+ | ①21:48~23:02 |
場所:妖精神殿内部~祭壇場
マーレはメディカルセンターへ搬送され、治療兼経過観察を実施。 バクも同様にメディカルセンターにて強制的に搬送を受け治療中。 ハナは自らの住処を見つける為、【リクジニア:妖精神殿】へと赴いておりました。メタリーエルス支配権の変化と磁忌龍復活の影響により神殿への進行を妨げていた魔水晶が崩壊され、妖精神殿への進行が可能となりました。 ハナは内部を隠れ家にする理由として、コ・ラウムの消息不明である事で敵性レガトゥスの行動範囲の拡大が確認された事で隠れ家として活用できる住処を探す為、未開の領域を探索する必要があるからとの事。 ニルはハナを非常に心配し、彼女の拒否的態度にも関わらず彼女に付き添っております。
[ホオズキ]:ニルちゃん、幸いウチの声は聞こえてないみたいッス。言っておくけど彼女は一応フォトナーで特異的レガトゥスとされてるッス・・・何かあれば自分の身を守って・・・
ニル:・・・。
(ニルはホオズキの警告を無言で頷いて受け答えました。)
ハナ:ねぇ、ニルちゃん。あの二人は気にならないの?
ニル:え、ええっと・・・二人はメディカルセンターで治療を受けてて、さっき連絡したら大丈夫って言ってた!それに、ハナを一人には出来ないよ。ラウムだっていなくなっちゃったし。
ハナ:ラウムの事はもう良いの。現に、あの子は私の傍にはいないでしょう?
ニル:それは何か事情があるんじゃないかな・・・?というかおかしいよハナ、あんなに仲良しだったのに何でこんなにラウムの事。
ハナ:・・・私達はラウムの事騙していたの。薄々あの子も気付いてたけど、どっち道こうなるしか無かったわ。
ニル:アタシ、全然分かんないよ・・・ねぇ二人は何があったの?
ハナ:知ってる筈よ!貴女だってアークスなんだから、そんな情報くらい知っている筈だわ!
ニル:知らない!アタシ、知らない・・・友達を助けたい一心で何も、全然知らない。
ハナ:知らないだけ本当幸せね、羨ましいわ。
(ハナは颯爽とニルを置いて行くかの様に奥へと進んでいきます。)
ニル:あ、待ってよハナ!
[ホオズキ]:ニルちゃん待って!フォトン反応が少しばかり不穏ッス、気を付けて。
(十数分間、ハナとニルは無言で内部を進行中。神殿内部は荒廃している形跡は無く、所々に魔水晶が見られますが信仰の妨げにはなっておりません。)
ハナ:・・・ねえ、いつまで着いてくるつもり?
ニル:・・・ハナの安全が確認出来るまで。
ハナ:どうせ私の安全なんて滅ぶまで無いのよ。その場しのぎの言葉なんていらないわ。
ニル:言葉のままだよ。アタシ、ハナが大丈夫だと思えるまで着いてくるつもりだから。
ハナ:そういうの、本当に止めて。それで貴女まで傷ついても私は何も出来ないんだから。
ニル:ねぇ、メガロとかフールって人と一緒にはいれないの?
ハナ:結果的に巻き込む事になるから駄目よ。本当に知らないのね。
ニル:な、何を?
ハナ:ラウムは、フォトナーを殺す様に出来ているの。だから私を狙うとすれば近くにいる子達も巻き込まれてしまうわ。メガロも、フール様も・・・巻き添えなんて出来ない。メガロは色々調べてくれてるけど、どうせ無理よ。結局は「可能性が一つもない」って事しか理解できなかったみらいだから。
ニル:・・・コラプサー、あの怪しい研究者を倒して情報を引き出せばっ・・・!
ハナ:質問だけど、あの人達は、何で私達を何百年も海の底に放置したの?
ニル:それは・・・・。
ハナ:だったら、期待できないわ。死ぬんだったら、楽に死にたいの。これ以上・・・生きている間に絶望を味わうなんて嫌よ。
ニル:ハナ・・・。
ハナ:だから、ラウムがまた現れるまで待つの。待ってる間に痛い目に合いたくないから。
ニル:ねぇ、アークスのアタシ達でハナを守る事だって出来る筈だと思う。だからそうやって諦めるより、アタシ達に
ハナ:頼って何かあるの!?私達は、貴方達アークスの失敗作!どうあがいてもその事実から変わる事は無い!もう・・・いい加減にしてッ・・・。
(ハナは走り出し、その場から立ち去ろうとします。ニルは慌てて追いかけます。)
ニル:ま、待ってよハナ・・・!あわッ・・・!
(ニルは瓦礫に躓き、その場で転倒します。ハナは転倒音で気づき、急ぎニルのもとへ駆け寄ります。)
ハナ:ニ、ニルちゃん!大丈夫!?
ニル:・・・ハナ。
ハナ:あ・・・ち、違う。だって、貴女は怪我をしたら治療しないといけないから・・・。
ニル:良かった、ハナ全然変わってないや。塞ぎ込んじゃったと思ったけど・・・いつものハナだ。
ハナ:・・・止めてよ。どうして、どうしてそこまで・・・。
ニル:アタシの師匠が言ってたんだ。「人助けは助けた事実より、結果を大事にしろ」って。どーゆー意味か、上手くは分かってないんだけど・・・多分ハナやラウムが普通に生きれる様になったり、この島が暴走しない様にしたり、原住民を助けたり、コラプサーを倒す事が助ける事なんだと思うんだ!
