偵察
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VZA@キノウツン藩国「正確な位置と規模を調べたい。左右に散開、データリンクを行なって三角測量を実施する」
VZA@キノウツン藩国「流石に偵察くらいはできんとな…。奇襲されるのは勘弁願うよ」
VZA@キノウツン藩国「流石に偵察くらいはできんとな…。奇襲されるのは勘弁願うよ」
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イラスト
SS
大地を駆ける3機のHi-うささん。彼らは敵の位置や規模を調査するべく派遣され、偵察を行っている。うささんシリーズは偵察兵に人気があり(本当のところを言うと、その容姿からどの兵科からもかなりの人気を博していたのだが)、これはその名前にも象徴されるようなその高くすらりと延びた美しい兎耳が偵察の幸運の象徴だ、という理由による。兎の高い耳は全ての物音を聞きわけ、またそれに乗るネコの鋭い目は全てを見通す、としてうささんと猫の組み合わせが、たとえ他の機体よりその耳が目立つことになろうとも偵察兵にとってあこがれの形の一つとして扱われているのだ。また、不思議なことにこの機体に乗って姿を隠されると熟練の兵士でもそれを見付けることはできない、と言われる。
「彩雨、宇木、まだ何も見えない?」
『はい、今のところ何も反応ありません』
『こっちも同じく。VZAはどうです?』
「こちらも同じく。もう少し前進してみるか」
『『了解』』
周囲の索敵をレーダーと目視とで二重化。さらにそれを三機で行って信頼性を確保。エンジンの回転数をセンサー類に干渉しない程度まで下げ、センサーの感度を確保‥‥三機の先頭に立ちポイントマンとして二人の誘導を行ってきたVZAは心の中で注意するべき点を指折り数えた。
(これだけやれば、大丈夫、なはず。見付かったらヤバいけど‥‥)
うささんシリーズの最大の弱点は、その装甲の薄さであることは衆目が知るところだ。偵察や狙撃などならば、最上級と言えるほどの性能を叩き出すが、いざ足を止めての殴り合いになるとその能力はお世辞にも高い、と言うわけにはいかないのである。無論、そのような運用は誰もが避けるところだが、戦場で何が起こるかなど誰も知らない。
(まあ、いざとなったらスタコラサッサだぜ、って逃げ出せばいいんだし‥‥)
『はい、今のところ何も反応ありません』
『こっちも同じく。VZAはどうです?』
「こちらも同じく。もう少し前進してみるか」
『『了解』』
周囲の索敵をレーダーと目視とで二重化。さらにそれを三機で行って信頼性を確保。エンジンの回転数をセンサー類に干渉しない程度まで下げ、センサーの感度を確保‥‥三機の先頭に立ちポイントマンとして二人の誘導を行ってきたVZAは心の中で注意するべき点を指折り数えた。
(これだけやれば、大丈夫、なはず。見付かったらヤバいけど‥‥)
うささんシリーズの最大の弱点は、その装甲の薄さであることは衆目が知るところだ。偵察や狙撃などならば、最上級と言えるほどの性能を叩き出すが、いざ足を止めての殴り合いになるとその能力はお世辞にも高い、と言うわけにはいかないのである。無論、そのような運用は誰もが避けるところだが、戦場で何が起こるかなど誰も知らない。
(まあ、いざとなったらスタコラサッサだぜ、って逃げ出せばいいんだし‥‥)
同時に僚機二機より通信が入り、さらに同乗しているコパイロットの船橋が声を掛けてきた。一瞬で色々と展開を想像。最悪の状況だとしたら、囲まれている、逃げられない距離に敵機を発見くらい。最良の状況だったら、一方的に敵部隊の位置を把握できた。大丈夫、この状況で近づける機体はいないし、それ以外なら何とかなる。そう思いながらVZAは通信を開いた。
『レーダーに反応。恐らく敵部隊です』『こちらにも反応ありました!どうしますか?』
船橋には目で合図。頷くと、付け加えることがあります、と口を開いた。
「センサーの反応から見るに、まだ我々のことは発見されていないようです」
心の中で大きくため息。顔を引き締めると船橋に伝える。
「とりあえず今わかることを本部へ転送。追ってさらに詳細な情報を伝える、と」
さらに通信回線を開いて二人に告げる。
「正確な位置と規模を調べたい。左右に散開、データリンクを行なって三角測量を実施する」
『了解』『了解』
「データが集ったら逃げるぞ。気付かれる前に仕事を終わらせよう」
データが僚機から転送される。さあ、あとは奴らがいつ我々に気が付くかが勝負だ‥‥
(文:小宇宙)
