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雑談 妖怪本・昔話総合研究所

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0001 shion(2006-9-1)こんにちは。何やら小難しそうな名前を付けてしまいましたが(汗)当スレッドは、Georgeさんに焚き付けられて(?)発案したものです。昔話や妖怪の本について、議論を交わしたり、本のタイトルを質問したりなど、まあ何でも有りのスレッドでございます。内容は本当に何でも結構でございます。お暇な折には、ぜひ当研究所にお立ち寄りください。例えば、受け付けた質問の答え等をご存知でしたら、気軽にご回答くださいませ。ただいま当研究所では、次の質問の答えを募集しております。George様より「やまわろどんとてんぐどん」という昔話について何かご存知の方、お知らせください。ちなみに、当スレッドの「昔話」には、「まんが日本昔話」も含んでおります。まんが日本昔話の感想等も、語り合いましょうノシ
0002 George(2006-9-1)こんにちはノシ 御待ちしておりました…やっとですねぇ(笑)私、昔話と妖怪は同じくらい大好きなもので…。御互いに、無くては語れない関連性があると考えているわけですよ。(皆さんもそうだとは思いますが…)「やまわろどんとてんぐどん」と言うお話は、子供の頃に読んだ物で河童は秋になると「甲羅」を脱いで山にのぼり「山童」になる…と言うのを初めて知った民話です。当時、子供心に衝撃的でした(笑)お話の内容は、天狗が山童を騙して大好物の鮎の塩焼きを食べるのですが後々山童達に仕返しされると言うお話です。もしかしたら、昔から伝わっている民話では無いもかもしれませんが似たようなお話を御存知の方、いらっしゃいませんでしょうか?
0003 shion(2006-9-1)Georgeさん こんにちは。遅くなりましたが、作ってみました。確かに、妖怪と昔話には深い関係性があると思いますね。来週放送の「桃太郎」も、歴史的、民俗学的に語るのにはかかせない昔話ですし。(といっても、難しいことはまだまだ分かっていないのですが・・・)まあ、これから思う存分(?)語れたらいいな・・・と思うので、よろしくお願いします~。
0004 George(2006-9-4)shionさん、こんにちは。桃太郎は、もっともメジャーな昔話だけに、語りがいのある作品ですよね…。この伝説の基となった歴史的エピソードに関しては諸説ありますけどいったいドレが一番近いのか?と考えたりすると面白いです。まあ、えてして民話の類と言う物は、分散して各地で「その土地の色に染まって行く」ものですから、どれが正しいとは言えませんけど…。有名な昔話に似ている伝説って、日本各地にありますもんねぇ。「猿神退治」なんかに登場する「犬」なんか、読む本によって全部名前が違ったりして(笑)子供の頃、いったいドレが本物だよ!! って思った記憶があります。そう言うのを探してみても、面白いかもしれませんね。
0005 KAMURO(2006-9-4)ご無沙汰しております。うちの地方でも「猿神退治」は様々です。といっても「猿神」では無く「大狢」だったり、「神様のフリをして」が「役人になりすまして」だったりしてますが大筋は全く一緒です。ちなみに犬の名前は、「目ノ木左衛門」「べんべこ太郎」「めっけ犬」「三毛犬・四毛犬」とやっぱり場所によってばらばらです。どうもこちらでは白山信仰と絡んで広がった民話のようです。まんが日本昔ばなしの「桃太郎」、昔第一話としてオンエアされたものじゃ無いですね。ちょっと残念。
0006 George(2006-9-4)KAMUROさん、こんにちは。 >白山信仰と絡んで広がった民話のようです。 そうなんですか、勉強になりました。私が知っている「犬の名前」なんかですと、まんが日本昔ばなしの「ハヤタロウ」ですとか「しんぺいとうざ」「しっぺいたろう」などがあります。(すいません、漢字でどう書くのかが不明です)伝わっている土地が近いと、ネーミングも似るようですね。 >まんが日本昔ばなしの「桃太郎」、昔第一話としてオンエアされたものじゃ無いですね。 私も思いました…なんか絵柄が違う気がしたもので…。
0007 textuso(2006-9-4)民話ですか そういえば僕は学校の作文に昔話のことについて書きましたが猿神退治はかいてませんでした静岡県の猿神退治のはなしでは犬の名前はしっぺい太郎ですちなみに猿神はほかには大きな猫や古だぬき、古狐などたくさんあるそうです
