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「元春! 元春ーーーーーーっ! ……よくも、よくもやってくれたよね一方通行君。お正月迎えられずに凍死する覚悟は出来てる?」 「あァ? いつまでも調子こいてンじゃねェぞ三下がァ! 今までは大人しくやられてやったが、今日は別だァ。学園都市最強の力ってヤツを身をイダダダダッ!」  恋人をやられてブチ切れた月夜と今年最後とあってやる気全開の一方通行の二人の殺気に青黒、浜滝、打ち止めは動けずにいた。  しかし戦いにはならずに、当麻が素早く一方通行の頭を右手で鷲掴みにし左手でチョーカーのスイッチを切ることで惨劇は免れた……かに見えた。  そこには月夜の怒りも吹っ飛ぶくらいの怒りのオーラを発してる上琴の姿があったのだから。 「アークーセーラーレーターくーん。君は俺と美琴の愛の巣を壊そうとしてるのかなー?」 「そ、そンなことは考えてねェですよ! お、俺がそんなあだだだだだっ! ギブ! ギブ!」 「ギブ? へえ、アンタは私達に何かくれるんだー、気持ちだけで充分よ。代わりに私から電撃のマッサージをあげるから遠慮なく味わってね♪ 私と当麻の愛の巣を壊そうとしてくれたお礼よ」 「おい! ちょっと待てっギャアアアアアアアアアアッ!!!」  当麻が右手を離すと同時に美琴の電撃が一方通行の体に放たれ、一方通行はその場に力なく崩れ落ちた。  一方通行も当麻の右手が離れた隙にチョーカーのスイッチを押そうとしたが、美琴の電撃の速さに破れてしまった。  気絶した一方通行を持ち上げた当麻は、呆然としてる打ち止めの横にそっと寝かせてやると、 「じゃあ俺達は今から年越しそば作るからみんなは待っててくれ。打ち止めは一方通行を、白雪は土御門の看病を頼む」 「あ、うん。ゴメンね二人とも。元春が意識を取り戻したら手伝うよ」 「いいのいいの。みんなはそばが出来るまでイチャイチャしてるだけで♪ 私達は一緒にそば作りながらイチャイチャしてるから♪ あ、黒子。これ返すね」  キッチンへと向かい、人数分の年越しそばを作りに行った。  上琴の怒りを傍観者的立場で見ていた青黒、浜滝は上琴新居では暴れないと心に誓う。  緊張した空気が完全に霧散したリビングで、滝壺が興味深そうに黒子の持っている嘘発見器を眺めていた。 「あの、滝壺さん。もしかして嘘発見器をご自分でお使いになりたいんですの?」 「うん。ちょっとはまづらに聞きたいことができたから。しらい、貸してくれる?」 「ええ構いませんわ。ですがあの殿方に何をお聞きになりたいんですの? あの方は浮気とかの心配は無さそうですけど」 「そんなことない。はまづらは無類のバニー好き。そこが心配」  滝壺は黒子から受け取った嘘発見器を笑いながらテレビを見ている浜面へと取り付けた。  嘘発見器を取り付けられた浜面の笑いは消え、代わりに怯えの表情が現れる。 「はまづら。はまづらがバニー好きなのは分かってる。そんなはまづらを私は愛してるから。でも聞いておきたいことがあるから答えて欲しい」 「お、おう! 安心しろ滝壺。俺のお前への愛はどんなことがあっても揺らがねぇぜ!」 「じゃあかんざきがバニー姿になった場合を思い浮かべてから『はい』で答えて。はまづらはかんざきのバニー姿には萌えないよね?」 (神裂? 確かにクリスマスの時に居たセクシーなメイドさんだよな。あの女のバニー姿……萌える! はっ! や、やっべえええ! こ、答えたら……死ぬ!)  滝壺に言われるまま、神裂のバニーガール姿を思い浮かべた浜面は素直に、しかしバカ全開で脳内で萌えてしまい後悔する。  口を開いて『はい』と言ったら電撃と滝壺から何をされるか分からないという恐怖に苛まれる浜面、今年最後の人生の危機を迎えるのだった。 「た、滝壺……答えないとダメ?」 「だめ」 純情男子浜面、最大のピンチをどう切り抜ける? (待てよ……もしここで滝壺のバニーを考え巨乳バニーより萌えたら……?よし!!ここは滝壺に賭けよう!!) 滝壺のバニー妄想直後…… ブハッと弾丸のように吹き出す鼻血を出してる浜面の姿がそこにあった。 