は:第五次島内探索結果報告書-各施設及び制御システムⅡ
前記:第五次島内探索による発見した各施設の概要です。
報告者:エクト
書類監査担当:亡月
水上都市グレンヴィル
水上都市外壁跡地から500m海洋区で離れた先に存在する廃墟同然の水上都市。
廃墟群は住居地や運河、崩壊した橋の跡が存在する。
推測だが、被験者と高知能生物が共同で生活をしていた可能性が高い。
被験者はレガトゥスを指し、高知能生物とはシステムガーディアンに属する者と旧人口フォトナー候補者等に該当する者とする。
残念ながら彼らが生活を営んでいた痕跡が記された資料は殆ど存在せず、有力情報源は生き残りのレガトゥス達だけである。
水上都市の中央に存在する半壊状態の基地。下層通路が存在しており、地下都市へと進む事が可能。
レガトゥス達はここを休憩所の様に利用しており、浮上する前からフォトンによる浸水を防がれていたとの事。その事から、水上都市部のみが浸水を防ぐフォトンバリアの様な機能が施されていたと推測される。
老朽化に伴いため池の様な場所が形成されており、ルヴェリッサにて飼育されていた海洋生物もこちらに浮上している。焚火や調理場も設置されており、レガトゥスにとっての釣り場兼キャンプ場の様な場所とも思われる。
地下都市コエメトリウス
レガトゥス達の住処とも言える巨大施設であり、制御システムのエネルギーを供給されて生活水準の維持を施している。
生活水準はアークスシップの民間人と比べ、技術的に低迷に近い状況であり、ほぼ自給自足の様な生活を行っている。建造物も自力で製造している者と存在しており、それぞれのレガトゥスが自らの能力を活かして協力して生活している。フォトン技術による現代に近い設備は存在するが、レガトゥス達はそれらを必要としていない様子が見られる。
しかし、クラディアの様な敵性レガトゥスが存在しており、上下関係の様なものが存在する。脆弱なレガトゥスは時折虐待を受けたり、再生する食料と扱われる事がある。オウコやヴァレラニ等の有識者は守衛的な立ち位置を維持している。
都市部を抜けると数多の巨大配管が連結されており、橋として渡る事も可能。それぞれ転送装置が設置されており、手軽に地下都市へ転送する為と思われる。
原住民たちが「禁断の楽園」「家畜の飼育場」と称する施設。
内部プラントとしての機能は凍結状態であり、機械等を生産する工業設備も鉄くずの溜まり場同等の状態になっていた。
資料内容から、「フォトンリアクターを搭載した武装兵器の開発」を主に実施していたと思われる。
資料等も老朽化に伴い参照する事は不可能となっている。
自然保護区の半分ほどの規模で、機能停止した医療機器らしき設備も存在する。
巨大樹メタリーエルスの根が張り巡らされており、根の一部とレガトゥス40~50人程が同化している。推測によると上記の名称から再生する食料と扱われていたと考えられる。生命活動は維持されているが、切り離す事は不可能と思われる。
東部に位置する大広場に設置されており、永続的に燃えている一回り大きい焚火を指す。松明の材料は自己再生能力が非常に高い巨大樹メタリーエルスとエンティ・アマルガムの脂肪部分の二種類のみ。メガロによると、地質フォトンが制御システムと直結している事からエネルギー供給され、制御装置が破壊されない限り材料が尽きる事は無いとの事。
オガニ・ヴァジールがメタリーエルスの苗床の様に同化しており、彼女を保管する様な形で施設内に設置されている。
元々は研究者達の居住区であったらしいが、現在はその形跡も存在しない。
各制御システムの機能
[システム0]生成炉(水温) |
配管機能維持。 |
[システム1]生成炉(バクテリア) |
設備内自然環境の循環促進。 |
[システム2]生成炉(地熱) |
設備温度維持。消えぬ松明の維持。 |
[システム3]生成炉(水圧) |
排水機能維持。 |
[システム4]生成炉(潮汐) |
システム3と同等。 |
[システム5]変換炉(電力→フォトン) |
施設内電力供給。 |
[システム6]変換炉(他エネルギー→フォトン) |
フォトン機構設備の維持。 |
[システム7]増殖炉 |
レガトゥス再生機構の循環維持。オガニ・ヴァジールへの連結機能の搭載。 |
[システム8]統括・管理AI |
メタリーエルス連結による機能供給。オガニ・ヴァジールへの情報共有。 |
[システム65535]-System error- |
該当無し。 |
第三下層部経由施設「イーンフェルヌス・カウウス」
第三下層部:絶境極地区域【ガルガンチュアポケット】(局地環境エリア)へ進行する為に必要な唯一のルートであり、巨大樹メタリーエルス経由で到達する事が可能。また、メタリーエルスの出力やフォトン供給の元となる動力源が設置されている為、専用の端末も存在する。
一見すると小綺麗な内装をしているが、これは潔癖症の疑いのあるフールが良く私用で来る事があり、彼女の部屋同然に扱われている様子。その為、彼女が造った機械がいくつか置かれている。
最終更新:2019年03月10日 01:34