0008 George(2006-9-4)textusoさん、こんばんはノシ ほう「しっぺい太郎」ですか。私が読んだ中にあった名前ですね。こうなって来ると、ますます基になった話が気になります…。まあ、見つけ出すのは不可能ですが(笑)研究所所長のshionさんなら、何か御存知かもしれませんね。
0009 shion(2006-9-4)>Georgeさん こんばんは。色々と犬の名前を挙げてくださり、ありがとうございます。しっぺい太郎は悉平と書くようです。「悉く(邪を)平らげる」・・・深い意味のありそうな名前ですよね。名ばかりの所長でございますので、たいした知恵も浮かびませぬ。優秀な研究員方あってのこの研究所でございます。これからも末永くよろしくお願いいたします。
0010 shion(2006-9-4)>KAMUROさん こんばんは。白山信仰と猿神退治のつながりは、今まで知りませんでした。もしよろしければ、詳細を教えてくださいませ。大狢や狸のバージョンもあるんですよね。猿だと、犬猿の仲、ということで犬の役割が見えてきそうな気もするんですが・・・。どうもこの類の話は秋田に多いようです。妙見神社のべんべこ太郎の例もありますし。そして、犬は信濃出身が多い・・・何か理由があるのでしょうね、おそらく。これからもよろしくお願いしますノシ
0011 shion(2006-9-4)>textusoさん こんばんは。地元静岡からの情報ありがとうございますノシ >大きな猫や古だぬき、古狐 最早なんでもありの状態になってまいりましたね。違う地方に広がっているうちに、猿から変化してきたのかもしれませんね。地方ごとの分布を調べるのもおもしろいかもしれません。
0012 textuso(2006-9-4)shionさんこんばんは 猿神退治以外のはなしでも色々違うのがあるのですが鍛冶が婆です。鍛冶が婆以外にも小池婆という妖怪もいるんですけどほかに種類がいるのではないかと思いまして書かせていただきました
0013 George(2006-9-4)shionさん、こんばんは。いえいえ、こちらこそ末永くよろしくお願いいたします。私なんか、参加させていただけるだけでもう(笑) >悉く(邪を)平らげる… なるほど、そう言う意味があったんですねぇ。 >textusoさん 確かに「鍛冶が婆」と「小池婆」の話は似ていますよね。肩ぐるまでピィ~ンチみたいな。(と言うより、ほとんど同じような気もしますが…)これらと似たパターンに、皆さん御存知の「稲生物怪緑」と「石川悪四郎」の話がありますよね。何らかの関連性がある…とは思えませんが、同じような妖怪が昔々に存在したのか、はたまた盗作か!? (笑)
0014 KAMURO(2006-9-5)>shion様 山形県の話ですが、庄内の大山というところで毎年、「犬まつり」というのが行われています。これは大狢を退治した「めっけ犬」を祀っている椙尾神社のお祭りですが、この神社のある地区は昔、白山信仰をしている講の人たちの村落だったようで、村山地区の白山神社でも同様な物語が伝わっているそうです。(残念ながら、物語の採取をした場所には白山神社が存在せず、変わりにその隣の地区は「白山」という地名で白山神社も存在します。)おそらく、それらの人々が伝えたか、移住によって伝わった話だと思われます。ちなみに大山の「めっけ犬」は最近「滅怪犬」と解釈されています。秋田の妙見神社も「べんべこ太郎」なんですか?山形県天童市の妙見神社もです。よろしければ詳しい場所などをお教えください。ちなみに山形県もこの話はめちゃくちゃ多いです。
0015 KAMURO(2006-9-5)>George様>妖怪が昔々に存在したのか、はたまた盗作か!? (笑) 昔話ってそういう物ですよね(^^)以前、某大学教授について民俗学を教えてもらっていましたが、昔話というのはその土地や気候風土に併せて、その土地の「人」になじむように変化していく物なので、そういう事は多々あるそうです。また、その話の背景によっても伝わり方はだいぶ違うので、同じ話でも意味が全く異なることもあってもおかしくないので、吟味は慎重にしたほうがいいそうです。民話を各地へ伝播させる人として六部などの宗教関係は有名ですが、旅芸人や技術職人、荷駄なども一役かっていますので、どこが「元」でどこが「盗作(?)」っていうのは判らないのかもしれませんね。日本は江戸時代以降、外国人もビックリの旅が盛んな国だったので。
