「勝者、上条当麻!」
服はボロボロ、体は所々傷だらけ、しかしそんなことを全く感じさせない力強さで当麻は仁王立ちしていた。
その当麻の足元には同じくボロボロの一方通行がうつ伏せ、フィアンマが仰向けで倒れていた。
その当麻の足元には同じくボロボロの一方通行がうつ伏せ、フィアンマが仰向けで倒れていた。
「まったくカミやんは大したもんだにゃー♪ 学園都市最強とローマ正教最強相手に勝っちまうんだからなぁ」
「それはいいが土御門、どうしてここに居る? 確か兵器試験場から5km地点に避難していたはずだろう?」
「騎士団長、細かいことは気にしたらいかんぜよ。トリックスターなら何でも有りって思ってるくらいがちょうどいいんですたい」
「それはいいが土御門、どうしてここに居る? 確か兵器試験場から5km地点に避難していたはずだろう?」
「騎士団長、細かいことは気にしたらいかんぜよ。トリックスターなら何でも有りって思ってるくらいがちょうどいいんですたい」
土御門ははぐらかしたが実際は神裂達と合流後、近くにあった試験中の超高性能軍用バイクを拝借していたのだ。
月夜が土御門に当麻の二段階撃ち出しのお伺いを立てられたのは超高性能軍用バイクで追いついたからに他ならない。
月夜が土御門に当麻の二段階撃ち出しのお伺いを立てられたのは超高性能軍用バイクで追いついたからに他ならない。
「おー、これはまた凄まじい光景だなー。しかしさすがは上条当麻、アクタとフィアンマを相手に勝利するなんてなー♪」
「……へっ? と、当麻勝ったんですか? さ、流石は私の未来の旦那様……うぷっ」
「……へっ? と、当麻勝ったんですか? さ、流石は私の未来の旦那様……うぷっ」
そこへやって来たのは『移動速度』を使って合流したキャーリサと、彼女に引っ張られて未知の速度を初体験して酔ってる美琴だった。
「何か凄まじいことになってるね……。上条くんとアクセラくんとフィアンマって人がぶつかればこうなるんだ……」
「…………」
(あ、真夜君の目が輝いてる。きっとワクワクしてるんだろうなー。……萌えて暴走しそうだよ、私が)
「…………」
(あ、真夜君の目が輝いてる。きっとワクワクしてるんだろうなー。……萌えて暴走しそうだよ、私が)
少しして雪の翼で飛行してきた月夜、途中で赤音と合流した真夜、真夜に抱っこされてる赤音だった。
「おっ、アクセラとフィアンマが目を覚ましたようぜよ」
「私達も行こう、おそらくはまともに歩けそうに無いはずだ、三人とも。真夜も手伝ってくれ」
「は、はいっ!」
「私達も行こう、おそらくはまともに歩けそうに無いはずだ、三人とも。真夜も手伝ってくれ」
「は、はいっ!」
満身創痍の当麻、一方通行、フィアンマを回収する為に土御門、騎士団長、真夜がクレーターの中央へと向かう。
「…………チッ、また負けちまったかァ。けどまァ、それなりには楽しめたから良しとすっかァ」
「奇遇だなアクタ、俺様も同意見だ。当麻には負けたが友情というものは深められた、清清しい気分だ。負けたというのにな」
「奇遇だなアクタ、俺様も同意見だ。当麻には負けたが友情というものは深められた、清清しい気分だ。負けたというのにな」
体を起こした一方通行とフィアンマ、確かに悔しさは残るが全てを出し切った二人の顔はやけに爽やかだった。
当麻は地面に腰を下ろし、フィアンマに今後のことを尋ねる。
当麻は地面に腰を下ろし、フィアンマに今後のことを尋ねる。
「ところでフィアンマ、これからどうすんだ?」
「どうもこうもない。とりあえずローマ正教に戻る、それだけだ。お前のライバルとしてはやはりどこかに属してるのが何かと都合がいいからな」
「……それってもしかしなくてもまた俺に挑戦するつもりでは?」
