騎士四課
界忌粛正騎士団:ドゥオ・フォルフェクス(キャンサー)
位置:マディス連邦フォルトゥナ州ディーヴィ村
内部構成:騎士団員31名。 ※半数以上は親族で占められている。
‣概要
界忌とは当時存在していた「外宇宙生物群:アポストルス」を指しており、現在では差別的に使われる事があるが、それらを露骨した組織である。
主に違法機人種や重犯罪者、危険亜種の粛正を行う。「3」とは衝突する事が少なくない。
由緒ある「帝都ヴァレンシア」に従事する騎士団であったが、「離反軍のレクイエム作戦」にて親族同士の派閥が生じ小半数が当時ロウテツに加わった経緯を持つ。
その際の戦績を認められ、「マディス連邦国軍事庁騎士4課」としてローズ家を存続させた。
根本的な活動としては界忌(現代で言う奇獣)の討伐がメインであるが、組織運用問題から国防軍や治安組織が取り扱えない適性組織問題や高度戦闘能力を所持した犯罪者の鎮圧任務に駆り出される事も少なくはない。
純粋な戦闘能力を評価されているが、親族の大半が離反軍の一部である事から他部署・民間人から忌避されている節がある。その事を理解した上で敢えて自然豊かなやや辺境の農村に支部を置いている。戦闘員達の人柄の良さから地元の住民達から可愛がられており、同じくディーヴィ村に住み着いた神格獣「クシティ・スヴァー」とも交流を深める事も。セントエルモでは重要な戦力として奇獣案件を課せられる事が多いが、3課と違い遠征に赴く事は無い。
エヴェリンサ・ローズ
性別:女
年齢:24
身長:161㎝
好きなもの:ごはん、四課のみんな(勿論そんな事口に出した事無い)
嫌いなもの:小さい頃の約束破って他の人と結婚してた男
種族:ヒューマー
出身:マディス連邦フォルトゥナ州
所属:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団総長
一人称:私
二人称:あなた
「ドゥオ・フォルフェクス、それが私達の軍団名よ。覚え辛かったら四課で覚えて頂戴。」
「別に、三課と一緒にして貰って結構・・・勘違いしないでね。私だって平和ボケしたい時があるのよ。」
人物:
故・英雄ベレスト・ローズの一人娘にして彼の血を濃く受け継いだ女性騎士。
「騎士」とは廃都ヴァレンシアの伝統従軍であり、一族の命を以て現代まで繋いできた。「粛正行為」を手段を選ばずに実施する。
メンバーの大半は一族に付き従ってきた者達の子孫であり、彼女を娘か妹かの様に扱う部下が多い。畏怖の念を持たれているが彼女自身世間知らずな部分もある為、部下達のフォローが時折入る事も。フェルト兄弟の事は反りが合わないらしく、先代は仲が良かったらしい。特にヘリックは小さい頃に結婚の約束(向こうは子供の約束と思ってたらしい)をしていたのにも関わらず、自分より年下の娘と結婚した事で思いっきり根に持ってる。
自らの資金の殆どは孤児院へ寄付し、決して子供達とは直接会わない様にしてる。理由は「新たな時代に我々は必要無いから」と語っている。
性格は生真面目でプライドは高いが、亡き父に劣らぬ様にと努力を怠らない。先代の功績が重圧となっている面もあり、時折焦燥感に駆られる事がある。
あまり構成員を増やさない主義だったが、亜種の構成員を雇い入れてから騒動が絶えぬ状況に頭を抱えている。管理局より監視を兼ねて頼まれている為解雇出来ないらしい。
強気な反面、身内の中では我儘で甘えん坊な一面を見せる事があり周りからは「お嬢」と呼ばれる事が多い。
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使用武器 |
‣「ウィルヴァー&ニヒル」
山岳民族「サンガ」が愛用している独特な形状をしたナイフであり、エヴェリンサが諜報七課総隊長ガルムより譲り受けた物。
古来より存在する武器である為、特装三課が使用する試験的武装と比べ古典的であるが奇獣討伐の為に生み出された代物で殺傷力は凄まじい。
元々は二対のナイフであったが、大きく破損した事で修復の際に二つを溶解し一つのナイフとして叩き直した。
多くの奇獣を屠ってきた為かフールによると通常のマナとは違う潜在能力を秘めているらしく、この武器自体が擬術をも取り扱える代物に到達しているとの事。
‣対爆撃盾「グラウ・パリエス」
タカアマラ工業が開発した、エヴェリンサ専用の爆撃耐久用戦盾。
前腕部に組み込む為のベルトと持ち手が付いており、状況に合わせて活用出来る様設計が為されている。
戦盾には拳銃が二丁仕込まれており、必要時銃撃戦を繰り広げる際に使われる。火力面は奇獣相手にはあまり期待できない程度。
重量は彼女三人分は越えており、爆発などの衝撃に対しても微動だにしない。ただ彼女が使う前提で設計されており、マツバでも使いこなす事は困難。
近接戦ではナイフや銃を活用するより、この盾で敵を蹂躙する事が多く防壁として使われる場面はそこまで多くない。
戦盾には大戦にて殉死した部下「バーガス」の素体装甲を活用している。
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身体総合分析 |
【物理強度】強靭
【機動力】平均的
【生理的耐性】高度
【戦術判断】卓越
【マナトニクス適性】擬術適性有り
既往歴:無し。
先代ベレスト・ローズは龍三郎と同様に「守護世代」の一人でありヒューマーの常識から外れた人物だった。
どの様に銃弾の雨を浴びようと、剣で貫かれようと悪運が強すぎた所為か瀕死状態から奇跡の生還を成し遂げる強靭な肉体の持ち主だった。
そんな彼も都市消失と共にこの世から去ってしまった。彼の担当軍医だった私は、未だに彼が何処かで生きている様な気がする。
エヴェリンサは先代の血が濃い・・・いや、濃すぎる。機人種や亜種の代表格に値する連中の身体能力に劣らぬ力を持ち合わせている。
自らの体格より2倍近くある奇獣でさえ少し重い荷物を背負うかの様な感覚で運ぶことだって可能だ。体は至って健康、どう研究しようにも一般女性と変わらなかった。
敵の猛攻を抑え込む盾も身の丈に合わせたサイズと思いきや、その重要は彼女専用と言うべきだろう。
その強靭な肉体を持って最前線に立ち、指揮を取るとなれば・・・敵として君臨していれば恐ろしく厄介だった筈だ。
コメント①:そういえばこの間の種族不問大食い大会で優勝されたらしいですね。喜ばしい事ですが健康上に支障が・・・と思ったのですが理想的な検査値が出ているんですよね・・・。申し訳ございませんが本当にヒューマーなのですか?---サルファ
コメント②:何世代にも渡って付き従っておりましたが、皆さん純粋なヒューマーでしたよ~。---テレジア