「はまづら……」 「ぬお!!滝壺!!これは違うぞ!?これは巨乳バニーを考えた鼻血じゃない!!」 「巨乳バニー……?」 「うおおおおい!!違うぞ違うんだ!!よし今答えてやる!!はいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」  浜面の作戦が良かったのか、嘘発見器は反応せず、見事に今年最後の危機を乗り切った。 「いよっしゃああああああああっ!! 見たか滝壺! 俺のお前への愛は本物だぜ!」  浜面の答えに満足した滝壺は満足しながら、鼻血を出している浜面の看病を始める。  とりあえずティッシュで出ている鼻血を拭いた滝壺は鼻血がこれ以上垂れないように、膝枕で浜面を横にした。 「はまづら、かんざきのバニー姿に萌えたことは分かってる。それでもわたしを選んでくれたことはとても嬉しい」 「あ、いや、それは……。ゴメンな滝壺。俺だって健全な男の子だからつい想像しちまったけど、それでも滝壺が一番ってことはずーっと変わらねえからな」 「ありがとうはまづら。そんなはまづらだから私は愛してる。でも来年はそうゆう妄想とかHなことは控えめにして欲しい」 「ぜ、善処します……」  見事に雨降って地固まった浜滝を見ていた黒子は何を思ったのか、嘘発見器を回収して青ピに取り付ける。  怯える青ピにちょっとだけサディストの血が騒ぐが、ここは抑えて青ピに質問をする黒子。 「○○様、もう一度だけ黒子から質問させて下さいな。答えは『はい』しか認めませんのでそのつもりで」 「く、黒子はん? ボクの身の潔白は証明されたんちゃうの?」 「ええ一応は。○○様は黒子のモノですし黒子も○○様のモノです。でしたら○○様のあの守備範囲をきれいサッパリ忘れて下さいますわよね? もはや不要ですもの」 「(そっ、それは……! あの守備範囲はボクの子供同然! 忘れるなんて……せやけど男やったら覚悟決めんと!)は、はい……?」  青ピは言い切ったつもりだったが、残っていた迷いが最後の『?』マークを生み出してしまう。  しかもこの嘘発見器は学園都市製とあって僅かな動揺も見逃さない優れものなので当然結果は、 「ぎゃあああああああああああああっ!!!! か、過激すぎるやん……ゲフッ」 「こ、この電撃、お姉さまの電撃ほどではないにしろ、かなり強いんですわね……。○○様へのお仕置きはこれで充分ですわ。あとは黒子があつ~く看病しますわよ♪」  青ピには嘘を吐いた代償として電撃がプレゼントされることになった。  その際、青ピの髪がアフロっぽくなってしまったが、それは単なる偶然である。  青黒のやり取りを見ていた月夜は少し考えた後で、意識を取り戻した土御門に問いかける。 「いつつ……まったく一方通行には酷い目にあったにゃー。月夜には心配かけちまったみたいだぜい」 「そんな水くさいこと言わないでよ。私と元春の仲なんだから。ところで元春、もし私がメイド姿でお兄ちゃんって呼んだらどうする?」  いつもの土御門ならこんな問いかけの裏を読み、月夜の求める答えをサラッと口にしていただろうが、意識を取り戻して間もないことが彼の不幸。  土御門は自分の欲望にバカ正直になって月夜の問いかけに答えてしまう。 「そんな事してくれたらもう死んでもいいぜい!!月夜~そうしてくれるならいくらだって愛してやるぜい!!ホゲエ!?」 最後の声は口の中に氷が出来たものである。 「最低!!」 とそんな所に上琴が通りがかり 「醤油切れたからちょっとスーパーいって来まーす♪」 「気をつけてねー」 ちなみに土御門の事はいつもの事なので無視。 「みさか、シャンプーとリンスが切れそうだから私も行く。」 と言うことで美琴と滝壺が買い物に行くことに。 「ふう、元春反省した?」 「ふぁんふぇいひまひは…(反省しました…)」 「よろしい」 と言って氷をとってやる。 と、そんなときに土御門の携帯に電話が。 「ねーちん?にゃーもしもし?」 『土御門ですか!?早く逃げなさい!!』 年末のドタバタは世界をも巻き込む!!!! --------------------
