舞台は再び上琴新居二号、当麻と青ピ、目が合った二人の間に微妙な空気が流れていた。
「……カミやん、今何をしようとしたんや?」
「……いやーさっきまで気絶していたもんだから起きようと思って……」
「……じゃあ、何で両手は御坂はんの腕を掴んでいるんや?」
「これはその……」
「……いやーさっきまで気絶していたもんだから起きようと思って……」
「……じゃあ、何で両手は御坂はんの腕を掴んでいるんや?」
「これはその……」
当麻は反論が出来なかった。
「もしかして、あの名言を取り消すと言うわけじゃあるまいな。」
「す、すみませんでした!!」
「す、すみませんでした!!」
上条はあの名言を言った事がみんなにばれているので土下座までして青ピ謝った。
「まぁ、今回は見逃してやるけどな、次こんなことやったらただじゃ済まないと思うんやな。」
「分かってます。」
「とりあえず、そんなことは良いからちょっと一緒に来て欲しいのや。」
「ん?一体どうしたんだ?」
「分かってます。」
「とりあえず、そんなことは良いからちょっと一緒に来て欲しいのや。」
「ん?一体どうしたんだ?」
当麻は何があったのか気になった。
「いやーちょっと佐天はんがどこに居るのか分からなくなってメインコンピュータールームで探しても見つからなかったんや。」
「「え!?涙子が居なくなったの!?」」
「「え!?涙子が居なくなったの!?」」
いつの間にか美琴は元に戻っていた。
「そうなんや。だから一緒に探して欲しいのや。」
「「分かった。」」
「「分かった。」」
ということで上琴も佐天を探すことにした。
一方、当の本人の佐天はというと…
「はー、いい湯だな。」
佐天はアミューズメントがある階のもう一つ下の階にあった大浴場に居た。
「にしても、アミューズメントの下の階がさらにあるとは…」
佐天がどうやってここに来たかというと…
佐天は停電の時に、どこを歩いているか分からず。壁を頼りに歩いていたら、見た目は気づかないが回転する壁がありそこから大浴場につながる階段があったのだ。
ちなみに、そのお湯は天然温泉だったりする。
佐天は停電の時に、どこを歩いているか分からず。壁を頼りに歩いていたら、見た目は気づかないが回転する壁がありそこから大浴場につながる階段があったのだ。
ちなみに、そのお湯は天然温泉だったりする。
「さて、多分みんなは私を探しているから、そろそろ出ますか。」
というと佐天は大浴場から出て、服を着てから地下1階に上がった。
その頃、当麻達の様子を青ピに見に行かせた黒子、絹旗、建宮は引き続き佐天の捜索に当たっていた。
「まったく佐天さんったらフラフラと出歩くだなんて。停電時には無闇に移動するのは危険だというのに……」
「それにしても電気が復旧して良かったのよ。そうじゃなかったらわしらもあのままだったからな。それより白井、お前さんの能力で佐天の居る場所に移動できないのか?」
「無理ですわよ。私の『空間移動』にそのような便利機能はありませんもの。地道にこの広い地下室を探すしかありませんわ」
「それにしても電気が復旧して良かったのよ。そうじゃなかったらわしらもあのままだったからな。それより白井、お前さんの能力で佐天の居る場所に移動できないのか?」
「無理ですわよ。私の『空間移動』にそのような便利機能はありませんもの。地道にこの広い地下室を探すしかありませんわ」
上琴新居二号の地下室の広さは相当なもので、未だに佐天を見つけられずにいた。
歩き疲れてお腹が空いた絹旗は、持っていたチョコを何の気もなしに食べた、初春が作ったチョコを。
歩き疲れてお腹が空いた絹旗は、持っていたチョコを何の気もなしに食べた、初春が作ったチョコを。
「おー、飾利のチョコ、見た目は超普通ですけど味は中々でした♪ 建宮にあげるには勿体ない一品です」
「待てえええええええええええええっ!!! 絹旗お前さん、飾利姫からわしへのチョコを食べやがったのかあああああっ! 返せ! 今すぐ返んぐっ!」
