は何らかの改造が施されており、元々の個体よりも攻撃性の高い暴走機に近い状態となっていた。
善戦の甲斐もあり、2体は問題なく撃破出来たが残り1体は他2体のパーツを捕食の様な行為を実施。これに伴いより強靭な姿へと変貌した。

+ 音声記録:現場アークスとの通信②
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エクト:やっべ・・・こりゃあ長引くな。なぁミッケ!そのダウンしてるアークス連れて先に脱出してくれ!こりゃあ延長戦になりそうだからな!

[ミッケ]:ああ、まぁダウンしてる4人は一応回復はしてるから何とかって感じだけどよ。そっちは大丈夫なのか?

エクト:まぁな、こうやって喋る余裕がある程度にな!

[ミッケ]:そうか、んじゃあよ質問しても大丈夫か?

エクト:ん?ああ良いぜ。

[ミッケ]:オラクルの連中ってのは、ここの原住民には特に何もしてねえのか?

エクト:リリーパ族の事か?あのちっこい連中。まぁ特に無害だし力もねえから何かあったら助けてやってる感じだな!

[ミッケ]:へぇ、お前らアークスってのはお人好しなんか?

エクト:知らねえよ、目の前の出来る事をやってるだけだろうな。

[ミッケ」:・・・そうかそうか、分かったぜ。

エクト:え?

[ミッケ]:じゃあ、オレも「お人好し」になってやろうじゃねえか!

任務状況記録③

改造トランマイザー上空に突如としてミッケが飛び掛かり、トランマイザー頭部にナックルにて攻撃を仕掛けました。トランマイザーは怯みはしたものの、ダメージはあまり入っていない様子だった。
そのままミッケは咆哮を響かせ、金色の獅子の様な姿へと変貌し、トランマイザーを力の限り怒涛の連撃を繰り出し、破壊を尽くしていった。
結果として、現地点のエネミーは殲滅完了。要救助者4名の身柄も保護する事に成功。【猟犬】の手掛かりは掴む事は出来なかったが、未然に最悪な事態を避ける事は出来たと思われる。

+ 音声記録:現場アークス「ミッケ」と合流
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ヤトノ:ミッケ、初めて見る力だがビーストと言う種族の力か。

ミッケ:まぁな、この太陽系にはそれっぽい種族がいないのは残念だけど。

サーベラス:ふむ・・・殺り合う際には中々楽しめそうですね。

ザトー:やめろや。

エクト:ほーん、ビーストかぁ・・・。

ザトー:ふむ・・・。

サーベラス:見慣れぬものですね。


ミッケ:んだよ、オレの姿が珍しいか?そう気にすんなって。何も目や手が多いワケでもあるまいし。
最終更新:2019年01月06日 02:17