「元春、元春ーーーーーーっ! ……よくも、よくもやってくれたね一方通行君。お正月迎えられずに凍死する覚悟は出来てる?」 「あァ? いつまでも調子こいてンじゃねェぞ三下がァ! 今までは大人しくやられてやったが、今日は別だァ。学園都市最強の力ってヤツをイダダダダッ!」  恋人をやられてブチ切れた月夜と今年最後とあって殺る気全開の一方通行の二人の殺気に青黒、浜滝、打ち止めは動けずにいた。  しかし戦いにはならず、当麻が素早く一方通行の頭を右手で鷲掴みにし左手でチョーカーのスイッチを切ることで惨劇は免れたかに見えたがそれは幻想。  そこには月夜の怒りも吹っ飛ぶくらいの怒りのオーラを発してる上琴の姿があったのだから。 「アークーセーラーレーターくーん。君は俺と美琴の愛の巣を壊そうとしてるのかなー?」 「そ、そンなことは考えてねェですよ! お、俺がそんなあだだだだだっ! ギブ! ギブ!」 「へえ、アンタは私達に何かくれるんだー、でも気持ちだけで充分よ。代わりに私が電撃マッサージをあげる♪ 私と当麻の愛の巣を壊そうとしてくれたお礼にね」 「おい! ちょっと待てっギャアアアアアアアアアアッ!!!」  当麻が右手を離すと同時に美琴の電撃が一方通行の体に放たれ、一方通行はその場に力なく崩れ落ちた。  一方通行も当麻の右手が離れた隙にチョーカーのスイッチを押そうとしたが、美琴の電撃の速さに敗れる結果に。  気絶した一方通行を持ち上げた当麻は呆然としてる打ち止めの横にそっと寝かせてやると、 「じゃあ俺達は今から年越しそば作るからみんなは待っててくれ。打ち止めは一方通行を、白雪は土御門の看病を頼む」 「あ、うん。ゴメンね二人とも。元春が意識を取り戻したら私も手伝うよ」 「いいのいいの。みんなはそばが出来るまでイチャイチャしてて♪ 私達は一緒にそば作りながらイチャイチャしてるから♪ あ、黒子。これ返すね」  キッチンへと向かい、人数分の年越しそばを作りに行った。  上琴の怒りを傍観者的立場で見ていた青黒、浜滝は上琴新居では暴れないと心に誓う。  緊張した空気が完全に霧散したリビングで、滝壺が興味深そうに黒子の持っている嘘発見器を眺めていた。 「あの、滝壺さん。もしかして嘘発見器をご自分でお使いになりたいんですの?」 「うん。ちょっとはまづらに聞きたいことができたから。しらい、貸してくれる?」 「ええ構いませんわ。ですがあの殿方に何をお聞きになりたいんですの? あの方は浮気とかの心配は無さそうですけど」 「そんなことない。はまづらは無類のバニー好き。だから心配」  滝壺は黒子から受け取った嘘発見器を笑いながらテレビを見ている浜面へと取り付けた。  嘘発見器を取り付けられた浜面の笑いは消え、代わりに怯えの表情が現れる。 「はまづら。はまづらがバニー好きなのは分かってる。そんなはまづらを私は愛してるから。でも聞いておきたいことがあるから答えて」 「お、おう! 安心しろ滝壺。俺のお前への愛はどんなことがあっても揺らがねぇぜ!」 「じゃあかんざきがバニー姿になった場合を思い浮かべてから『はい』で答えて。はまづらはかんざきのバニー姿には萌えないよね?」 (神裂? 確かにクリスマスの時に居たセクシーなメイドさんだよな。あの女のバニー姿……萌える! はっ! や、やっべえええ! こ、答えたら死ぬ!)  滝壺に言われるまま、神裂のバニーガール姿を思い浮かべた浜面は素直に、しかしバカ全開で脳内で萌えてしまい後悔する。  口を開いて『はい』と言ったら電撃に加え滝壺から何をされるか分からないという恐怖に苛まれる浜面、今年最後の人生の危機を迎えるのだった。 「た、滝壺……答えないとダメ?」 「だめ」 純情男子浜面、最大のピンチをどう切り抜ける? (待てよ……もしここで滝壺のバニーを考え巨乳バニーより萌えたら……?よし!!ここは滝壺に賭けよう!!) 滝壺のバニー妄想直後…… ブハッと弾丸のように鼻血を噴き出している浜面の姿がそこにあった。 「はまづら……」 「ぬお!!滝壺!!これは違うぞ!?