「超やかましいですよ建宮。飾利のチョコを食べたことはこの通り、超謝りますから。それよりも口に放り込んだ私の火薬チョコ、超味わいなさい」
「待てえええええええええええええっ!!! 絹旗お前さん、飾利姫からわしへのチョコを食べやがったのかあああああっ! 返せ! 今すぐ返んぐっ!」
「超やかましいですよ建宮。飾利のチョコを食べたことはこの通り、超謝りますから。それよりも口に放り込んだ私の火薬チョコ、超味わいなさい」
もの凄い形相で迫る建宮を絹旗が怖がるわけも無く、暑苦しいと感じながらも多少の罪悪感を抱きつつも自分の作った火薬チョコを彼の口に入れた。
建宮は口に広がる甘さに油断し、火薬チョコを噛むと“ボンッ!!”という音を出し、口から煙を吐き出しながら意識を失った。
建宮は口に広がる甘さに油断し、火薬チョコを噛むと“ボンッ!!”という音を出し、口から煙を吐き出しながら意識を失った。
「さすがは最新型の学園都市特製火薬、超素晴らしいです。歯も砕けず口内の火傷も無い、衝撃だけを生かす、まさに私の超理想通りです!」
「ちょっとお待ちなさい! 絹旗さん、あなた一体どうゆうチョコをお作りになったんですの! どうして建宮さんの口から火薬の匂いがするんですか!」
「ですから私の超作ったチョコが火薬を入れたチョコだからですよ。超心配無用です、命に別状は無い仕様になってますから」
「ちょっとお待ちなさい! 絹旗さん、あなた一体どうゆうチョコをお作りになったんですの! どうして建宮さんの口から火薬の匂いがするんですか!」
「ですから私の超作ったチョコが火薬を入れたチョコだからですよ。超心配無用です、命に別状は無い仕様になってますから」
口から煙を吐き出しながら気絶した建宮を見て黒子は心の底から目の前の大人に同情した。
そこへ火薬の匂いを嗅ぎ付けた佐天が姿を見せる。
そこへ火薬の匂いを嗅ぎ付けた佐天が姿を見せる。
「何で地下室で火薬の匂いが……あっ最愛に白井さん! 良かったー、合流できて。……で、何で建宮が気絶してるの?」
迷子の佐天と合流を果たした佐天捜索一行だが、黒子だけは建宮の状況説明をどうしたらいいのか迷っていた。
その頃、上琴新居二号に到着したのは初春一行ではなく、土御門一行だった。
理由は簡単、土白にいじられるのが嫌でダッシュで上琴新居二号に向かったインデックスとステイルのお陰である。
理由は簡単、土白にいじられるのが嫌でダッシュで上琴新居二号に向かったインデックスとステイルのお陰である。
「ぜぇぜぇ、お前ら俺と月夜にいじられるのが嫌だからって全力疾走で走らなくても良いだろうにゃー!!」
「だってもとはるとつきよが私たちをいじるのがいけないんだよ。」
「そうだ。君達が僕達をいじらなければ走る必要もなかったのに。」
「っていうか、あんなに走ったのになんで二人は息切れしてないの?まあ、私は能力で飛んでたから息切れなんてしなかったけど。」
「だってもとはるとつきよが私たちをいじるのがいけないんだよ。」
「そうだ。君達が僕達をいじらなければ走る必要もなかったのに。」
「っていうか、あんなに走ったのになんで二人は息切れしてないの?まあ、私は能力で飛んでたから息切れなんてしなかったけど。」
そう、この場で息切れを起こしているのは土御門だけで、月夜は氷の翼を使っていたから分かるが、インデックスとステイルもなぜか息切れを起こしていないのだ。
「とりあえず着いたんだから中に入ろうよ。」
「そうだね。元春、そんなところで休んでないで中に入るよ。」
「ちょっと待ってくれぜよ。俺を休ませてくれにゃー。」
「なら、中で休めば良いじゃない。ほら入る入る。」
「そうだね。元春、そんなところで休んでないで中に入るよ。」
「ちょっと待ってくれぜよ。俺を休ませてくれにゃー。」
「なら、中で休めば良いじゃない。ほら入る入る。」
月夜がそういうと4人は中に入った。(土御門は月夜に押してもらいながら。)
その頃、黒子、佐天、絹旗、気絶している建宮はというと…
