に:島内生物報告書-各レガトゥス、ルイン
確認用語
レガトゥスを指す。敵性・非敵性の2種類がおり、一部レガトゥス以外は警戒心を維持して接触する必要がある。
| 大方、私の推測していた「戦闘特化に重点を置いた対ダーカー兵器」はだいぶ違ったみたいだ。新境地を追い求めた末、進化の過程にて様々なエネミーを掛け合わせて全くの別物が生まれた只のキメラの様な扱いだったのだろう。確かに中には強力な個体が存在する。何せダーカーが大好物な界忌種達の人型だ、欠点として島から出る事は出来ないという致命的な部分があるがな。適合条件がフェミニストをキレさせる内容で驚愕だ、私もそんな発想は無かったくらいだよ。メガロの話が本当であれば、コ・ハナは元々フォトナーだった個体にアポストルス細胞を掛け合わせた「特異的レガトゥス」となる。まさに狂った研究だよ、見た目も子供だし子供のまま死なずに無理矢理生かされてるんだ。他のフォトナー達の様に肉体を捨てる事も許されないんだからな。 |
・最初に接触した4名のレガトゥスについて
| ソマニア |
| 第37番目の被験者。「箱入り」の一人。金髪長髪で5本の角が特徴です。レガトゥス候補者の一人で適合試験は失敗したものの、他三体にも確認されている永続フォトン体を体内に保持させる事が出来た希少例の一体です。その為、括りとしてはレガトゥスに分類され今尚この島に在住しています。戦闘能は一般的アークスに劣りますが、生存的に考慮すると優勢生命体とも云えます。地下都市では生活必需品の作成を担っています。また、「姉さん」と呼称されるレガトゥス達に恐怖心を抱いています。 |
| アムリ |
| 第85番目の被験者。「箱入り」の一人。魚類の様な鱗やヒレに青い短髪が特徴です。界忌種の遺伝子を忠実に適合させる事で完成したレガトゥス候補者です。内部フォトンは凄まじく、敵性存在と判断された場合即刻対処が必要です。彼女自身は温和な性格の為、現在の所危険性は薄いと思われます。食糧集めに専念しており、主に漁師の様な役割を担っています。 |
| ヴァレラニ |
| 第36番目の被験者。龍族の鱗や翼、角を持った赤い長髪が特徴です。現段階にて生存している人工フォトナーの一人と記録に残されています。彼女が学習することでそれらを模して行動する事が可能との事。その為、機械的兵器等も攻撃機構を理解し自らの能力として発現可能です。レガトゥスの中ではクラディアと同格の危険性を秘めています。資料によると「人龍としてアークスの土台となる計画はあったが、秘密裏の研究だった為土台としての運用は却下された」との事。ホムンクルスとの関係は良好であり、彼に友好的な理由等は不明です。レガトゥスの中では知能が高くクラディアの様な「狂いの子」と同時期にも関わらず、唯一精神状態を維持出来ています。メガロに対し協力的姿勢を見せ、知能の低い原住民達の世話役に専念しています。 |
| エリーゼ |
| 第29番目の被験者。アルビノ体質に欠損した右腕が特徴です。永続フォトン体の研究の為、度重なる実験を受けた対象であると記録されています。少なくともアークス誕生の過程で少しばかり貢献をしていますが、その反面レガトゥスの戦闘特化型の開発に利用されました。彼女自身の介助はアムリが行っており、また敵性レガトゥスからは虐待の対象となっていましたがヴァレラニが庇った事がキッカケでレガトゥス内で派閥が生まれたと思われます。しかし、危険性の高いレガトゥスは殆どが気狂いとされています。戦闘能力も皆無で、依存的傾向が見受けられます。 |
・敵性レガトゥスについて
| オウコ |
| 3番目の被験者。「兵器成功者」の一角で、対ダーカー戦に改造された海王種と獣鬼種のハイブリットです。アークスに対し憎悪を抱えており、クラディアやネズヴェルと同様の「狂いの子」に分類されますが、同レガトゥスへの虐待行為は行った事が無い為、同族への加虐意識は皆無と思われます。レガトゥスの中では中立的な立場を保っており、穏便に過ごしている事が多いとされています。 |
| オガニ・ヴァジール |