これは巨乳バニーを考えた鼻血じゃない!!」 「巨乳バニー……?」 「うおおおおい!!違うぞ違うんだ!!よし今答えてやる!!はいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」  浜面の作戦が良かったのか、嘘発見器は反応せず、見事に今年最後の危機を乗り切った。 「いよっしゃああああああああっ!! 見たか滝壺、俺のお前への愛は本物だぜ!」  浜面の答えに満足した滝壺は満足しながら、鼻血を出している浜面の看病を始める。  とりあえずティッシュで出ている鼻血を拭いた滝壺は鼻血がこれ以上垂れないように、膝枕で浜面を横にした。 「はまづら、かんざきのバニー姿に萌えたことは分かってる。それでも私を選んでくれたことはとても嬉しい」 「あ、いや、それは……。ゴメンな滝壺。俺だって健全な男だからつい想像しちまったけど、それでも滝壺が一番ってことはずっと変わらねえからな」 「ありがとうはまづら。そんなはまづらだから私は愛してる。でも来年はそうゆう妄想とかHなことは控えめにして欲しい」 「善処します……」  見事に雨降って地固まった浜滝を見ていた黒子は何を思ったのか、嘘発見器を回収して青ピに取り付ける。  怯える青ピにちょっとだけサディストの血が騒ぐが、ここは抑えて青ピに質問をする黒子。 「○○様、もう一度だけ黒子から質問させて下さいな。答えは『はい』しか認めませんのでそのつもりで」 「く、黒子はん? ボクの身の潔白は証明されたんちゃうの?」 「ええ一応は。○○様は黒子のモノですし黒子も○○様のモノです。でしたら○○様のあの守備範囲をきれいサッパリ忘れて下さいますわよね? 不要ですもの」 「(そっ、それは……! あの守備範囲はボクの子供同然! 忘れるなんて……せやけど男やったら覚悟決めんと!)は、はい……?」  青ピは言い切ったつもりだったが、残っていた迷いが最後の『?』マークを生み出してしまう。  しかもこの嘘発見器は学園都市製とあって僅かな動揺も見逃さない優れものなので当然結果は、 「ぎゃあああああああああああああっ!!!! か、過激すぎるやん……ゲフッ」 「こ、この電撃、お姉さまの電撃ほどではないにしろ、かなり強いんですわね……。○○様へのお仕置きはこれで充分、あとは黒子があつ~く看病しますわよ♪」  青ピには嘘を吐いた代償として電撃がプレゼントされることになった。  その際、青ピの髪がアフロっぽくなってしまったが、それは単なる偶然である。  青黒のやり取りを見ていた月夜は少し考えた後で、意識を取り戻した土御門に問いかける。 「いつつ……まったく一方通行には酷い目にあったにゃー。月夜には心配かけちまったみたいだぜい」 「そんな水くさいこと言わないでよ。私と元春の仲なんだから。ところで元春、もし私がメイド姿でお兄ちゃんって呼んだらどうする?」  いつもの土御門ならこんな問いかけの裏を読み、月夜の求める答えをサラッと口にしていただろうが、意識を取り戻して間もないことが彼の不幸。  土御門は自分の欲望にバカ正直になって月夜の問いかけに答えてしまう。 「そんな事してくれたらもう死んでもいいぜい!!月夜~そうしてくれるならいくらだって愛してやるぜい!!ホゲエ!?」 最後の声は口の中に氷が出来たものである。 「最低!!」 とそんな所に上琴が通りがかり 「醤油切れたからちょっとスーパー行って来まーす♪」 「気をつけてねー」 ちなみに土御門の事はいつもの事なので無視。 「みさか、シャンプーとリンスが切れそうだから私も行く。」 ということで美琴と滝壺が買い物に行くことに。 「ふう、元春反省した?」 「ふぁんふぇいひまひは…(反省しました…)」 「よろしい」 と言って氷を取ってやる。 と、そんなときに土御門の携帯に電話が。 「ねーちん?にゃーもしもし?」 『土御門ですか!?早く逃げなさい!!』 年末のドタバタは世界をも巻き込む!!!! --------------------

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