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テレジア・ローズ
性別:女
年齢:不詳
身長:146㎝
好きなもの:ローズ家、お花、上部三頭筋、揺れ動く強靭なダブル胸筋
嫌いなもの:だらしねぇ下ッ腹、年齢を聞いてくる若造
種族:機人種
出身:機装都市ヴァレンシア
所属:界忌粛正騎士団(騎士四課)-副団長
一人称:私
二人称:○○様、貴方様
「お嬢様がまたご迷惑をおかけしました~、素直じゃないんですよ~ウフフ。」
「あらあら、年齢の予測はいけませんよ?本日のカニ味噌グラタン、貴方の頭を使いますからね~。」
機装都市ヴァレンシアが創設された当時から存命しているという機人種。外見は透き通る藍色の髪に、ポニーテールをリボンで結んでいる小柄な少女。
先々代と縁あって一族のメイドとして雇われた経緯を持ち、エヴェリンサを誕生時からずっと付き従っている。メイドではあるが大戦時には「冷鉄教官」の異名を持つほど恐れられ、多くの兵士達を戦場に送り自らも前線に立った「守護世代」の一人である。
普段は笑みを常に浮かべ「お嬢様」を愛でる事が日課だが、実質的な組織の総務を担っており誰も彼女に逆らう事は出来ない。
戦闘員として出撃する事もあり、支給用銃器と専用の高出力マナ搭載の双鎌を使用し対象を駆逐する。実年齢を聞いてはならない。
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使用武器 |
‣「ホロン・クーパー」
上位奇獣を素材に製造されたタカアマラ製の擬術搭載双鎌。
刀身にマナ放出機能があり、トリガー装填を行う事で火炎・電流を任意で纏わせる事が可能。
倭国開発機関ヤソノに対抗する形で製造された、マナトニクス機能を贅沢に活用した浪漫武器である。
鎖も付与されており、マナ集合体の形状化にて延長する事が可能で広範囲への攻撃が可能だがテレジアは捕縛用に使用している。
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身体総合分析 |
【物理強度】強靭
【機動力】俊敏
【生理的耐性】強靭
【戦術判断】卓越
【機体性能】良好
【素体整備】早期実施推奨
【機械脳】活動良好
【採用義体】Eve-Machina:059
既往歴:境界不安性自己拒否症-完治と診断(ヴィクサー、機人種の大半が生じる疾患。長年機械の身で生きてく上で生じる今後の漠然とした多岐に渡る不安や焦燥感、自己認識の低迷下、自己否定、感情・思考の制御不全などの精神症状が慢性的に見られる。寿命延長に伴い身内や知人との別れ等で発症する事が多い。)
彼女については管理局最高司令部の判断にて情報掲示不可とされました。
「星の救い手」に対し、此方からの干渉は最小限に留める様に。
また彼女を再稼働させた○○○○の手掛かりを確認した場合のみ、接触の許可を下します。---最高司令部六席及び管制一課管理官:アルス
コメント①:あの機体はもう二度と再現不可能とされた「神格の機体」です・・・是非、機会があればメンテナンスを・・・。---Dr.ストレプス
コメント②:駄目です♪---テレジア
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マツバ・ローズ
性別:男
年齢:36
身長:192㎝
好きなもの:筋トレ、煎りたてのコーヒー
嫌いなもの:不必要な犠牲
種族:ヒューマー
出身:マディス連邦フォルトゥナ州
所属:界忌粛正騎士団(騎士四課)-団員
一人称:俺
二人称:お前
「・・・全てを両断す。」
「・・・・・・テレジア、それは俺が運ぶ。」
団長の側近とも呼べる存在であり、エヴェリンサの従兄弟に当たる男性。寡黙な人物で、呼吸を乱さずに任務を遂行する。
元々団長となり得た筈だが、妹の様に可愛がっていたエヴェリンサの意思を尊重し団長を譲った経緯を持つ。
大戦前は帝都ヴァレンシアの青年将校を務めていたが派閥化勃発・諜報機関の暗躍に嫌気が刺し、先導してベレスト氏へ申請し騎士団ごとロウテツへ入団した。
ベレスト氏の遺言を唯一聞いており「テレジアを死別させよ」と告げられている。幼少期からテレジアの事を愛しているが、心に秘めている。
倭ノ国で造られた対兵器製の妖刀のみを扱い、機械をも容易く両断する。強靭な怪力の持ち主で、身の丈以上の奇獣相手に対し締め技で絶命させる事が可能。
非番等は近隣の農家の手伝いをしているか贔屓しているカフェで読書するのが日課。
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使用武器 |
‣斬機刀「ムスカリ」
倭国開発機関ヤソノが開発した、対兵器咒刀。倭ノ國では擬術を妖術と周知されており、「妖刀」の類に括られている。刀身に咒素を纏わせ機械をも容赦なく両断する事が可能。通常、咒素を装填させる事は相応の耐久性を求められる。ムスカリは頑丈性に特化させた性能であるが、過度な重量負荷が掛かっており唯一マツバは咒刀で居合斬りをする事が出来る。名称の由来は鞘がテレジアの髪色の様に美しいからという理由らしい。
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身体総合分析 |
【物理強度】強靭
【機動力】俊敏
【生理的耐性】強靭
【戦術判断】平均的
【マナトニクス適性】擬術適性無し
既往歴:外傷多岐に渡る為省略。
ローズ家の人達を分析すると、亜種に匹敵する身体能力を持ち合わせております。
一族の歴史は長く、アポストルス討伐の時代まで遡ります。嘗ては政王神殿に仕える「近衛門」の一端で、生身で神機群雄や機人兵達と並び大陸の災厄を退けた伝説の血筋と周知されております。時代経過と共に一族は当時と比べ少数となりましたが、「神の花」の異名を持つ彼らは帝都の守護者として君臨していました。
大戦を引き起こしたトルテンタンツの上層部には、ローズ家の者達が少なくありませんでした。マツバさんの父も首謀者の一人で、未だに存命している可能性があります。
云わばトルテンタンツと騎士四課は身内同士の対立関係とも称されています。
マツバさんが謀叛を引き起こしたのは「テレジアを人殺しに使いたくない。」その希望を分家の立場だったベレスト氏は今までの地位を捨て、家族と共にロウテツに所属されました。彼らが味方だった事で大戦に勝利する事が出来ました。
この話、エヴェリンサさんがお酒の席で何度も自慢げに語っていましたよ。記録に残しても大丈夫ですか?