0016 shion(2006-9-5)>textusoさん こんばんは。確かに、似ていますよね。元々は同一だったのでしょうか。鍛冶と小池は全然ちがう言葉なんですけどね・・・。他にもこういったものはあるのでしょうか。
0017 shion(2006-9-5)>Georgeさん こんばんは。確かに、同じような妖怪は、よく出ますよね。幽霊と妖怪の違いは、一般的に(異なる場所に)出現するかどうか、という意見もあったような気がします。これも、妖怪さんならではかもしれませんね。私の地元では、何故か白蔵主の話があります。それも、白蔵主でなく、璞蔵主なのですが。山梨の話では・・・という感じです。
0018 shion(2006-9-5)>KAMUROさん こんばんは。真に申し訳ございません。妙見神社は秋田でなく、山形の間違いでした。ご迷惑をお掛けしてしまいました。すみませんでした。白山信仰との関係をご説明いただき、ありがとうございます。めっけ=滅怪ですか。なるほど、という感じです。そういえば、「べんべこ」を調べてみたところ、何故か京都のとある地方の方言で「アリジゴク」という意味でした(笑)めっけ、しっぺいは意味が通じる感じですが、べんべこは、よく分かりません。そちらの方言で、似たような言葉はありますでしょうか。
0019 George(2006-9-6)KAMUROさん、こんばんは。 >同じ話でも、意味が全く異なることもあってもおかしくないので 吟味は慎重にしたほうがいいそうです。う~ん、確かにそうかもしれませんね。伝わった土地の価値観と言うのは、現代の私達が思っている以上に違うと思われますし…。その場所の風習や習わし、宗教などによって、同じ話でも受け取り方で様々に変化していったはずですよね。そこへ持って来て、旅から旅へ伝説が噂になったり、噂が伝説になったり最終的に、それが書物になったりする事もあったのかもしれません。実に難しい問題ですが、それと同時に興味が尽きない問題です。
0020 George(2006-9-6)shionさん、こんばんは。 >幽霊と妖怪の違いは、一般的に(異なる場所に)出現するかどうか という意見もあったような気がします。ほう、なるほど…それはまた面白い意見ですね。私も昔は「幽霊と妖怪の違い」なるモノを真剣に考えたりまた人に説いたりしましたが(偉そうに笑)結局この歳になって思うのは、妖怪と言うジャンルが存在するこの日本において、厳密な区別はつけられない(つける必要が無い)と言う結論に達しました(笑)ようするに「何か得体の知れない、奇妙な怪しいモノ」は、やっぱり妖怪になりうる…と言う事でしょうか…。ああ、熱く語っていたあの頃が懐かしい…(笑)「璞蔵主」?…気になりますねぇ…。
0021 shion(2006-9-7)>Georgeさん こんばんは。そうなんです。「璞蔵主」なのです(笑)私の地元は江戸時代商人で有名だったところなのです。そのため、各地の妖怪や民話が伝播したのかな・・・と考えたりもします。
0022 KAMURO(2006-9-10)滋賀は琵琶湖を抱えているので宗教的にそういった伝承が分布しやすい土地ですからね。昔の滋賀の人の主な収入源は琵琶湖の漁業によるところが大きく、彼らは生き物を殺すことで収入を得ていた後ろめたさがそもそもあったそうです。そこへ宗教的に目をつけた某宗派が悪人正機説をうちたて、取り込んでしまった経過があるんですよね。
0023 George(2006-9-10)shionさん、こんばんは。たいへん残念なお知らせです。現在放送中の「まんが日本昔ばなし」が、来週9月13日の放送をもって終了と言う事になりました。私としましては、かなりショックな訳で…。今、子供達に日本の民話の素晴らしさを教えてくれる唯一の番組なだけに本当に残念でなりません。しかし、ここで声を荒げて抗議するのも大人気無いですし関係者の方々も、それなりに思う所はある物と思われ…。う~ん、本当に残念の一言です。最終回は「しょじょ寺の狸ばやし」と「たにし長者」です。昔話をご覧になった事の無い方も、妖怪好きなら見ても損は無い作品です。ああ、終わってほしくなかったなぁ…。
0024 shion(2006-9-11)KAMUROさん こんばんは。ええ、私の家も某宗派です、確か(笑)専修念仏という簡単で合理的な教えは、滋賀県人の肌に合ったのかもしれません。琵琶湖の影響は大きいかもしれません。伝説もたくさんありますし。山に囲まれた盆地という土地柄からか、山の昔話も多いようですが・・・。KAMUROさんの御地元ではいかがでしょう?