『レーダーに反応。恐らく敵部隊です』『こちらにも反応ありました!どうしますか?』
船橋には目で合図。頷くと、付け加えることがあります、と口を開いた。
「センサーの反応から見るに、まだ我々のことは発見されていないようです」
心の中で大きくため息。顔を引き締めると船橋に伝える。
「とりあえず今わかることを本部へ転送。追ってさらに詳細な情報を伝える、と」
さらに通信回線を開いて二人に告げる。
「正確な位置と規模を調べたい。左右に散開、データリンクを行なって三角測量を実施する」
『了解』『了解』
「データが集ったら逃げるぞ。気付かれる前に仕事を終わらせよう」
データが僚機から転送される。さあ、あとは奴らがいつ我々に気が付くかが勝負だ‥‥
(文:小宇宙)
作戦
【装備】
- 迷彩を施すことで目立たないようにする。
- 観測機器は双眼鏡、熱源探知装置、動体探知装置、カモフラージュとして三色迷彩服、偽装ネットを装備を支給。
- 紫外線センサーや赤外線センサー、熱探知カメラなどのセンサーを利用する。
- レーダーによる探知を行う。
- 音響探知などから三角法で音源の位置を特定する。
- 装備しているものが反射しないように光るものは取り外したり色を塗りつぶす。
- 音を立てそうな装備品ははずしたりテープで止めて固定したりする。
- 大きい武器は何かで包んでおくか、迷彩を施しておく。
- 無線に指向性アンテナをつけることでより確実に情報を送る。
- 索敵/観測担当機を除いて、エンジン出力を必要最低限度まで落とし、余分な廃熱・音響を軽減する。これにより索敵/観測担当機の赤外線・音響系センサーの感知能力を上げる。
【陣形】
- 縦列隊形で周囲360度をカバーするように偵察隊の一人一人が視界を分担する。
- 先頭の兵がポイントマンとして隊を誘導し、後続が側面や後方を警戒する。
【体術】
- 退路を複数確保、また隠蔽潜伏後は極力身動きしない。また視界を重複させ見落としを極力なくすこと。
- 目標を確認し次第、随時後方隊へ連絡。敵目標の種類にしたがって交戦か撤退かを知らせる。
- 味方部隊と情報を常にリンクさせ、現在地点と偵察ポイントを分析し、探索範囲の絞込みを行なう
- 遮蔽から遮蔽へと縫うように移動。
- 偵察視界は広域警戒
- 展開箇所も既に敵勢力下となっている為、周辺の敵には極力警戒。偵察に必要な以外の挙動は一切取らない。
- 得られた情報は通信等で、各部隊が共有。
- 目立たないように匍匐移動やカモフラージュで身を隠して、詳細な位置を確認する。
- 移動は匍匐と忍び足。枯れ木に注意
- 地形地理を最大限生かして、身を隠しながら移動する。
- 敵にこちらの存在を発見されないよう、なるべく森や林に身を隠して偵察する。
- 偵察する際は、「いつ、どこで、どの程度の規模の部隊が、なにを装備し、なにをしていたか」を確実に把握し、仲間に伝える。
- 地形は、可能なら、作戦前にあらかじめ調べておき、変化がある場合のみ報告することで、連絡にかかる時間を短縮する。
≪情報収集≫
- 敵の規模を数字や種類など具体的に調べて本隊に伝える。
- 敵の行動、位置、見つけた時間、装備などを具体的かつ詳細に調べる。
- 五感を使い、特に視覚と聴覚を駆使して探索を行う。
- 偵察地域全体を広く見渡した後、目だったものや気になるものを探す。
- 先入観を排除し、五感で感じたものをすべて拾い上げるよう意識する。
- 足音や声、移動の際の騒音など不自然な音も聞き逃さないようにする。
- 必要に応じて地形スケッチしたり、カメラの映像を送る。
- 足跡や目印などの不自然な痕跡がないかを調べる。
- 反射光やものの影、色、敵部隊の移動の様子を的確に捉える。
- 視界を重複させ見落としを極力なくすこと。
≪通信≫
- 敵情報を通信で送るときはデータを暗号化して送る。
- 通信は極力短時間で必要なときのみ行う。
- 本部と情報をリンクさせ、現在地点と偵察ポイントを分析し、探索範囲の絞込みを行なう。
- 敵発見の場合、速やかに本部へ連絡したのち、継続して監視を行う。
≪移動≫
- 急に移動したり、姿を現さない。
- 建物や森、谷、くぼ地や土手など遮蔽物のあるルートをとおり、目立たないように移動する。
- 低い遮蔽物の背後で移動するときは匍匐前進で進む。
- 遮蔽物から遮蔽物の間はダッシュで一気に移動する。
- 物音を立てずに移動したいときは静粛歩行で移動する。
- 敵に発見された場合に備えて退路を確保しておく。
- いきと帰りでルートを変更し敵の追跡をかわす。
- 退路を複数確保する