コメント①:彼、結婚しないの?---Dr.ラクタム
コメント②:そういう事言うから先生モテないんですよ。---サルファ
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タイザ・ズワィ
性別:男
年齢:26
身長:173㎝
種族:ヒューマー
出身:マディス連邦フォルトゥナ州
所属:界忌粛正騎士団(騎士四課)-団員
一人称:俺
二人称:お前
「よぉっし!団長ちゃんのお説教終わったし一服してくるか!」
「そこまで強くない俺でも、やれる事は何個かあるからまぁ見てなって。」
騎士団の若手代表格で団長の幼馴染。
軽口が多く、団長達から怒られる事が多いが仕事に関しては真面目。
お調子者な性格で新人のウルクズが馴染める様何かしら仕向けては騒動を招いている。
刹那主義を自称しており「楽しむ事に手段を考えたら負け」が口癖。
エクトとは学生時代からの悪友で、組織が違えど何故か始末書を出す時期が同じ。
外見とは裏腹に、擬術学を猛勉強し擬術による回復術と雷撃術を会得した。
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使用武器 |
‣「水無月F4型」
倭国開発機関ヤソノが開発した擬術干渉器4号。
上位奇獣を素材としているのは相変わらずだが、半永久マナ生成機関と外部マナ吸収機構を搭載している為スペルを連発する事が可能。
タイザの希望で衝撃強度を極端に向上させており、雷電スペルを纏わせ近接戦に持ち込む事も出来る。
攻撃と回復を兼ね備えた万能干渉器だが酷使すると冷却が間に合わない状況になる事も。
最近、本人の更なる強い希望でギター型変形機構を搭載された。これに伴い効率的にスペル伝播を施行する事が出来た。
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身体総合分析 |
【物理強度】中度
【機動力】平均的
【生理的耐性】中度
【戦術判断】平均的
【マナトニクス適性】擬術適性高度
既往歴:無し。
ズワィ家は元々ローズ家に従事していた家系であり、その歴史は長く先祖もアポストルス討伐に貢献していた。しかし歴史と共に、主従関係の括りは「薄れ親しき隣人」に近い間柄となっていった。
そんなタイザの一族は歴史ある農家として多くの畑を有しており、一族共々彼も引継ぐかと思われていたがそんな期待もいざ知らず・・・騎士四課の団員となった。
故・ベレスト氏の背中を見て育った事もあり、完全に影響を受けた彼は武芸に励むも自らも解る程に力が及んでいなかった。
劣等感を持っているが、彼はそれで充分と語る。幼馴染の従者としてローズ家を支える事が出来るならと、出来る事を探し必死に擬術学を学んだのだ。
回復術も覚えたのは、毎度無茶をする幼馴染の為である。
コメント:擬術適性が高いのは本当努力もあるからね、彼相当だよ。---Drラクタム
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ファル
性別:女
年齢:不詳
身長:170㎝
種族:亜種(ルプス・ウルクズ)
出身:
来訪区
所属:界忌粛正騎士団(四課)-団員
戦法:白兵(格闘、剣戟、銃器)
戦闘経験:10年
誕生日:5月7日
一人称:私
二人称:お前
「ある人を探している…時々会えるが、いつまでも…ケリが付かないんだ、その事にいつも頭が一杯よ」
「斬って、叩いて、殺す。それが命令ならもっと簡単だ、私は…私には、もうそれしかないから」
各地を転々としていた亜種で、狼の遺児とされている女性。
廃都ヴァレンシアに野垂れている所を諜報活動をしていたヴァニタスに発見され、そのまま管理局の保護下となった経緯を持つ。
その後、管理局幹部の判断で四課にて監視及び団員として雇用される事となる。
物静かで好意的に接してくる相手には笑みを浮かべて談話に応えるが、そうでない場合光のない眼と張り付いた様な無表情で応じる。
寡黙な印象を持たせ彼女と関わりを持つ者達は皆「闇を抱えてそう」と述べている。
戦闘時はタガが外れたかの様な狂乱的な戦闘行為に及ぶ事が多く、自らの受傷等は全く気にしない為か傷が絶えない。
テレジアには「心と四肢が壊れたまま荒野を駆ける狼」と称されている。
「月食狼獄マーナガルム」の潜在能力と使命を抱えているが、彼女はその特異性を一切知らない。
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使用武器 |
‣炸薬式推脚甲「狼爪無頼」
倭国開発機関ヤソノ:ヌーフ支部に在籍する兵器職人「ネーギル・オニゴロ(通称ネギさん)」が開発したファル専用脚甲。
薬莢状のカートリッジを起爆させる事により推進力を発生させ、装備者の戦闘行為及び機動力を増強する規格外な性能を持つ。
ウルグスである所有者のマナ感応力に内蔵機構が反応し、撃鉄が打たれ衝撃力に伴い脚力向上を図る事が可能。
外見上は防護目的の脚甲と認識されやすいが、ネーギル氏率いる倭人気質の開発部(凝り性職人共)の情熱の元、機動力・外見重視を施された理想郷が完成された。
その反面、マガジン装填式でその都度専用薬莢を装填しなければ機能発揮が叶わないリスクを背負う事となった。
マガジンは外側部分に組み込まれており、左右共に5発装填可能。これは装填数が限られる設計と解った際に、倭ノ国製回転式拳銃を意識して決定された事が由来。
衝撃に対する保護機構が確立されているが、装備者本人が制御しなければ思わぬ事故が発生する事から彼女以外に使用する者は未だに存在しない。
開発案を提出した当時、上層部は「装備者を死なせない外骨格を作るネギさんが遂に狂った。」と葬式ムードになったらしい。
‣量産型超硬騎兵刀「カラッパ」
初代ローズ家当主が愛用していた政王親衛佩刀の造形を模した騎兵刀。
粘性を犠牲に硬度を上げ、切断力に特化した歴史ある片刃。生産性に富み量産されたが、破損率も高く継続戦闘への難やその他生産技術向上の結果、現在では正規採用されてはいない。その反面有効活用できる場面は多く大量の在庫が倉庫に存在し、武器破損率が凄まじく高いファルに優先的に支給されている。
一時期、各団員へ予備武装として採用された事はあるが、管理局より支給された対奇獣戦騎兵刀が正式採用されてからは上記の通り倉庫の埃被りになっていた。