0025 shion(2006-9-11)Georgeさん こんばんは。本当に残念で仕方がありません。 >「しょじょ寺の狸ばやし」と「たにし長者」 どちらも好きな昔話です。「たにし長者」のたにしがお椀に入っているのが可愛いです(笑)もう一度再会されることを願います・・・。
0026 George(2006-9-14)shionさん、皆さん、こんばんは。先日放送された「まんが日本昔ばなし」の最終回は
ご覧になったでしょうか?ワタクシなんと、夜は仕事の打ち合わせのため見る事かなわず!!もう、目の前が真っ暗&涙でいっぱいでございます…。(すいません、少し大げさでした笑)しかし、凹んだ事は事実でございます(涙)shionさんは、ご覧になれましたでしょうか!?「しょじょ寺の狸ばやし」と「たにし長者」…二つとも私の大好きなお話しでありました。特に「しょじょ寺の狸ばやし」は、ぜひ最後に見ておきたかった作品です…(話の内容も、うろ覚えなので…)ああ、無念…。
0027 shion(2006-9-14)Georgeさん、こんばんは。実は・・・私、見るのを忘れてしまっていたのでございます。私の中で何故か、木曜日放送という刷り込みがなされてしまっていたのです。嗚呼、一生の不覚でございました・・・。何と愚かなることでしょう・・・。将来、DVDを全巻きっと購入してみせますとも、ええ。
0028 KAMURO(2006-9-16)>KAMUROさんの御地元ではいかがでしょう? うちは山に囲まれたという意味では同じかもしれませんが、囲まれすぎて、中央の歴史が殆ど介入していないせいか、素朴な昔話が多いのです。そういう所ってのは曹同宗関連の昔話や密教関連の昔話が多いんですよね。妖怪でいえば「火車」とか「天狗」とか。まんが日本昔ばなし終わってしまいましたね・・・殆どなんの前触れも無く・・・酷すぎる~~!!!先日、東北は山形県の白鷹という所のお寺へちょっち足をのばして、「丈六地蔵」という、人が石に変わり その石で彫ったお地蔵様が歩いた、という民話を調べに行ったら、昔「まんが日本昔ばなし」で取り上げられた事があるそうで、当時のビデオテープを和尚様に見せてもらいました。なかなかいい雰囲気の作品だったのに~!これも今回は当然オンエアされてないし・・・
0029 George(2006-9-18)こんにちはノシ >当時のビデオテープを和尚様に見せてもらいました。 う~ん、いいですねぇ…地元の方(しかも住職様 !!)が、そう言う物をキチンと保管していらっしゃると言うのは素晴らしいです。きっと、子供達に見せたりしているのでしょうね☆やはり今回の再放送は、約一年と言う短い期間だっただけにメジャー所の作品が多かったように思います…。本当は、もっともっと皆さんに知ってもらいたい話が沢山あるのですが…残念でしたねぇ。ムダと知りつつ、公式サイトに「ぜひ復活を!!」の書き込みをしたのですが…今はただ、祈るだけです…。
0030 shion(2006-9-19)>KAMUROさん こんにちは。 >曹同宗関連の昔話や密教関連の昔話 なるほど、そうなのですか!たいへん参考になります。そういえば、私も滋賀の中でも山の中の地方に住んでいるのですが、山伏の話が多い気がします。まんが日本昔ばなし、終わってしまいましたね~。凄く残念です・・・。再開を願ってやみません。
0031 shion(2006-9-19)>Georgeさん こんにちは。確かに、今回はメジャーな作品が多かったですね。私、時々まんが日本昔ばなしのHPをチェックしているのですが、リクエストの多いこと多いこと!また再開されると期待しています。・・・次の番組が不評なら、あるいは・・・ふふふ。