「それで、涙子は超どこにに居たんですか?『メインコンピュータルーム』から探しても超見つからなかったので。」
絹旗は佐天がどこに居たのか聞き出していた。
ちなみに先ほどまで黒子は建宮が気絶している事をどう説明しようかと思っていたが、佐天が『建宮が気絶している理由はなんとなく分かりますので別に言わなくて良いですよ。』っと言われたので黒子は説明してないのだ。
また黒子は佐天の建宮が気絶しているのに平然としていたので『なぜ、二人は建宮さんが気絶しているのに平然としているのですか!?』とか言ってたが二人は無視して、先ほどの絹旗の言葉にまわってくるのだ。
ちなみに先ほどまで黒子は建宮が気絶している事をどう説明しようかと思っていたが、佐天が『建宮が気絶している理由はなんとなく分かりますので別に言わなくて良いですよ。』っと言われたので黒子は説明してないのだ。
また黒子は佐天の建宮が気絶しているのに平然としていたので『なぜ、二人は建宮さんが気絶しているのに平然としているのですか!?』とか言ってたが二人は無視して、先ほどの絹旗の言葉にまわってくるのだ。
「そりゃそうだよ。だってさっきまでこの階に居なかったもん。」
「え!?じゃあ一階に戻ったのですの?」
「戻ってないよ。」
「じゃあ超どこに居たのですか!?」
「え!?じゃあ一階に戻ったのですの?」
「戻ってないよ。」
「じゃあ超どこに居たのですか!?」
黒子と絹旗がどこに居たのか聞いてきたので、答える事にした。
「え、この下にある大浴場に居たけど。」
「「…………………………………………………………はい?」」
「だから、この下にある大浴場に居たって言ってるじゃん。」
「「………………………………」」
「「…………………………………………………………はい?」」
「だから、この下にある大浴場に居たって言ってるじゃん。」
「「………………………………」」
黒子と絹旗は理解ができなく、無言になった。
そして数秒後、二人はやっと理解した。
そして数秒後、二人はやっと理解した。
「「って、ええええええええええええええええええええええ!?」」
二人はものすごく驚いていた。
「ちょっと待ってください!!これより下の階が超あったのですか!?」
「それに、下の階があるならすぐに分かると思いますけど。」
「しかも下の階に超あるのは大浴場ですって!!まったく持ってこの家が超訳分からなくなってきたですけど!!」
「一体この家は何なんですの!?」
「とりあえず最愛も白井さんも落ち着いて!!」
「それに、下の階があるならすぐに分かると思いますけど。」
「しかも下の階に超あるのは大浴場ですって!!まったく持ってこの家が超訳分からなくなってきたですけど!!」
「一体この家は何なんですの!?」
「とりあえず最愛も白井さんも落ち着いて!!」
黒子と絹旗がいっぺんに言ってきたので佐天は答えられず、とりあえず二人を落ち着かせたのだ。
数秒後、二人はやっと落ち着いてきた。
数秒後、二人はやっと落ち着いてきた。
「で、一体その階段はどこにあったのですの?」
「『ゲームルーム』の壁の一箇所が回転するようになっていて、そこから下の階に行けましたよ。」
「それは超どの辺にあったんですか?」
「それは口で言うよりその場所に行った方が早そうだから、そこに行きましょうか?」
「そうですわね。ところで、建宮さんはどうします?」
「「そこに置いて置けば(超)良いんじゃない?」」
「なぜそこで二人ともはもるんですか!?」
「『ゲームルーム』の壁の一箇所が回転するようになっていて、そこから下の階に行けましたよ。」
「それは超どの辺にあったんですか?」
「それは口で言うよりその場所に行った方が早そうだから、そこに行きましょうか?」
「そうですわね。ところで、建宮さんはどうします?」
「「そこに置いて置けば(超)良いんじゃない?」」
「なぜそこで二人ともはもるんですか!?」
黒子は建宮のことが可哀想と思ったが、二人がそういうので仕方なく建宮を置いてって『ゲームルーム』に向かった。