「当然だろう。俺様と当麻、お前との友情ストーリーは始まったばかりだ。これからもこうやって闘いを申し込んで友情を深めるのだぞ」
「どうもこうもない。とりあえずローマ正教に戻る、それだけだ。お前のライバルとしてはやはりどこかに属してるのが何かと都合がいいからな」
「……それってもしかしなくてもまた俺に挑戦するつもりでは?」
「当然だろう。俺様と当麻、お前との友情ストーリーは始まったばかりだ。これからもこうやって闘いを申し込んで友情を深めるのだぞ」
フィアンマの懲りない様子に一方通行は呆れ、当麻はそんなフィアンマに対して不思議なことに親近感を覚えていた。
そこへ自分をありえない速度で飛ばしてくれた騎士団長と真夜、それを許可した土御門が駆け寄ってくるを確認した当麻は怒ろうとするが、
そこへ自分をありえない速度で飛ばしてくれた騎士団長と真夜、それを許可した土御門が駆け寄ってくるを確認した当麻は怒ろうとするが、
「お前らーーーーーっ! さっきは」
「すごい、すごいよ上条! こんな強い二人に勝つなんてさ! しかもあんな速度で飛ばされて平気だなんてすっげーカッコいいぞお前!」
「……あ、ありがとう」
「すごい、すごいよ上条! こんな強い二人に勝つなんてさ! しかもあんな速度で飛ばされて平気だなんてすっげーカッコいいぞお前!」
「……あ、ありがとう」
真夜の子供がはしゃぐかのような褒めっぷりに圧倒され、怒気も失せてただただお礼を言うことしか出来なかった。
土御門と騎士団長は内心で当麻の怒りが有耶無耶になったことに気付いており、真夜に密かに感謝するのだった。
土御門と騎士団長は内心で当麻の怒りが有耶無耶になったことに気付いており、真夜に密かに感謝するのだった。
当麻は騎士団長が、一方通行とフィアンマは真夜がクレーターから運び出した。
三人を寝かしつけた後で土御門は兵器試験場5km地点に居る初春に携帯で連絡、すぐにこちらに来るように促した。
その間にも上琴のいちゃつきが問答無用で始まってるわけなのだが。
三人を寝かしつけた後で土御門は兵器試験場5km地点に居る初春に携帯で連絡、すぐにこちらに来るように促した。
その間にも上琴のいちゃつきが問答無用で始まってるわけなのだが。
そして数分後、当麻達は初春達と合流した。
「にしても、このクレータは凄いですね。普通、ここまでなりませんよ。」
「そんなことより、第二学区の外部からの進入は解除はしたのかにゃー。」
「いえ、まだですがもう解除した方がいいですか?」
「いやちょっと待ってくれにゃー。」
「そんなことより、第二学区の外部からの進入は解除はしたのかにゃー。」
「いえ、まだですがもう解除した方がいいですか?」
「いやちょっと待ってくれにゃー。」
初春にまだ外部からの進入の解除をもうちょっと待ってくれと言うと、土御門はどこかに電話を掛けた。
「アレイスター、これで良かったか?」
『ああ、良いものを見せてもらった。約束どおり閉鎖は解除させておいた。』
「そうか。」
『そういえば今日、お前の彼女がシステムスキャンをしたそうじゃないか。さっきその事が入ってきたもんでね結構凄いそうじゃないか。』
「もう結果は出たのか?」
『もう出たさ。まあ、結果は後で聞くと思うからあえて言わないが。ま、大体分かっていると思うが。』
「結果を言わないなら切るぞ。」
『ああ、良いものを見せてもらった。約束どおり閉鎖は解除させておいた。』
「そうか。」
『そういえば今日、お前の彼女がシステムスキャンをしたそうじゃないか。さっきその事が入ってきたもんでね結構凄いそうじゃないか。』
「もう結果は出たのか?」
『もう出たさ。まあ、結果は後で聞くと思うからあえて言わないが。ま、大体分かっていると思うが。』