任務の度に容赦なく破壊されてしまうが、処分に困っていた団員達にとっては内心怒るに怒れないらしい。
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プロファイル |
基礎情報
【呼称】ファル・ディンレウォール
【性別】女
【戦闘経験】10年
【出身地】来訪区
【誕生日】5月7日
【種族】亜人・ルプス
【身長】170cm
能力測定
【物理強度】強靭
【機動力】俊敏
【生理的耐性】強靭
【戦術判断】欠落
【マナトニクス適性】神格宿り
【神格影響度】精神的影響高度
[第一資料]
ファルはルプスのウルグスであり、負傷し行き倒れている所を回収され界忌粛正騎士団に加入。
異例の四課所属亜人であり、当初は本人の精神的問題もあり問題が多かったが現在は安定している。
高い身体能力による苛烈な猛攻を得意とし、強襲、制圧、殲滅戦等の直接戦闘任務で存在感を示している。
過去孤児院を経営していた事もあり、児童保護などに強い関心を示す、粛清に指定された組織や犯罪者が
児童加害に関連している、或いは戦闘中に人質に取るなどの行為を行った場合、彼女は感情を爆発させるだろう。
[第二資料]
ファルは、経歴の多くは不鮮明な物も多く、精神疾患や児童保護やライラと呼ばれる存在への異常な執着からの暴走もあり信頼性に欠けると評価する上層部もあるが、共に戦線に出ている物からは扱い方を、理解すればその戦力は頼もしいという声もある。
彼女が四課に加わって暫らくは精神的不安定さや、皆無と呼べる協調性から団員らは悩みの種とされていたが、日常や戦線を共にする内、どちらの要因も前者は時間が緩和し、後者は単純な相互の信頼や彼女自身の利害の一致からの半強制的な所属故の不信感からが原因であり、現在では解消されている。
精神疾患と記述されている点については、彼女は保護された当時から心が壊れているかのように自我が安定せず、また調査によって判明してる過去の彼女の孤児院への物資取引先などの証言にもよると今の彼女とは似つかない性格であった事が伺える。
[第三資料]
ファルはライラというレプスの女性に異様なほどの執着を見せている。四課に所属する際に交換条件で彼女が掲示してきたのもライラの捜索情報であった。
ファルへの尋問によると彼女はライラと共に生活をし孤児院を経営していたが、突如ライラはファルが留守の間に子供等ごと孤児院に火を放ち全てを燃やした後にファルへ襲い掛かかるとその右目を奪い、重傷を負わせ逃走したとの事。その後も度々互いに互いを襲撃してはライラは逃走を繰り返しており、ヴァニタスによって
回収された際はその直前にも戦闘を行っており右腕を切り落とされたと語っている、しかしファルの右腕には現在も腕が存在しているのだが、これもそれらによって引き起こされた精神疾患のせいによる物だろうか?
第四資料
ファルの戦闘スタイルは強烈で、そして危険すぎるのである。
元よりルプスの共通点として驚異的な接戦を挑む傾向があるが特に彼女は色濃く、己の負傷を厭わない為、肉を切らせて骨を断つを体現しているような状態である。
命知らずとは戦地に数多くいる物だが、彼女の場合は命を捨てているのを前提にしているような迫撃を行う為、医療班からは常に心配されている。
しかし、類の無いその白兵能力は対峙するものにとっても常に想定外の攻撃となるために効果は高いとされる。
筆記試験などでの戦闘理論は消して悪い点数では無いのではあるが、戦場に駆り出された彼女は命令無視と作戦内容違反はしないもの戦闘行為に没頭しやすく作戦指揮等は不可能とされる。
剣の他に銃器等も兵士としては申し分ない能力を持ってはいるが、彼女は様々な武具を本来想定されていない方法で扱う事が多く、強固に作られた専用の装備でもない限り
物損報告が絶えないのも特徴の1つとされる。
彼女は本来自分の剣と銃器を所有していたようだが、紛失しているとの事で、現在では四課からの武装を支給されている。
量産型超硬騎兵刀「カラッパ」を4本を腰部アタッチメイントに帯刀し、更に予備を移動用に支給されている二輪外骨格「グラネ/Type:F」に搭載しているが、これは前述のとおり破損前提で扱われている表れだ。
銃火器も同様に支給されているがあまり使う様子はなく、二輪外骨格に置き去りにされている事が多い、多少の距離や高度なら炸薬式推脚甲「狼爪無頼」で接近戦を仕掛けてしまうのだ。
幾ら在庫があるからって、本人もわざとやってる気は無いんだろうけど剣を折りすぎじゃないか、まぁ幾ら折られても本当に困らない不良在庫だからいいんだが、試しに
彼女についていける剣を与えようって意見はないのかね。 ―――――四課所属後方部門の兵士
もちろん提案は上がったが専用装備の第一案は狼爪無頼に取られてしまった、本人からの要望も無い以上当面はこのままだろう。 ―――――四課所属武装整備員
外部資料
彼女は今とてつもない憎悪と哀愁によって動かされてる抜け殻のようなモンだ、月日も経って当初よりかはコミニュケーション能力や情緒、理性は安定しているがそれでも
どこかイカれちまってる感じが拭えないよ、愛想笑いも出来るようになってきたが目を見るとゾッとするね、底が見えないというよりは、その、なんだ、おぞましい感情の
渦を感じるんだ、戦闘任務の戦いっぷりも合わせると本音を言うと怖くてしょうがないね、最近では俺らの事も気にかけてくれるようになったから、前よりはビビる事も減ったけどさ。
そんな不安定な彼女だからこそ好き始めてる奴等もいるが・・・まぁあの様子だと何かと世話を焼かれてる方が深く考えなければ見てる分には朗らかかもな、まさに大型犬だ。
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An風&参考用 |
【助手に任命】「私を、助手に…?まぁ、構わないが、何をすればのかしら。」
【会話1】「ある人を探している…時々会えるが、いつまでも…ケリが付かないんだ、その事にいつも頭が一杯よ。」
【会話2】「斬って、叩いて、殺す。それが命令ならもっと簡単だ、私は…私には、もうそれしかないから。」
【会話3】「戦っていると、楽になれる気がするんだ、けれども、時々分からなくなる、本当に私が戦いたいと思っているからなのだろうか…?なにか・・・いいえ、忘れて。」