ハナ:でも、そこまでする義理も無い筈だわ。
ニル:あるじゃんか!ハナはアタシを助けてくれた、あの時助けられなかったらアタシは死んでたと思う。でも、アタシは助けられなくてもハナを助けようと考えた筈だよ。
ハナ:・・・本当に、煩わしい。
ニル:・・・え?
(突如、高出力フォトン反応が出現。ハナよりシステムガーディアン同等のフォトン数値が確認されました。)
[ホオズキ]:やばっ・・・ニルちゃん逃げて!一人じゃ危険ッス!
ニル:・・・ッ!
(ニルが後退する寸前、ハナを中心に炎系テクニックに似た小規模爆発が発生。これに伴い神殿の天井が崩落しました。)
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+ | ①23:05~0:28 |
場所:祭壇場
神殿内の爆発によりニルは軽度損傷を受けましたが、支障を来す程では無く、そのまま祭壇場へと非難しました。 ハナも祭壇場へと進入。彼女の姿は植物の幹や葉で二足歩行の獣の様な姿に形成されています。彼女の面影は無く、頭部も4本角の神話上の生物を思わせる風格となっております。
[ホオズキ]:あの反応、やはり制御システムが作動してる・・・間違いない、システムガーディアンの一角ッス!ニルちゃんここは逃げなきゃヤバイッス!すぐにフアンちゃんが向かうッスよ!
ニル:・・・アタシ一人でっ・・・良いって言ってたのに。
[ホオズキ]:ごめんね、もしもの事があったらと思って待機してて貰ってたの。
ハナ:[そこに][いるんでしょう][わたしの][どく][ともだち]
ニル:・・・ハナ。
[ホオズキ]:駄目っス!絶対に出たら・・・逃げる事に集中するっス・・・。
ハナ:[どうして][いないの?][きらいに][どうして][わたし][ふふはは][ああはははははうっひははは]
[ホオズキ]:そうか、変換炉・・・ベラドンナっスね、朽果の魔女。ここの魔水晶をエネルギー源にしたのか、いや・・・推測はナキさんに任せて、メガロやフールも恐れてるガーディアン・・・退路を分析するッス。崩落した場所から脱出できる可能性はある筈・・・!
ニル:・・・くッ!
(ニルはハナもといベラドンナ・アマルガムの前へと飛び出しました。)
[ホオズキ]:駄目!ニルちゃん・・・!
ニル:ハナ、正気に戻って!アタシだよ、お泊りして遊んだじゃんか!そんな力に支配されちゃったら駄目だよ!
ハナ:[いた][いたいたいいた][にるちゃん][あそぼう][あそびかた][おしえてあげる][これで][あなた][こわすの]
ニル:ハナ・・・ッ。
ハナ:[ほら][ほらほら][にげて][にげてにげて][しんじゃう][しんだら][みんなみんな][かなしんじゃう][うっふふあはは]
(ベラドンナは背部よりフォトンウォールを生成し、ウォールより無数のフォトン弾を発射。ニルはそれらを必死に回避します。しかし、右下肢に被弾し、貫通しました。)
ニル:クッ・・・あぐぁ!?
[ホオズキ]:そんなっ・・・!
(ベラドンナは痛みに悶えるハナを片手で掴み、腹部を締め上げます。)
ニル:ぐぅッ・・・あうぅ・・・。
ハナ:[ふうせんみたい][つぶれる?][おしえて][ねぇ][にるちゃん][はやく][はやく]
ニル:おねが・・・い、ハッ・・ナ・・・もど・・・って。
ハナ:[あああ][ああああははは][こわれない][がんじょう][もど][もどれ][はな][はなせ][やめろ]
ニル:・・・ハ、ナ?
(ベラドンナの手が緩み、ニルはふらつきながらもその場より後退し、態勢を整えています。)
ハナ:[わたし][わたし][まただ][あああああ][あああああああああ]
[ホオズキ]:ニルちゃん今です、今なら逃げる隙が!
ニル:ハナ・・・ごめんね、アタシ。焦ってハナの気持ちを・・・。
ハナ:[きえ][て][あなた][わたしの][どく][わたしを][くるしめ][るな]
ニル:っ・・・・・・・・。
(ベラドンナがニルへ攻撃を仕掛けようとした際に、その場にフアンが到着。即座にフォトン爆弾を投げ込み、ベラドンナに直撃。燃え上がるベラドンナをよそに、フアンはニルを抱えてその場より脱出します。)
ニル:待って・・・ハナが。
フアン:そんな傷で何を言ってるんですか!今は自分の命を優先して考えてください!こちらフアン、ニルの身柄を保護!
[ホオズキ]:流石ッス!このままテレパイプのある場所へ!
ニル:ねぇ、ホオズキさん。ハナが言ってた・・・アタシが毒だって。
[ホオズキ]:・・・・。
(テレパイプを経由してキャンプシップへ移行した後、すぐにニルはメディカルセンターへと搬送されました。)
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+ | 今事案によるヤトノの見解及び提言 |
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