「結果を言わないなら切るぞ。」
土御門はそういうと即電話を切った。
「初春、もう外部からの閉鎖は解除されているから何もしなくて良いぜよ。」
「そうですか。」
「とりあえず、お前はシェリーの所にでも行ってあげると良いぜよ。多分起きた時にお前が居なかったら悲しむと思うからにゃー。」
「土御門さんが言うならそうします。」
「そうですか。」
「とりあえず、お前はシェリーの所にでも行ってあげると良いぜよ。多分起きた時にお前が居なかったら悲しむと思うからにゃー。」
「土御門さんが言うならそうします。」
初春はそういうとシェリーのところに向かった。
「ところで浜面、カメラはちゃんと撮れているかにゃー。」
「ちゃんと撮れているぜ。」
「じゃあ、そのカメラを渡してくれにゃー。」
「ちゃんと撮れているぜ。」
「じゃあ、そのカメラを渡してくれにゃー。」
浜面は土御門にカメラを渡した。
「おお、ちゃんと撮れているじゃないかにゃー。」
「命がけで撮ったんだから当たり前だろ。それでしk「土御門、浜面避けろ!!」!?」
「命がけで撮ったんだから当たり前だろ。それでしk「土御門、浜面避けろ!!」!?」
急に真夜の声が聞こえ、二人は何か飛んでくるものをすぐに避けたが。飛んできたものが光線だった。
そして、その光線を使える能力者で知り合いといえば一人しかいない。
そして、その光線を使える能力者で知り合いといえば一人しかいない。
「はーまづらぁ」
第二学区の閉鎖が解かれたとたん、麦野と滝壺が入ってきたのだ。
「よっ………アンドダッシュ!!」
すがすがしい程に現実逃避をする浜面、だが愛に飢えた麦野は許さない。
「待てよお!!浜面あああ!!嘘つきまくって電撃で縄を解くのはたいしたモンだけど、全部『麦野愛してる』が嘘ってどういうことだあ!?」
「うそでもむぎのを愛してるって言ったのは許さない……」
「うそでもむぎのを愛してるって言ったのは許さない……」
麦野が浜面に光線をまた放つが、その前に真夜が立ちはだかる。
そして、ご愁傷様。
そして、ご愁傷様。
「ぎゃぁぁぁああああああああああああ!!真夜がこげた!?」
「早くぅぅぅうううううううううううううううう!!医者ァァァあああああああああああああああああああああああ!!」
「オリキャラはさっさと消えろっつの」
「グハッ!!僕の繊細な心にとどめが!!」
「「真夜ァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」
「早くぅぅぅうううううううううううううううう!!医者ァァァあああああああああああああああああああああああ!!」
「オリキャラはさっさと消えろっつの」
「グハッ!!僕の繊細な心にとどめが!!」
「「真夜ァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」
こうして真夜は病院送りになり、しばらくホラーものが苦手になって情けなくなたりする。
こうして、浜面と麦野&滝壺の地獄の鬼ごっこが始まる。
こうして、浜面と麦野&滝壺の地獄の鬼ごっこが始まる。
「何で第四位が浜面追っかけてるのか良く分からんが余計な面倒増やしてくれたぜよ。井ノ原弟を病院に搬送するにしてもここからじゃ時間が……へっ?」
土御門が驚くのも無理は無い、麦野のレーザーで焼かれたはずの真夜の傷が見る見るうちに回復、あっという間に傷が消えたのだ。
意識はハッキリしてるものの、体のダメージは抜け切ってはおらずまともには動けないのだが。
意識はハッキリしてるものの、体のダメージは抜け切ってはおらずまともには動けないのだが。