【信頼上昇後会話1】「子供が好きなんだ、最初は、自分の境遇から憐みや同情からだったかもしれない、けど、今は単純に好きだと思う、子供達の未来は大人が作らないとね。」
【信頼上昇後会話2】「最初こそ余裕がなさ過ぎて、誰も見向きすらしようとしなかったが、今は悪くない、此処は良い所ね…本当に…えぇ…。」
【信頼上昇後会話3】「顔の傷?別に気にした事もない、私なんかが着飾っても、まぁ・・・どうしようもないもの、ちょっと、やめてって、いいのよそういうのは、ちょっと!」
【昇進後会話1】「ほっといてくれていいって言うのに、誰も彼もが構おうとしてくる…最初こそ怯えて腫物にされてた気がするのに、お人よしばかりなのね、此処は。」
【昇進後会話2】「近頃は丸くなったと言われるわ、なんだか少しイラっと来るわけだが…まぁ、最近はそれも悪くないと思える様になったかもね、任務中は特に気付くと
他の隊員がスペースを空けてくれるの、巻き込まなくて済むから助かるわ。うん?器物破損をなんとかしろ…?壊すつもりは無いんだ、余波はコラテラルダメージと聞いて
いるが?」
【放置】「寝てる…堅物もやはり人の子ね、聞き耳を立てているから誰か来るまでは寝かせてあげるか。」
【到着(キャラ入手時)】「ファルよ、戦闘には自信がある、できれば単騎で行かせてもらえると助かるけど…それか巻き込まれないだけの能力のある人だけで頼むわね。」
【作戦記録を見る】「こんなものを見ても今更よ・・・結局はダッと行って、ガッとやって、サッと次へ、問題はあまりないでしょう?」
【昇進1】「昇進…?私が?まぁ給料とかに興味はあまりないが・・・雑務が増えるのは勘弁してほしいな…何?職務命令だと…チッ…しょうがないわね。」
【昇進2】「上司を守るのも部下の仕事なんでしょう?えぇ、そうよ、今は悪くないと思うの、ここの生活もここの人達も、けれども愛着が湧いてくるほどに
やっぱり、もしもを考えると怖くなってしまう…今の私は今をもう2度と失いたくはないわ、そう、もう失くさないその為に戦うわ、信頼されてるのなら尚の事ね。」
【部隊に合流】「危険な奴は私に任せろ、必ず落とす。」
【隊長に任命】「隊長になれって・・・困るわ…。」
【出発】「私は遊撃に回る、強敵を見つけたら・・・連絡を、私が抑えてる間に任務を」
【行動開始】「敵を捕捉。子供が居たら保護を忘れないで。」
【選抜1】「わかった。」
【選抜2】「単独行動か?ありがたい。」
【配置1】「ルプスの前で靴紐を見るなよ」
【配置2】「一気に斬り伏せる」
【作戦中1】「斬る」
【作戦中2】「目標、了解」
【作戦中3】「戦いは足の遅い者から死ぬわ」
【作戦中4】「戦え…もっと…そんな気がする…」
【4星行動終了】「任務完遂、状態良好・・・怪我も無いわね、よし。」
【3星行動終了】「敵が何と言おうと、どんな理由があろうと、私に関係ない。任務だからとしか興味ないわ。」
【非3星行動終了】「何人か逃がしたか…単独行動の許可を出してくれるかしら、私なら追いつくわ。」
【行動失敗】「っ…早く下がれ!私が、食い止める!子供とその親から優先に保護しろ!」
【建設施設】「今日は内勤か…」
【選択】「んっ・・・何?」
【信頼タッチ】「何処か行きたい所はあるかしら?付き添うわよ」
【挨拶】「身の回りに油断しないで、〇〇。何があるか分からないわよ」
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エドワード・デップ
性別:男
年齢:55
身長:176㎝
種族:スクリトゥム
出身:機構島
所属:界忌粛正騎士団(四課)-団員
好きなもの:優しくて自分を嫌わない人
嫌いなもの:自分を嫌う人
一人称:ボク
二人称:キミ
「ボクは壊れてるから気を付けた方が良いよ。ガラクタを集めて作ったらしいから。」
「姉みたいに愛嬌があったら、ボクもキウィノを喜ばせれるんだけどなぁ。」
海龍従軍が機構島内部調査中、機人種研究施設跡にて発見した廃棄機人種(デブリロイド)の一人。
当時、対人型戦闘特化機人種として秘密裏に開発された兵器の唯一の生き残りとも云うべき存在。
保護された後は転々と傭兵稼業を営んでいたが先代ベレスト氏に拾われる形で以来、古参団員として貴重な戦力となっている。
表情の変化は乏しく、理性的な印象を持たせる発言が多いが時折冗談なのか素なのか良く分からない発言を繰り出す事があり、団員達を困惑させる。
言語機能は先天的に低くカタコトの様に話す事が多い。しかし生まれ持っての知識か多国語の翻訳が出来る為、外部交流の際に仲間から重宝されている。
悍ましい外見とは裏腹に親切で穏やかな性格で非番の時は地元の子供達と秘密基地で遊んでたりする。
テレジアを「姉」と呼び、一種の崇拝対象としているが彼女には良い様に使われている。
キウィノとは特に仲が良く、彼女の天然に振り回される事が多い。また彼女の兄とは親友に近しい関係で背中を預けられる仲だった。
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使用武器 |
‣デス・カンケル
テレジアが製造された時から存在する、アポストルスを素材にした大鎌。生物特有の不気味な造形が為されており、刀身は未だ錆びていない。
元々テレジアが所持していたが、エドワードが騎士団に入団した際に譲り受けたらしい。
刀身は対象のマナを吸収する事はでき、貯留されたマナを高威力の衝撃破に変換し放つ事が可能。
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身体総合分析 |
【物理強度】高度
【機動力】標準
【生理的耐性】強靭
【戦術判断】標準
【機体性能】良好
【素体整備】致命的欠陥部分有り
【機械脳】現時点で日常生活に支障なし
【採用義体】Debri-roid0019
既往歴:機械脳機能低下症(自律修復機構が確立されたスクリトゥムとは違い、デブリロイドには一部機能が搭載されていない為高確率で発症する。起動してから経過に伴い人間同様に脳機能が低下していく。寿命の概念が無い為、人格消失した野良機人が破壊行為に及ぶことが多い。)
:騎士四課へ各団員へ通達。
貴方達も存じてると思うけど、いつもエドは「ボクは壊れてるから」と口癖の様に言うけど・・・それは本当の事なの。