0032 George(2006-10-4)フフフッ…。あ、いや…そうなるとイイですよねェ、本当。さて、ワタクシ今日ふと思ったのですが、少し前に別のスレッドで「子育て幽霊」の話題が出ておりましたが、妖怪の登場する昔話と並んで、幽霊が出て来る昔話もけっこう沢山ありますよねぇ。そこで思い出したのが、子供の頃に観た「まんが日本昔ばなし」で掛軸に画かれた幽霊が飛び出て来る話…アレ何でしたっけ!?タイトルが出て来ません…歳でしょうか(笑)まあ、とにかく「幽霊の出て来る昔話」と聞くと、怖いと言うより何だか「切ない」「悲しい」と言ったイメージがあって…幽霊=心霊=「恐怖」に、あまりならないんですよね…私の場合。
0033 shion(2006-10-5)Georgeさん、こんばんは。 >掛軸に画かれた幽霊が飛び出て来る話 えっと、何でしたっけ?幽霊の酒盛り・・・いや、違うような・・・絵姿女房は幽霊でないし・・・。確かに、哀しいイメージが多いですよね。昔話が恐ろしさというものを包んでくれるからでしょうか。私、普通の(?)心霊番組は怖くて仕方が無いのですが(笑)
0034 George(2006-10-5)こんばんはノシ 「幽霊の酒盛り」…う~ん、近い近い(笑)確かに、そんな感じのタイトルだったような気がしますねぇ。掛軸から出てきて酒盛りするんですよねぇ…んでもって朝起きて見たら、掛軸の中の幽霊が酔いつぶれて寝ちゃってるという(笑)あの掛軸の幽霊の画が、ミョ~に色っぽかったのを覚えています。 >昔話が恐ろしさというものを包んでくれるからでしょうか。 それはありますね。まあ幽霊が出て来る時点で、何らかの形で人が死んでいる訳ですからそれに纏わる話を紐解いた時に、恐怖よりも哀しみ(悲しみ)の方が優先されていないと教訓に結び付かない訳で…。(必ずしも、そうではありませんが。)あ、ちなみに私は「心霊番組」を見て怖いと思った事はあんまり無いですねぇ。めったに見ないと言うのもありますが、どうもTVで放送されるモノって信用出来ないと言うか(笑)それに、寄って来そうでしょ?…ああゆうのばっかり見てると(汗)だから見ません(笑)
0035 shion(2006-10-6)Georgeさん、こんばんはノシ「心霊番組」は怖くてもう駄目です・・・。他にも、某悪魔祓い映画とか、某呪いのビデオ映画とか・・・。CMも見れないです(汗)アニメでも、日本昔話のリアルな画像のときは怖かったですねぇ。どうやら私は視覚的攻撃に弱いようです・・・。
0036 you-chan(2006-10-13)shionさん、こんばんは。このスレ、一番最初に、「何でもいいから・・・」とあったことに悪乗り(失礼!)して、ちょっと書き込みます。「伝説」と「昔話」についてなんですけど、この両者は、話す者と聴く者の態度ですか、これがそもそも違うと思うわけです。つまり、「昔話」は、聴いている側が、どうせ現世のことじゃないんだし・・・と思っているのに対し、「伝説」は、信じる、信じている人が少なからずいるのではないでしょうか。これは大きな違いだと思うのです。だからこそ、いわゆる「昔話」は、聴く側に、多少なりとも面白おかしくなっている、否、いくらでも変えられ得る。それに対し、「伝説」は、怖いものはあくまで怖く、また、その出現地域についても、昔話のようなあいまいさ、と言っては言いすぎかもしれませんが、そのようなものはなく、あくまで限定地域の怪となっている。さらに、昔話にあるような、「ハッピーエンド」的結末は、「伝説」においては、元々必要条件ではないのではないか。だから、「伝説」における怪異は、あるいは物の怪は、あくまで力ずくでも、人に害をなすこともある。勝手な考えではありますが、最近このように感じるわけです。shionさん、みなさんの反論をお待ちする次第です。