| 1番目の被験者。元々は遺伝子操作実験の生存者であり、そのままレガトゥス研究に転用されたと思われます。その結果、対ダーカー専用生物兵器として起用される段階まで及びましたが、倫理問題の深刻化によりフォトナー間の対立が生じた事で計画は凍結同然となりました。これに伴い、エネルギー供給化を目論んだグレンヴィルによって巨大樹メタリーエルスと同化を実施。AIとエンティ・アマルガムとのリンクに成功し、機構島の生体維持に貢献する事となりました。システムガーディアンへ強制的な指令を送る事が可能で、現にルイン・アマルガムに自爆措置を実施している事からメタリーエルスの支配権はある程度所持していると思われます。 |
| クラディア |
| 37番目の被験者。今回で3度目の接触となりました。 |
| ネズヴェル |
| 49番目の被験者。今回で2度目の接触となりました。 |
| クレオステウス |
| 89番目の被験者。鉄の様な装甲を纏っており、外見から想像出来ぬ程の素早さを保持しています。二重に連なる下顎器官を持ち、甲殻版を纏うエネミーをも容易に捕食する事が可能です。言語機能は無いに等しく、アークスへの激しい攻撃性しか確認されておりません。 |
| ゴルアスピス |
| 21番目の被験者。両上肢にノコギリ状の甲殻を持ち、捕食対象をわざわざ解体を施す習性があるとの事です。非力なレガトゥスを主に捕食する事があり、非常に残虐な性格の持ち主です。ヴァレラニと戦闘になった事があり、幾多と彼女から返り討ちに合い、関係は非常に悪いとの事。 |
コメント:
例え箱庭の中とって、内部は少女達で形成された一種の社会縮図か。それに力を持った子達が多い、長年何が起きていたのか考えたくもないな。---コール
やれやれ、女同士の争いほど恐ろしい物は無いってな。---亡月
・ルインについて
均衡維持システム稼働。[システム2]生成炉(地熱):制御放棄。
システムガーディアン具現化機構:侵食状態。
フォトン生成機能:制御不能。
循環維持機構動作確認:崩壊。
AI制御機構:オガニ・ヴァジールによる支配化。
第三節対ダーカー殲滅型均衡維持兵器:ルイン・アマルガム。
| 外見はゼッシュレイダの様に、巨大なワニガメが二足歩行になったとの認識で間違いなく、またメタリーエルスの侵食によって身体それぞれにツタが張り巡らされています。地中には巨大樹の根が根付いている事から、苗床状態だったと思われます。非常に巨大であり、約25mはあるのではないかと推測されています。 |
| [システム1]生成炉(地熱):第三節-ルイン・アマルガム |
| 関連保護区:自然保護区Ⅷ:獣鬼煉獄熱帯惑星【パイロニアス】、自然保護区Ⅺ:幽顕機層高炉惑星【デキュビタス】、自然保護区[不特定]:最下層不開拓区域【ドーム・ジ・ルパラディ】 |
| 制御システム稼働状況:AIによる操作も不可能。機械樹管理者[オガニ・ヴァジール]による支配行為を継続中。プロトコル「体内炉心変性」が施行中。フォトン凝縮機構の過活動現象が促進され、フォトンバーストの危険性がほぼ確定的です。周囲フォトンをも干渉させ、威力が増幅される恐れがあります。分析の結果、約1時間45分程で惑星規模のフォトンバーストが予想されます。 |
| システムガーディアン情報:回収データより参照......獣鬼種【ルイン】惑星パイロリアスの頂点に立つ古代エネミーの一角です。現在、惑星パイロリアスには既に絶滅していると記録されており、島内部に棲息するルインは遺伝子改良及び対ダーカー戦仕様を施した事でオリジナルとは相違点が存在します。巨大な甲羅は鉄製よりも堅牢で、常に灼熱を帯びた状態です。内部の天然炉心臓器が体内循環を活発的に促進させる為、ルインの縄張りとする領域は火山領域と同等クラスの厳しい環境下となります。普段は小規模の山として眠っていますが、敵性存在を感じ取ると、非常に攻撃的となります。 |
コメント:
本来ならコイツ、アプレンティス・ジガがいただろ?アレを一発で消し飛ばすには充分な戦力を持っているんだ。---亡月
獣鬼種はバケモノしかいないのか・・・?そんな彼らを、フォトナーは扱いきれなかった、と。---コール
ああ、この島が物語っている。---亡月
最終更新:2019年03月16日 04:31