本人は診断を受けてはいないけど自覚はあると思う。私が小さい頃かしら・・・迷子になった時エドが見つけてくれて、そのまま家に帰らずご飯食べに行って凄い怒られた時があってね。それを彼は忘れてしまった、忘れた事に気付いた彼は相当ショックを受けていたわ。
エドは私達にとって無くてはならない存在だけど、あくまで彼はデブリロイド。使い捨て前提で造られたから直す事も出来ない。
いつか彼はみんなと共有した楽しい事、悲しい事も何もかも忘れてしまうかもしれない。
「大事な事を忘れてしまうくらいなら、思い出の中で死にたい」それがエドの願いなら、私自ら叶えてあげる。
だから・・・エドが悪戯したり子供みたいな我儘言ったりしても、面倒臭がらないであげてね。
:騎士四課団長-エヴェリンサ
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キウィノ・ライダル
性別:女
年齢:20
身長:153㎝
種族:フェレス・ウルグス
出身:機装都市ヴァレンシア
所属:界忌粛正騎士団(四課)-団員
好きなもの:4課のみんな
嫌いなもの:無益な争い
一人称:私
二人称:○○さん、あなた
「エヴェはしょうがないなぁ~、私がいないと駄目なんだから。」
「ああ見えてエヴェは色んな子に懐いてるし、天然タラシっぽいし・・・。」
ヴァレンシア発祥の騎士団でありながら唯一の「ヴァレンシア出身の団員」
「近衛門」に所属する父を持ち、ヒューマーの母を持つハイブリット。家族関係は非常に良く、兄が1人いる。
大戦後、故郷を失い母と兄達と共に難民暮らしで途方に暮れていた所、学生時代に先輩後輩の関係だったエヴェリンサに拾われ彼女の秘書となった。
秘書業務の他、炊事も手伝ったり人手不足の助っ人要員として日々動き回っている。また、団員達への研修制度を提案したのも彼女であり教育者としての一角も見せる事も。
性格は温和だが周囲のサポートが必要な程に天然な一面があり、時々ヒヤヒヤする団員達の姿が見る事が出来る。その反面、業務中は人が変わった様に顔つきが変わる為新人はそのギャップに驚く事が多い。
エヴェとは非常に仲が良く、オフでは色んな部署の女の子に懐く彼女にヤキモチを焼く事があるらしい。
礼儀を徹底する彼女だが、エヴェやエドワードに対しては砕けた感じに話している。
戦線から退いて農家を営む父から良く野菜等を大量に送り込まれる事が多く、騎士団の食費問題は何とか解決出来る程らしい。
最近はエドワードの事を非常に気に入っており、戦死した長兄の面影を感じている。
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身体総合分析 |
【物理強度】華奢
【機動力】平均的
【生理的耐性】華奢
【戦術判断】平均的
【マナトニクス適性】標準
既往歴:無し。
死神集団、政府公認の殺し屋、戦闘民族、殺戮集団等々散々な言われ様の騎士四課だが、内部は決してそんな無慈悲な冷酷者は居ないに等しい。
一人一人が情熱を抱えた正義感の塊の様な人格者が多く、管理局に飼われる事を嫌う曲者集団である事から誤解されやすい。
キウィノはそんな組織の中でも無くてはならない存在だ。外部連携時、血の気の多い連中を宥めるのも彼女の仕事であるからだ。
先代の重圧に押しつぶされそうなエヴェリンサにとって、親友の存在は無くてはならない支えである。
これは本人にはご法度だが、彼女の舌っ足らずな喋り方が団員達から人気を得ているらしい。決して本人に伝えてはならない。怒るので。
コメント:団長は彼女の健康状態まで気にする程だ、本当に大事なんだな。---Dr.ラクタム
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ウモレ・オウギ
性別:男
年齢:32
身長:172㎝
種族:ヒューマー
出身:マディス連邦フォルトゥナ州
所属:界忌粛正騎士団(四課)-団員
好きなもの:胃に優しい食べ物
嫌いなもの:無駄に増える書類
一人称:僕
二人称:君
「タイザ君は何処かね!?この始末書の山は何なんだ!」
「全く、左遷されてから振り回されてばっかで・・・胃薬を飲む習慣も失いましたよ!」
騎士団では補佐主体の総伝令役を担う健康趣向な細身の男性。
元々は管理局の監査員をしていたが、騎士団の総務が引退した事で補充要員として就任された
当初は左遷と思っていたが何やかんや前の職場より人当たりの良い団員達だった為、すぐに馴染んでるどころか相談役として何時も聞き手になっている。
毎度ながら任務の度に破損物を出す団員達に頭を抱えるも、彼らが最大限に任務に全う出来る様に連邦政府に胃を痛めながら日々立ち向かっている。
熱血的な一面を秘める努力家だがそれらを表に出さない様にしている。恥ずかしいから。
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身体総合分析 |
【物理強度】華奢
【機動力】華奢
【生理的耐性】華奢
【戦術判断】高度
【マナトニクス適性】標準
既往歴:無し。
「管理局の猛毒」の異名を持つが、決してこれは悪名ではない。
管理局内の汚職行為を逃す事は無くこれまでに幾多の不正職員を晒上げ、不当な雇用状況を矯正してきた。
監査員からキャリアアップを期待された直後、騎士四課に左遷され彼の道筋は途絶えたかと思われた。
騎士四課は管理局との繋がりはあれど、あくまでマディス連邦在籍の治安維持部隊だ。
雇用状況は劣悪では無かったが、後々になり自らが矯正した雇用状況が反映されている事に気付いた。
自らが成し遂げた事、それが彼らの日々の戦いに貢献していた事実に感動すら覚えた。勿論そんな事誰にも明かしてはいない。
多くの恨みを買った監査員は騎士四課の後ろ盾を担っている。
コメント:あの、ウモレさんこのタバコは自費なんですって・・・嘘じゃ無いっす。---Dr.ラクタム
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ゲッツ・ホルンベルク・ローズ
性別:男
年齢:51
身長:186㎝
好きなもの:決闘、勝利、喧嘩、酒、姪っ子と甥(義理)
嫌いなもの:規律、闇討ち
種族:ヒューマー
出身:ヴァレンシア帝都