0037 shion(2006-10-13)you-chanさん、こんばんは。「伝説」と「昔話」についてですね。「まんが日本昔話」は、両者を有名にしましたが、この二つを混同させてしまった、ということはあるかもしれませんね。私の中では、京極先生の「邪魅の雫」での区分に、納得できる点が多いと思っています。作中では、「伝説」とは、「捏造された証拠に粉飾された話」、「昔話」とは、「練り上げられた物語」と表現されています。伝説は地域性、固有名詞が必要であるが、昔話は練り上げられた存在なので、地域差が見られず、普遍的なものになる、という要旨だったと思います。昔話については、時代を経ると表現が緩やかになる傾向があると思います。(これは西洋についても然りですが・・・)天邪鬼と瓜子姫でも、瓜子姫が殺されるパターンもあれば、天邪鬼が退治されるだけのパターンもあります。うわばみが草を食べて食べ物を消化しているのを見た男が蕎麦の大食いに挑戦する。厠に行ったまま戻ってこない男を心配した人が見に行くと、蕎麦が帯を巻いていた。こんな話もありますね。「御伽」話として伝えられてきた昔話ですから、「面白さ」が重要になるわけです。その結果、面白くない話は淘汰され、面白くするために尾鰭が付く。そして、英雄譚はよりハッピーエンドに、怖い話にはよりスリルが、笑い話にはよりはっきりとした落ちが付いていったのではないか、と思います。また、明治の巌谷小波以前と以後では昔話は大きく違うと思っています。伝説は、you-chanさんのおっしゃる通り、地域性のある話ですから、その地域に多少はゆかりのある人物が登場することが多いですね。また、貝塚を説明するためにだいだらぼっちが生み出されたように、その地域で「不思議なもの」を説明・合理化する手段となる場合も多い気がします。また、祟りやバッドエンドが多いのは、その地域独自の決まり・ルールを厳守させるためではないでしょうか。○○をするとこんな酷い目に遭う、と伝える効果を持っていると思います。こういった地域性があるからこそ、信じられてきたように感じます。長々と失礼しました。後で見直してみると、自分でも何を書いてるのやら分かりませんね(笑)
0038 KAMURO(2006-10-27)京極先生が小説で紹介している分類方法は、柳田民俗学での区分のそれと同じですので、そう新しい考え方では無いと思いますよ。(引用なのか、たまたま同じ考えに至ったのかはわかりませんが。)一般に「昔話」は「めでたし」で終わるものなのだそうで、それ以外のものは別物との見方もあります。また柳田民俗学では「昔話」は「神話」が堕落した形と定義しているようですが、その中間に五来重などは「寺社縁起」が介在しているとの論文を発表しています。堕落という言葉を嫌う民俗学者も当然いるようで、昔話としての自立した世界観の研究も盛んに行われています。と、まぁ人によって様々な考え方があるようで、答えは出ないのでしょうが、いずれも明治以降にあれこれ研究され区分けされるようになったようです。昔の人はそんな事気にせずに自由に「語り」を行っていましたので「まんが日本昔ばなし」もある意味正しいスタンスなのかもしれません。なにはともあれ「語り」の季節になりましたね。
0039 George(2006-10-27)KAMUROさん、こんばんは。とても貴重なお話、ありがとうございます。 >一般に「昔話」は「めでたし」で終わるものなのだそうで それ以外のものは別物との見方もあります。 これは私も聞いた事があります。you-chanさんや、shionさんの仰る「伝説」と「昔話」の定義については私も何となく「なるほど…」と思ってしまうところがあるのですが個人的な結論として、KAMUROさんが最後に仰ったように >昔の人はそんな事気にせずに自由に「語り」を行っていましたので… と言うのが、一番シックリ来ますね。まあ、民俗学的に研究する場合には、何らかの形で分類しなくてはいけない訳ですから、別に悪いとは思いませんけど…。やはり研究者によって分類の方法は「その人の一番研究しやすい区分になる」と言う事なのでしょうか?う~ん、楽しいですねェ…こう言う話…。あ…shionさん、ちゃんと題名直しておきました(笑)『幽霊が…』のままになってましたので…(スイマセン汗)