「……ふうっ、気を失う前に自然治癒力を200、肉体耐久力を200まで引き上げたお陰で助かったぁ」
「おいおい……。井ノ原弟、お前さん本当に人間のカテゴリーから遠ざかってるぜよ……」
「うっ、それはさっきの言葉よりも傷付くな……。でも救急車は要らないからな、少し休んだら何とか歩けそうだし。でもゾンビ系はしばらく御免かな……」
「まっ、面倒ごとを減らしてくれたことには礼を言うぜよ。つーわけでお邪魔虫は退散するぜい♪」
「おいおい……。井ノ原弟、お前さん本当に人間のカテゴリーから遠ざかってるぜよ……」
「うっ、それはさっきの言葉よりも傷付くな……。でも救急車は要らないからな、少し休んだら何とか歩けそうだし。でもゾンビ系はしばらく御免かな……」
「まっ、面倒ごとを減らしてくれたことには礼を言うぜよ。つーわけでお邪魔虫は退散するぜい♪」
土御門はそう言いながら浜面から受け取ったカメラをニヤニヤと見ながら月夜の所へと向かった。
それから真夜を襲ったもの、それは真昼と赤音の涙の抱擁だった。
それから真夜を襲ったもの、それは真昼と赤音の涙の抱擁だった。
こちらは死闘を演じた一方通行とフィアンマ、二人は現在も上琴のいちゃつきを見させられてる最中だった。
「当麻、あんまり無茶しちゃダメだからね。確かに当麻のことは信じてるけどすっごくドキドキしたんだから」
「ゴメンな美琴。でもさ、俺はお前を残してなんか死なねーから安心しろって。愛する美琴を悲しませることはしない、そうだろ?」
「うん。じゃあねぇ、証拠見せて♪」
「勿論だぜ。何回でも何十回でも何百回でも美琴の気が済むまで」
「ゴメンな美琴。でもさ、俺はお前を残してなんか死なねーから安心しろって。愛する美琴を悲しませることはしない、そうだろ?」
「うん。じゃあねぇ、証拠見せて♪」
「勿論だぜ。何回でも何十回でも何百回でも美琴の気が済むまで」
そして証拠を見せてと言った美琴から膝枕してる当麻にキスをした、これで七回目ではあるが。
「ふむ、恋人を持つこともまた強さへと繋がるということか。俺様も当麻の女のような相手を見繕うのも悪くないかもな、ライバルとして」
「オイオイてめぇ正気かよ? まさかあの初春を恋人にしようってンじゃねェだろうな?」
「オイオイてめぇ正気かよ? まさかあの初春を恋人にしようってンじゃねェだろうな?」
一方通行は戦いが始まる前のフィアンマと初春のやり取りを思い出し、ありえないと言った表情でフィアンマを眺めた。
しかしフィアンマは「何を言ってるんだ?」と言った表情で一方通行を眺めながら答えた。
しかしフィアンマは「何を言ってるんだ?」と言った表情で一方通行を眺めながら答えた。
「馬鹿を言うな。初春はあくまで当麻のライバルとして求める相棒だ。あいつを俺様の女にする気は毛頭無い(成長次第では分からんがな)」
「ンだそりゃ……。じゃあてめェは他にモノにしたい女でも居るってのかよ?」
「まあ俺様の眼鏡に適った女が居ないわけではないからな。さしあたっては」
「おーいフィアンマ。お取り込み中悪いがなー、お前に客だ。どーやらお前を回収に来たよーだぞ」
「ンだそりゃ……。じゃあてめェは他にモノにしたい女でも居るってのかよ?」
「まあ俺様の眼鏡に適った女が居ないわけではないからな。さしあたっては」
「おーいフィアンマ。お取り込み中悪いがなー、お前に客だ。どーやらお前を回収に来たよーだぞ」
一方通行と他愛ない話をしてる所にキャーリサが割り込んできたことに少しだけ不快感を感じたフィアンマだが客人の存在に頭をひねる。
フィアンマは歩ける程度には回復していたので体を起こし、声をした方へと視線をやるとそこには、
フィアンマは歩ける程度には回復していたので体を起こし、声をした方へと視線をやるとそこには、