所属:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団団員
一人称:俺
二人称:お前
「俺の尻を舐めろ!!!!!!!!!」
「おお?今俺にぶつかったよなぁ?喧嘩腰ってこたぁ決闘する気マンマンって事かぁ?」
「アイツが死んでも・・・契りを交わした以上、死ぬまで俺はお前らの叔父さんだ。」
人物:
元・ヴァレンシア帝都軍機装師兵団「フェーデパレード」の設立者及び団長を務めていた無頼漢。
素行の悪さから監獄に収容されていたが、ロウテツ襲撃時に便乗する形でクーデターを勃発。結果的に連邦軍に助力した英雄の一人。
当時、治安悪化状態の帝都でならず者相手に「決闘」を称して強盗・恐喝・追剥ぎを繰り返していた事から「強盗騎士」と呼称されていた。
素性を知られ路頭に迷う事になった事から「大戦」終結後は犯罪者狩りと奇獣狩りを行いながら各地を転々としていたらしい。
結果的に弱者を救う事になり、それを元にかなり美化された英雄として戯曲が作られ一気に知名度が上がってしまってる。
騎士四課にはファルが就任されて馴染みだした頃に所属し始める。旅から帰った理由は「何か寂しくなったから」
機人種への差別心は無いが、自らが半機人化する事も非常に拒んでおり変形機構を搭載した義手を使用している。
ローズ家や四課古参達に対して穏やかなオジサンだが、ファルや他組織に対して好戦的な対応を示す。
血の気が多く、戦いに首を突っ込まねば気が済まないらしい。その為わざとファルと衝突したり、箱街で喧嘩沙汰を起こしてる事もしばしば。
故・ベレスト氏とは兄弟の契りを交わす仲で、天涯孤独だった事もあり苗字も改名している。
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使用武器 |
‣「ゴッド・アイゼン」
ゲッツ専用に作成された鋼鉄製の右義手。
欠損された腕の補助具としての機能以外にも、アニムス補助に伴う残存間接動作から指関節部分の可動も実現させている。
独自のアニムスが刻印されており、ゲッツの意志に反応して変形機構が実施される。
①打撃特化:殴打時にアニムスが発生し破壊力の増加を施す。またアニムスの爆発による義手の射出が可能、所謂ロケットパンチである。
②握力強化:元々不必要な機能だったが、尋問や恐喝に活用したいが為に搭載された。活用方法は大抵悪い事にしか使ってない。
③騎槍変形:義手をランスの形状に変形させる。ゲッツの腕力とアニムスによる破壊力が合わさり奇獣の頭骨をも貫き仕留める。
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身体総合分析 |
【物理強度】高度
【機動力】高度
【生理的耐性】高度
【戦術判断】標準
【マナトニクス適性】有り
既往歴:砲撃による右腕欠損
帝都時代、奇獣討伐や統制による過激派鎮圧等で幾多の功績を持つ反面、彼を慕う者はおらず恐れられる事が多く自負していた。
「鉄腕のゲッツ」は大戦時にレジスタンスに所属していたザッカードが言い始め、いつしかそれが異名として知れ渡っている。
基本的に誰も信頼する事も無かった彼だが親友のベレスト氏だけには心を許しており、また彼の娘や甥の事も可愛がっていた。
彼の現段階の目標は「ベレスト氏の兄を嬲り殺す事」らしく、当人は敵性組織「神の毒」の頭目でもある。
因みに、「俺のケツを舐めろ!」と言う決め台詞は諸説あるが、当時彼に野次を飛ばしていた老人に向けて言い放った言葉である。
以来気に入ってるのか、ファルに喧嘩を売る時や満身創痍の相手に向けて言い放つ事が多い。
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ディアブル・パズ
性別:無し
年齢:製造より6年経過
身長:中型装甲車
好きなもの:道路の整地
嫌いなもの:破壊者
種族:デュナミス
出身:ヌーフ支部タカアマラ工業
所属:騎士四課-前線攻略兵器
機体:第2世代都市開発用掘削機構
人物:
元々はヌーフの都市開発、トランスポーター運送ルートの整備及び護衛目的として開発された4つ足の宿借型デュナミス。
現在4世代まで開発されている中、幾多の戦乱によりほぼ壊滅しており唯一残っているのがこの旧型改造デュナミスである。
「大戦」を機に、1~2世代デュナミスで特に戦闘に適した機体に搭載された経緯がある。
無人兵器として敵部隊の牽制、民間人の避難経路確保、進行ルートの緊急整備など救助活動も含め大いに貢献した。
損傷の激しく廃棄予定であったが、騎士四課・フォルトゥナ州の村民達の有志で残骸を掻き集め再設計する事が可能となった。
自律思考機能が搭載されているが、会話は不可能。その代わり意思疎通は可能であり、人類保護を最優先に動く。
村の看板の様な存在であり、任務の無い日には農作業や損壊設備の修理など村民達の助けになる事が多い。
ヤドカリの様な外見であるが、搭乗部分は取り外されているため上に乗っかる形で移動手段として活用されている。
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搭載兵器 |
‣「カウンターシザーズ」
作業機構時代、瓦礫駆除として活用されていた左腕部の粉砕機能。
外縁部には高圧電流機能が搭載されており、対象機体を圧力によって破壊及び機能障害を来し機能停止を行う。
またアニムス由来のエネルギー流路を経て破壊機能によってアニムス障害を引き起こす特殊な打突兵器である。
右腕部は左腕部より小さく、銃器搭載箇所として活用されている。
‣「グランドフレイム」
タカアマラ工業が使用する兵器素材分解装置をそのまま兵器転用させた装置。
4つの眼球部分が熱線放射機能を持ち、複数の中型兵器の掃討する事も容易である。
‣「ブリッジバック」
兵士搭乗箇所だった装置の代わりに、通信・中継機能を搭載し兵士達の武器ストックを収納させている。
予備銃弾を主に収納していたが、某ルプス族が就任してからは使い捨て武器を大量にしまい込まれる様になった。
不思議と剣を収納する際に嫌がる動作を見せる。
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身体総合分析 |
【物理強度】装甲車程度
【機動力】戦車程度
【生理的耐性】純正
【戦術判断】標準