0040 shion(2006-10-29)KAMUROさん、こんにちは。返事が遅くなってしまい、すみません・・・。 >五来重などは「寺社縁起」が介在しているとの論文を発表しています。 なるほど、寺社縁起ですか。本当にいろいろなパターンがあるんですね。まあ、百の昔話があれば、百の由来があるといっても過言ではないでしょうから、ともかく、楽しむのが一番ですね(笑)
0041 shion(2006-10-29)Georgeさん、こんにちは。返事が遅くなってしまってすみません(汗) >やはり研究者によって分類の方法は「その人の一番研究しやすい区分になる」と言う事なのでしょうか? でしょうね(笑)言い換えれば、自分の研究分野でいろいろと分類をしていたら、昔話も入っちゃった・・・ということかもしれませんが☆題名直していただいたとは!!ありがとうございます。タイトルが変わっていたことに全く気づいてませんでした(笑)
0042 mogumogu(2006-11-22)http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f52182243 http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b70099348 よそのサイトで見たのですが、このオークションで落札された妖怪本は見たこと無いですね。
0043 George(2006-11-22)mogumoguさん初めまして、こんばんは。おお、これは…。私的には『妖怪小本』が、かなり気になります。何だかジッと拝見していると、漫画コミックスの類を見ているような錯覚をおこしますw欲しいかも…。
0044 nanaki(2006-11-22)mogumoguさんこんばんはノシ す…すごいです…妖怪好きには鼻血ものです(汗)ワタクシもジョージさんと同じく「妖怪小本」が非常に気になります。ああ…いいなぁ…
0045 hyousen(2006-11-22)mogumoguさん、こんばんは。上の写本は「かいだんきぬぶるい」と読むようですねいいなぁ~、写本だw なかなか珍しいですな。下の絵本は『大江山鬼賊退治』という題名の明治時代の絵本ですねwこういう時代の下がった頃の絵本はまだあんまり知られていないものが多いですな。
0046 mogumogu(2006-11-23)みなさんご返信ありがとうございます hyousenさんに「かいだんきぬぶるい」と読んで
頂いたおかげで、少し正体がわかりました。幕末期のものらしいです。『大江山鬼賊退治』は鬼以外もいろいろ出てくるようですね
0047 George(2006-11-23)hyousenさんはですねェ~。凄いですからww(って何が?…笑)いやいや流石です♪~
0048 shion(2006-11-23)皆さん、こんにちは~。mogumoguさん、ありがとうございますノシ いいもの見せていただきましたw ひょーせんさんはやはり流石です!(はっ!このスレッドひょーせんさんが作ったほうがよかったかも(笑)私もああいうのが欲しいですね~。どなたが落札されたのか・・・気になります(笑)
0049 George(2006-11-23) 何を仰いますやら(汗)これはshionさん主催のスレッドですよ!?これからも頑張って下さいましッ☆微力ながら、お手伝いさせていただきますからww 私もどんな方が落札されたのか・・・気になります(笑)
0050 shion(2006-11-23)>Georgeさん ありがとうざいますノシこれからも精進いたしますゆえ、暖かく見守ってくださいまし。(生暖かく・・・ではありませんw)気になりますよね・・・きっとよほどの風流人でしょう(笑)・・・例えば、ひょ・・・。



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