「久しぶりね。教皇の命令でアンタを迎えに来たわよ。帰るわよ、ローマに」
若干ではあるがこめかみを引くつかせながらも本人なりに愛想よくしている神の右席の一人、前方のヴェントだった。
内心でフィアンマは思っていた、帰りの飛行機代が浮いたな、と。
内心でフィアンマは思っていた、帰りの飛行機代が浮いたな、と。
「すまなかった。私達ローマ正教の歩く恥部がそちら側に迷惑をかけてしまったようで。後日、教皇の使いが詫びを入れに行くから心して欲しいワケ」
「こっちとしては詫びとか要らないんだがなー、けどまー、そっちの体裁もあるだろーからなー。分かった、母上に伝えておく」
「こっちとしては詫びとか要らないんだがなー、けどまー、そっちの体裁もあるだろーからなー。分かった、母上に伝えておく」
フィアンマを回収に来たヴェントはキャーリサに今回の件についての謝罪をしていたが、キャーリサがあまり気にしていない感じをしていたのは少しホッとしていた。
今回の件の中心人物はというと、暢気というかマイペースに別れの挨拶をしていた。
今回の件の中心人物はというと、暢気というかマイペースに別れの挨拶をしていた。
「当麻よ、またいずれお前へ挑戦しよう。それまで俺様以外の奴に負けるなよ、未来の大親友よ」
「今度は今回のような真似は絶対にすんなよ。そうしてくれたら俺はお前を少しは歓迎するし、挑戦だって受けるからさ。元気でな」
「うむ。それからアクタよ、お前は俺様に比肩するほどの強さを見せてくれた。またお前とも戦いたいと思う。構わんな?」
「上等だ、今度こそ返り討ちにしてやンぜ! てめェも次に会う時までに少しは強くなっとけよ、フィアンマ」
「今度は今回のような真似は絶対にすんなよ。そうしてくれたら俺はお前を少しは歓迎するし、挑戦だって受けるからさ。元気でな」
「うむ。それからアクタよ、お前は俺様に比肩するほどの強さを見せてくれた。またお前とも戦いたいと思う。構わんな?」
「上等だ、今度こそ返り討ちにしてやンぜ! てめェも次に会う時までに少しは強くなっとけよ、フィアンマ」
激闘を演じた当麻と一方通行との挨拶を済ませたフィアンマは神裂たちと一緒に居る初春の所へと向かった。
神裂たちは警戒を強めたが、初春だけは完全にフィアンマに慣れてしまったのか警戒せずに彼の所へと歩み寄る。
神裂たちは警戒を強めたが、初春だけは完全にフィアンマに慣れてしまったのか警戒せずに彼の所へと歩み寄る。
「フィアンマさん、帰るんですね」
「まあな。ローマ正教でどんな扱いが待ってるか分からんが、それでも今日のような楽しい一日をまた味わう為には必要なことだ。初春も達者でな」
「まあな。ローマ正教でどんな扱いが待ってるか分からんが、それでも今日のような楽しい一日をまた味わう為には必要なことだ。初春も達者でな」
その際、初春とフィアンマはお互いの携帯番号、メルアドを交換したことにその場に居る魔術の事情を知っている者全員が驚いていた。
初春にとっては変わった知り合い、フィアンマにとっては変わった友人&相棒(まだOKは貰っていない)の認識しか持ち合わせていない。
そしてここでの用事を全て終えたフィアンマはヴェントと共に学園都市を後にするのだった。
初春にとっては変わった知り合い、フィアンマにとっては変わった友人&相棒(まだOKは貰っていない)の認識しか持ち合わせていない。
そしてここでの用事を全て終えたフィアンマはヴェントと共に学園都市を後にするのだった。
「しかしアンタも丸くなったわね。どうゆう風の吹き回しなワケ?」
「別に俺様は丸くなったわけではない、ただ物事の捉え方を変えただけだ」
「別に俺様は丸くなったわけではない、ただ物事の捉え方を変えただけだ」