【素体受容度】高度
既往歴:無し
都市開発を目的に開発された工業デュナミスだった彼は、あくまで自らの意志ではなく命令信号の一つとして人類の味方をしている。
人型、変形機能搭載型、殲滅型デュナミスなど旧型の彼では敵わない兵器達は日々増えつつある。
デュナミス戦闘テストにおいては、第4世代デュナミスとの対戦闘訓練にて旧型である彼が1人勝ちした実績を残した。
これを機にデュナミスの常識は覆された。
開発者の命令信号が無くとも、デュナミスは成長し続ける事を。
脅威となる事も。
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〔故人達〕
[ベレスト・ローズ]
- 性別:男
- 享年:54
- 出身:マディス連邦フォルトゥナ州
- 種族:ヒューマン
- 役職:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団団長
- 概要:
エヴェリンサの父であり、帝都ヴァレンシア伝統従軍の伝説的な団長。
しかし住まいはフォルトゥナ州であり、理由は「帝都アンチだから」らしい。
ローズ家の次男坊で兄は「近衛門」の公卿を務めていた人物で、幾度無く派閥争いで対立していた事がある。
明るく人懐っこい性格で、彼自身の実力よりも人柄に惹かれて騎士団に所属した者が殆ど。
類稀な戦闘能力を持ち、その身一つで上位奇獣に匹敵する程だったと謂われている。
トルテンタンツの真の目的を知っていたが、それらを伝える前に大災厄「事象到達計画」に巻き込まれ消滅した。
[ゼクゥカダ・ライダル]
- 性別:男
- 享年:27
- 出身:帝都ヴァレンシア
- 種族:フェレス・ウルグス
- 役職:「神の花」
- 概要:
キウィノの兄で近衛門一派「神の花」の幹部格。
離反軍の反乱により統制を失った帝都を率先して防衛に死力を尽くし、ロウテツとも共同前線を維持させていた。
帝都民達の避難経路を死守する為、「死線部隊」を築き離反軍と正面から挑み殉職した。
ベレスト氏を非常に尊敬しており、家族ぐるみで親交がある事からエヴェリンサの兄貴分の様な存在だった。
騎士らしからぬ豪快さを持ち、何事も前向きな性格。
デブリロイドで周囲から距離を置かれていたエドワードとは所属が違えど「踏ん切りが着いたらそっちに移籍してやるよ。」と約束していたが、叶わぬ夢となった。
[バーガス・デップ]
- 性別:男
- 享年:87
- 出身:機構島
- 種族:スクリトゥム
- 役職:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団団員
- 概要:
エドワードと同じく廃棄機人種(デブリロイド)の一人で、彼と共に拾われベレストの側近として奮戦していた人物。
発声機能が損壊しており、話す事は出来ずジェスチャーで対話する事が可能で比較的愛嬌ある大巨漢。
温和な性格で、自らの肩に止まる野鳥達と戯れるのが一番好きな時間。機構島時代、エドワードの父の様な立場だったらしい。
戦闘スタイルは重厚かつ堅牢な量腕装甲を駆使し、対象を木っ端微塵に粉砕する肉弾戦を好む。外見に反し非常に俊敏な動きを見せる。
離反軍の主力を大いに削っていたが、逃げ遅れた子供達を助けようと身を挺したエヴェリンサを庇い対奇獣仕様の銃弾を浴び続け、心臓核を破壊され機能停止した。
咒剣とアニムスを駆使した戦い方だったエヴェリンサは、彼の殉死を機に戦盾を持つスタイルに切り替えた。
[ケブカ・ドメシア]
- 性別:女
- 享年:34
- 出身:旧エルジナ共和国
- 種族:ヒューマン
- 役職:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団副団長
- 概要:
ベレスト氏の側近で、実質的な騎士団の指揮官的存在。冷静沈着で何事も淡々と事を進める纏め役。
奇獣襲撃で両親を亡くし、ジャガーノートの両親が経営している孤児院で育った経緯を持つ。
ジャガーノートの祖父に当たる人物と亡き母が交流があった縁で保護された事から、困った人を放っておけない一面も。
治療の為、長期休暇を取っていた頃に幼い頃のイロハの世話をしていた時期があり彼女にとっては第二の母親的人物だった。
団長含め問題児の多い騎士団と孤児達を重ねている所があり、「姐さん」と皆から呼称されてた。
レガトゥス兵で組織された特兵903第4小隊の襲撃時、「オウコ」という名のハイブリットと交戦し殉職。オウコは未だに各地を彷徨っているとの噂があり、団員は密かに管理局へ捜索依頼を申請している。
情緒不安定気味だった時期のテレジアを察し、幾度無く心の支えにもなった人物。
[マッド]
- 性別:男
- 享年:22
- 出身:帝都ヴァレンシア
- 種族:ヒューマン
- 役職:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団団員
- 概要:
貧富の格差が激しい帝都の中、最も貧しい者達が住む「隔離所」出身の青年。
盗みを働いて捕まっていたところをベレスト氏に拾われ、以来彼の剣として従事していた。
口数が少ないが好戦的な性格で、単騎奮戦を好む。組織外の者と衝突する事が多いが、団員達の事を家族の様に大切にしている。
ベレスト氏に養子縁組を何度か検討されたが全て断っている。理由は「ローズ家を汚したくない」との事。
大戦時「赫毒」と交戦していたホムンクルスと助力した際、10人以上倒すも自らも致命傷を受け殉職した。
ホムンクルスの使用する武器は、マッドの愛武器を加工した物。
[タスマニア・グレイス]
- 性別:男
- 享年:38
- 出身:旧エルジナ共和国
- 種族:ヒューマン
- 役職:界忌粛正騎士団(騎士四課)-騎士団団員
- 概要:
騎士団の古参的存在。教官の様な立場を担っており、団員達の殆どは彼の指導を受けていた。
機械剣と多くの銃器を扱う戦闘スタイルを好み、彼の影響から団員達も剣&銃器のスタイルを徹底している程。
元々は要人警護を目的としていた組織に従事しており、その経験から護衛役を担う事も多くあった。
任務時は冷静沈着で慈悲を見せない一面を持つが、普段は気弱な性格で怒られるのが苦手。
レガトゥス兵との交戦時、ケプカと共に足止め役を担い殉職した。
最終更新:2022年02月16日 00:36